鉄と血のランペイジ   作:芽茂カキコ

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魚人7号 様よりガンダムラームのイラストをいただきました。ありがとうございます!


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suz.様よりガンダムラーム・コックピット起動画面と印章をいただきました。ありがとうございます!



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登場オリジナル機解説(一部ネタバレ注意)

(モビルスーツ)

 

 

・ASW-G-40 ガンダムラーム (※初登場:第1話)

 

蒼月駆留に与えられたガンダムフレーム。

ギガンテック・ガトリングキャノンを用いた実弾による広域制圧を主眼に置いた機体で、重装甲と大重量のガトリングキャノンを保持することによる機動性の低下を補うため、バーニアスラスターが強化されている他、機体各所の多角化偏向スラスターによって、鈍重そのものの見た目に反した高い機動性をも実現している。

 

バックパックは小型の兵装製造自動工場となっており、ガトリングキャノンの砲弾の他、時間と資材があればガトリングキャノン自体を組立前のパーツの状態で複製することも可能である。

 

厄災戦時の完全な姿を持つ希少なモビルスーツでもある。

 

 

(全高)

18.71メートル

 

(重量)

46.25t

 

(武装)

ギガンテック・ガトリングキャノン

コンバットナイフ

 

 

 

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・ASW-G-40R〝ガンダムラームランペイジ〟(※初登場:第6章)

 

蒼月駆留の〝ガンダムラーム〟をタービンズの技術部門が改修したモビルスーツ。

機体名の〝ランペイジ〟とは英語で「暴れまわること」を意味する名詞。

 

同時期に改修され、ロールアウトした〝ガンダムグシオンリベイク〟が軽量化を目指したのに対し、新型の二重装甲によりさらに防御力と重量がアップ。新型のスラスターに換装することによって、〝ラーム〟時と変わらない機動性能で防御力の向上が実現している。

 

装甲は二重となっており、表面の重装甲パーツをパージすることによって、内部の細身のボディ〝ランペイジアーマー〟が姿を見せる。この状態になった時、機体は高機動機に変貌し、対モビルスーツ格闘戦において優れた性能を発揮する。この状態時でもガトリングキャノンを運用することが可能。

火器管制システムも現代の技術でアップグレードしており、阿頼耶識システムと連携することによって、従来機では不可能な超長距離狙撃・超精密射撃をも可能とする。

 

武装は従来のギガンティックガトリングキャノン、コンバットブレードの他「120ミリヘビーマシンガン」を装備。威力はガトリングキャノンに劣るものの、取り回しの用意さや優れた精密射撃能力を有する。

 

(全高)

18.77メートル

 

(重量)

50.25t

 

(武装)

ギガンティック・ガトリングキャノン

コンバットブレード

 

 

 

 

 

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・UGY-R41〝ホバーマン・ロディ〟

(※初登場 第11章)

 

鉄華団が鹵獲運用し、地球へと降ろした〝マン・ロディ〟を、モンターク商会から入手したパーツによって地上仕様に改修したモビルスーツ。

地上活動用脚部・ホバースカートを取りつけることによって地上での高機動活動を可能とした。ただし、重装甲である〝マン・ロディ〟上半身との重量バランスが極めて悪く、活動時間が短い他、阿頼耶識システム持ちの優れたパイロットでなければまともに運用することが難しい。

 

従来のサブマシンガン、ハンマーチョッパーの他、〝ゲイレール〟用装備である旧式バズーカ砲をも備え、充実した火力を持つ。

 

(全高)17.4m

 

(重量)41.1t

 

(武装)

サブマシンガン

ハンマーチョッパー

 

300mmバズーカ砲

 

 

 

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・ASW-G-30〝ガンダムフォルネウス〟

(※初登場 第11章)

 

