真・恋姫†無双 転生伝   作:ノブやん

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八話

一刀「如月。来たぞー。」

 

如月「おう、一刀。いらっしゃい。」

 

一刀「どうしたんだ?食堂に呼び出して。」

 

如月「ちょっと味見をしてほしくて。ほい、おまち。」

 

一刀「何!これはシチューじゃないか。こんなものもこっちで出来るのか。」

 

如月「原材料はあるからな。試しに作ってみた。食べな。」

 

一刀「いただきます。うめー。」

 

如月「良かった。口に合って。」

 

一刀「でもこれ、作るの大変じゃなかったか?」

 

如月「いや、特には。しいて言えば牛乳の調達だな。牛の乳を搾るのが大変だった。ホワイトソースから作ったからな。バターが必要だったんだ。生クリームは加熱殺菌した後に、冷却すると上の方に分離して出来るからな。俺、ヒャド使えるじゃん。だから冷蔵庫も作った。」

 

一刀「は?冷蔵庫?」

 

如月「まあ、冷やすだけだがな。ほらあれだ、上に氷を入れて冷やすやつ。」

 

一刀「マジかぁ。俺にも作ってくれないか?」

 

如月「おう、いいぜ。一日一回溶けた水を捨てなきゃいけないけど。氷が無くなったら、俺に言え。」

 

一刀「サンキュー。楽しみだな。」

 

「あれー?兄ちゃん達何食べてるの?」

 

如月「季衣か。これ作ってみたんだが、食べてみるか。」

 

「え、いいの?これ、なんて料理?」

 

一刀「シチューっていうのさ。俺達の国の料理だな。」

 

「へぇ、天の国の料理なんだね。いただきまーす。」

 

如月「どうだ?」

 

「おいしー!」

 

如月「そりゃよかった。おかわりもあるぞ。」

 

「本当!おかわり!」

 

如月「はいよ。」

 

「ふぅ、おいしかった。ねぇ、如月兄ちゃん。これ、明日も食べれる?」

 

如月「明日ね。よしいいぞ作ってやる。」

 

「本当!じゃあ明日楽しみにしてるからね。」

 

如月「おう、時間は今日と同じくらいな。」

 

「わかったよ。ごちそうさまでした。また明日ねー。」

 

次の日の食堂

 

如月「あれ?みんなきたの?」

 

「ええ、季衣から天の国の料理が食べれると聞いてね。」

 

「如月兄ちゃんダメだった?」

 

如月「全然。」

 

「華琳様に変なもの食べさせたら、承知しないから。」

 

如月「桂花、さすがにそんなことはしないから。」

 

「ふむ、どんなものを食べさせてくれるか楽しみだ。」

 

「シチューとかいったか?」

 

如月「おう、うまいぞ。ただこれだけ集まるとは思わなかったから、一人一杯くらいか。」

 

「えー、せっかくお腹すかせてきたのに。」

 

如月「しょうがない。別のものも作るか。じゃあ卵をわって……」

 

卵を十個割って、割りほぐしておく。次に炒飯を作り別の皿に上げておく。卵をお玉一杯分すくい、鍋に入れ、半熟にし、炒飯を入れ包むと出来上がり。

 

如月「ほい。オムライス完成だ。」

 

一人前を四人分、三倍の量の大きいのを二人分作り、卓の上に置く。

 

「へぇ、炒飯を卵で包んだのね。」

 

如月「おう、どんどん食え。」

 

「「「「「「いただきます。」」」」」」

 

「おいしー!」

 

「うむ、うまいな。」

 

「ああ。」

 

「なかなかやるじゃない。」

 

「あら、結構おいしいじゃない。」

 

一刀「シチューに続きオムライスまで。如月は何でも作れるな。」

 

如月「材料があればある程度はな。」

 

「如月が料理するなんて。ねぇ如月、私に天の料理を教えてくれないかしら。」

 

如月「いいよ。時間がある時なら。」

 

「ああ、おいしかった♪」

 

「うむ、うまかったな。このシチューというものをもっと食べたかったが。」

 

「姉者、そういうな。こんな人数になるなんて如月も思っていなかったんだからな。」

 

「そうね。あんた、次はもっと用意しなさいよ。」

 

如月「分かった。次は多めに作るよ。あ、片付けはやっておくから、みんな仕事に行きな。」

 

「そう。ならその言葉に甘えましょう。おいしかったわよ如月。」

 

「おいしかったよ。如月兄ちゃん。」

 

「うむ、うまかったぞ如月。」

 

「姉者の言う通りだ如月。ごちそうさま。」

 

「ふん。まあまあおいしかったわ。ごちそうさま。」

 

一刀「如月、片付け手伝うよ。」

 

如月「サンキュー、一刀。」

 

大人数になってしまったが、みんなに喜んでもらってよかったな。次は何作ろう。

 

 

 


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