我がカルデアのゆるやかな日常   作:100¥ライター

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雪合戦云々のネタを書いていて思ったこと

《長編中は好きな時に好きなネタ書けないから作者向きではない!》

それでも書いた以上は雪合戦編はしっかり完結させますのでw

そしてマスターがメイヴに話したいこととは!?


メリークリスマス!!

「すっかりクリスマス一色だねぇ…」

 

 

あぁ。最近子供のサーヴァントが一気に増えた影響もあり、我がカルデアは今クリスマスムードだ。いつもの何倍もテンションが高い。

 

 

「今周回行くとか言ったら文句言いそうだし、今日はスタミナ分だけ消費でいいか」

 

 

さすがにみんなで楽しむって時に面倒な周回に行かせる程俺も空気が読めない男ではない。今日は俺も全力で楽しむか。

 

 

「いいのかい?君の某フレンドさんは70箱開けたらしいよ?」

 

 

どこ情報だよそれは!

 

 

「そっか。俺は50箱前後あるし、これでいいよ。ダヴィンチちゃん。それよりも…アレの手配は?」

 

 

「あ、あぁ。出来ているが…本当にいいのかい?」

 

 

本当にいいかって?そんなの…決まっているさ。

 

 

「誰に何を言われても揺るがない。それだけ決心がついているならそれは俺の本心なんだろうさ。まっ、最初の頃じゃ想像もしてなかったけどな」

 

 

「マスター!ダヴィンチちゃん!クリスマスパーティーが始まっちゃうよ!」

 

 

「トナカイさん、早くしてください!」

 

 

「あぁ、行くか。アビー、邪ンタ」

 

 

クリスマスパーティー兼アナちゃん、アルテラサンタ。そしてエレちゃん歓迎会!楽しくやらないと!!

 

 

 

 

『メリークリスマス!!』

 

 

「かんぱーい!」

 

 

今回はクリスマスということでローストチキンやフライドチキン、ケーキなどクリスマスにピッタリな料理が存分に振る舞われた。

 

 

「先輩!カルデアを救ってもらい、本当にありがとうございます」

 

 

「いいや、マシュ。礼を言うならアルテラに言ってくれ。アルテラがいなきゃすぐにやられてたよ」

 

 

エレシュキガル…最初はこいつが元凶だと思っていたが、利用されていただけだったんだよな。疑ってすまない。

 

 

「あの時はマスターやみんなに多大な迷惑をかけて…本当に申し訳ないのだわ」

 

 

「ごめんごめん!そんな落ち込むな!最後はお前のおかげで助かったし、お前は悪くないのを俺は知ってる!」

 

 

「それでももし、自分を許せないのなら…俺のために力を貸してくれ。そして一緒にカルデアにいてくれ。それだけが俺の望みだ」

 

 

「ありがとう、マスター。貴方は優しいわね…こんな根暗な私にまで…分かったわ。冥界の女主人の力!来年はいっぱい見せてあげるのだわ!」

 

 

「…そうこなくっちゃな!やっぱ笑っているエレちゃんの方が俺は好きだよ。ほら、一緒に食べようか」

 

 

楽しい時間というのはあっという間で…みんなとの時間はすぐに過ぎていった…

 

 

そこから酔っ払い集団が騒ぎ始め、牛若や荊軻、ドレイク辺りはもう見苦しい様子になっていた。

 

 

そいつらをエミヤ達が別の部屋に連行するとアビーが俺に近寄ってきて問いかけてきた。

 

 

「ねぇ、マスター。マスターはお酒って飲んだことある?」

 

 

ブフッ!!

 

 

「子供がいきなり酒酒言うもんじゃありません!俺含め、未成年は我慢しなさい!」

 

 

前に酒呑に乗せられて飲んだ時、凄く酷い事になったらしいからな。酔っ払った勢いで騒動を起こされてはたまったもんじゃない。

 

 

俺もアビーに酒飲まされて大変なことになりそー!?いつのまにかアビーが悪い子になってる!これは抑えなくては!

 

 

「見て見て!アビーにはこのプリキュアシャンメリーあげるから!!」

 

 

グレープ味のシャンメリー!おいしいよ?ほらほら!

