我がカルデアのゆるやかな日常   作:100¥ライター

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前回のあらすじ

円満に終わるはずが、メイヴによって泥沼と化した裁判!一体どうなる!?



…それはさておき、エレちゃん欲しいよ…
十連とそれ以降に手に入る石だけで手に入れられるか…

今年ラストかもしれない大掛かりなピックアップに必ず勝利します!!

…でも、勝てなくても深追いする気はないですw 礼装をちょいちょい手に入れることが出来れば効率良い周回が出来ますし、お正月に来る可能性もワンチャンありますし…


今は林檎をむしゃむしゃしなくてもいい期間内でこの話を終わらせます!



先程修正入れときました。


逆転痴女裁判!後編!!

【12月9日 午前10時47分 カルデア裁判所 法廷】

 

 

『…ざわざわ』

 

 

「は?」

 

 

全く。いい感じで妥協点を引き出してやったところなのに!

 

 

「…だって、そうじゃない?マスターだって人間。人並みの性欲はあるでしょ?」

 

 

「…」

 

 

「それなのに!溜めさせるだけ溜めておいて、マスターに我慢を強いるってのが今のカルデアの現状。はっきり言って異常よ」

 

 

『い、異議あり!』

 

 

「何?」

 

 

「それなら拙者にだってそういう権利があってもー」

 

 

「発言を却下する」

 

 

ダヴィンチちゃんナイス。ファインプレーいいぞ。さすがだ。

 

 

「とにかく!マスターなら頼めば嫌な顔しないで引き受けてくれるサーヴァントはいるわ。それでも…それらを一様に悪と見なすのかしら?」

 

 

おいおいおい!なんか変な展開に持っていこうとしていないか?

 

 

「くっ…」

 

 

『異議あり!』

 

 

マシュがぐうの音も出ない程押し黙っていた時、駆けつけてたサーヴァントは…

 

 

「ジャンヌダルク!?」

 

 

我がカルデアで混沌・悪代表をメイヴとするならジャンヌ・ダルクは秩序・正義代表。まさにメイヴとは対を成す存在だ。

 

 

「女王メイヴ。流石にそれ以上は見過ごせませんよ」

 

 

「あら、聖女ジャンヌじゃない。元を正せばマスターがああなったのは貴女の影響が強いようね。まっ、結果的に私好みの勇士になっていたけれど」

 

 

「己を律し、正しく生きようとすることは…そこまでいけないことでしょうか」

 

 

「くだらないわ。貴女がマスターを縛りつけるからこうなったのでしょう?あとは…そこにいる刑部姫」

 

 

「わ、私!?」

 

 

「もし貴女の教育が正しい。と、マスターが思っているのなら来た瞬間、即更生されていたんじゃない?」

 

 

「っ…」

 

 

「何で人を見て、『くっ、痛い所を突いてきましたか…』みたいな顔してるの!?」

 

 

「待て、メイヴ。今の俺がここまで感情豊かでいられるのはジャンヌのおかげでもあるんだ。あんまり攻めないでくれ」

 

 

それに何事も無理矢理強いるのは俺のやり方に反する。そこはあくまで個人を尊重したい。例えそれが決してマイナスの要素を含んでいようとも。

 

 

「…それでもマスターが性に対して閉鎖的…というか消極的になっているのはジャンヌ・ダルクのせいでしょ?」

 

 

「否定は出来ないけどさぁ…」

 

 

あれ?これ最早裁判じゃなくてただの討論会じゃねぇか?

 

 

「そ、その手のことは結婚してからー」

 

 

「そんな考え方は古いわ。マスターは今まで自分の欲求に抗い続けてきた。もうこれ以上苦しませることは酷だとは思わない?」

 

 

全く…メイヴのやつ。何を考えているんだ?

