店の空気は、一瞬で固まった。
「おい、レオリオォ!! お前バイト中だろうが! しかもぼっちゃんの恩人に何言ってやがる!! 」
「バイト代から引いといてくれ! ……なぁハンターさん、どうか頼むぜ」
カポクオーコに怒鳴り返して、イナギの方に向き直る青年――レオリオ。
狭い店内である。店員の蛮行に言い募ろうとした人は他にもいたが、彼の気迫に負けて声にならない。
結果、店内の客の視線を2人占め。周囲は完全に見守りムードになっていた。
「ハンター志望か? 」
「そうだ。来期が初受験でな、どうしてもアドバイスが欲しい」
どうかお願いだとは言うものの、押さえつけるように肩に置かれた手は動かない。言質が取れるまで解放するつもりはないらしい。
話しながら、体格と立ち位置、視線と呼吸、立ち振る舞いから、自然とその練度を測る。
――少なくとも、それだけで合格出来る程身体能力が突出している訳ではなさそうだ。1年後は分からないが、現時点では受験生の平均より少し下といったところか。
止めとけ運が悪けりゃ死ぬぞ、と切り捨てるのは簡単なのだが……ここまでの様子を見て、イナギは彼のことが何となく気になっていた。
「アドバイスするのは構わないが、まず聞かせろよ。店員さんは何故ハンターになりたいんだ? 」
苦虫を噛み潰したような表情と共に、ケッ、面接官気取りかよという呟きが漏れてくる。
「……いいさ。せっかくだからな、正直に答えるぜ。金さ!! 金さえあれば何でも手に入るからな。でかい家! いい車! うまい酒! がっぽり稼ぐには、ハンターが一番さ」
返ってきたのは、品性のかけらもない欲望の塊。アマチュアのマネーハンターによくある動機である。
だが、その言葉を聞いてもイナギは目の前の男を嫌いにはなれなかった。
心源流拳法は、その名の通り精神の鍛錬も求められる。
心の強さ、弱さ。あり様と覚悟、力を発揮するメカニズム。師範代を許されるくらい修行を積んだイナギは、只人よりかは人を見る目があるつもりだ。
その経験からすると、サングラスから覗く青年の目には邪な色が少ない。悪ぶってはいるものの、決意を秘めて強がっている男の色だった。
――友誼を結んでおくのも、悪くないかもな。
「気が向いた。出世払いで指南しようか」
「お、おおおうよ! 受かったらいくらでも払うぜ!!」
まさか受けて貰えるとは思っていなかったのだろう。どもる彼に背を向けて、さっさと外に向かう。
慌ててついてくるレオリオと、その後ろからぞろぞろと付いてくる店の連中。手にはお酒とグラス。酒の肴にでもするつもりか。誠に酔っ払いの鑑である。
そうして、店前の丸い広場で向き合った。
「とはいっても、コツ、コツかぁ」
「おぉ、出し惜しみはなしで頼むぜ」
「ハンター試験の内容って、というか合否か。基準も何もかも試験官次第なんだよな。だから正直、コツなんてものはなくてだな」
ぶっちゃけると、シュルトを除く全員がその場でズッコける。
「おいおい、そりゃいくらなんでも」
「とはいっても本当なんですよ、おじさん。僕も試験前に大分情報集めましたけど、全く役に立たなかったですし」
先ほど語気を荒げはしたが、レオリオのことを気に入っているのだろう。割って入ろうとした店主をシュルトが宥めている。
とはいえ、それで「はいそうですか」と終われないのがレオリオである。その気持ちはよく分かるので、いきり立つ彼を手振りで押し留めて、すぐに先を続けた。
「逆に言うとさ。コツがないからこそ、取れる対策は1つだけ。つまり、最低限の肉体と腕っぷしを用意する事だな」
観客連中に、何だそんなことかという空気が流れる。つまり彼らは、ハンター試験の事を何も分かっていないという事だ。
さてレオリオは、と。よしよし、険しい表情になっている。
