エイナ・チュールの冒険   作:バステト

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調査

 昨日あんなことがあったため、疲れが残っていたが、私はいつもどおりに何とか起床できた。身支度その他を済ませた後、ギルドへと出勤する。

 疲労のあまりため息をつきつつ、昨日分かったことをまとめてみる。まあ、まとめると言うほど大したことは分かっていないのだが。

 

 

1.問題は二箇所で発生している。倉庫街と蔦屋敷の二箇所。

→それぞれの建物の所有者確認が必要。

2.住人に聞き込みをした限りでは、周囲で発生している異常は声だけでなく、悪臭、異様な発光現象もある。

実際に夜に確認した結果、倉庫と教会で声が発生していた。

3.倉庫での声が収まった後、男が二人出てきたこと。そして蔦屋敷に入っていった。

 以上である。

 まあ、どう考えてもこの証拠から考えると蔦屋敷が怪しい。あまりにも怪しすぎて、何かの引っかけとか罠とかフェイクとかでっち上げではないかと考えたくなる。だか、そんなことを私に仕掛けてくる理由がないし、あの時、私やザラさんがいることに気づいたとは思えないから、あのタイミングで罠等を見せ付けることができるとは思えない。唯一、罠とかでっち上げることができる人物はいるのはいるのだが、それは一緒に行動していたザラさんになるのだ。だが彼女は最古参でしかも信用度が高いファミリアで副団長をしているくらいなので、まあ信用はできるはず。

 で、倉庫と蔦屋敷を調べないといけないのである。本当のことをいうと、倉庫と蔦屋敷については中に入って調査したいところであるのだが、『声が聞こえるから中を調査させて』といっても、断られるだけであろうことは火を見るより明らかである。まずはギルド内部で調べられそうなことから調べるしかないのである。時間短縮のためにミイシャに応援を頼もう。彼女も怪物祭りの準備で忙しいだろうが、問題あるまい。

「ああ、いいよー、何すれば良いの」

 軽く引き受けてくれた。さすがミーシャ、助かる。ミイシャには蔦屋敷の調査を頼んだ。持ち主は誰か、現在の使用目的は何か、過去に屋敷周辺で何か事件は発生していないか、気になったことは何か等々。

 倉庫調査とどちらをたのむか迷ったが、風にざわめく蔦の葉の様子が大量の虫が蠢いている様子に見えていやだったから、蔦屋敷調査をお願いした。たぶん私がこちらを受け持つと、調査中に虫がざわめくイメージが意識に浮かびそうだったのである。ミイシャが現地に行って実物を見るわけではないので、担当を頼むぐらいはかまわないだろう。とはいうものの、今度お礼にランチを奢ることにしよう。

 

 

 私は私で倉庫の調査である。が取り掛かる前にザラさんがやってきた。

 片手を挙げて挨拶をしたザラさんが、目の前の受付に座り込む。

「昨日の件ですが今日も調査を続けますか? 続けるんなら手伝いますよ」

 にこやかな笑みを顔に貼り付けたザラが申し出る。私は溜息をついた。協力してくれるという気持ちは嬉しいのだが、もともとギルドの仕事に特定のファミリアを介入させるはあまり褒められた事ではないのだ。

「エイナさん、エイナさん、忍び込むのに一人だと危険ですよ~。だれか冒険者が一緒にいたほうが良いですよ~」

 にこにこと笑顔を浮かべたままザラは小声で続ける。悪徳商人が詐欺を働いているような印象を受けるのは何故だろうか。

「いやいや、大丈夫ですよ。そもそも忍び込みませんし」

「まあ、普通なら私もおとなしくしてるんですけどね。今回ばかりはちょっと強攻策をお勧めします」

 ふむ、ザラさんがここまでいうとは、私はなにか見落としていたのだろうか

「アルミラージの声がしました。地上にモンスターを連れてくるのは不味いでしょう。忍び込むのが手っ取り早く解決するのが良いと思いますよ」

 ああ、ふむ確かに、これを忘れていた。ダンジョンから地上にモンスターを連れてくるのはご法度である。例外はガネーシャ・ファミリア所属の冒険者がテイムしたモンスターである。あとは、怪物祭のためのモンスターであるが、これもまたガネーシャ・ファミリアに管理されている。

