鉄と血のランペイジ   作:芽茂カキコ

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▽△▽―――――▽△▽

 

〝イサリビ〟後部ハッチから着艦した〝ラーム〟は、作業用クレーンに引き上げられ格納デッキのいつもの場所へと収め直された。

 収容作業が完了し、無重力空間を泳ぐように整備班の団員が寄ってきた所で、俺はコックピットハッチを開放して外に出る。と、キャットウォークからフェニーが飛び上がってきた。

 

「カケル! お疲れさん」

「ああ。お陰で助かったよ、フェニー。模擬戦の射撃管制データをセッティングに反映させておいてくれたんだろ? 照準が結構やりやすかった」

「ふふん。最高の機体で送り出してあげるって言ったでしょ?」

 

 と、作業用クレーンが、今度は大破したオルクス商会の〝スピナ・ロディ〟を引き上げてきた。手すきの団員が今度はそちらへと、仲間うちで騒ぎながらワラワラ群がっていく。

 

「鹵獲した機体は外に繋げるんじゃなかったっけ?」

「コックピットにヒビ入って空気漏れてるから入れたんだってさ」

「ハッチを強制解除すっぞ! クレーンで………」

 

 と、そこでフェニーも「ちょっと待った! 外部からシステムに入って強制解放すればいいから………」と飛んで行ってしまう。俺も、とりあえずその後に続いた。

 団員たちの間をすり抜けて真っ先に〝スピナ・ロディ〟のコックピット部分に取りついたフェニーは、外部パネルを一つ開けると手持ちのタブレット端末からコードを引いて配線。素早く端末上の表示を叩いて――――次の瞬間、〝スピナ・ロディ〟のコックピットハッチが上下に開かれた。

 

 そこから内部を覗き込むと………

 

 

「ひ………っ!?」

 

 

 子供―――エンビやエルガーよりも幼い―――の裏返った悲鳴。

照明が落とされた暗闇の中にいるのは、サイズの合わないブカブカの、赤いラインの入った白いノーマルスーツを着た少年。凍り付いたようにコントロールグリップ(操縦桿)を掴んでピクリとも動かず、それでいて瞳には恐怖や絶望を湛えてまっすぐこちらを見つめていた。

 

 怯えきったその姿にフェニーは、

 

「大丈夫よ。ほら、こっちに………」

 

 だが、コックピット内部にまで潜り込もうとしたフェニーを、俺はすかさず「待て」と腕を掴んで止めた。

 

「な、何よ………っ!?」

「暴れるかもしれない。武器を持ってる可能性もある。俺に任せてくれ」

 

 それだけ言うと俺はフェニーを〝スピナ・ロディ〟コックピット部から押しのけ遠ざけて、今度は俺がコックピットハッチをくぐった。

 そして、震えながらも尚コントロールグリップを離さない手にそっと触れて、

 

 

「よく頑張ったな」

「―――――!」

「もう、終わったんだ」

 

 

 そう諭しながら、一本一本そっとその指をコントロールグリップから離してやる。武器の類は持たされていないようだった。

 無抵抗な幼い体躯をそっと抱きかかえて、俺はゆっくりコックピットから離れる。

 あやすように軽く背を叩いてやりながら「よく頑張った」と、俺はもう一度声をかける。

 もう戦わなくていい、死ななくていいことをようやく理解したのだろう。少年の目から涙が止め処なくあふれ始め、無重力に散った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽△▽―――――▽△▽

 

 保護されたヒューマンデブリの数は、46人。その全員がブルワーズの少年兵よりも幼く、栄養状態も最悪だった。

 捕虜にしたオルクス商会の従業員を問いただした所、デブリたちは主に宇宙空間での荷役作業で使役されており、戦闘経験など無いにも関わらず、阿頼耶識システムのヒゲ付きだからと無理やり武器や爆弾を持たせられ、戦うようオルクスに命じられたという。モビルスーツに乗れる者は〝スピナ・ロディ〟に、残りは爆薬を満載した貨物運搬用モビルワーカーに。

 

 オルクス商会所有のデブリたちは今、〝イサリビ〟貨物室の一つに集められ、栄養失調でも受け付けられる程度のしっかりした食事を与えられて………中には、いつぞのブルワーズの少年兵のように、安堵のあまりワンワン泣きながら食事にがっつく者も。

 酷い暴力・虐待に晒された跡もデブリ全員にくっきり残っており、ドクター・ノーマッドが一人一人診て回っている所だった。

 

 

 

 

 そして、敗戦し虜囚の身となった、事の戦犯であるオルクスは〝ハンマーヘッド〟のブリッジへと引っ立てられていた。がたいのいい鉄華団団員二人が両脇を固め、どのような宣告がオルクスに下されるのか、〝ハンマーヘッド〟ブリッジの女性クルーたちも時折視線を向けてくる。