「流石に意味は分かるか」
「あぁ。数百万分の一を潜り抜けられる最低限、だよな」
「そうだ。試験は各試験官が重視するものを計られるが、身体能力ありきだからな。足りない奴は簡単に死んでくぞ」
まぁ、足りてても死ぬのが怖いとこだけどな。
「……俺は、足りてなさそうか? 」
「それを今から見るのさ。得意な得物は? 」
「ナイフだ。折りたたみ式」
「よし。じゃあそれ使ってかかってこいよ。終わりって言うまで続けろよ。あとシュルトはよく見ておくように」
じゃ、スタートな。
手を出してチョイチョイと挑発してやるも、レオリオは困った顔して動かない。
「なんだ、やる気ないなら止めるぞ」
「いやいやこのナイフ本物だぞ。流石に危ねぇだろ」
「ハッ、お前程度に傷つけられるかよ。もし出来たらプロライセンスあげてもいいぞ。使えはしないが、売れば人生7回遊んで暮らせるくらいの金になる」
万が一出来たのなら、本当にあげてもいい。2人の間にはそれくらい隔絶した差があった。
しかし目の前のハンター志望は、馬鹿にされたと思ったようだ。
「……そうは言っても刃物だ。当たっちまったらどうすんだよ」
「0に何かけても0だろ。嫌ならやめるか? 」
「だったら怪我しても悪く思うなよ! 」
挑発するイナギ目掛けて、懐から跳ね出したナイフを腰だめにレオリオが突進してきた。
なおその目の奥には、害意と忌避感が同居している。コイツ、ハンターよりも医者や教師に向いてるんじゃないかね。
「オラっ! 」
「脇が甘いな。握りも」
片手を振り上げ、間合いに入ったタイミングでナイフ目掛けて振り下ろす。
握りと構えが甘かった為体勢はそのままだが、ナイフはいとも簡単に手から弾かれる。駄目だなぁ、目が行先を追っている。
「ほら終わってないぞ、勝手に止まるな」
そのまま半身になっているレオリオの死角に入って、軽く足払い。
身体が宙に浮くも、受け身はしっかりと取ろうとしている。お、そのまま袖を掴もうとしているぞ。反応はよし。意気もよし。
せっかくなので、そのまま掴ませてあげる。ニヤリとした顔が目に入るも。
「ま、甘いんだけど」
「うぉおっ!? 」
掴まれた袖を起点にし、更に足を蹴り上げる。
すると足が空で踏ん張れないレオリオは、グルンと一回転して地面に叩きつけられた。
「どうする? もう終わるか? 」
「まだまだァッ!! 」
すぐに跳ね上がり飛びかかってくるレオリオ。その隙を見つけては、また投げる。彼の意志を試すように、起き上がってくる限り、何度も何度も。
――そうして1時間。レオリオは、ついに立てなくなった。
服はズタボロで、全身擦り傷と埃まみれ。石畳の上で大の字になって、ヒューヒューと浅く呼吸だけを繰り返している。
「さて、終わった終わった」
「……イナギさん、結構容赦ないんですね」
「そうか? 骨や筋がいかないようにだいぶ気をつけたんだけどな」
まぁ確かに思ったよりガッツあったから、想定よりも長引きましたけども? 勢いを利用して投げただけだから力は加えてないし、むしろ折れないようにスピード緩めてたくらいだし。
「師匠に言うのもなんですけど、そう言うことじゃないです。この惨状をもう一度よく見てください」
「……惨状? 」
言われるがままに周囲を見渡す。
とは言っても、ギャラリーは一方的な展開に飽きたのか、開始早々店内に戻ってしまっている。なのでシュルト以外には、赤く染まった石畳に倒れ伏すレオリオくらいしか。
「それ! それですよ! どこの犯行現場かってくらい血が飛び散ってますし血まみれですし! 」
「衝撃を表面で弾けさせただけで、見た目ほど酷くないぞ」
「だから、そういうことじゃないんですって! 」
だったらどう言うことだってばよ。修行ってそういうもんでしょ?