 

 

「ありがとう。マスター」

 

 

ふぅ…ひとまずはなんとかなったな。

 

 

「まーちゃんってプリキュアまで守備範囲?」

 

 

「グレープがたまたまプリキュアだから持ってきただけだ」

 

 

仮面ライダーは詳しい友人がツイッターでいたから多少なら対応可能だが、そこまでは…ねぇ…

 

 

「そいやミニオンのシャンメリーもグー」

 

 

「グレープはプリキュアしかなかった。いいね?」

 

 

「いや、別に好きだからってどうこう言いたいわけでもないよ?姫も見てるし」

 

 

お前の守備範囲は底なしかよ…すげーな。

 

 

「ありがとう。シャンメリーも中々美味しいわ。…でもお酒。一度飲んでみたいわ」

 

 

「そならウチが晩酌しても構へんよ?せっかくの祭りやし…大盤振る舞いせぇへんとー」

 

 

「酒呑!?俺にならまだしも子供のサーヴァントに酒を勧めるのはやめてくれないか!?ほら!もっと飲むならあっちで飲んでくれ!」

 

 

さすがに子供の教育に悪いからやめて欲しい。いや、サーヴァントだから成長するとかはないけども。

 

 

「それにさ、そろそろ寝ないと我がカルデアのサンタさんがプレゼントくれないぞ?」

 

 

「…分かったわ。私もそろそろ寝る準備をするわね。おやすみ!マスター!」

 

 

サンタさんのクリスマスプレゼントを話すと若干不満に思いつつも納得して、床に着いてくれた。あとは…

 

 

〜マイルームにて

 

 

「…メイヴ。入れるぞ」

 

 

「えぇ、準備は出来ているわ。ほら、早く…」

 

 

「やっぱこういうのって緊張するよなぁ…思いきろうとしても決心鈍るし」

 

 

「マスターが躊躇するなら私が無理矢理貰うけど?」

 

 

「待て待て!やるから!あんまがっつくな!そんなに求めるならくれてやるよ!!」

 

 

「遂に…私のものになるのね」

 

 

「あぁ」

 

 

 

 

 

メイヴと会ったのは今年の8月末だったっけ…約4ヶ月。ついにこの時が来た。

 

 

 

 

 

「聖杯!本当に私にくれるのね!」

 

 

 

「もちろんだ。あとで聖杯転臨させに行こうぜ?これからもよろしく頼むよ。メイヴ」

 

 

 

「ありがとう、マスター。ついでに…セッ○スしない?」

 

 

…は?

 

 

「待て、ついでにじゃねーだろ!ふざけんな空気読め!」

 

 

「空気読んだらセッ○スでしょ!?この雰囲気!クリスマスの夜って恋人同士ならそういうことするんでしょ!?ホワイトクリスマスっていうのもあるらしいし!逆にしない方がおかしくない!?」

 

 

「お前今からジャンヌに土下座して謝れよ!失礼だぞ!」

 

 

主は言っている。ホワイトクリスマスにえっちぃ意味は一切ないと。

 

 

「…それなら聖杯をくれたお礼にセッ○スさせてあげるわ」

 

 

「遠慮します」

 

 

「えっ!?」

 

 

「お礼でもダメ!カルデアには子供達もいるんだぞ!?そんな生々しい所見せられるか!」

 

 

というかさっきのと何も変わってないからな!?

 

 

 

「それならお仕置きよ。今から貴方を犯すわ」

 

 

 

 

「これ以上言ったら聖杯あげるのエレちゃんに予定変更すっからな!なんならこの聖杯をアビーのクリスマスプレゼントにしてやろうか!?」

 

 

「マスター!?悪かったわよ!性の6時間ってのがあるっていうことも聞いて、それなら流れに乗ろうって考えただけ!というかそれはもうそれは私の物でしょ!?」

 

 

やれやれ…何で俺はこんなちょっと残念なやつに聖杯あげたいだなんて思うようになったんだか。 いや、残念って思っているのは俺が頑なに肉体関係を拒んでいるせいかもしれないが。

 

 