 

 

「………んじゃ、この落とし前どうつけてもらうのか、これから決めようじゃねえか。なあ、オルガ?」

「はい」

 

〝ハンマーヘッド〟艦長席に座す名瀬の前で膝を突かされたオルクスは、「ひぃ………っ!」とすっかり震え上がった様子で名瀬とオルガをせわしなく交互に見上げている。

 オルガは冷めた様子で、でっぷり太ったその男を見下ろしながら、

 

 

「ヒューマンデブリを全員。艦1隻、モビルスーツを全部、消耗品・保有物資も全て。民間共同宇宙港の所有権も」

 

 

 それは、ほとんどオルクス商会の全財産を差し出せと言っているのと同義。その要求に流石に「こ、このガキァ! いくら何でも………ッ!」と起き上がろうとしたのだが、

 

 オルクスの顔面は、次の瞬間、名瀬に思い切り蹴飛ばされた。「ぐひえ!?」と肥満そのものの丸っこい身体がブリッジの床に無様に転がる。

 

「お前に決定権はねェんだよ、オルクス。払えねえってんなら………親父の所に連れていく」

「ひ………!?」

「親父なら上手く仲裁してくれるだろうさ。そうだな………テイワズ下部組織である鉄華団とタービンズに一方的に喧嘩を売ったんだ。片手の指4本ってトコか。もちろん、意味は分かるよなァ?」

 

「ひぇぇ………!! ゆ、指詰めだけはご勘弁を………ぉっ!」

 

 プライドも何もあったものではなく、オルクスはぼろぼろ泣き散らしながら名瀬の足下に這いつくばろうとして、抑えていた鉄華団団員二人に取り押さえられる。

 その様子を微動だにせずに名瀬は見下ろしながら、

 

「なら、払うもん払いな。それで後腐れなく手打ちにしてやるっつってんだ」

「きええぇ~………!」

 

 

 ほぼ全財産を失うことが確定したオルクスは、意味不明な奇声を上げて喚きたてながらブリッジの床にうずくまる。流石に見かねたオルガが団員に目配せすると、団員二人は両脇から狂ったように暴れるオルクスを抱えて、ブリッジを出ていく。資産譲渡の手続きに署名させて、火星に着いたらオルクスの手元に残す空っぽの艦もろとも放り出す。

 

 地球―火星間の独自航路により、火星において裏表に渡ってそこそこ堅実な商売を続けてきたオルクス商会が、無残に倒産した瞬間だった。

 消え去るオルクスを一顧だにせず、名瀬は少し考え込むように、顎に手を置いた。

 

 

「ふむ………、なーんかおかしくねぇか? なあオルガ?」

「はい。俺たちが火星を出た時、オルクス商会はそこまで大きくなかった。モビルスーツを一度に10機も出せるような所じゃ………」

 

「十中八九、誰かが裏でオルクスを援助したんだろうな」

「兄貴、何か心当たりでも?」

「ありすぎて絞り切れねえよ」

 

 

 鉄華団、タービンズ共に恨みに思っている者・組織は数知れない。鉄華団に至っては間違いなくギャラルホルン、それも上層部の恨みを買っていてもおかしくないのだ。

 そういった奴らの誰かがオルクス商会に手を回して武器を揃えさせて鉄華団とタービンズにけしかけた。そう考えるのが自然だろう。

 

「ま、こればかりは一度親父と相談しねえとな。これからはお前らも気を付けろよ? なんせお前ら鉄華団はギャラルホルンに喧嘩を売って、メタクソに叩きのめしちまったんだからよ」

「………好きで喧嘩した訳じゃねえですよ」

 

「向こうさんだって好きでメタクソにのされた訳じゃねえだろうが。これから、敵と味方をしっかり見分けて、賢く立ち回らねえとな。………できなかったら、死ぬぞ」

 

 威圧を込めて艦長席から見上げてきた名瀬の視線を受け止め、オルガは直立した。オルクスはまだ序の口。鉄華団がデカくなればそれだけ敵も増える。

 鉄華団という〝家族〟を食わせていくには、しっかりした組織の舵取りが必要だ。そしてそれが、オルガの双肩にかかっている。

 

「はい………!」

 

 しばらく、固い沈黙が続き………それを破ったのは通信オペレーター席の女性クルーだった。

 

「あ、オルガさん。〝イサリビ〟から通信です。すぐに戻ってきてほしいとのことですが?」

「分かった。すぐ戻ると伝えてくれ」

 

 

 オルガは名瀬に軽く一礼すると、〝ハンマーヘッド〟ブリッジを後にした。

 名瀬は「やれやれ」と軽く嘆息しつつ、

 