 とはいうものの、アルミラージの声というのは、ザラさんしか聞いていない。いやもちろん、私も聞いているが、私はダンジョンに行かないから、倉庫のところで聞いた声がアルミラージの声かどうか分からないのだ。うーむ、どうしよう。

「じゃあ、さっそく忍び込む準備をしてきますね。エイナさんも目立たないような黒い服を準備しておいてください。それと下は動きやすいようにズボンでよろしくです。靴は足音がしにくいようにゴム底で」

「いえいえ、行きませんって。まずは倉庫に中に入れてもらうように穏便に! 普通に!  交渉しますよ」

 驚いた顔になるザラさん

「まっまさか、エイナさんがまっとうな方法をとるだなんて」

 普通のことを言っているのに、そんなに驚愕しなくてもいいのではないのだろうか。むすっとした私に、ザラさんが慌てたように言葉を続ける。

「じゃあ、交渉するにしても一人だと危ないから付いていきますよ」

 乗りかかった船だし、護衛ですよ、護衛と軽くいわれてしまった。そんなに危なっかしく見えるのなぁ、私。まあ、善意の協力と割り切ることにした。午前中に倉庫の資料を集めて、午後からアルミラージの声の確認をしてから、倉庫に実際に交渉に行くと打ち合わせる。ザラさんは午前中は別行動で侵入の準備をすることになった。

 

 で調査である。幸いにも私はギルド職員であり、ギルドにある資料については無条件でアクセスできる。まずは持ち主について。

 持ち主は簡単に分かった。ハビタット・イーコール。貿易商人であり、オラリオ外部との魔石製品の取引でかなりの利益を上げている。オラリオ全体の魔石取引に占める割合はそこまで高くはないが、良い顧客を捕まえているのか、収入は高いようである。とはいうものの、商取引結果を見ると収入額と支出額が若干おかしいような気がする。

 支出の方が多い。間違いかと思って調べなおしたけれど、収入の大体二倍ぐらいはある。どうやっても赤字のはず。ふむふむ。まあおいといて、取引相手を確認する。届出によると輸出相手はラキア方面が5割、次が極東方面、南方方面で大体3割。のこりは、オラリオ周辺地域がちょっとずつ。関税関係での輸出品目確認書類と付き合わせてみる。ラキア方面がちょっとおかしい。というか、ほかの地域に関しては、誤差はあるものの、大体平均値の価格で取引をしている。ラキア関係だけ他の所に比べて高値で売りつけてる。このまま続けるんだったら取引相手が損していることに気づいて取引をやめそうなものなんだけれど。取引相手は価格調査とかしてないのだろうか。もしくは、高値でもかまわないほどの魅力があるかどうか。うーん、実際に商品を確かめたほうがいいんだろう

 

 いろいろと資料をつき合わせて調査している間に、あっという間にお昼になってしまった。さて出かけないと。ため息をついた後、帽子をかぶり、短いマントを羽織りギルドを後にする。

 まずはアルミラージの件をはっきりさせる必要がある。まあ、アルミラージの声を確認する方法といっても二つしかないわけで、一つはアルミラージの声を聞いたことがある冒険者を倉庫まで連れて行って声を聞かせるか、私がアルミラージの声を聞きに行くかである。冒険者をこれ以上まきこまないためには、私自身がアルミラージのところまで行くしかないだろう。うーん、なんだかなあ・・・。

 

 

 

