結城友奈は勇者である 〜勇者と武神の記録〜   作:スターダストライダー

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『この国は、俺が守る……!』『これで、最後だ……! 大義の為の、犠牲となれ……!』(by げんとくん)
『これこそが、人間様のぉ……! 気合いとぉ……! 根性とぉ……! 魂ってやつよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』(by 牡丹の勇者)

……作品もセリフも違うはずなのに、私には仮面ライダーローグのあの姿が、三ノ輪 銀のそれとダブって見えてしまった……(泣)

いよいよ次週でクライマックスとなる『仮面ライダービルド』! 不条理な平成を生きてきた私達で、その結末を見届けようではありませんか!


樹海の記憶編 EP.5 〜接触〜

「……さーてと、本日の勇者部活動は終了! みんなで『かめや』に直行よ!」

「って、ちょっと待ったぁ! 問題は何も解決してないわよ! 自分から作戦会議だーとか言っといて……!」

 

放課後。勇者部の部室に夏凜のシャウトが響き渡る。本日のお役目を終え、午後の授業も済ませて部室に集まった後、後日請け負った依頼に関する内容をサラッと説明し、うどんを食べに行こうとする風を取り押さえる光景が、そこにあった。

 

「……フ。『行き詰まった時はうどんを食べるべし!』。勇者部五箇条にもそう書いてあるでしょ」

「……あの。どこにも書いていませんけど……」

 

真琴が申し訳程度にそう告げると、妹に指示を出す。

 

「……樹、追記しといて」

「え? 六箇条になっちゃうよ……?」

 

困惑する樹をフォローするかのように、東郷がジト目で口を開く。

 

「風先輩、おふざけはそれぐらいで。うどんを食べに行くのは賛成ですが」

「(あ、そこは賛成するのか……)」

 

遊月が心の中でツッコミを入れた。風も我に返ったのか、険しい表情を浮かべる。

 

「そうね……。とはいえ、分からない事だらけなのよね。大赦からは何も返事がないんでしょ、藤四郎?」

「あぁ、そうだな」

「壁が枯れ続けている事に関しては、差し迫った脅威のはずです。それについても、何も?」

「……」

 

藤四郎は無言で頷く。

 

「このまま壁が枯れ続けたら、一体どうなるんスかね?」

「壁は、この四国を守る、いわば結界のような役割を果たしています。それが枯れれば、結界の効力も弱まり、バーテックスの侵攻がより一層増します。莫大な被害は、免れないかと……」

「早いとこ何とかしないと、だな……」

 

事は一刻を争う、という事は全員認識してはいるものの、詳しい原因を調べている大赦からの連絡は一切ない。では、このままいつ届けられるとも知らない報告が来るのを待つばかりで良いのだろうか……?

その考えを真っ先に否定したのは、友奈だった。

 

「あの……。だったら私達で調べてみませんか? 壁の近くまで行ってみれば、何か分かるかも」

「! 俺も、友奈の意見に賛成です。このままジッとしてばかりで、復活したバーテックスや星屑の殲滅ばかりに集中してたら、きっと持ち堪えられません。ならいっその事、俺達の手で……」

 

兎角も賛同すると、藤四郎もなるほど、と頷く。

 

「……一理あるな。大赦が何も言ってこない以上、俺達の手で調べるしか、方法はなさそうだ」

「それがいいわね」

「じゃあ決まりだね! 早速……」

「あぁちょっと待った友奈。さすがに今からだと帰りが遅くなる。決行は明日の朝。さすがに1日ぐらいで全部枯れる事はないみたいだからさ。今日のところはこれぐらいにした方が良いと思うな」

「そっか、みんな疲れてるもんね……。うん、じゃあそうしよう!」

「よぉし! 明日の予定が決まったところで、うどんを食べに、行くわよ無限大の彼方!」

「うどんを連呼しすぎ!」

 

夏凜に突っかかれる形で、一同は部室を後にした。勇者としては初の試みとなる、壁の調査をするべく、一同は気持ちを新たに明日を迎える事に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とは言ったものの……」

「ここからどうやって壁に行きましょうか……」

 

翌日、遊月が暮らしている民宿のすぐ近くの海岸までやって来た勇者部一同だが、早速問題にぶち当たった。壁があるのは、広大な海を渡ったはるか先。そこまで向かう為の手段を考える所から始まった。

 

「ボート、とか?」

「男手だけでも、途中でバテるかもな……」

「じゃあ船に乗せてもらって、近くに連れて行ってもらうとか?」

「それ良いな! 遊月だったらその辺とかコネあるんじゃないの?」

「……それは、難しいかもな。こっちで朝食を食べに来てた漁師さん達はみんな出払ってるから」

「一隻も残っていないのかよ……」

「どうしましょう……?」

 