あーもー! と髪をガシガシと掻きむしるシュルト。そしてその声を聞きつけたのか、店内から顔だけを突き出す呑兵衛ども。
ただ、あれ、なんかさっきまでの歓待ムードはなく、やべー奴を見る目で見られてる……?
「おれ、何かやっちゃいました? 」
「やっちゃいました、じゃなくて明確にやり過ぎてんですよ! 」
よー、よー、よー……と路地に木霊する弟子の声。
酔っ払いの激しい頷きが、その余韻と一緒に揺れているのだった。
かささぎの梯
第十六話『ウォーフェット一家②』
レオリオが動き出したのは、それから15分程経ってからだった。
手足を震わせながら起き上がろうとする様は、まるで仰向けのカメの如し。見かねて渡した店の置き傘を杖にして、三つ足でのたのたと店内へ戻ってきた。
「……レオリオ、今日はもう上がれ」
「そ、そうさせてもらうぜ。ハンターさんよ、部屋で着替えてくるからちっと待っててくれぇ」
この店は宿屋も営んでいるらしく、その兼ね合いもあって彼は住み込みで働いているらしい。
大丈夫かと声をかけつつ道をあける客の間を、へっ、なんてこたねぇぜ何て軽口を叩いて、牛歩の歩みで通り抜けていく。
そのままよたよたと階段に足をかけ、一歩一歩踏みしめながら階上へと消えていった。
「先生さんよ」
それを黙って見届けた後、カポクオーコが近寄ってくる。
そこでちょっと言葉を詰まらせた後、複雑な表情で話し始めた。
「レオリオだがなぁ、ああ見えて結構鍛えてんだぜ。それをポンポン投げ飛ばしてよ、アンタ本当にすげぇんだな」
「そりゃプロだからな」
「そんな先生から見て、アイツは脈なしかい? あんな見た目だが根は穏やかだからよ、それを見抜いて、諦めさせようとしてたんじゃねぇのか? 」
なるほど。何らかの意図をもって、心を折りに行ってると思われてたらしい。
あの程度で、誠に心外である。
「いや、普通に指導しただけだ」
「そ、そういうレベルの試験ってことですよ! プロハンター試験はそれくらい難しいんです」
コイツマジか、という店主の目を遮るように、前に出てきたシュルトが素早くフォロー。
まぁそれも間違っちゃいないから、黙って頷いておくとする。
「素質云々で言ったら、アイツ結構見込みあると思うがな」
「そうなのか」
「あぁ。ただ素質があっても、容赦なく死ぬのがハンター試験だからさ。もし危ない目に合わせたくないなら、止めた方がいいと思うけどな」
世界中から毎年数百万人が申し込んで、危険を厭わず数人を掬い取る試験である。
レオリオの事を大分気にかけているようだったので、思わず余計なこと言ってしまった。が、それを聞いて店主はさらに深く俯いてしまう。
「……もう止めたさ。絶対に諦めねぇって啖呵切られちまった」
「ま、ありゃ諦めるタマじゃないよな」
差し出された蒸留酒を一口呷る。美味い。
机に置いた衝撃でカランと鳴る氷。店内の喧騒が遠い。
「アイツは金目当てだって言ってたが」
「それも間違っちゃいねぇけどよ。医者になりてえんだとさ。数年前にアイツの友人が亡くなって、金さえあれば助かる病気だった。助けられなかったそいつの代わりに、無償で同じ病気の子どもを助けるんだとよ」
そうか、それがアイツの芯か。
そりゃ邪な色も少ないよな。
「個人的な内容だから、聞かなかったことにしとく。シュルト、お前もな」
「分かりました」
「……そうだな、全部俺の独り言。年食うと出ちまう悪い癖だ。ま、もし良かったら気にかけてやってくれや」
「気が向いたらな」
あんがとよ。そう言って厨房へ戻っていくカポクオーコ。言いたいことだけ言って去っていく、これまた年食ったおっさんによくある悪癖だ。
ただ、腑に落ちたのも確かである。まんまと思惑通り動いている気もするが、その代金分くらいはしっかりとアドバイスしてやるか。
