戦女神~転生せし凶腕の魔神   作:暁の魔

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休みって、素晴らしいですね。
久しぶりの二連休です。というか休日自体が久しぶりです。休日出勤がキツイ……!!
まあその分、休日手当で給料が増えるからいいけどね!!

それとこの前、某獣殿が主人公で、名前が魔神メフィストフェレスだという設定の二次創作を……書いている夢を見ました。アレは一体何だったのか。
あ、書きませんよ? Dies iraeをプレイした事が無いので。したとしても設定が難しすぎて書けないと思うので。それにこれ以上書くのは無理だと思うので。
……誰か書いてくれないかなぁ。 壁|ω・`)チラ

長文失礼しました。それでは、どうぞ。



―死闘の決着―

 

 

「ゼアノス……お前は、深稜の楔魔だったのだな」

 

「『深稜の楔魔には注意しろ』と言っていた当人が……」

 

「まあ、あの時は言ってなかったがその通りだ。にしても一瞬とはいえ、意識が飛んだぞ。死ぬかと思った」

 

どことなく悲哀の感情の籠った声でセリカが問い、エクリアも驚きを口にして、ゼアノスはいつもと変わらぬ雰囲気で何気なく答える。

そして、ゼアノスの事で最も複雑な思いを胸に抱いている人物が、一歩前に出る。

 

「この事態を、凶腕はどう捉えているのですか? 深稜の楔魔としてであっても、貴方の行動は現神と凶腕の『約束』に、大きく関わってしまいます」

 

ルナ=クリアの言葉を聞いて、ゼアノスはニヤリと笑う。ゼアノスからしたら、自身は宮殿の所有者で、侵入者を排除するだけなのだから。だが全身が傷だらけで大量に出血しているゼアノスが笑った事で、数人が引き攣る。それほどに不気味だった。

 

ふと、ゼアノスは背後を見た。戦闘の余波で崩れたのか、宮殿の壁が大きく空いている。そこからは外の景色が一望でき、いつの間にか夜になっていたのか、月が出ていた。

かつてゼアノスが、イオやリューシオンの力を借りて創り上げた【黄色の月】だ。

※【戦力強化、むしろ増加】を参照。

 

「なあ、お前ら。月は各々で、何かしらの祝福を与えるってことは知ってるよな?」

 

「無論だ。赤き月は獣人族に力を与え、さらには種族・信仰関係なく性魔術での恩恵を受ける事が出来る。青き月は穢れを浄化させる祝福を与え、死者に安らぎを与えることで不死者や霊体を鎮める事が出来る。呪いを解くことも可能だ」

 

ルナ=クリアの言葉を丸っきり無視したゼアノスの突拍子の無い質問にリウイが答えるが、この知識はラウルバーシュ大陸で生きている者ならば、ほとんどが知っている常識だ。だが、逆に言えばこれしか知らない。赤と青の月は誰もが知っているが、この世界(ディル=リフィーナ)には他にも月がある。

 

それは、闇の月と鏡の月。それぞれアルタヌーとナフカスという現神が司っているらしいが、ラウルバーシュ大陸にはこの二つの月は見る事が出来ないので、どのような祝福を(もたら)すのか、どんな月なのかすら、知る者はいない。

そしてゼアノスが創った『黄色の月』は、ラウルバーシュ大陸で見ることはできるが、誰もその祝福の効果を知らない。研究している者も数多くいるが、解明には至っていない。

 

「なら、さ。この『黄色の月』が齎す祝福はどうだ? 説明できるか?」

 

「知らん、が……貴様はどうなのだ。説明できるとでも?」

 

自分の後ろにある月を指で示すゼアノスに、リウイはせめてもの反攻として答えが確定している質問をする。あの月の謎は誰も知らない。だから答えられる訳がないのだ。

 

ただし。

創った本人以外は、という言葉が付加される。

 

「ああ、知っているとも」

 

「何だとっ!?」

 

だからこそゼアノスは知っており、一同は驚きを隠せない。

教えてやる。そう不敵にゼアノスは笑って背を向けて、黄色の月を正面にして見上げながら両手を掲げた。

 