皆がはたと悩んでいたその時、それまで浜辺の磯ガニの行進をジッと観察していた園子が立ち上がって、妙案を口にする。

 

「ぴっか〜んと閃いた! 勇者になって、壁までヒョイ〜って飛んでいけば良いかも〜」

「……あ!」

「それだよ園ちゃん!」

「理に適った作戦ね」

「それなら、人目についていない今のうちに早速……」

 

一同は周りに自分達以外、人影がいない事を確認してから、スマホを片手にアプリを起動す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そいつはやめといた方がいいぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……る直前、背後から声がしたので振り返ると、そこには……。

 

「わっ! ビックリした!」

「な、何だこいつ⁉︎」

「いつの間に……?」

「……? この子どこかで……」

 

そこに立っていた、小学校高学年と思しき少年を見て、違和感を覚える夏凜。途端に、何人かが思い出したように喚き立てる。

 

「……あ! お前は!」

「か、夏凜ちゃん! この子ですよ! 樹海の中にいた男の子は!」

「! そうだった……!」

 

今回の原因と深く関わっているであろう少年が、目の前にいる。それは驚きと同時に、探して問い詰める手間が省けたような気分だった。

パイン味のチュッパチャプスを咥えている藤四郎が代表して前に出て、問いかける。

 

「やっと会えたな。お前は、あの時樹海にいた奴で間違いなさそうだ。……何者だ」

「その前にさ。聞いておきたい事があるんだけどな」

「何……?」

「お前らはさ。今が、幸せだと思っているか……?」

「えっ? 何言って……」

「答えてくれよ、なぁ」

 

そうせがむ少年の顔つきは、薄っすらと笑みを浮かべ、彼らが出す答えに何かしらの期待をしているように、遊月は思えた。

そして遊月が答えようとするよりも早く、彼女は真っ直ぐな瞳で答えた。

 

「幸せだよ!」

「友奈ちゃん?」

「友奈?」

「勇者部として、みんなと一緒にいられて! 勇者として、みんなと一緒に戦えて! とっても、幸せだよ!」

「「友奈ちゃん……」」

『友奈……』

『友奈さん……』

「ゆーゆ……」

「……フン」

 

友奈の一言は、他の面々の答えを固める動力となり、全員が同じ眼差しを少年に向ける。それを見て、少年も納得したような表情を浮かべる。

 

「……なるほどな。だったらこの時間を大切にして欲しいんだよなぁ……。ずっとこのまま、この世界でさ」

「この世界で、ってどういう事だ……?」

 

兎角が尋ねるよりも早く、各々のスマホから樹海化警報が鳴り響き、一同は少年から目を逸らして端末に目をやる。

 

「このタイミングで樹海化警報⁉︎」

「お、おい! 今のはどういう……って、いない⁉︎」

 

振り返ると、少年の姿は影も形もない。まるで瞬間移動でもしたかのようだ。

 

「……先に行って待っている、と言ったところか」

「そう、でしょうね」

「俺もそう思う。多分、向こうでまた会える気がする」

 

巧、昴、遊月が壁のある方に目をやりながら呟く。

 

「よっしゃあ! そろそろケリつけてやんなきゃな!」

「はい、銀先輩!」

 

銀に続いて、樹もやる気全開のようだ。風の号令で、勇者部一同は神樹の加護を受けて、戦闘態勢へと準備を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹海化した世界はいつ見ても人を魅了するような、カラフルな空間だ。非常時でなければいつまでも浸れるような光景があるが、今回はそうも言っていられない。探しているのは、樹海の景色ではなく、謎多き少年の行方だ。

 

「さっきの男の子は⁉︎」

「姿は見えないけど……」

「きっとどこかにいるッス! そんな気がするッス!」

「? 友奈、どうした……?」

「あの子、とっても悲しそうだった……。寂しそう、でもあったような気もするの。ずっと1人でこの世界にいるような感じがして……。だから、このままじゃいけないと思うんだ!」

「あぁ、そうだな!」

「みんな、考えてる事は同じみたいね。でも、先ずはバーテックスを倒すのが先! 行くわよ、みんな!」

『了解!』

 

攻め込んできた星屑を殲滅するべく、一同は散会して1匹たりとも神樹に近づけることなく、武器を振るう。

 

