石60個を生贄にしたのに目ぼしい副産物は2030年だけ…ですが引きました!
何の成果も得られなかったら即裁判編に突入しましたが、とりあえずは二人まとめて来たので二人をメインにちょっとだけ書いていきます!
【12月7日 午前0時00分 ダヴィンチちゃんの強化ラボ】
裁判まであと6日。
「さすがに驚きを隠せなかったよ。まさか課金もしないで二人を引き当てるとは…」
「お褒めに預かり光栄です。ですが、この勝利は俺だけの力じゃないですよ」
ニャル子さん全巻という触媒。そして女王メイヴの幸運がなければ引けなかっただろう。
「でも…再臨素材が足りないよ?混沌の爪が3つほど」
「そうです…そうなんだよなぁぁぁぁぁ!?」
何?アビーはクラスのピースを複数集めときゃ再臨可能なお手軽サーヴァントじゃないの?なんで混沌の爪なんか要るの?これじゃあ種火周回どころじゃないよ。さっきバーサーカーの修練場は終わっちゃったし…
「ごめんなさい。私が貴重な素材を沢山使うから…マスターに迷惑を…スキル上げで使うホムンクルスベビーも貴重なものなのに」
「いや、違うんだ。アビー、お前は何も悪くないよ」
これは俺が素材をしっかり蓄えておかなかった俺の怠慢だ。アビーのせいではない。
「そうね、それにもう子供はとっくに寝る時間よ。あまり夜更かしするのは良くないわ」
「ありがとう。マスター、メイヴさん。それでは」
やっぱりメイヴのやつ、最近丸くなったか?(無論性格的な意味で)
こんな優しい言葉をかけるようになったとは…いや、俺があまりよく知らないだけかもしれない。
「ねぇ、マスター。いつになったら私に心臓をくれるの?」
「あ、新手の殺害予告か!?」
「違うわよ!蛮神の心臓のこと!ついでに鳳凰の羽も!」
「そ、それがどうした?」
「とぼけないで。蛮神の心臓と鳳凰の羽。どっかの誰かさんのオールスキルマにいくつ必要になったか…忘れたのかしら?」
あ、あぁ。あれねぇ…。あはは…
「こ、孔明に心臓を33個…鳳凰の羽はスキル上げだけでも60個あげました」
再臨も合わせれば羽は70個使ったっけなぁ…アビーはそんな沢山食べないよね?ねぇ!頼むよ〜!
「おかしいわねぇ…それがあれば私は今頃オールスキルマだったのだけれど?」
「いや、どっちにしろゴーストランタンがねぇから無理だぞ」
「…」
「…」
「どうして私のためのゴーストランタンを集めてないの!?」
「そんなホイホイ集まってたまるか!!つーか、言ったろ!?基本は戦略増強のために再臨を優先させるって!あとお前ゴーストランタン合計72個とか素材食い過ぎなんだよ!7〜8で6個は分かるよ?でも8〜9で18個も必要とか正気か!?」
お前はゴーストランタンや蛇の宝玉がいかに貴重か知ってるか!?我がカルデアでは特に必要なキャラが多いんだぞ!?それで俺がいかに頭を抱えたか…お前に分かるのか!?
「どこぞの心臓が60個も必要な聖処女に比べたらマシでしょ!?金素材なのに60個も必要とか贅沢すぎるのよ!それに比べれば私の素材集めぐらい…」
「なぁ…痴話喧嘩をするなら余所でやってくれ。いくら私でもそんなものを見せつけられるのは…」
ち、ち、痴話喧嘩!?今のやりとりを痴話喧嘩だって!?