 

 

「だから…これに協力してくれるサーヴァントを用意してきたわ」

 

 

は?待て、流石にそこまでやるか!?フツー!正気かよ、メイヴ。

 

 

「申し訳ございません、お館様。お館様がそこまで悩んでいたとは知らずに…ですが、それであれば拙者に一言申し付けてくだされば拙者は…お館様の慰みー」

 

 

「パライソ!?それ以上言うなよ!ダメだからな!」

 

 

他にもマタ・ハリ・玉藻の前・牛若丸・静謐ちゃんを連れてきた。おいおい、これってやっぱり…

 

 

「あとは倒れている清姫。彼女も協力者の1人。これだけ協力者がいるのよ?これで実現出来るかの問題は解決した。どこがいけないの?」

 

 

「おい、メイヴ。やりすぎだぞ。俺は弁護をしろと言ったんだ。誰が俺のハーレム作ってこいって言った」

 

 

「ヤりすぎ?」

 

 

「そんな冗談言っている場合じゃないって。ほら、マシュを見ろよ」

 

 

マシュは顔を赤面させながら口をパクパクさせて何か言いたげな様子が伝わってくるが、あまりの突発的な事態によって何も言葉にできていない。

 

 

 

「ですよねー。えぇ、分かってましたよ。私が勝る要素なんてなに一つないって。姫ポジションはとっくにそこにいるメイヴちゃんの他にもマリーちゃんが既にいるし、セッ○スは明らかにメイヴちゃんの方が格上。そしてまーちゃんは近いうちに必ずインフェルノちゃんを迎える。そうすれば完全に私はいらない子扱いのお払い箱…いや、そもそもマスターは私を呼んだ手前、アビー欲しいだのエレちゃん欲しいだの言ってるし…」

 

 

黒ひげは退場されかけ一歩手前まで来てるし、刑部姫は負け犬ムードを漂わせ、いじけ始めた。こんな光景見たくはなかった。

 

 

「お前後々の禍根とか考えたか!?」

 

 

無論、こんなもんを大々的に行えば必ず不満を覚えるサーヴァントが出てくる。

 

 

「だからそれを断ち切ろうとしたでしょう?そもそもマスターのやり方はヌルすぎるわ。あんなのじゃ結局はその場しのぎにしかならない。これはハッキリしておくべき問題よ」

 

 

「…そうだ、ティテュバ!こっから円満に解決させるにはどうすれば…」

 

 

「あは、あははー」

 

 

苦笑いで誤魔化すな。俺がヤバい未来が視えたんだろ!?そうなんだな!?

 

 

『異議あり!』

 

 

よし、マシュ!言ったれ!お前が最後の砦だ!円満に解決しろ!

 

 

「それなら…わ、私が先輩の面倒を見ます!全て!」

 

 

…はい?どうしてこうなってしまったのだろうか。マシュが錯乱して、おかしな事を言い始めたぞ。

 

 

「ん〜、何やらどんどんこじれていくねぇ。どうするんだい?マスター」

 

 

「裁判長!そんなんで良いのかよ!!」

 

 

「そうだねぇ…それじゃあ、賛成派と反対派で戦ってみる!っていうのはどうかな?賛成派はキミがリーダー。反対派はマシュがリーダーで」

 

 

なるほどねぇ…それで戦うと。

 

 

「マシュはそれでいいのか?」

 

 

「先輩!?わ、私は…」

 

 

 

「いいでしょう。受けて立ちます」

 

 

「えぇ、いいわよ」

 

 

ジャンヌ、メイヴ…お前らやる気満々じゃねぇか。まっ、新たなサーヴァントの可能性なんかを見つけられるかもしれないし、マシュが指揮を担当ってのも新鮮でいいな。それに…

 

 

「まっ、戦いと聞いたら負けるわけにはいかないよな!さぁ、サーヴァント同士の全面戦争だな!」

 

 

「…キミは世界を壊せるサーヴァントすら所持しているのにその中で全面戦争をさせるのかい?それじゃあ、世界がいくつあっても足りないと思うよ?」

 

 

あっ、確かに。それはキツいな。

 

 

「だから…それぞれ20人!戦う代表を集めてシュミレーターで雪合戦勝負といこうじゃないか!!」

 

 

…え?




後編でもメイヴ達の話はまだまだ続きます!

次回からはこの季節らしく雪合戦勝負です!それでは!

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