戦女神~転生せし凶腕の魔神   作:暁の魔

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コンプリートガイドブックを参照にしていますが、所々作者の独自解釈が入っています。
「いやここは違うだろ」と思った方は、是非教えてください。
他にも付け足して欲しいことがあれば、それも教えてくれれば、そして作者が書ける事だったら書きます。

誤字・脱字報告もお願いします。



作品の世界観

 

【ディル=リフィーナ】

古代魔法語で「二つの回廊の終わり」を意味する、「戦女神」「幻燐の姫将軍」シリーズや、他の作品での世界そのものを指す。ここで出てくる” 二つの回廊”とは、現神の世界と古神の世界のことである。

太古に人間が創り出した女神(機工女神)によって世界が融合し始め、後の三神戦争に勝利した現神が支配者となり、人間族や亜人間達を導いた。

 

【ネイ=ステリナ】

古代魔法語で「現神の世界」という意味。

三神戦争後に新世界(ディル=リフィーナ)が創生される以前に、現神達によって支配していたとされる世界のこと。現神勢力やエルフ族からは単に「旧大陸」とも呼ばれていた。

ネイ=ステリナは完全に現神の意向で創生されるため、エルフの神ルリエンの勢力は森で占められるなど、はっきりと分かれていた。

 

【イアス=ステリナ】

古代魔法語で「古神の世界」もしくは「先史文明期」という意味。

三神戦争後に新世界(ディル=リフィーナ)が創生される以前に、古神達によって支配していたとされる世界。人間族を支配していたはずの神々は既に影響力が薄れ、当初は人間族の意思が大きく反映されていた鋼鉄の土地であり、稀に遺物が発見されることから「先史文明期」という言葉が広く知られている

 

【先史文明期・女神の微笑】

そもそも、神々の最終戦争である三神戦争を引き起こした原因は人間族にあった。

「戦女神」シリーズ等に登場する人間族は、魔術と神への信仰に頼る中世的な社会構造をしているが、先史文明期までは、天空高くまで船が浮かぶような技術発達があった時代だと言われている。今では現神を信仰している人間族にとっては既に御伽話としてでしか伝わっていない内容となっているが、信仰を忘れ「奇跡」と言う名の機工女神を崇めていた時代が存在した。

 

【現神】

元々はネイ=ステリナを支配していた神々の通称。

エルフやトロウルなどの亜人間と呼ばれる者を創り出した神々。信仰によって力を得るため、信仰が少なければ必然的に劣ってゆく。三神戦争に勝利して人間族を支配しているので、今では人間族にも信仰されている。

舞台である「ラウルバーシュ大陸」には地方神でもない限り直接関わることができないなど、一部制限がある模様。「神骨の大陸」と言われる大陸にいる……らしい。

主に「神」というのは、現神のことを指している。

 

【古神】

元々はイアス=ステリナを支配していた神々の通称。

人間族が信仰していた神々のことで、人間や天使、悪魔を創ったとされる、天使曰く「父」もこれに分類される。他にはオリンポスやギリシャの神も該当する。

かつて人間族が神々への信仰を忘れた為に、現神と同じく信仰によって力を得る神々は弱体化しており、更には戦争中に信仰対象を古神から現神へと変えたため、力が出せずに敗北。殺されたり、封印されたりと、散々な目に合っている。

敗戦したのは人間族が裏切ったからだと考える者も多く、事柄から逃れた古神や、その子孫の多くは人間族を憎んでいる。

現在では、一般的には古神は邪神だと伝えられている。それでもなお交流を取ろうとする者が偶にいるが、「邪神の使い」「異端者」認定され、追われたり殺されたりする。

 

【機工女神】

人間族が創り出した、「豊穣」を司る機械の女神の通称。先史文明期に存在した。

どんな理由があろうとも、生き物を殺すことができない。どんな機械であろうと融合でき、どんな物であっても、「物」同士で融合させることができるという能力を持っている。この能力により、イアス=ステリナは当時自然が少なく、ネイ=ステリナという自然が溢れる世界を見つけた女神は、ネイ=ステリナとイアス=ステリナを融合させ、戦争が起きてしまった。

機工女神に似たもので、「機工戦姫」と言われる鎧がある。

 

【三神戦争】

人間と神、また本来は相容れない二つの世界が融合したことによって起きた神々の戦争のこと。人間を支配する世界の古神と、エルフや獣人達を護ってきた世界の現神、そして世界をよりよい方向へ導こうとした機工女神達による三つ巴の戦いとなった。最終的に勝利を収めたのは現神勢力。この戦争後に、現神が人間族を支配する時代に移行する。

 

