真・恋姫†無双 転生伝   作:ノブやん

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考えていることを文字にするって大変だよなー。難しいっす。
まぁ、がんばって書きましたので楽しんでいただければ幸いです。


三話

華琳に保護されることになった翌日、俺と一刀は華琳に呼び出された。

 

「華琳、呼び出されたから来たけど、入っていいか?」

 

「ええ、入ってきてちょうだい。」

 

と中から了承をもらい、

 

「「失礼しまーす。」」

 

と言って中に入ると、華琳と秋蘭が事務作業を行っていたが、手を止めこちらを見る。

 

「何の用?」

 

「ええ、あなた達にちょっと確認したいことがあって、呼んでもらったのよ。」

 

何の確認だろう?と思っていると、

 

「あなた達この国の文字は読み書き出来る?言葉は通じているから大丈夫でしょうが、これ読める?」

 

「全然読めない。」

 

と一刀。

 

「これは、街の警備体制の見直し案?」

 

と俺。

 

「如月は読めるようね。では、一刀は如月に、読み書きを教えてもらいなさい。あと、あなた達の武の腕を知りたいから、春蘭と仕合しなさい。」

 

「「は?」」

 

一刀に読み書きを教えるのはいいが、春蘭と仕合?まぁ、どこまでやれるか自分の腕を試すか。

 

・・・・・・・・

 

「まずは一刀からやってもらおうかしら。春蘭よろしくね。」

 

「北郷覚悟しろ。」

 

といきなり一刀に切りかかる春蘭、それを全力でかわす一刀。その後も一刀は、反撃することすら出来ずに、体力が無くなって、倒れた所で華琳からストップがかかった。

 

「まぁ、こんなものね。一刀、次は春蘭に反撃できるくらいになりなさい。次は、如月ね。」

 

「うーす。一刀お疲れさん。」

 

「はぁ……はぁ……。ああ如月もがんばれ。」

 

「次は如月か。遠慮せんぞ。せやー!」

 

「よっと、あぶねーないきなり切りかかってくるなよ。ん?うぉ、地面に穴があいてる。なんて力だよ。けど、こっちも負けねーよ。そりゃ。」

 

如月の攻撃を春蘭が受け止める。

 

「うるさい、ぼんやりとしている方が悪い。(結構重い一撃だ。)」

 

たがいに、距離を取り、再度飛び込み、打ち合うこと十数合、さすがに疲れてきたのか、春蘭の剣先が鈍ってきたのを如月は感じていた。

 

「(さすがに疲れてきたか。あ、そうだ。一刀に色々見せるって約束してたなぁ。ちょっと見せてやるか。威力を落として。)」

 

如月が後ろに跳び、距離をとる。

 

「一刀、約束してたもの見せてやるよ。春蘭、これで決めてやる。」

 

「ふん、決められるものなら決めてみろ。逆に返り討ちにしてやる。」

 

「ギガデイン。」

 

大上段にかまえた剣にギガデインが落ち、剣に膨大なエネルギーを纏わせる。

 

「くっ、なんて膨大な力だ。」

 

「まさか、あれは!」

 

「そうだよ、一刀。いくぞ、春蘭。ギガブレイク!」

 

膨大なエネルギーを纏った剣を右上段の構えから春蘭に突進して叩き込む。

 

「うあーーーー。」

 

ギガブレイクを叩き込まれた春蘭は後ろへ大きく飛ばされ、壁に叩きつけられた。

 

「「春蘭!」」

 

「姉者!」

 

「やべ、やりすぎた。」

 

「ぐっ…。」

 

「動くな春蘭。すまん、力の加減がうまくいかなかった。ベホマ。」

 

手をかざし、ベホマを唱え、春蘭の傷と体力を回復させていく。それを見た華琳と秋蘭はみるみる治っていく傷を見て驚く。

 

「まさか、ギガデインにベホマまで。スゲーな。」

 

「なんなの、そのベホマというのは?」

 

「回復呪文と呼ばれる呪文の一つさ。他にも回復量が異なるものがあるんだ。」

 