「次があるのなら気を付けろ。この月の祝福は……」

 

――――――古神勢力の、自己選択での狂戦士化だ。

 

「――――っ!?」

 

「感じるか? 月の力を……!」

 

瞬間、ゼアノスから莫大な魔力と闘気が溢れ出る。俗に【高揚】と言われる状態異常の一つであり、一切の防御能力を失う代わりに異常なまでの攻撃能力を得ることができる、主に狂戦士が自ら進んで成る状態だ。

 

「オオオオォォォォォォォッ!!」

 

月の光を身に纏ったゼアノスが空中に浮かび、咆哮が波動となって周囲を襲う。

 

「全テ消エ去レッ!!」

 

理性を欠片ほどしか感じられない瞳になったゼアノスは、セリカが今まで見てきたゼアノスの剣の扱い方とはまるで異なり、荒々しく豪快に剣を振り下ろしている。

 

走りながら剣を何度も振り下ろして敵対者へと向かうゼアノスに、この場の全員は防御よりも回避を選んだ。何せゼアノスが剣を振り下ろして床に当たる毎に、小規模ながら衝撃波が爆発を起こしているのだ。

剣を振って衝撃波や斬撃を飛ばすことは、彼らにとっては見慣れた光景だ。だがそれが爆発を起こすなんて、見た事がなかった。

 

「ザアァッ!!」

 

「チィッ!」

 

「危なっ!」

 

獣の如き咆哮を上げながら突進斬りをするゼアノスを、リウイとカーリアンが何とか避ける。速すぎて(かす)ってしまったリウイは舌打ちをするが、これで終わりではなかった。突進した後の軌跡とゼアノスを中心に、四方に斬撃の余波が散ったのだ。

 

「まずいっ!」

 

余波とはいえ、爆発を起こすほどの斬撃の余波だ。食らえばタダでは済まない。最悪の場合、細切れになる可能性もある。そう判断したハイシェラは叫んだが、避けられずに当たってしまった者がいた。

 

イリーナだ。

 

「――――っ!」

 

「イリーナ!?」

 

「イリーナアァッ!!」

 

声にならない悲鳴を上げるイリーナに、エクリアとリウイが叫ぶ。当たる直前に防護の魔術を使っていたらしく、死ぬほどの怪我はしていない。だがそれでも、重症である事に変わりはなかった。

 

「き、貴様……! よくもイリーナを!」

 

最初にエクリアが慌ててイリーナの近くへ走り、回復の魔術が使えるペテレーネとテトリが我に返ってからエクリアの後に続き、リウイは激昂してゼアノスを睨みつける。イリーナの下へ行かなかったのは、自分がそこへ行っても何もできないと分かったからだろう。それに、あの場所にあれ以上の数が増えれば、むしろ治療の邪魔になる。そう判断できたからだ。

 

「ん? あー、まさかイリーナ姫に当たっちゃった? 彼女を狙うつもりはなかったんだけどなあ……」

 

まるで悪びれた様子が見えないゼアノスだが、あの状態のときは理性なんて欠片程度にしか残っていないので、実は内心では結構気にしていた。様々な事情からイリーナを殺める気は本当にないので、あれで死んでしまったら元も子もない。

 

なら何で狂戦士化したし、という疑問の答えは単純。そうでもしないと、今のゼアノスではセリカ達にボロ負けするからだ。ついでに、大暴れしたいという欲求があったから。

 

だがその内心を知る由もない彼女等からしてみれば、その態度と言葉は堪忍袋の緒を切るのに、必要以上の役目を果たしていた。

 

― アウエラの裁き ―

 

― フェヒテンケニヒ ―

 

エクリアの物質破壊球魔術とリウイの高速突きが、開き直って再び狂戦士と化すために、黄色い月に手を掲げているゼアノスを襲う。

―――が、怒りで威力が上がってもコントロールしきれていない魔術と技では、ゼアノスを倒すどころか、傷つけることすら到底不可能だ。

 

― エル=アウエラ ―

 

