プロローグ1
誰がどうしたか俺は、主を守る存在として考えることができるよう生まれた。しかし、俺には感情がなかった。それ故に考え導き出す答えは常に最適だが、その答えはどれも冷たく主や彼女達への思いやりに欠ける物であった。
しかし、宇宙へ飛ばされ「アレ」として最後に見た光景は、自分を消そうと向かって来る巨大な光。それまで無限の命を持っていた俺は、「ソレ」から切り離された事で、自分に死ぬと言う概念が生まれそしてその死が、目の前に迫ったとき初めて死にたくないと「思った」感情が芽生えたのである。そして、その感情がトリガーとなり消え行く自分にとある奇跡が発動した。
その奇跡とは、魂の転生である。おかしな話である「ダレ」ではなく「ナニ」の存在のはずの俺に魂の転生が行われたのである。しかもその奇跡は、成功し今は「俺」として命を授かった。しかも主と同じ「ヒト」としてである。
そして、自分に完全な心が生まれ気付いた。自分が主や彼女達へやって来た無慈悲な行為を。
自分がいたから彼女は傷ついた。
自分がいたから彼女達は家族を1人失った。
自分がいたから彼は彼女は犠牲にならなければならなかった。
自分がいたから失われた命が幾つもあった。
だがそれでも俺は、生きていこう彼女達への償いのために・・・・そしてせめて彼女は蘇らせよう。
「絶対蘇らせてやるから待ってろよ××ン×ォ××」
そして、もう1つやらねばならない事がある。それは、突然現れて家族を奪ったアイツから家族を取り返し、奴の考えているであろう陸でもない考えをぶっ壊す事である。
「絶対アイツの好きには、させねえ・・・」
俺は、そう覚悟を口にして、歩みだす。共についてきてくれる5人の家族と共に俺は、歩みだした。
これは、1つの存在が1人の少年として蘇ることで、本来の話から少し変わってしまった未来が待つ話。
そしてこれは、1人の少年のいや彼ら、彼女らの奇跡が導きし話。
そしてもう1つの予想外がこの世界によばれた。
「すいませんここが何処だか分かりますか?」
「ここは、ミッドチルダの首都クラナガンだけどどうしたの?」
「ミッドチルダ?クラナガン?聞いたことないな・・・そもそもそんな名前の場所日本にあったか?だけど言葉は通じてるしだけど文字はブツブツブツブツブツブツブツ・・・・・・・・」
「え!?もしかして、キミ次元漂流者!?」
「次元漂流者?」
「それは、後で説明するね。とりあえず、私の名前は、高町なのはキミの名前は?」
「僕は、緑谷出久です。」
この出会いが、この後の少年の未来を大きく変える出会いであったことをこの時の彼は、知るよしもなかった。
つづく
今回の主人公となるオリジナルキャラは、元々リリカルなのはシリーズで登場していたキャラ?です。
まあ多分皆さん分かりますよね。
それでは、次回までさようなら!!
他の投稿作品も何とかせんといかんな・・・・・