戦闘シーンを、初めて書きましたが難しい。
頭の中では、動くんですが文字にするというのは難しい。
もっと、上手くなるよう頑張っていきます!
おい…おかしいだろ。なんで、アイツがここに…。俺が呆気に取られているとズ・ゴオマ・グは、俺の姿を見た途端、走って来る。
「くっ!?」
ズ・ゴオマ・グは、一気に俺の懐に入っては鳩尾を狙って拳を振るってきた。
咄嗟にガードをしたが、後ろの壁に叩きつけられた。叩きつけられた衝撃で、肺の中の空気が口から出ていった。
「「「ハチマンさん!?」」」
「はぁはぁ……。クソっ……。」
何とか立ち上がったが、ズ・ゴオマ・グは、先程と打って変わってゆったりと歩いてきた。
ヤバい…。早く変身を……ダメだ、意識が集中できない。しかも、足に力が…。
「ハチマンさん!」
「よくも!」
「喰らえ!」
いつの間にか、ズ・ゴオマ・グと距離を取っていた3人が各種攻撃を始めた。
ウィズさんとゆんゆんは魔法で攻撃し怯んだ隙に、背後に回り込んだクリスさんがナイフをズ・ゴオマ・グの首に刺した。
刺されたズ・ゴオマ・グは、すかさず後ろにいたクリスさんを掴み、ウィズさん達の方に投げた。
ウィズさんとゆんゆんは、クリスさんを何とか受け止める事は出来たが、そのまま後ろに倒れ込んでしまった。
ズ・ゴオマ・グは倒れている3人の元へとゆっくりと歩き出した。
クソっ……このままじゃ……。
守るんだ…。俺があの人達を守るんだ。今回は、自分の手で''守る力''があるんだ!立て、立つんだ、早く!
「立って、あの人達を守るんだ!変身!!!」
軽快な音と共に、俺は仮面ライダークウガ マイティフォームに変身をした。
変身したと同時に、勢い付けてズ・ゴオマ・グにタックルをした。ズ・ゴオマ・グは、タックルの衝撃で後方に吹き飛び、3人から遠ざかった。
「うっ…ハチマンさん大丈夫ですか。」
ゆっくりと立ち上がったウィズさんの発した言葉に、サムズアップをした。
他の2人を見ると、ゆんゆんは後ろに倒れた時に当たりどころ悪かったのか目を回していた。クリスさんは、ウィズさんと同様にゆっくり立ち上がった。
「なんなんだい…あのモンスター。」
「分かりません。私も初めて見ました。」
2人が後ろで話していると吹き飛んだズ・ゴオマ・グが首を回しながら立ち上がってきた。
これ以上、2人を下手に戦わせる事は出来ない。むしろ、この世界の攻撃が効くかもわからない。
俺は、2人に見えるように待てと合図を送った。
2人は、声を揃えて「分かりました。」と言った。それと同時に俺は助走つけて顔を殴った。
殴られたズ・ゴオマ・グは怯みはしたが、直ぐに殴り返してきたが、ズ・ゴオマ・グの手を右手で弾いて、すかさず腹部にリズム良くワン・ツーと拳を叩き込んだ。
叩き込まれた腹部を抑えながら、ズ・ゴオマ・グは後ろによろけ隙ができた。
その隙にトドメを刺すため、両手を広げ、腰を下ろし、一歩一歩に力を込めるように走り出した。徐々に距離が詰まった時、両足に力を込めてジャンプをし、空中で一回転して右足を突き出した。そう、ライダーキックをしたのだ。
だが、渾身のライダーキックをズ・ゴオマ・グは、右手で突き出していた足をたたき落とした。俺はたたき落とされた事で、その場に片膝立ちの状態になった。
そこにすかさず、ズ・ゴオマ・グの右膝が顔に叩き込まれ、身体が後方に吹き飛ばされた。
「「ハチマンさん!」」
すぐに立ち上がり、ズ・ゴオマ・グの顔面に渾身の一撃を入れようとしたが、ズ・ゴオマ・グは、持ち前の翼を羽ばたかせ、拳を避けた。
そのまま宙を飛び、こちら嘲笑うような感じで頭上を舞っていた。
クソっ……手出しが出来ない。だが、どうすれば……。
敵に手出しが出来ない事に、焦り感じている時にボウガンが投げ込まれた。飛んできた方を見ると潜伏スキルを使ってクリスさんが、カバンにあったボウガンを取ってくれたみたいだ。
ありがとうございます、クリスさん。
あのフォームは初めて使用するが、''耐えられる''かどうかは気力次第だ。
「超変身!」
マイティフォームの赤い鎧が、ペガサスフォームの緑の鎧に変わり、手に持っていたボウガンはペガサスボウガンへと変わった。
それと、同時に感覚が鋭くなり洞窟内で落ちる水滴音や風の音などが頭の中で反響をさせた。
うぐっ…ここまでキツイのか…。コレは早急に終わらせないと気力が持たない。
ゆっくりとボウガンを構え、宙に舞って旋回をしているズ・ゴオマ・グに集中し、隙が大きい旋回するタイミングを計った。
まだだ…まだ……………………今だ!
ズ・ゴオマ・グが旋回をした瞬間にペガサスボウガンのスロットルを引き、封印エネルギーを込めて放った。
放たれた封印エネルギーは、ズ・ゴオマ・グの胸に当たったと同時にズ・ゴオマ・グは、地面へと落ち爆発四散した。
終わった…
クウガの変身を解いたと同時に、身体全体の力が入らず、その場に倒れた。
「「ハチマンさん!」」
2人が駆け寄って来たが、そこからの記憶は無かった。