マクギリス・ファリド=モンタークが、モンターク商会の傭兵となったクランク・ゼントに譲渡した機体。

ファリド家が秘蔵するガンダムフレームの1体だったが、現当主イズナリオ・ファリドが少年男娼を囲うために作った施設の資金確保のために売却。闇市場へ流れた末にモンターク商会の息のかかった企業へと売り払われ、モンターク(マクギリス)の手へと渡り、最終的にクランク・ゼントの乗機となった。

 

水中戦やアクアハイドロブースターによる高速海中航行を主眼に置いた機体であり、水中航行時は背中の変形ユニットが機体全体を覆い隠してイカのような形態を取る。変形ユニットにはアクアハイドロブースターと魚雷及びミサイル発射管が装備されている。

地上戦においても優れた戦闘力を発揮できるが当時の武器は散失しており、モンターク商会が独自に製造したバトルランスや腰部装備型キャノン、対艦ナパームミサイル、魚雷で武装している。

 

 

(全高)18.2m

 

(重量)39.5t

 

(武装)

バトルランス

腰部装備型200ミリキャノンユニット

対艦魚雷及びミサイル発射管×2

 

 

 

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EB-06A〝アクア・グレイズ〟

(※初登場 第11章)

 

ギャラルホルンがかつて運用していた水中戦用モビルスーツ。

初期型グレイズ・フレームに水中戦用装甲やパーツ、アクアハイドロブースターを取り付け、水中における高次元での戦闘能力を実現。ギャラルホルンの水中戦力として運用されていたが、治安の良い地球では海賊等も存在せずほとんどニーズがないことと、現行のグレイズ・フレームに水中戦用オプション装備を取り付けることで代替が可能となったことから、運用期間はわずかに留まり、現在では全機が退役、スクラップ処分を待つのみとなっていた。

しかしモンタークが闇市場に流れた数機を入手し、うち1機をクランク同様モンターク商会所属の傭兵となったアイン・ダルトンへと譲渡。彼の運用機としてミレニアム島攻防戦以後活躍することとなる。

 

(全高)17.7m

 

(重量)29.8t

 

(武装)

バトルランス

水中戦用ネイル射出対応型100ミリライフル

小型ミサイル・魚雷発射管×2

 

 

 

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ASW-G-66〝ガンダムキマリスガエリオ〟

(※初登場 第14章)

 

マクギリスが厄祭教団の協力を得て〝ガンダムキマリス〟を改修した機体。原作同様に〝ガンダムキマリストルーパー〟として改修されつつ、封印されていた機体の阿頼耶識システムを復活。さらには教団独自のテクノロジーに基づく改造も施されている。

地球軌道上の戦いで回復不能の重傷を負ったガエリオに阿頼耶識手術を施し、生体ユニットとして直結。その思考をダイレクトに機体に反映させることが可能となり、従来の阿頼耶識システムでも達成できない超絶的な反応速度を獲得した。

 

主兵装のデストロイヤーランスには内蔵200mmリニア砲が装備された他、キマリスサーベルへのブースターユニットの追加、胸部対人機関砲、腕部内臓ドリルパイルバンカー等の凶悪な兵装が取り付けられている。

 

(全高)

19.3m

 

(重量)

32.0t

 

(武装)

200mmリニア砲内蔵大型デストロイヤー・ランス

ブースト内蔵キマリスサーベル

機雷放出装置

シールド

 

胸部内蔵40mm対人機関砲ユニット

腕部内蔵ドリルパイルバンカー

 

 

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EB-X〝グレイズX〟

(※初登場 第14章)

 

ギャラルホルンが密かに研究していた阿頼耶識システム試験機の一つ。

厄祭教団と共に阿頼耶識研究機関を牛耳ったマクギリスが入手し、通常のコックピットへ換装した上でモンターク商会へと流した。

阿頼耶識システムとパイロットの適合性を研究する上で機体は大型化。両足のドリルキック等複雑な制御を要する機構が多く、通常のコックピットで制御する場合、非常に優れた操縦センスが要求される。〝シュヴァルベグレイズ〟以上にピーキーな機体であるが、乗りこなし、その高いポテンシャルを発揮させることができれば、阿頼耶識システム機にも並ぶ優れた性能・反射能力を発揮する。