「アルミラージはウサギ型モンスターで、それだけ聞くと可愛いんじゃないと思う人もいるんですが」

 ガネーシャ・ファミリアに所属する上級冒険者イブリ・アチャー氏が説明する。

「確かに天然武器を持っていない素手の状態で、かつ襲い掛からないでくれるんなら、可愛いとはいえますね」

 イブリ氏はガチャガチャと鍵と鎖を操作しながら説明を続ける。

「でも実際はその反対ですからねぇ・・・って、こんなことはエイナさんなら百も承知でしたね。こいつがアルミラージです」

 イブリ氏は怪物祭用のカーゴをほんの少しだけあけて見せてくれた。私は恐る恐る中を覗き込んだ。そこには鎖で固定された白毛で赤眼のウサギ型モンスター、アルミラージがかわいらしい姿でじっとうずくまっていた。確かに今のままなら、可愛いといってもいいだろう。額の角さえチャームポイントに見えないこともない。だがアルミラージは私を見ると威嚇の声を上げた。確かにこれは倉庫で聞いた声だ。個体差はあるのだろうが、同種族のアルミラージの声であるとわかる。となると倉庫のなかにアルミラージがいる。ギルドへの届けなしで、だ。後ろに下がり、カーゴを閉めるようにジェスチャーで示す。イブリ氏はカーゴを閉めると鎖で固定し鍵をしっかりとかけた。この状態で怪物際まで闘技場で保管されるのである。見掛けが可愛く観客に人気があるので一、二年置きに怪物際に出すようにしているとのことだった。今年が、アルミラージ調教の年になっていて良かった。私はイブリ氏に礼を言うとギルドに戻ることにした。

 

 ハビタット氏の倉庫の中にはアルミラージがいる。

 だが、声を聞いただけであり、実際に姿を見たわけではない。私にとっては確信であるのだが、ほかの人にとっては声だけでは証拠にならないだろう。ザラさんには分かったみたいなので冒険者なら誰でも分かるのかもしれないが、ギルド職員では無理だろう。他にも証拠が必要だが、どうするか。それにモンスターを地上につれてきている理由も不明である。まあ、モンスター好きな好事家に売りつけようということだろうとは思うのだけれど、それもはっきりさせる必要がある。ザラさんとの待ち合わせもあるし、とりあえずギルドに戻ろう。

 

 昼も大分過ぎていたので、途中で昼食をとる。怪物際が近いせいか、屋台もちょっとずつ賑わいが増しているようである。サンドイッチとオレンジジュースを食べてギルドに戻る。

 

 

「ごめん、エイナ、別件の仕事が入った」

 ミイシャは私の顔を見るなり、そう言った。そして顔を近づけてくると小声で囁いた。

「行方不明事件なのよ。まだ公表できないんで内緒にしといてね」

「簡単でよいからどんな事件か教えて」

「昨日の夕方から、大人一人子ども二人が行方不明。場所は倉庫街の近く。怪物際が近いのでガネーシャ・ファミリアに捜査協力を要請する予定」

 そういいながら資料をちらりと見せてくれた。20代の女性、10歳ぐらいの子ども二人。現場はハビタット氏の倉庫の近くである。関連性があるかどうかは不明だが覚えておくに越したことはなさそうだ。

 ミイシャが説明を続ける。

「蔦屋敷の件は、あまり情報はないわよ」

 成果が上がらなかったとぼやきながら、ミイシャは説明をしてくれた。

「現在住んでいる人立ちは、シルバートワイライト教会という宗教団体の人たちね」

 わけが分からないという表情になっていたのだろう。私の表情を見てミイシャもお手上げだというジェスチャーをして見せた。それには理由があり、現在のオラリオでは『かつて』活動していた教会はまだしも、『現在』活動している教会はまずない。神々が実際に地上に降りてきているからだ。そして神々は『教団』や『教会』ではなく『ファミリア』を形成して活動している。それを考えるとこのシルバートワイライト教会が稀有な存在だと分かるであろう。