と一刀。

 

「まぁ分かり易く言うと、自分の気を相手に流して治癒力を上げるって感じかな。よし、全回復だ。春蘭、調子はどうだ?」

 

「おお、傷も体力も回復している。」

 

「ねぇ、如月。呪文って他にどのようなものがあるの?」

 

「それは、俺も気になるな。」

 

「いいよ。見せてやる。まぁ、蘇生呪文以外なら全部出来るっていえば、一刀は理解すると思うが。」

 

「マジで!!」

 

「おう、マジマジ。とりあえずは、ヒャダルコ。」

 

ヒャダルコを唱え、大きな氷の塊を何個か出す。

 

「おースゲー!本物だー!」

 

と一刀は興奮している。

 

華琳、春蘭、秋蘭の三人は、すごく驚いている。

 

「こんな大きな氷を出せるなんて。」

 

「色々と見せてやるよ。まずは、メラミ。」

 

大きな火の塊を氷に投げつける。

 

「次は、ベギラマ。」

 

高エネルギーの閃光がビーム状になって、一直線に飛んでいく。

 

「バギマ。」

 

かまいたちが発生し、氷の塊を切り刻んでいく。

 

「イオラ。」

 

氷の塊の中心で爆発が起きる。

 

「とまぁ、攻撃呪文はこんなものかな。これでも中級の呪文で威力も抑えてある。これよりも上位の呪文も出来るが、威力が凄まじいからな。戦でもこっちが不利にならないと使わないようにしようと思う。」

 

「なぜ?」

 

「さっきも言ったが、威力が凄まじいからだ。この城くらいなら一発でぶち壊せることが出来るぞ。仲間を守るために使わざるを得ない時は使うが、俺は大量虐殺をしたい訳ではないからな。」

 

「分かったわ。あなたがそう決めているならしかたないわね。でも、仲間が危機にさらされたときは、その力を使って助けてちょうだい。」

 

「分かった。その時はこの力を使って仲間を助けよう。あと、もう一つ見せたいものがあるんだ。模造刀一本ある?」

 

「ええ。」

 

華琳に模造刀を渡してもらった。

 

「よく見てろよ。ふん!」

 

模造刀を左腕に叩きつける。

 

「ちょっ、気でも狂ったの?」

 

「馬鹿者、骨折でもしたらどうする。」

 

「姉者の言う通りだ。」

 

と三人が言ってきて、腕を確かめようとするが、三人は驚いた目で模造刀を見る。模造刀の方が壊れていて、如月の腕と模造刀の間に隙間が出来ていた。

 

「これはね、竜闘気(ドラゴニックオーラ)と言って、俺の全身には、この気が鎧のように覆っている。この気のおかげで、俺には傷一つ付かない。まぁこの気を貫通するほどの攻撃を受けなければだけどな。」

 

「何て言うか規格外ね。」

 

「ええ、ですが華琳様、頼もしい武官が一人増えましたね。」

 

「春蘭、この通り俺は、怪我もしないから、いつでも勝負出来るぞ。」

 

「本当か。」

 

「ああ。」

 

「そうね、如月。あなたには、春蘭の手合せの相手と、一刀に読み書き教えなさい。一刀は如月に読み書きを習いなさい。期限は二週間ね。その後、あなた達には仕事をやってもらうわ。」

 

「了解、じゃあ一刀、時間もないし今からやるぞ。」

 

「分かった。華琳、こっちで文字の練習する時の道具を貸してくれ。」

 

「侍女達に聞けば出してもらえるわ。」

 

こうして、一刀にこの世界の読み書きを教えることになった。あと、勉強の休憩中に一刀が俺を鍛えてくれと頼んできたのと、春蘭が再選を申し込んできたりしたので、午前は、一刀のトレーニングまたは春蘭との仕合い、午後は一刀の勉強会というスケジュールになった。

 

 

 

 

 




仕合部分がスゲー悩んだのですが、こんな感じになっちゃいました。全然書けてないですね。
あと、呪文の説明は調べたらこんな感じに書いてあったので参考にして書きました。

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