一秒程度で既に【高揚】状態になっていたゼアノスは、先程ハイシェラも使った純粋爆発の魔術を放つ。状態異常の【高揚】は物理的だけでなく、魔術的な意味でも多大なパワーアップ(攻撃力)とパワーダウン(防御力)を得るので、ゼアノスのこの魔術は通常時よりも遥かに高威力となっており、エクリアとリウイの術と技を相殺どころか掻き消して、近接技を放っていたリウイは吹き飛ばされ、ダメージを受けてしまった。

 

「リウイ!」

 

「陛下!」

 

「ご主人様!」

 

メンフィルの精鋭達の叫び声が、リウイの身体が重傷だと、周囲に嫌でも察知させてしまう。いくら魔神の血が混じっている半魔人だとしても、狂戦士と化したゼアノスの魔術を受けて無事であるはずが無く、しばらくは動けそうにない。

 

メンフィル組はそのことに呆気を取られて動けなかったが、まだ冷静に行動に移していた者達がいた。セリカとハイシェラだ。エクリアも吹き飛ばされていたらどうなっていたか分からないが、魔術を発した隙を逃さずに属性を付加した飛燕剣を振るった。

 

― 雷光紅燐剣 ―

 

― 地龍紅燐剣 ―

 

電気属性と地脈属性を纏う無数の剣圧がゼアノスに向かうが、狙ったのか偶然なのか、彼もまた属性を付加した飛燕剣を放っていた。

 

― 闇界紅燐剣 ―

 

暗黒属性を込めた紅燐剣が放たれるが、いくら今のゼアノスとはいえ、相手は神殺しと地の魔神。規格外の力を持つ二人の技に対抗できるはずもなく、少し拮抗しただけで終わってしまう。

 

「ぐうっ!」

 

もうお忘れかもしれないが、ゼアノスはドラゴン形態でサブナクと戦い、まともに休んでいないままにセリカ達と戦い、そして現在に至る。実質、今は三連戦目なのだ。特に二回戦目は理由があったにせよ、全身に攻撃を受けて気絶するまでのダメージを受けたのだ。その状態で、更には【高揚】の副作用で防御力が著しく低下しているゼアノスにとって、二種類の【紅燐剣】は過剰攻撃だった。

 

どれほど過剰な攻撃なのかと言うと、魔神ラテンニールが一般人に本気の一撃を食らわせるくらい。なのだが。

 

「ガアアアアアアアッ!!!」

 

理性を失い、痛覚すら残らない状態であるゼアノスは、まだ倒れない。攻撃を受けながらも双剣を振り回し、自分目掛けて飛んで来る魔術や剣撃を斬り刻みながら突撃している。

 

その様は圧巻の一言に尽きるが、そんなゼアノスを見たハイシェラは呟いた。

 

「ゼアノスめ。何だの、あの無様な姿は……!」

 

その戦い方は、ハイシェラの(好敵手的な意味で)好きなゼアノスではなかった。

ヘラヘラと笑いながらも転移や暗黒・純粋魔術、飛燕剣を使ったトリッキーな戦術で、正直言ってハイシェラの好きな戦い方ではない。だが、ゼアノス自身の性格が素直に出ていたのだ。それには好感が持てた。

 

だが、今のコレは何だ?

その度合いは桁外れだが、戦い方自体は人間の狂戦士と変わりの無い、まさしく詰まらない戦い方だ。たしかにゼアノスは強くなっているのだろう。だが。

 

「今のお前には、負ける気がしない」

 

ハイシェラが思った事と全く同じ言葉を、セリカが言い放つ。

何もかもを破壊しつくしてしまいそうな程に破滅的な、しかし荒々しいゼアノスの剣撃を、セリカは流れるような動きで受け流す。

元より飛燕剣は『柔』の剣。いくら狂化した魔神の力で振るわれたのだとしても、理性なき剛剣は容易く流される。千年近くの永い時を戦い続けてきたセリカにとっては、簡単なことだった。

 

次第に、戦況の優劣が逆転していく。圧倒的な破壊力を振り回すゼアノスが、セリカやハイシェラにルナ=クリアといった歴戦の面々によって、傷を増やしていく。肉体的損傷で必然的に弱々しくなり、更に――