「ヤァァァァァァァ!」

「左は任せたぞ! 俺は右からだ!」

「近づこうものなら……射抜く!」

「そこだっ!」

「ウォォォォォ!」

「これ以上は……やらせん!」

「いっくよ〜!」

「1時の方向から中型の敵! 気をつけて!」

「この程度……造作もないわ!」

「ハァァァァァ!」

「女子力で全てを倒す!」

「これなら、どうだ!」

「お仕置きー!」

「ぶち抜けぇぇぇぇぇ!」

 

徐々に星屑の数を減らし、ようやく数える程にまで減ったところで、親玉が姿を現した。

 

「見えました! バーテックスです!」

「おいでなすったか……!」

 

ゆっくりと侵攻してきたその異形は、『山羊座』をモチーフとした、垂れ下がっている4本の角を携える、『カプリコーン・バーテックス』。以前なら初めてお目にかかるバーテックスとして警戒心を強めていたが、今度は違う。何故なら彼らは一度、目の前にいるバーテックスを目撃しているからだ。

 

「あのバーテックス、確か夏凜と真琴の2人と初めて会った時の……」

「これも、あの少年が関与しているのか……」

「フン! しゃらくさいわ! あの程度のバーテックスなら私1人でも十分なのは証明済み! さっさと倒して、尋問してやらないとね!」

「あっ、夏凜ちゃん!」

 

そう言って夏凜が、我先にと樹海を駆け抜ける。

 

「先手必勝! もらったぁ!」

 

敵も不意の攻め込みに、動けていないのだろう。勝利を確信した夏凜が刀に力を込めた次の瞬間、樹海が大きく揺れた。

 

「な、なぁ⁉︎」

「わわっ⁉︎ 何これ⁉︎」

 

先頭を走っていた夏凜はよろけて地面を転がってしまい、他の面々もバランスを保とうと、必死に堪えている。

昴が着目したのは、山羊型の4本ある足が地面に突き刺さっている事だった。山羊型自身が小刻みに震えて、それが地震の正体だと気づく。

 

「あのバーテックスが仕掛けているものです!」

「こいつは……、厄介だな!」

 

やがて揺れが収まったものの、体の震えはすぐには治らないのか、夏凜はヨロヨロと立ち上がるだけで精一杯のようだ。その隙を、山羊型は逃さなかった。

 

「!」

 

4本あるうちの1つの角が、無防備な夏凜めがけて突撃してきた。後方から真琴の悲鳴が聞こえてくるが、それを聞いた所で状況は変わらない。夏凜は身動き1つ取らずに呆然としていると、

 

「やらせるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

無我夢中で足が前に出た、と言わんばかりに銀が猛ダッシュして、2丁の斧を盾代わりに突き出し、角にぶつかっていく。結果として双方が弾かれて、銀は背中から夏凜のすぐ近くの地面に打ち付けられた。

 

「銀! あんた……!」

「へへっ、何とか間に合った感じ、かな……?」

「銀ちゃん!」

「銀!」

 

慌てて一同が我に返り、2人の元へと集結する。

 

「大丈夫か銀!」

「平気へいき! 精霊バリアがあったおかげで、五体満足って感じよ!」

「平気ってあんたねぇ! バーテックスとの戦いは、命を落とすかもしれないって言ってたでしょ⁉︎」

「夏凜の言う通り、無理はするな。致命傷までなら何とか防げるが、それでも万全じゃない」

「……けど、向こうはそれも待ってくれないみたいだ!」

 

銀が起き上がってそう叫んだ瞬間、再び角が勢いよく向かってきた。

 

「うんとこしょ〜!」

 

すかさず園子が槍を傘状に開いて、角を斜めに逸らして、直撃を防ぐ。

 

「……にしても、何なのこいつの動き! 前に戦った時は、こんな攻撃してこなかったはずなのに!」

「いやそもそも、あいつが本気出す前にあんたらが速攻で仕留めてたから、分かるわけないでしょ⁉︎」

「そういえばそうでしたね……」

 

風にそう指摘され、真琴が当時の事を思い出す。

と、今度は山羊型が別の攻撃を仕掛けようと、空中に飛び上がった。それを防ごうと、東郷が引き金を引くが、空高く飛び上がった標的を撃ち抜くまでには至らなかった。

 

「くっ……! 制空権を取られてしまった……!」

「逃げるつもりか⁉︎」

「降りてこいッスー!」

 

冬弥が挑発交じりに叫んだ瞬間、山羊型の4本の角が収束し、捻れたかと思えば、一気に高速回転を加えて地上に向かってきたではないか。

 

「……!」

「危な〜い!」

 

とっさに、昴と園子が盾を突き出し、ドリルと化した角と激突する。精霊バリアもあって、どうにかダメージを軽減してはいるものの、彼らの両足への負担は、刻一刻と蓄積している。

 