「それで調査を頼まれた建物が教会になっていて、定期的に信者たちが集まっているわ。教会に住んでいるのは司祭一人、弟子?二人の三人。通いの教団員が三十人ほど。結構多いわね。でも祭っている神の名前は分からないのよ」

 あの自己顕示欲が強い神々が名前を名乗っていないとは! あきれ返った私の顔を見てミイシャは繰り返した。

「本当に分からないのよ。雨や水に関する神らしいということぐらいね」

 ミイシャの調査では、過去、雨が降らなかった時に、雨乞いの祭事をこの教会が実施し、そのおかげか雨が降ったらしい。問題はオラリオにいる大量の神々が異口同音に『我のおかげで雨が降った』と主張したことで、霊験あらかたなはずな出来事が、まったくそうでなかった事態になったのであった。ちなみに神の力は仕えないだろ!という突込みに対しては、そんなことには関係なしに雨を降らせるのが神の力だ!という分けの分からない答えが来たそうだ。本当に分けが分からない・・・

「ほかの神のおかげで雨が降ったのかも知れないし、実際にこの神が雨や水に関する神かどうかは不明のままよ」

「それから、不定期で集会?ミサ?みたいなことをしているわね。人数にばらつきがあるけれど、10人から多いときは30人ほどね」

 司祭たちの名前を聞いてミイシャに礼を言った。

 

 そうして、一人になってこれからどうするかを考えていると、ザラさんがやってきた。私のところまで来ると小声でいろいろと話し始めた。

「準備が終わったのでついでに、昨日の倉庫を調べてきたんですよ」

 ぎょっとしてザラさんの顔を見つめると、ザラさんはまあまあというように手を動かした。

「大丈夫、エイナさんが心配するような違法行為はしてないですよ。せいぜい外からみていただけです」

 まあ、それならば良い・・・良いのか・・? いやでもそれはストー何とかじゃ・・・

「で、詳しい事情は話せないんですが、状況が状況なので、秘密厳守でお願いしますね」

 そう前置きをして、ザラさんは続けた。

「倉庫の地下室は三部屋。それぞれ倉庫と作業室と実験室です。倉庫にはモンスターが飼われていますね」

 アウト~~~~~~~!!!!!

 いや、それアウトだからぁぁぁ

 それ中に不法侵入してないと分からないですよね! 不法侵入が合法とかいわないですよね! ザラさんの立場ならわかってますよね!

 心の中で絶叫している私の表情を見て、ザラさんは続ける。

「えーと、エイナさん? 『不法侵入しているっぽいけど、合法なことしかしていない』と断言していることから、ギルド受付嬢のあなたなら、どういうことか分かりますよね?」

 そして閃くものがあった。夜の暗闇の中で換気口をみつけたことと、今の発言から!

「スキルですか・・・」

「ええ、どういうものかは教えられませんが。でそれで分かったことというのは・・・」

 そして分かったことを説明をしてくれた。

 倉庫には、アルミラージ、ゴブリン、それになんとレベル2カテゴライズのミノタウロスなどモンスターが何種類か捕獲されている。えさ(肉)っぽいものが入っていたような皿(何が入っているかはスキルでは分からなかったそうだ。モンスターとか人間じゃないよね)があることから一応えさを与えていると判断できるようだ。さらには、地下道まで作られていてコッソリと出入りが可能になっているそうだ。

 実験室には、フラスコなどの調薬道具、資料を保管するための本棚がいくつかおかれていて、作業室にはのこぎり、ハンマーなど大工道具がおいてあったらしい。

 そして蔦屋敷のほうの地下室も三部屋あり実験室、倉庫、地下祭壇らしき部屋だそうだ。こちらの実験室は本棚などはなく、実験道具だけ。地下祭壇は普通の祭壇を地下に作っただけのようなつくりだそうだが、ならば、わざわざ地下に作る必要はないはずである。