「いや、痴話喧嘩ではないだろ。素材の使い方の問題だ」
「私にはそう見えたが…ひとまず君が求めているのは混沌の爪だろう?私が君のパーティなら楽に周回可能な場所を教えるから明日にでも行ってきたまえ」
【12月7日 午後2時26分】
「はぁ…はぁ…はぁ…朝と合わせて今何周したっけ?」
種火周回パの応用編。フランとバニヤンの礼装をカレスコにして、孔明は50%チャージ礼装。フレンドには凸カレスコ持ちの頼光を呼んだ。
場所は3ターン目に孔明と頼光の宝具を同時解放で見事3ターン周回が可能であり、キメラが3体いるバビロニアのウルでドロップを狙った。
(凸カレスコでない場合でも頼光のカード次第で3ターン周回は十分可能)
だが、ドロップ頻度は決しておいしくなく、スタミナ回復を待ちながら周回していたので今に至る。
「おい、キメラ。爪を出せ…てめぇの生爪を寄越せ…」
『ぐぉぉぉ!!』
「
「塵芥になるがいい!!」
『うぐ、ぐぉぉぉ…』
「よぉーし、それじゃあ!素材を剥ぎ取ろうね、マスター!」
「あぁ、任せたぞ」
さぁ、バニヤン。奴から爪を剥ぎ取るんだ…混沌の爪を…剥ぎ取れ…
「よいしょ、よいしょ…」
「ねぇ、マスター。バニヤンは何をやって…」
「何でもない、何でもないよー。あはは…」
さすがにバニヤンが生爪を剥がしに行くところをアビーには見せられないな。目を隠して見せないようにしなければ。
「あっ!混沌の爪だよ!」
「おぉ!でかしたぞ、バニヤン!!」
いい素材や、これは…これでやっと滞った第二再臨が出来る。
〜
「よし、第二再臨だ!!」
「ありがとう、マスター!私、頑張るわ!!」
※我がカルデアのアビーは基本的に第一再臨の姿で過ごしてます。
「おう、期待してるよ」
「あっ、トナカイさん!彼女が新しく来たサーヴァントですね!」
「マスター、あの子はどんなサーヴァントなの?」
「そうだな…まずあの子の名前は…ジャンヌ・スパム・ダルク・スパム・オルタ・スパム・サンタ・スパム・リリィ・スパムだ」
噛まずに言えたぜ!完璧…
「ジャンヌ・スパム・オルタ・スパム・スパル…タク…ス?もう1回言ってもらえる?」
確かに。あいつの名前は覚えにくいからな。覚えてもらうまでしっかり教えとかないと。
「いいぞ。よーく聞いてくれ。ジャンヌ・スパム・ダルク・スパー」
「嘘を言わないでください!!」
あらら…悪ふざけがすぎたな。ごめんごめん。
「ははっ、悪い悪い。本当の名前はジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィだ」
「サンタ!貴方、サンタさんなの!?」
「そ、そうです!私がサンタさんなのです!!かつてのクリスマスでは私もプレゼントを配ったのですよ?」
どうやらアビーはサンタさんにとても興味を持ったらしい。その様子を見た邪ンタは得意げな顔をして、アビーにクリスマスイベントの話を語った。
「それは凄いわ。私はアビー!よろしくね、サンタさん!」
「ウチのカルデアにはアビーと同年代の子があんまいないから仲良くしてくれると嬉しい。カルデアの先輩として、頼りにしてるよ。お姉さん」
アビー達と歳が近いジャックちゃん、ナーサリーが欲しい!!