「昴、園子!」

「ぼ、僕達は、大丈夫、です……!」

「みんな〜! 今のうちに、やって〜!」

「! 分かった! このチャンスを逃すな!」

 

藤四郎の号令で、山羊型を抑えてくれている2人の元から離れて、反撃を試みる。

先ずは、2人を苦しめている角を破壊する事だ。

 

「それなら、私がやります!」

「頼むぞ友奈!」

 

友奈は高く飛び上がり、拳を固める。

 

「友奈! 付け根を狙え!」

「うん!」

 

兎角の指示で、拳の狙いを、角と胴体を繋げているワイヤーのような部分に定める。

 

「勇者ぁ、パァァァァァァァンチ!」

 

渾身の一撃が、山羊型の中心部とも言える部分を砕き、ドリルはその勢いを衰え始める。上からの圧が軽くなった気がした昴と園子は、力を込めて押し退ける。2人の息は既に上がっており、紙一重で助かった事が伺える。

 

「このまま押し切る!」

「援護は任せてください!」

「さっきはよくもやってくれたわねぇ!」

「14倍にして返してやる! 釣りはとっとけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

続けてバランスを崩し、地面へと降下してくる山羊型の胴体めがけて、巧、夏凜、銀が炎を撒き散らして攻撃を余す所なく叩きつける。真琴もハンドガンで支援を続ける。

 

「ハァァァァァ!」

「もう一丁ッス!」

 

ダメ押しとばかりに、風と冬弥が上から山羊型を叩きつけて、動かなくなった所で、一同は封印の儀に取り掛かる。

すぐに御霊は出現したが、同時に御霊から紫色の煙が噴出され、一同は精霊バリアに守られながら、耐え凌ぐ。

 

「こ、このガスは……!」

「前と同じだ!」

「視界が遮られるのは厄介だな本当に……!」

 

だが、この2人だけは臆する事なく飛び上がる。

 

「一度ならず二度までも同じ過ちを繰り返すなんて、バーテックスは学習しないものね!」

「同じ手は通用しないってな!」

 

銀と夏凜が、ガスの中に突っ込んでいき、神経を研ぎ澄ませて、狙いを定めると武器に力を込める。

 

「「そんな目くらまし、気配で見えてんの(だ)よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」

 

2人は同時にクロス状に御霊を斬り裂き、そのまま砕け散った。

 

「殲……滅!」

「これが人間様の、気合いと根性と魂ってやつだ!」

『諸行無常』

『百花繚乱』

 

2人の側に義輝と鈴鹿御前が現れて、静かにそう呟く。

御霊が消えると同時に、山羊型本体も砂となって消滅。星屑も全て撃退されており、静けさが戻ったように感じられる。

樹が不意に辺りをキョロキョロと見渡す。

 

「そういえばあの子は……?」

「……向こうから来てくれたようだな」

「……」

「あっ、さっきの男の子!」

 

巧の視線の先に目をやると、少年の姿が。

と、ここで兎角がある異変に気づく。

 

「……! これは!」

「兎角? どうしたの?」

「周りを見てみろ……! バーテックスは倒したのに、樹海化が解けない……!」

「あっ! 本当だ! 何で⁉︎」

「まさか、お前がこの事態を引き起こしているのか……⁉︎」

「あなたは、一体……」

 

東郷が警戒心を捨てる事なく、そう問いかける。すると少年が苦笑混じりに手を振って口を開く。

 

「そんな警戒しなくたっていいだろ? 俺とお前は……ここにいる何人かは、一緒に戦ってきた仲なんだしさ」

「えっ……?」

「一緒に、ってお前はそもそも、俺達の事をずっと前から知っていたとでも言うのか? でも俺は、その……。記憶を失くしてるからアレだけど、他のみんなも知らない感じだぞ?」

 

遊月の言葉を受けて、一瞬だが、少年の表情に翳りが見えたように友奈は感じた。

 

「……そっか。そうだったな。みんなもう、あの時の事を……」

「えっ、何て言ってるの?」

 

小声でよく聞き取れなかった為、友奈が聞き返す。少年は肩を竦めて、友奈からの質問には答えなかった。

 

「んじゃあ、先ずは自己紹介からって事になるな、うん」

 

そう言って、少年は深呼吸を1つしてから、改まった表情で自身の素性を明かした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は、『市川 晴人』。お前らと同じ、武神の1人さ」

 

 




遂に会合した、勇者部一同と、謎のベールに包まれていた市川 晴人と名乗る人物。
果たして、この世界に隠された真実とはいかに⁉︎ そして勇者部の導き出した答えとは⁉︎(スットボケ)

次回、『樹海の記憶』編、完結!

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