我がカルデアのゆるやかな日常   作:100¥ライター

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フルボイスバレンタインは良い文明…
ランダムで運試ししてたら本命サーヴァントばかりが残ってしまうという事態に…w

2019年から1.5部のサーヴァントを真名表記するとのことらしいので私も伏せるのをやめてます。ネタバレ注意です!


それではどうぞ!


高難易度攻略 バレンタイン2019!

何故だ。バレンタインだというのに何故か我先にと渡そうとする奴らがチョコを持ってこない…?

 

 

それどころか避けられている気がしてならない。

 

 

「チョコありがとうな、良。…ところで一部サーヴァントがやけに大人しいのだが、何か覚えはないか?」

 

 

「いえ、私も詳しい事は存じておりません…」

 

 

やっぱりそうか。秦良玉と同様に他の奴らも知らないって言うし、アンデルセンやシェイクスピア、ホームズにモリアーティみたいな絶対分かっているはずのやつらはニヤニヤして教えてこないし。

 

 

「去年はどうだったのですか?」

 

 

「去年か。あの時はもう…始まってすぐに本命チョコがバンバン来て、食べきるのが大変なレベルだったよ。残すことや許可なく他の誰かに渡すのはありないわけだし」

 

 

「でも楽しかったよ。みんな全力だったからチョコはとても美味しかった。一つ一つ味わって美味しく頂いたよ」

 

 

…まぁ、一部食べられないチョコもあったわけだが…

 

 

しかし、これはすぐ食べてしまうのがもったいない程のクオリティなので食べる前に写真を撮っておくか。

 

 

カシャッ

 

 

「マスター…?」

 

 

「あ、あぁ。すまない、失礼だったか?可愛かったからつい…」

 

 

パンダのチョコレートが4つ…マジですげぇ出来栄えだな。これ作るのも手間暇かけたんだろうなぁ。

 

 

「いえ、マスターに気に入っていただけてとても嬉しいです」

 

 

「良…」

 

 

本当にお前ほど忠義に厚いというか…マスター想いのサーヴァントは他にいないよなぁ…

 

 

『ただ今より高難易度攻略を始めます。攻略班の方々は会議室に来てください!』

 

 

おっ、もうそんな時間か。これはあとでゆっくりいただこう。

 

 

「すまない、ちょっと行ってくるわ」

 

 

「それならば私がお供いたします。マスター」

 

 

〜会議室

 

 

「では、高難易度の攻略ですね。 敵のクラスはキャスターのようです」

 

 

「キャスターか。そして敵の種類は3種類。俺の予想では紫式部と星2作家コンビってとこかな」

 

 

まぁ、それなら今回は…

 

 

「アストルフォに来てもらおうかな。またスカディとシステムして貰えば…」

 

 

さて、カメラでアストルフォの部屋の前まで…

 

 

『悪いけど急ぎの用事があって来られないんだ〜。あはは…ごめんね!』

 

 

律儀に張り紙張って出かけたか…アストルフォよ。事前に伝えてくるだけ成長したというか仲良くなったと言えるのかもしれない。

 

 

「しゃーない!今回はサモさんシステムで行こう!フレンドにはケツァルコアトルでも呼ぶか」

 

 

〜1回目

 

 

「…あらら、後ろは本か。早速予想を外しちまった。どれどれ効果は…」

 

 

ん?この効果は…

 

 

「ンなもんさっさとぶっ飛ばしちまえばいいだけだろ?マスター!ひゃっふぅぅぅぅ!!」

 

 

しまった!ダメだ!このままでは!!

 

 

「悪くはありませんが、発想が少々安直ですね。没案とさせていただきます」

 

 

「乗るな、モードレッド!戻れ!!」

 

 

「きゃっ!」

 

 

「…くそっ、動けねぇ…」

 

 

作戦が浅くなりがちだし、脳筋で全体宝具とか愚の骨頂だったか。どうやら紫式部の周りにある本を倒すとデバフを盛ってくるらしい。

かと言って後ろの本はいるだけで紫式部の耐久を底上げして、前の本は

 

 

完全にペースを崩された俺達は宝具を防ごうにもその手のサーヴァントを入れておらず、最初のメンバーは全滅。フレンドのケツァルコアトルで善戦するも再び源氏物語が出てきたことで手詰まりに。

 

 

「…撤退するか」

 

 

〜作戦の練り直し

 

 

「強いライダーを使いたいところだが、素早く紫式部を叩くにはどうにかしてあの魅力を弾かなくてはいけない」

 

 

※マスターは男性なら確実に魅力を弾ける事にまだ気付いておりません。

 

 

「そのためのメイヴだ。来てくれ」

 

 

メイヴの黄金律(体)は多少の例外はあるが、大多数のデバフを弾ける。今回のデバフは全部弾けるもののはずだ。おまけに最近フォウマになったことでパーフェクトメイヴとなり、更なる強さを得た。

 

 

あっ、そういやメイヴのやつからもバレンタイン貰ってないな…

 

 

が、しかし今はそんなことを考えている場合じゃないか。

 

 

「えぇ、任せなさい。男はもちろん、女だろうと確実に仕留めてあげるわ」

 

 

「そして次にドレイク。全体宝具で敵を薙ぎ払ってくれ」

 

 

源氏物語が再出現することは事前に確認済み。宝具の回転率が高めであり、星を発生させることで火力アップに繋げられる。

 

 

「そして守りのマシュ。攻めと守り。どちらも可能な孔明。あとはいざって時に源氏物語の再出現を防ぐマタ・ハリ。フレンドにはオジマンディアスでも呼ぼうか」

 

 

メイン

 

女王メイヴ

礼装 凸カレスコ

 

ドレイク船長

礼装 凸晩餐

 