そんなことを思いながらチビチビやっていると、直にレオリオが戻ってきた。破れかけていた服は全て着替えられており、至る所に包帯がキッチリ巻かれている。血のにじみもなく、流石医者志望。
「すまん、大分待たせちまった」
「いんや、興味深い話を聞いてて退屈しなかったよ」
「酔っ払いのか? 話半分に聞いとくのをすすめるぜ」
それはそれとして、とレオリオは向かいに座るなり身を乗り出してくる。
「プロハンターさんよ」
「イナギだ。プロハンターは2人いるからさ、好きに呼んでくれ」
「分かった、イナギさんと呼ばせてもらうぜ。俺の名前は」
「レオリオ、だろ。あんだけ大声で怒鳴られてりゃ嫌でも覚えるさ」
「グッ、さっきは不躾な態度をとって悪かった。この通りだ」
イナギの言葉に、カポクオーコから怒鳴られたあるまじき態度を思い出したらしい。一瞬言葉に詰まったが、素直に頭を下げてきた。
大仰に頷きつつ、シュルトの様子を盗み見る。
ふざけた態度の輩が自分を差し置いて指導される事に思う所があったようだが――相変わらずブスッとはしているものの、少し空気が柔らかくなっていた。
彼の見取り稽古も兼ねていたから、これで少しは話がスムーズになるだろう。
「さて、さっきのフィードバックだよな。シュルト、よく見ておくように伝えたが、側から見ていてどうだった? 」
「……鍛錬が圧倒的に足りてない気がしますけど、持久力とか」
別にどうでもいいですけどとつまらなさそうにしながらも、しっかり答える弟子。
そしてこれは中々的確な評であった。
「その通りだな。あんだけ投げられて酔ってないし、倒れるまで続けるガッツもある。不意のカウンターにも受け身の反応は取れてたし、持って生まれた素質は及第点。問題は、そもそもあれぐらいで倒れたこと。つまりは体力の無さだな」
「そんなにいるのか!? これでも結構鍛えてるんだが」
「足りない。さっきの組み手なら、最低倍の時間は余裕で続けられないと」
体力は全ての基本である。
例えばだが、長い距離を走るだけの試験があればそれだけでコイツは不合格だ。
とはいえ、こればっかりは地道な修行を積み重ねるしかないからなぁ。一朝一夕にはいかない部分である。
「まぁその対策が出来れば、棒にも箸にもかからないって事はなくなるんじゃないか」
「まず体力だな、分かった」
「……」
「……」
「……他は? 」
「いや、特に」
コイツマジかよ、みたいな顔で見てくるレオリオ。失礼な奴である。
「始めに言ったけど、本当に試験官次第なんだよ。最低限の基準に達してなかったのが体力で、それ以外は簡単に死なないレベルには達してると思うぞ。強いて言えば、ナイフの使い方をもうちょっと洗練させた方がいいかも、ってとこかな」
「……分かった、まず体力。次にナイフ術だな」
若干釈然としない顔をしながらも、ペコリと頭を下げるレオリオ。
……こいつがプロハンターになるハードルは、他の受験生よりも高いだろうな。
彼の動機を聞いて思ったその確信を、イナギは伝える事なく水と一緒に飲み込んだ。
――ハンター試験とは、プロハンターによる同胞の選抜である。
同類、同じ穴の狢と言い換えてもいいいが、それは決して能力だけを指さない。
むしろそれ以外の覚悟や決意、動機といった精神性こそが、最後の決め手となってくる。
この内レオリオの動機は、「友人と同じ病を持つ子どもを、無償で治せる医者になること」。
人間としては非常に立派であるし、イナギとしても好ましい。が、彼がプロハンターとして望むものは結局「金」である。
そしてハンターにとって、金さえあれば入手できるものの価値は低い。
そこに、未知に挑む気概が存在しないが故に。