 

「これからどんな面倒に巻き込まれることやら。ま、その都度デカい稼ぎがあるからむしろ有難いぐらいなんだけどよ」

「あ。ダーリン今すごい悪い顔してるー」

 

 

 

 

 

 ともかくも、火星を目前とした宙域でのオルクス商会 対 鉄華団・タービンズの戦闘は鉄華団側の勝利に終わり、オルクス商会は鉄華団団長オルガ・イツカの要求通りに強襲装甲艦1隻とモビルスーツ10機、ヒューマンデブリを全員、保有物資や資材もあらかた賠償として鉄華団に引き渡した。

 

 モビルスーツは鉄華団の装備として。ヒューマンデブリには、それまでオルクスに握られていた個人IDを返還して人間としての地位を回復させ、望む者は鉄華団に入団。そうでない者、身体が弱すぎて鉄華団での仕事に堪えられない子供は孤児院の当てが見つかるまで団員扱いとして鉄華団で保護することとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

▽△▽―――――▽△▽

 

〝イサリビ〟艦内における数少ない憩いの場所である展望デッキ。

 だが、元々訪れる者も少なく、特に深夜時間は周辺も含めてガランと静まり返っており………何となく、広い所で一人で考え事をしたい時に、ここはちょうどいい。

 俺はデッキの手すりに腰かけ、展望ガラスを背に、首だけ軽く振り返って窓越しの宇宙を見やった。

 

 

「………なんつーか、悩んでばっかりだな。俺」

 

 

 こういう所はあまり他人に見せたくない。人の上に立つ身になるのならば尚更。

 1期から2期までの期間はおよそ1年と少し。その間に何が起こるのか、原作に描かれていない出来事など知る由もない俺には、分からない。

 どこに向かうのか。誰が何をして、誰が襲いかかってきて、どう対処すればいいのか。

 このオルクスの襲撃自体、完全に予想外だった。10機の敵モビルスーツは三流の傭兵やモビルスーツ戦に不慣れなヒューマンデブリによって操られており、オルクス商会自体武闘派ではなく、倒すのは比較的容易だった。

 

 だが、同じような幸運が続くとは限らないし思わない。ギャラルホルンは原作時以上に鉄華団を注視するだろうし、鉄華団自体、おそらく原作を超える勢いで大きくなる。火星ハーフメタル産業に参入する計画も、俺の耳に入っていた。

 大きくなればそれだけ、敵も増え、しかも強くなる。

 

 

 これはもう、俺の知る『鉄血のオルフェンズ』ではない。

 そして鉄華団が違う未来を見ることができるのかは、俺の――――――

 

 

「どうかした? カケル」

 

 不意に呼びかけられた。向き直るとそこにいたのは、

 

「三日月………」

「変な顔してたね。昔のクーデリアみたいだ」

 

 変な顔って………と、げんなりした俺を横目に、三日月はぼんやりした表情で、ポケットから一粒つまんだ火星ヤシを口に運びながら、展望ガラス越しの宇宙を見上げていた。

 三日月にも、何か思う所があるのだろうか。オルガの示した道を切り拓く鉄華団一の切り込み隊長は、戦場ではいつだって、一切の逡巡すら見せずにオルガの命令を遂行してみせた。

 

 今日も………

 

「そういえば今日の戦い、三日月すごかったな」

「? 何で?」

「オルクス商会のモビルワーカーを、中のヒューマンデブリたちを傷つけずに真っ二つにしたんだろ? 片腕の〝バルバトス〟で………」

「別に。オルガの命令だから。中身のパイロットは殺さずにモビルワーカーだけやれって」

 

 さも当然のように言ってのける三日月だが、神業であることには変わりない。エドモントン戦以降、太刀の使い方に開眼した三日月は、これからどのような戦いを俺に、俺たちに見せつけるのか。

 

「――――何か、変わったのかな」

「え?」

「何かさ、ブルワーズの奴らとか、あのギャラルホルンだったおっさんとかに会って一緒に戦って………皆、色々考えるようになったみたいから。俺たちが潰す奴らも、俺たちみたいに生きて、メシ食って、皆どこかを目指してる。俺たちとあまり変わらないんだなって」

 

 ま、敵なら潰すだけだけど。と三日月はもう一粒火星ヤシを取って口に放り込んだ。

 そんな、三日月の意外な変化に俺は少々呆気に取られていたのだが、

 

「………なに?」

「あ、いや。三日月でもそんな考えするんだなって。結構ドライな思考してるのかと思ってたから」

「どらいって? まあ、考えるのはオルガの仕事だし。オルガが考えて決めたことを、俺がやる。それだけだから」

 