マシュ

礼装 凸牛魔王

 

 

控え

 

孔明

礼装 凸教示

 

マタ・ハリ

礼装 凸慈悲無き者

 

オジマンディアス

礼装 カレスコ

 

 

マスター礼装

カルデア戦闘服

 

 

 

 

「やってやろうぜ、メイヴ」

 

 

敵がキャスターであれば女であろうと負ける道理はない。無敵だ。

 

 

「えぇ、マスター。私が来たからにはもう勝利は目前よ」

 

 

「マスターの目つきが変わりましたね…そこにいる彼女が貴方の想い人…といったところですか?」

 

 

想い人…ねぇ。結論から言えば多分そういった仲ではないはずだ。お互い好き同士なはずだけどちょっと言葉にしにくいというか…。

 

 

「質問の答えが知りたいならこいつを倒してみな。勝ったらいくらでも取材に応じよう」

 

 

「…マスターにそこまで言わせるとは…ふふ、それでは私も全力でおお相手いたしますね」

 

 

今回のプランはスピード勝負!やりたい事をされる前に撃破するまでだ!

 

 

「まずはドレイク。任せた」

 

 

「あぁ、そんじゃ一発!派手に決めようじゃないか!!」

 

 

 

 

ゲージは割れたが、本がタイミング悪く出てくるせいで紫式部を削りきれない。

 

 

「相変わらず鬱陶しい本ね…」

 

 

「あぁ、ドレイクが再び宝具を使える状況でなければかなり手間だっただろう」

 

 

「ドレイク、上手く蹴散らしてくれ。お前が開いた突破口を決して無駄にはしない」

 

 

問題ない。ドレイクが本を倒し、星を発生させればあとはメイヴが攻撃を叩き込むだけだ。

 

 

「さて、体力的にもこれで最後だ!バッチリ決めてくれよ、マスター!」

 

 

「よし、今だ!全力を叩き込め!!」

 

 

「さぁ、私に傅きなさい!『愛しき私の鉄戦車《チャリオット・マイ・ラブ》!!』」

 

 

メイヴを使うぐらいならオジマンディアスかケツァルコアトルを使う方が強いぞ。なんて世間一般では言われるだろう。

 

 

確かにオジマンディアスもケツァルコアトルも強い。お前らの強さは俺も認めている。だが…

 

 

「勝ったわよ、マスター。まぁ、当然だけれど」

 

 

メイヴがお前らより下だと思ったことは一度もないよ。

 

 

「よくやったな。流石だ」

 

 

そうしてハイタッチを交わして…ん?メイヴが両手を広げてきて…

 

 

「あっ、ちょっ、待っ—」

 

 

待て待て待て!この状況で色々するのはまず—

 

 

「…好きよ、マスター」

 

 

 

 

 

「…俺も好きだよ、メイヴ」

 

 

 

 

 

 

 

「メイヴさん!抱きついていないで早く先輩から離れてください!!」

 

 

『へぇ…私で吹っ飛ばせば即終了の高難易度なのにわざわざメイヴを使ったのはこれを私に見せつけたかったのかしら?当てつけ?そんなにチョコを焦らされたのが我慢ならなかったわけ…?』

 

 

『マスターちゃん、メイヴちゃんに倫理観染められすぎ!!』

 

 

『全く、良いご身分ですこと。マスターちゃん』

 

 

…やべぇ、ちょっと思考が吹っ飛んだ内にヤバいことになってやがる。戻るまでに対策を講じておかなくては。

 

 

かかったターン 5ターン

試行回数 2回

ノーコン 令呪 未使用

 

 

 

 

「バレンタインよ…ほら」

 

 

「ありがとう、メルト。とても嬉しいよ…にしても何でチョコを渡すのを遅れさせたんだ?」

 

 

そういう作戦とかか?もしそうならここ最近そっけなかったメルトのことはかなり気にかけていたからお前の勝ちだが。

 

 

「どうせなら一番最後に渡す方が貴方の気を引くことも出来るし、印象にも残る…そう思っただけ。さっきのでちょっと馬鹿らしくなったから今渡したけど」

 

 

あぁ、そうか。そういうやつね。みんな最後に渡そうとか考えてんのか。

 

 

「…でも俺は順番なんて関係なく、いつ来ようと貰ったチョコは大切に食べるよ」

 

 

チョコにかけた想いだとかが順番なんてものの影響で弱くなる。なんてことは絶対にないと思う。

 

 

「貴方は気にしなくても渡した当人は気にするんじゃないかしら」

 

 

「そういうもんだろうか」

 

「そういうものかもね」

 

 

「…まぁ、今年はもう義理でチョコを渡すサーヴァントが軒並み渡し終わった後だからこれから来るサーヴァントは十中八九本命チョコを持ってくるはず…せいぜい覚悟しておいたら? あら、今も貴方お気に入りの女王メイヴがこっちに来ているわね」

 

 

うわぁ、早速ヤバいやつが来るか…さっき順番は関係ないと言ったばかりだが、こうも本命のチョコが続くと色々重いな…

どうか今年も無事に終わりますように!

 

 

「ほら、マスター!バレンタインよ!!」




今年のNo.1はメルトリリスでした。
最後に私のマスター。とフルボイスで言ってくれるのがとても…
今年に新たに追加されたサーヴァントで言うなら秦良玉も結構好きです。アナスタシアやXXも良いって話を聞いたから欲しかったのですが…アナスタシアは来ませんでしたw

ちなみにこの期間中に武則天が来ましたが、流石にいきなりバレンタインチョコをねだるネタとかはあれなんで別の機会で話を作れた時にでも…


リクエストを消化したいけどちょっと忙しくなりそうなので更新はいつも通りマイペースですw
思いついて可能であれば書いていきますw それでは!

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