 

― 北斗斬り ―

 

― 暗礁電撃剣 ―

 

― 神極聖光剣 ―

 

― ティルワンの闇界 ―

 

カーリアンの連撃が、ファーミシルスの連接剣が、シルフィアの聖剣が、ペテレーネの暗黒魔術が同時に放たれる。リウイとイリーナの応急処置程度でしかない治療を何とか終わらせ、怒りによって威力の上がった技を惜しみなく繰り出したのだ。

だがそれらすらも、ゼアノスは斬り捨てる。威力が上がったとはいえ、魔神であるゼアノスからしてみれば中途半端な技や術は、足止めにしかならない。

 

「――そこだッ!」

 

だが、セリカにとってはそれで充分だった。

煌めく白銀の一閃が、ゼアノスの右腕に命中し、右腕と右肩が別れる。次いでルナ=クリアとハイシェラが練りに練った魔力で発動した魔術が襲う。

 

― ティアクラーナ ―

 

― ベーセ=ファセト ―

 

それぞれが最上級の神聖魔術と地脈魔術であり、二人が放てる最強の魔術でもあった。

片腕を斬り飛ばされたゼアノスがそれを防ぐ手立てはなく、魔術の波に呑まれていった。

 

 

 

―――――――――――――●

 

 

 

意識が戻ったら腕が片方しかなくて、しかも全身が死にそうなくらいに痛い。

やばいな、これ死ぬんじゃね? いや、死ぬなこれ。ちょっとしたちょっかいのつもりが、遊びすぎた結果がコレか。笑えねぇ。

 

さて、現状確認でもするか。

俺の身体は……うん、やっぱり片腕だ。右腕がない、というかちょい離れた所に落ちてる。あと俺は地面に仰向けで倒れてる状態か。

 

―――と、そんな思考する俺の胸元に、誰かが鋭い剣の切っ先を突き出しているのが見えた。魔神は神核を壊せば死ぬので、それを狙っているのだろう。剣を構えているのは、俺ほどではないがかなりの重傷の……リウイだ。(アザ)が見えてキツそうに見えるイリーナと、互いを支え合って立っているようだ。

まさしく夫婦らしい、良い光景だ。少し妬ましい。

 

「まだ生きているな? 今、止めを刺してやる」

 

言葉が終わると同時に剣を引いて、迷いなく突いてくるリウイ。ふと、セリカやハイシェラが微妙な表情をしているのが見える。長い付き合いだから、何かを想ってくれているのかもしれない。そうだったとしたら嬉しい。

 

リウイの剣が俺の胸を貫く直前に、付近の空間を歪ませる。それにより剣は宮殿の床に当たり、酷い金属音が響く。

 

そういえば、ここって建物の中なんだよな……今までの戦闘でよく壊れなかったな。流石は魔王の宮殿だ、とでも言うべきか。

 

ガキィィン! という高い音と、予想していたものと違う感触に、リウイは驚く。その隙をついて俺は、

 

「ふんッ!」

 

立ち上がり、残っている左手でリウイを殴り飛ばした。

イリーナには当たらずに、リウイだけが吹き飛ぶ。だがリウイという支えを失ったイリーナも倒れる。

 

「リウイ!」

 

「イリーナ!」

 

離れていたのか、少々奥にいる面々から悲鳴が上がる。殴り飛ばされたリウイはともかく、俺の近くに倒れてしまったイリーナへの声が、絶望で満ちている。

イリーナも恐怖の表情で俺を見上げるが……俺は無視して懐からある物を取り出し、セリカに投げる。

 

「これは……ッ!」

 

受け取ったセリカは不思議そうな顔で見て来るが、直後に少し目を見開いた。俺の全身から、魔力がポツポツと湧き出しているからだ。

ドラゴン形態の時は意図して行っていたが、これは完全に意識の外だ。確かに神核を壊せば魔神は死ぬが、身体と魔力が限界を越えても死んでしまう。まさしく、今の俺がその状態だ。