「俺に少しでも悪いと思ってんなら…ちょっとだけ。手伝ってもらえるか?」

 

 

「それは構わないけど…」

 

 

 

 

「ふぅーん、サンタさんねぇ…」

 

 

メイヴちゃんはあの霊衣解放が何となく似てるだろうし。ちょっとアレンジすればいい感じになるはず。

 

 

「ふぉっふぉっふぉっ。サンタも人数が少なくて困っておるのじゃ。正直人手が増えるのはとても助かる。感謝する、マスター」

 

 

 

「邪ンタも寝ちまったからなぁ…」

 

 

あいつは年相応にはしゃいだからかもしれないな。初めて来た時我がカルデアにはナーサリーやジャックみたいな歳が近い女の子はバニヤンくらいしかいなかったし。

 

 

「それでは、任せるぞ」

 

 

 

 

ここは邪ンタの部屋。俺はメイヴと一緒に来ている。先程アナちゃんの分は配ったのであとはこいつだけだ。

 

 

「私とマスターで分かれた方が効率良くない?」

 

 

「俺はお前が心配だから同行してんだよ」

 

 

「ねぇ、私に聖杯あげたんでしょ?それなのに信用されてないわけ?」

 

 

答えはNOだ。信用してるかだって?んなもんは言わずもがなだろ。マスターが自分のサーヴァントを信用しないで他に誰が信用するんだよ。でも信用しているからこそ俺はお前の側にいるんだ。そこんとこ理解してくれ。

 

 

「さてさて、邪ンタのプレゼントは…」

 

 

「これ?」

 

 

ブフッ!!メイヴがまさかそんなものを手に持つ日が来るとは…ふふふ…

 

 

(ちょっと!あの子に聞こえるでしょ!?)

 

 

(すまん、だけど鼻メガネ出すのは反則だって!何でんなもんを取り入れてんだよ!)

 

 

(文句ならあのポンコツサンタに言いなさいよ!)

 

 

(待て待て…他に何かあるだろ?良さげなやつ!そもそもあいつは何を欲しがって…)

 

 

そういやアルテラからリストは貰った。さて、一体何かな…

 

 

『成長した私 私がそのまま成長した方です!』

 

 

 

 

 

 

無理だよ!金で解決しないもん!どうにもならないやつを頼むな!

 

 

 

あはは…つまりは福袋頑張れってか?こういうのは事前に言ってくれないかなぁ?つーか、俺アルテラに無理難題押し付けたりされてないよな?

 

 

(まぁ、福袋が来たら私は協力するけれど…今は諦めて何かしら妥協案を探しましょう)

 

 

(妥協案?例えば?)

 

 

(子供)

 

 

俺は気づけばメイヴをはたいていた。

 

 

(作れってか!?ここで!?今!?)

 

 

(冗談よ、冗談…何かしら袋に入ってないわけ?)

 

 

そう聞いて中身を必死に漁ったが、どこにもそれらしきものはない。ドラえもんがピンチの時、必死でお目当てのひみつ道具を探す気分ってまさにこういうことかもしれない。

 

 

(これが最後のプレゼントよ…もし、ロクでもないものだったらあんたの部屋の中のグッズから何かあげれば?)

 

 

(やだよ。あのコレクションいくらかかったと思って…)

 

 

あっ、これならいけるな。

 

 

(ほら。プレゼントぬいぐるみだけれど…成長した貴方のよ)

 

 

これでサンタのお仕事は終了!やっと肩の荷が下りた。

 

 

(おやすみ、ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ。メリークリスマス)

 

 

じゃあな。いつか、必ず成長したお前に会わせてあげよう。だからそれまで待っていてくれ。

 

 

「ふふ、トナカイさん。メリークリスマス」




メイヴに聖杯をあげた作者です!

やっぱり聖杯は好きな子にあげるもの!少し前皆様に聞いた時、そうだったように作者も好きならと遂に決断しました!

年末福袋は三騎士を引くので作者が凄まじい運を発揮すればもしかしたら邪ンヌオルタが来るかもしれません!


年末は更新が多少空くかもしれませんが、1月1日には福袋で来た星5サーヴァントとおせちを食べる!なんてのを企画してます!

それでは!

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