「というわけでですね。エイナさん、中に忍び込んで本棚の資料を漁ってみましょう。たぶんいろいろと分かると思いますよ。あと、モンスターがいるのを確認したら、警備隊で強行捜査ができますよね。それで解決ですよ」

 うーん、そうかなぁ・・・アルミラージの声は私も確認したから分かる。叫び声は、モンスターの声だとしても、異臭、発光現象は説明がつかないんだけれどなぁ・・・。それにスキルで確認したといっても信用されないだろうから、実際に『発見』する必要性もわかるって、いけない、進入する方向に流されてる!  だめだめ。

「いい、ザラさん、こっそり忍び込んで見つかったりしたらどうするの? そんな冒険はしちゃだめですよ。冒険者は冒険しちゃだめなんですよ」

「エー、えいなサンハ冒険者ジャナイカラ、冒険シテイインデスよー」

 うわ、すっごい棒読み口調でいわれた。何か悔しい。そしてザラさんは表情をまじめなものに戻すと続けた。

「それにこの件は手っ取り早く片付けたほうが良いと思いますよ。モンスターを持ち込んでただで済むとは思えませんからね」

 そ、それは確かに・・・

「あと、不法侵入でなければ良いんですよね? 倉庫の地下道から中に入ればいいんじゃないですか。地下道の出口は、ドアとかなくて普通に廃材とかで隠してあるだけだから。『不法廃棄されていたゴミ調査で穴の中を調べていた』ということにして、地下を調べてみましょう。ほら何の問題も無い」

 という説得をされる。問題は無いようだが、それは困る。ギルド職員としてどうなのか。いや人としてどうなのか?

「まずは聞き込み調査をしたいのだけれど」

「んー、無理じゃないですかね。怪しいのは地下室ですから、『この家には地下室はない』と言われたらそれまでですし。たとえばですね、スリギリス・ゴラダシナさんの依頼でエイナさんがミイシャさんの部屋を調べないといけなくなったらどうします。」

「えー、それってどういう・・・」

「イーコール氏にとってのギルド職員は、ミイシャさんにとってのスリギリス・ゴラダシナさんぐらいの関係なんですよ。ミイシャさんの部屋にスリギリス・ゴラダシナさんのペットの猫が入り込んでいるから調べろとか言うことになって本人も立ち入ると主張していたら?」

 スリギリス・ゴラダシナは40代後半。冒険者の割には年を食っている、うだつがあがらないにやにやとした笑い顔が張り付いた、腹が出ているいやらしい男である。女性職員の体に向けるじっとりとした視線のため不評しか買っていない冒険者である。そんな男に部屋を調べられるとか私も嫌である。

「そしてエイナさんはスリギリス・ゴラダシナさんも部屋に入れて調査に参加することをミイシャさんに納得させる必要があるとして、どう説得します?」

 どう説得しようかと考えるが、どう考えても説得方法が浮かばない。私は机に突っ伏すと降参した。

「でもまあ、エイナさんが嫌がるのは人として正しいと思いますから、まずは上司に相談してみたらどうでしょう? 」

 

 上司のアングリーはしぶしぶながらも、『不法廃棄されていたごみ調査で穴の中を調べる』ことを許可してくれた。結局私は、明日の夜の忍び込むことにしたのだった・・・・。名目上はあくまでごみ調査でたまたま内部に入り込むということになるのだが・・・

納得できない・・・

 




キャラクターの紹介
イブリ・アチャー
ヒューマン。男性
ガネーシャ・ファミリアに所属。
この話の中でのイブリ・アチャーはレベル3。
レベル3限定で魔法とスキルを使用しないという条件でならば、上から10番以内にはいる強さ(ザラよりも実力は上)という設定です。

補足
怪物祭にアルミラージ登場の件。逃亡した10匹の中には入っていないのは確実ですが、逃亡していないモンスターの中に入っていたかは不明。逃亡していないモンスターもいたのかどうかも不明・・・

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