Aono Canata no For Answer 作:一織
※そんな事言ってたらアリスギアにハマるわ、ゆずソフト最新作間もなく発売やらでこ☆の☆始☆末
「さあ、私からお前に教えられることは全て教えた、さあやってこい!」
そう笑顔を浮かべ言う各務教諭
「ありがとうございます…各務教諭」
私は笑顔で答え、試験会場へと向かう
「そうだ、イェルネフェルト……私の下の名前は葵だ。覚えておくと良い」
「え??え???」
――――
なんでまた急に……各務教諭は下の名前を私に教えたんだ……
答案に回答をスラスラと埋めていく…と途中に……思わず目を止める問があった
問.7 アンジェリック・ヘイローを考案したFC選手の名前をフルネームで記述せよ
(これって……)
――――――
“イェルネフェルト!!見せてやる!!これが私の現役時代最強にして最高の戦術……アンジェリック・ヘイローだ!!”
“なっ……!?”
強烈なスイシーダに海面すれすれまで叩き落とされる
“でもっ……!!?”
各務教諭が自分の周りを円を描きながら高速で回転していた
“これが目的……っ!?”
“そうだ!!だが今の私はここからアンジェリック・ヘイローのひとつ先を行く!!”
“なん……っ!?”
次の瞬間凄まじい衝撃背中を襲う、理解した時には、各務教諭が背中をタッチし、点を取り、私は体制を崩したまま空に放り出される
“まだだっ!!”
“ぐっぁ!?”
さらに加速し追いついてきた各務教諭が再び背中点を取る
そこで模擬戦終了のブザーが鳴った
――――――
ちょっとしたトラウマである……自分があれに対処できるようになるまで耐久訓練とか鬼だった……
回避法その1
スイシーダを避ける
1番これが理想。できなかったらほぼ終わる
回避法その2
アンジェリック・ヘイローから抜ける
これができるようになるまでが至難の業。正直オススメできない
―――――
回想終わり……この問の回答は
各務葵
答案とはいえ、各務教諭をフルネームで書くなんて中々無いことだな……
こうして試験に出る程の人が私の師なんて……自分は恵まれている……いや、恵まれすぎているかもしれないな
そんな事を頭の片隅に置きつつ、試験は恙無く終わり、公認指導員の資格を無事に取ることができた。
「各務教諭、ありがとうございますお陰様で無事に資格を取れました」
「そうか、それは良かった。まあ元よりお前が落ちるなど天と地がひっくり返っても有り得なかったがな」
「流石にそれは言い過ぎなのでは…?」
「そうか?あながち間違いでは無いと思える位に指導したつもりだったんだが…私の指導では不安だったか?」
「いえ!そのようなことがあろうはずもございません!!」
めっちゃ畏まる、それはもうパラガスの如く畏まる
「そうか…?本当か…?」
あっー!!反則です!!!!各務教諭!!ちょっと不安げに目を潤ませてそんな風に言うなんて尊さでコジマ汚染されるレベルで反則ですう!!
「勿論!!各務教諭の指導の賜物ですよ!!」
「そうか…?ならよかった…」
んぎゃわいい!!!!安心した時のその笑顔最高です!!あ"ー!!尊い……今ならアサルトアーマーされてもいい……いや、良くは無いか
「どうした、イェルネフェルト?顔が赤いぞ?」
「い、いえ!だ、大丈夫でしゅ!」
か、噛んだー!!
「本当か……?熱が有るかもしれん…」
アッ……我が生涯に一片の悔い無し!!
結局各務教諭の顔を間近で見つめたお陰でオーバーヒートして倒れた…
各務教諭は鈍感系主人公なのか…?
―――――
「はぅ……やってしまった……」
あんな笑顔を私に向けて感謝されたら…
「勘違いしてしまうじゃないか……“ミナセ”…」
先生ルートの時間だオルァ!!