 んじゃ、と三日月はふらり、と先ほどやってきた出入口に足を向けて、振り返ることなく立ち去ってしまった。

 俺は、また宇宙空間を眺め直しながら、

 

「決めたことをやる、か………」

 

『鉄血のオルフェンズがハッピーエンドに改変されますように』―――などという願い事から始まったこの世界での俺の旅は、1期を終え、折り返し地点を迎え、ここから俺が知らない物語が始まる。

 鉄華団の違う未来を見る。それがこの世界で、俺が決めたことだ。それをやり通すことに、俺がこの世界で生き、戦う意味が生まれる。

 展望デッキで一人。俺はポツリと言葉を零した。

 

 

「絶対。見てやるからな。〝鉄血のオルフェンズ〟のハッピーエンドを、な」

 

 

 今日も戦い、明日を勝ち取った。

 そしてその先の未来も――――必ず勝ち取る。

 俺と、鉄華団と、ガンダムの力で。

 

 

 

 

 鉄華団の故郷、火星はすぐそこにまで見えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽△▽―――――▽△▽

 

「………サングイス大司祭。鉄華団は無事、火星に帰還しました」

「オルクス商会は実質的に解体され、その資産の多くは合法的に鉄華団の手に。強襲装甲艦1隻、ロディ・フレームのモビルスーツが10機。その他ヒューマンデブリを含む資産や物資も」

「ヒューマンデブリとして酷使されていた子供たちは鉄華団によって個人IDを返還され、多くが鉄華団に志願して入団し、残りも孤児院の行く先が見つかるまで団員扱いで保護されるようでございます」

 

 薄暗闇に閉ざされた広大なその空間で。

 一人瞑想中であったサングイスは冷たいフロアから立ち上がり一段上のそこから、報告に参上した二人の司祭を見下ろした。

 

「ご苦労様でした。――――では、次の計画を」

「御意に」

「全てはザドキエル様の御心のままに」

 

 恭しく首を垂れたまま、司祭たちはその場を立ち去る。

 サングイスは再び床に胡坐をかき、瞑想の姿勢を保ち直した。これからはこのように自分を見つめ直す時間を、そう多く作ることはできなくなるだろう。

 サングイスと〝厄祭教団〟………そしてその神体である古の兵器モビルアーマー〝ザドキエル〟が世界の表舞台に姿を見せる日は、近い。

 

 既に策謀の種は撒かれた。マクギリスはギャラルホルン地球支部を実質的に支配下に収め、〝原作通り〟に組織改革に着手した。経済圏との関係改善や、経済圏独自軍事力保持のためにギャラルホルン製モビルスーツを供給する手はずも。加えて間もなく、地球外縁軌道統制統合艦隊総司令官に任命されるという。

 

 世界には未だ、腐敗と不安が蔓延っている。地球経済圏による火星やコロニー、木星圏等の圏外圏への搾取構造は、ようやくその1国であるアーブラウが状況改善に着手したばかり。未だ圏外圏の大多数の人々は抑圧され、構造的な貧困を強要され、それが………宇宙ネズミ、ヒューマンデブリと蔑まれる子供たちを生み出す下地となっている。

 

 地球圏においても、改善されたのはドルトコロニー群のみ。その他経済圏の産業用コロニー群では未だに労働者は搾取される立場にあり、反乱の芽を潰すべくギャラルホルンが精力的に働いている。ギャラルホルンは絶対的な力で、構造的に搾取される人々をねじ伏せ続けているのだ。300年もの間。

 

 

 

「――――世界は、救いを求めている」

 

 

 

 正しき世界。

 正しき秩序を。

 

 厄祭戦によって世界を簒奪したギャラルホルン。彼らがもたらした偽りの秩序による社会の崩壊。人道に反した統治による道徳の荒廃は、間もなく終焉を迎える。

 永遠に。

 

「新しい世界の礎となるのは――――阿頼耶識という〝牙〟を纏いし子供たち」

 

 火星の一企業、いや少年兵たちの寄せ集めながら、クーデリア・藍那・バーンスタインを地球に送り届けると言う大役を成し遂げた鉄華団は、これも原作通りに飛躍することだろう。テイワズ直系団体への昇格、地球支部の開設、団員や装備の増強。

 だが、まだその力は弱々しく、来たる厄祭の世を迎えるには――――足りない。さらに牙を研がせ、力を蓄えさせなければ。

 

 

「―――――ザドキエル様が、良く子供たちを導いてくださるでしょう」

 

 

 もはやサングイスは語らず、瞑想に沈み、完全に沈黙する。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして暗闇の奥深くで………巨大な紅眸がサングイスを見下ろしていた。

 

 

 

 

 


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