【ラウルバーシュ大陸】

二つの回廊の終わり(ディル=リフィーナ)にて形成された二番目に大きな大陸。光に属する現神の影響が最も大きい土地で、三神戦争に敗れた人間族の末裔が現神らの保護を受けて移り住んでいる。

未知の存在である創造神(「父」)に「運命を切り開くことが出来る力」を、唯一与えられているとされる種族なだけあって、現在の大陸においても人間族は最も繁栄している。

人間族の成長ぶりに警戒する現神勢力があるものの、人間族の信仰力は他の種族を凌ぎ、現神の活動に不可欠な存在であるため、黙認することもやむを得ないというのが現状。

それでも人間族が占有する領土は全体の15%に過ぎない。

 

【神骨の大陸】

二つの回廊の終わり(ディル=リフィーナ)にて形成された最大の大陸といわれる。

三神戦争に敗北した古神や人間族が立ち入ることが許されない土地となっている。

存在のほとんどが謎に包まれており、神大陸や神界などと呼ばれている。

 

【神殺し】

「戦女神」シリーズの主人公、セリカ・シリフィルの通称。

アストライアという古神に属する女神の身体を持っている。これは神殺しの結果としてなのだが、古神側からは同胞を殺した人物として憎むべき存在であり、現神側からは邪神の肉体を得た呪われた者として敵視されるので、常に両方の勢力から狙われる立場。

 

【神格・神格者・神格位】

人間、もしくはその類の存在が永久的な命と超常能力を手にした者達を指す言葉で、神に近い存在となった者達のことを意味する。

長きに渡る経験を得て超人的な能力を有することで神格を手に入れることもあるのだが、一般には神々より授かった超常能力の代償として、その神の覇権における先駆者として国家を創造、もしくは信徒を増やす使命を背負わされる。

セリカ・シリフィルも神格者だが、「神殺し」によって神格位を手に入れるのは極めて特殊な例と言える。

 

【使徒】

神、もしくは同等の力を有する神格者が能力の一部を分け与え、その目的を補佐させる者。人間が選ばれた場合は恒久的な寿命と超常能力を身に付けることが可能になる。ただし常に神、もしくは神格者とは主従関係にあたる為に、主が倒れると使徒達にも精神的な強い衝撃を受ける事になり、場合によっては廃人になる恐れもある。

また、神や神格者と関係した者の事が使徒と呼ばれるのに対して、魔術によって創造・支配された者は使い魔と呼び分ける以外には、両者は基本的に同等の存在と見なせる。

 

【魔神】

魔族に属する、人間族にとっての神格者。

神格者と同等の力を持つとされており、その強さはピンキリ。上位の魔族とそれほど変わらない者がいれば、そんな魔神を部下にするほどに強い魔神もいるし、大陸中を移動する迷惑な「はぐれ魔神」などもいる。魔王となって領地を持つ者も。

「戦女神」シリーズではポンポン出てきて重要度が無いに等しいが、種族としては最強の一角。他の作品では滅多に出てこないが、出てきた場合は他のボスを軽く凌駕する強さで登場する。

「ソロモン72柱」の称を持つ者が、有名どころにいる。

 

【ソロモン72柱・ソロモンの魔神】

かつてたった一人で72もの魔神を支配したとされる人間に従っていた魔神達の通称。

どいつもこいつも癖があり、強弱はあるが、全員が上位の魔神で古神に分類される。

かつてソロモンに従っていたことに、誇りを持っている者が多い。

「はぐれ魔神」となった者、迷宮の奥に潜んでいる者、国の領主になった者、現神から黙認された仕事を務める者など、今では個々で動いている。

 

【天使】

かつて創造神に創られ、神々(光に属する古神)を絶対の存在として従っていた者達。

中には要らぬ欲望を持ち、堕天して悪魔になる者も多数いたが、それは創造神が天使を創る際に、「光を照らす為の闇の存在」として、堕ちる可能性を入れたため。

魔神と同じく強さはピンキリで、九つの位階に分けられる。

下位天使である「天使」「大天使」「権天使」。

中位天使である「能天使」「力天使」「主天使」。

上位天使である「座天使」「智天使」「熾天使」の九つになる。

そしてこれは作者の完全な独自解釈だが、

「下位天使の強さ=下級悪魔から中級悪魔」「中位天使の強さ=上級悪魔から魔神級」

「上位天使の強さ=ソロモンの魔神などの上位魔神」

だと、勝手に思っている。

 

 




ゲームでは魔神よりも下位天使の方が強い時もあるが、それはストーリーの進行による、レベル上昇の所為、もしくは主人公・ヒロイン補正によるものだ。異論は認める。

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