というわけでお久しぶり(?)です。
A.L.I.C.Eです。
「いくよ、レッドくん!」
「ウィンディ、きみにきめた!!」
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「ウィンディ、か...」
「そう言えばお前らはいつも一緒だよな」
ウィンディを目にしたとたん、レッドの顔が慈愛に満ちた。
「そりゃあ、小さいときから一緒だったからね」
そう、この二人は物心ついたときから一緒にいた。もはや姉弟といっても過言ではなく、ホノカが一番信頼しているポケモンである、のだが...
「...ウィンディ以上に頼れるポケモンがいるのか?」
「一番信頼してるのはこの子だよ。でも、とっておきは最後にしようと思って、ね?」
「へぇ...、んじゃ、ボチボチいくかな!」
「カビゴン、破壊光線!」
カビゴンから怒涛のビームが放出される。
対してホノカのウィンディは、
「ウィンディ、神速!」
速さで回避し、着実にダメージを与えていく。
「さっすが、一日に三千里走るポケモン。速さはなかなかのものだな」
「だが、カビゴンの耐久力なめてもらっちゃあ困る!」
レッドの表情に笑みが浮かぶ。
「!?」
「カビゴン、もう一度破壊光線!!」
そして、本来ならば一度打てば反動がつくはずの破壊光線を連発してのけたカビゴン。表情に疲れの色はない。
「な、なんで...」
逆に焦るホノカ。対してレッドは、
「カントーリーグチャンピオンのカビゴン、なめるなよ」
と言い放った。ここに来てレッドも全身全霊の本気を出してきたのだ。
破壊光線がウィンディにすいこまれていく。着地点を予測しているのだ。
このままではウィンディが力尽きてしまう。
ホノカは、ウィンディを信じて、命令をくだした。
「ウィンディ、お願い!」
「フレア、ドライブっ!!」
当たらなければ確実に力尽きてしまう。しかしホノカはウィンディなら絶対当ててくれる。そう信じて命令をくだしたのだ。
結果はーーー
「ガバァッ...!?」
当たった。見事に。
「なっ...カビゴン!?」
倒れるカビゴン。
「ウィンディ!やった!やったよ!!」
お互いの表情が入れ替わる。
「う、ウィン...」
しかし、ウィンディの体力ももはや限界だ。
レッドの表情も険しくなる。
「...ちーとばかし手加減が過ぎたかな。もう手加減はしない。覚悟しな」
レッドの手からボールが落ちる。
「...カメックス、いくぞ。ハイドロポンプ」
そして、ハイドロポンプによって、あっけなくウィンディは力尽きてしまった。
「なっ...そんな!?」
「ホノカ、いくぞ。お前たちの技、強さ、速さで、オレの本気、越えて見せろ」
ホノカは思いしった。レッドとの還付なきまでの圧倒的な差に。
「これが、伝説のトレーナーの、本気...」
どうしよ、数の調整が...
ま、なんとかなるかな!?(((((殴
次回、レッドさん本気出します(今まで弱気だったのかよ)。