 

「俺を倒した褒美だよ、セリカ。お前が真の危機に陥った際に、助けるようにと伝えた。本当に危ない時に限るが、ある程度は言う事も聞いてくれるだろう」

 

渡したのは、二つの召喚石。つい最近使い魔になったやつらだ。どちらもセリカに強い興味を持っているので、ヤバい時にはセリカを助けるという条件を付けて、共に行動できるようにしてあげたのだ。

だから、『理性を無くして戦うとは、あいつが死んだらどうする!!』と、二人の内の一人に怒られた。

 

……理性を失った俺がセリカを殺してしまうかもしれない可能性なんて、全く考えてませんでした。すぐには負けたくないってのと、セリカと戦ってみたいという欲求で一杯でした。

 

「あと最後に殴って悪かったね、リウイ・マーシルン。セリカに今のを渡す為に、あの時に死ぬ訳にはいかなかったんだよ」

 

「……ふん。謝る割に、神殺しとは違って褒美も謝礼もないようだな」

 

強がりも含んでいるのだろうけど、皮肉気味にそう言うリウイ。

 

「そうだな……なら今回の事であの前借りを打ち消させてもらう。これで貸し借りゼロだ」

 

「前借り、だと?」

 

何の事だか分からないという表情をする、リウイを初めとするメンフィル国の精鋭達。イリーナも、俺が彼女に害する気が無いと分かったのか、既に自力でリウイのもとへ駆け寄っている。

 

そんな彼らに、笑って俺は言ってやる。

 

「メンフィル国の戦力と士気を上昇させてやったんだよ。リウイとイリーナの関係を中心にメンフィルのことを、魔神グラザを好いていたゼフィラに教えてやったんだから」

 

「っ! あれは貴様の仕業か!」

 

そう言って今にも飛びかかって……来たリウイの目の前に、歪みの回廊を展開させて回避させてもらった。憎々しげに睨めつけて来るリウイから、俺は笑いながら視線を外し、セリカを見やる。もう、この身体はもたないだろう。既に、様々な個所が消えている。早く言わなければ。

 

「そいつらは、お前が本当に危ない時にしか力を貸さないだろう。だがそれは、逆に言えばその危機を乗り越える事の出来る力の持ち主という訳だ。だから精々、愛想を尽かされないように気をつけな」

 

「ゼアノス、御主は何故……」

 

そんなことをするのか。と続けようとしていたのだろうが、そのハイシェラの言葉は途中で途切れた。俺の身体の一部が霧散してしまったからだ。

 

「何故と聞かれたら答えは……二つあるな。一つは、友人との約束のため。そしてもう一つは……セリカも、俺の数少ない友人だからな。出来れば死なないでほしいんだよ。今日は魔神の本能に従いすぎて、本気で不味いと思ったけどな」

 

ケラケラと、前から変わらない笑みを浮かべる。俺の言葉にルナ=クリアが何かを言いたそうな顔をしているが、まあ聞くのも答えるのも無理だろう。

 

「じゃあな、お前ら。取り敢えず……俺の撃破、おめでとう」

 

言い終わると同時に、身体中の全ての魔力が散っていくのを感じた。

 

 





誤字脱字ありましたら、よろしくおねがいします。
感想もお願いします。あれ、結構やる気が出るので。

>狂戦士ゼアノス
戦い方は、【王国心Ⅱ】の某7番が参考です。リューシオンやイオを出してから、ずっと出したかった戦法です。なろう時代から考えてました。
ただし一瞬でチャージ完了します。魔術も使います。攻撃力はフルパワーの某5番並みです。
その代わりに、防御力は物理・魔術共に紙以下です。

>セリカに渡した二つの召喚石
>つい最近使い魔になった
一体何者なのでしょうか……?

Q:なんで狂戦士化した?
A:そうでもしないと瞬殺されると思ったから。あと、ノリで。
この時のゼアノスは、既に全身傷だらけです。理性をなくしでもしないと、まともに戦闘はできない。そう思ったからです。

Q:ゼアノス死んだ?
A:死にました。

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