ハンターの門戸は誰にでも開かれており、それだけで不合格になる事はあり得ない。
しかし優劣付け難い他の受験者と枠を争うことになった場合、彼の優先度は一段下がることになるだろう。
とはいえこれを伝えた所で、動機なぞ変えられるものでもない。
ならば知らない方が良い。イナギなりの気遣いであった。
「よし、それはそれとして今日はもう上がりなんだろ? だったら乾杯だ乾杯! 」
「なにがそれなのかわかんねーが、喜んで受けるぜ! 当然イナギさんの奢りだろ? 」
「いや俺今日タダ酒。カポクオーコ持ちの」
「マジかよおっさん!? なら俺も奢りで」
「うるせぇぞレオリオ! 酒飲む元気あるなら仕事するか? 」
「いや、俺怪我人だから。これは消毒、内側からの」
「あ゛ぁ゛!? 」
「あほ忙しい時にすんませんっした! 乾杯!! 」
グラスとグラスが打ち合わされた音が鳴る。
店の賑わいに響いたそれが、盛況に紛れるのと同時に迸る美味いの声。
空になる酒盃。リズミカルに頼むお代わりに飛んでくるボトル。注がれる酒。笑い声と弾む会話。
そうして時は流れ、ペルレモの夜が更けていく。
楽しい時間は早い。気づいた時には夜半を過ぎ、あっという間にお開きになった。
「さて、まだ空いてる宿屋ってあるかね」
「なに、決まってねぇのか!? ちょっと待ってろ」
いそいそと奥に引っ込んでいくレオリオ。奥でカポクオーコに話をしたかと思うと、鍵を持って戻ってきた。
「今晩部屋空いてるから、うち泊まってかねーか」
「あんがとな、助かる」
「ここら辺閉まるのはえーからな。聞いて良かったぜ」
「あ、じゃあ僕も」
「坊主、オメェは家があるんだから帰りな」
流れでもう一部屋確保しようとしたシュルトであるが、レオリオの後から付いてきたカポクオーコに阻止された。
「……足がないから」
「そう言うと思って呼んどいたぜ。ほら、外で待ってる」
入り口を指し示されてぶー垂れてるその頭を、ワシワシっと撫でられる。
「先生がここ泊まるんだし、また明日来りゃいいだろうがよ」
「……分かりました。イナギさん、明日の朝一で迎えに来るので、絶対にここで待っててくださいね」
「あいよー」
「近場だからって、どこにも出かけないでくださいね! 」
キミ、どれほど師匠を信用していないのか。ハンター試験の後3日間連絡出来なかったのは、俺じゃなくて会長のせいだぞ?
そんなお気持ちはしっかりと仕舞い込んで、なおも言い募るシュルトを宥めて送り出す。
そしてイナギは、カシナーリの小綺麗な部屋で一晩を明かした。
――そうして翌朝。
待てども待てども、シュルトがやってくる事はない。
そしてイナギは、カシナーリを追い出されることになった。
お読み頂きありがとうございます!
レオリオの出身地が明言されていないので、シュルトと同郷になってもらいました。
後半部、レオリオのハンターとしての評価云々は個人的な解釈です。
287期ハンター最終試験における審査基準の「印象値」、ネテロはこれを「ハンターの資質評価」と言い換えています。
そしてレオリオの評価はワーストタイでしたが、
>ハンター十ヶ条 その1「ハンターたるもの何かを狩らなければいけない」
から考えると、確かに彼の動機は最終試験者の中で最もハンターらしくないんですよね……。
実際作中で自らハントした事は一度もないですし。
一方会長選挙では、その人柄で会長一歩手前まで辿り着いてます。
もし実現していたら「最もハンターらしくない者がハンターの最高責任者に立つ」結果に、人の悪いネテロは大笑いしたのではないでしょうか。
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