エドモントン戦にて、モンターク直属の部下であるエリザヴェラの乗機として運用されることとなる。

 

原作であれば〝グレイズ・アイン〟として投入されるはずだった機体。

 

(全高)

22.2m

 

(重量)

38.0t

 

(武装)

専用大型アックス×2

肩部格納式40㎜機関銃×2

 

パイルバンカー×2

マニピュレーター・スクリューパンチ

両足部ドリルキック

 

 

 

 

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(その他艦船類)

 

 

 

・強襲降下艇 

(※初登場:第9章)

 

民間で運用されている降下船のギャラルホルン仕様機。

装甲が追加されている他、急角度での高速突入にも対応可能な装甲と高出力スラスターを持ち、地球軌道上からの強襲訓練などに運用される。地球外縁軌道統制統合艦隊の保有機種の一つだが、現在まで戦闘に運用された例は無い。

 

モンターク扮するマクギリスが登録を抹消した数機を密かに保有しており、うち1機を鉄華団の援護のために使用した。

軌道上での対空戦闘を想定した対空砲を2基備えている。

 

(武装)

 

対空砲×2

 

 

 

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・カセウェアリー級超大型モビルスーツ輸送機

(※初登場:第11章)

 

ギャラルホルンが運用する超大型輸送機。カセウェアリーとは英語で「ヒクイドリ」の意。

モビルスーツ2機を収容する能力を持ち、無補給で地球を一周できる長大な航続距離を誇る。

ギャラルホルンはこの輸送機を100機以上保有しており、その結果迅速な作戦展開能力を実現している。

 

基本的に非武装で運用することがほとんどだが、その広大な収容能力を活用して、爆撃機や大型センサー等を搭載して哨戒機等として運用することも可能。

 

厄祭戦時代の初号機から現代にいたるまで運用・改修・製造され続けており、ギャラルホルンの展開能力において重要な役割を持つが、配属されるのは主にコロニー出身者や地球の下層市民ばかりで乗員の待遇は悪く、彼らの間ではモンターク商会からの賄賂を受け取り便宜を図るなど不満と腐敗が広がっている。

長期に渡る運用が続けられた結果、先祖代々カセウェアリー乗りであるパイロットの家系すらあるほど。

 

(全高)59.4m

 

(全長)125m

 

(全幅)119.8m

 

(最大搭載量)808t

 

(動力源)艦船用大型エイハブ・リアクター×1

 

(巡航速度)マッハ1.1

(最高速度)マッハ1.5

 

(武装)なし。ただしオプション装備可能。

 

(乗員)2~7名

 

 

 

 

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・フリンジヘッド級潜水艦

(※初登場:第12章)

 

ギャラルホルンが保有する攻撃型潜水艦。

ギャラルホルンは情勢が安定した地球内においても一定の陸上・海上・航空戦力を保有しており、フリンジヘッド級もまた揚陸艦と並んでギャラルホルン海上戦力の主戦力として運用される。

 

揚陸艦と異なりエイハブ・リアクターとナノラミネート装甲を有する頑丈な艦であり、数発程度なら魚雷の直撃にも耐えられる。

 

魚雷発射管、垂直ミサイル発射機構の他、艦種に水中用MS射出機構を左右2基、計4基備えており、それぞれに1機のモビルスーツを搭載・射出可能である。

 

 

(全長)198.1m

 

(動力源)艦船用大型エイハブ・リアクター×1

 

(潜航深度)5900m

 

(乗員)50名程度で運用可能

 

(武装)

魚雷発射管×6

垂直発射ミサイルハッチ×28

 

(搭載可能モビルスーツ)

水中活動用装備〝グレイズ〟4機。

 


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