もしかして今年もピックアップされるのだろうか。
是非してくれ。特にジャックは欲しい。
「お姉さん…はい!任せてください、トナカイさん!さぁ、アビー!お姉さんの私がカルデアのことをより詳しく教えてあげます!」
あっ、こいつチョロいな。(確信)
だが、同年代の子で仲の良い友達を作って欲しいというのは紛れもなく俺の本音だし、しばらく任せてみようか。俺にはこれからやる事もあるし。
「よし、次は種火周回!早くアビーを再臨させてあげようじゃないか!」
アビーの次の素材は揃っていた。あとは種火だけ!早く実戦で使えるレベルにできるよう頑張らないとな。
【12月7日 午後11時12分 マイルーム(仮)】
突如来た幕間半減によって種火周回は中断。すぐに余っていた幕間クエストの消化になった。
そろそろあいつらの使い道を考えておこう。アビゲイルの次になるが、ティテュバも育てるし…改めて二人のスペックを確認だな。
まずはアビゲイル。こいつのカード構成はA3枚のB・Qが1枚。
典型的なキャスターのカード構成。
宝具はバスターで事前に強化解除してからの攻撃。相手のクリティカル率を下げる。これで火力を出すならフレンドのマーリンと組ませて英雄作成でもかけるのが一番だろうか。
あとはスキル。3ターン全員にかければNP90%分のアドが取れ、宝具威力を上げる第一スキルやチャージと攻撃力をダウンさせる第三スキル。
問題の第二スキルの恐怖状態のスタンは狙ってかけるのは難しいからとりあえず使って使用回数を増やす。という運用が一番か。玉藻と組ませて使用頻度を上げるのもありだな。
結論から言えば単騎性能はそこまで高くないが、強いシナジーを発揮するサーヴァントがいるならかなり強くなると思う。NP効率は…少しあれだが、アーツチェインや礼装、クリティカルなど。こちら側の工夫で十分補える範囲内だと思う。
「だが、本格的な運用は未だできていないからとりあえず近いうちにどこかで試したいな」
次はティテュバ。こいつは星4キャスターの単体宝具というオケキャスに続いて2人目。さて、こいつの性能は…ん?
「あらぁ〜?やっぱりまだ起きていましたかぁ…精が出ますねぇ」
「おっ、サンキュ」
エミヤに言われたのかやたら角砂糖多めのコーヒーを持ってきてくれた。
「ちょっと恥ずかしいが、苦いのは苦手でな。コーヒーもこれぐらい甘くしないと飲めないんだ」
「そうみたいですねぇ…マスターは甘いものがかなりお好きだとエミヤさんも言ってました。それで…どうかしましたか?やたら目を見開いて…」
「お前強くね?」
資料は一通り目を通したが、Aが2枚である代わりに良好なNP効率と使いやすいスキル。
特に第三スキルである『魔神の叡智A』は味方全体のバスターとアーツを強化しておまけにスターも10個出す。攻撃力を上げ、更に宝具回転率も上げられるこのスキルが弱いわけない。
この事からホームズまでとはいかないが、宝具回転率は高め。そして宝具の効果は相手の攻撃力と防御力、回復量ダウンのデバフ。
攻撃力と防御力のデバフの強さは言わずもがな。そして強い高難易度の相手なら回復手段を持っているケースも少なくない。それを阻害可能な点はかなり評価が高い。
「あら。気付いちゃいました?」
「いや、こんなの否が応でも分かるわ。お前すげぇよ。単体宝具ってだけでもいいのにこのスペックなら高レアキャスター達とも十分差別化できるな」
「ふふ、これから私が貴方の勝利に貢献する姿が目に浮かびますねぇ…」
「…お前まさか俺から金をせしめる気じゃないだろうな?」
「…まさか。流石に普段使いでそのようなことはしませんが…私、お金には結構敏感なのです。良ければマスターのQPも私が管理してあげましょうか?」
「…いえ、結構です」
「あっ、すげーいい事思いついたんだが」
「何ですか?」
「ガチャ引く前にお前が未来視で結果を視て、そこで目当てのサーヴァントなんかが引ける時に引けば最強じゃね?」
「…それはお高いですよ?1回1回。マスターであろうとお金は必ず請求しますし…外れの日が長く続けば大人しく課金した方がマシな金額になりますよ?」
さすがにそれはいただけないですよね。やっぱそんな都合の良い話はないか。
「分かった。それは諦めよう」
「そういえば…貴方、マシュさんに訴訟を起こされたと小耳に挟みましたが…」
「ははは。俺にはサパーリ…」
「あちら側は優秀な検事を雇ったと聞きましたよ」
「何…だと…」
あんな内容の裁判に検事を雇うのか…そこまでマジだとさすがにちょっと困惑する。
「今なら私を育てておけば…私の力を出血大サービス。タダ同然で使ってあげますよ?」
もしかして未来視に基づいた完璧なバックアップをしてくれると?なら助かる!
「…分かった、取引に応じよう。まずは契約内容の擦り合わせ。本題に入るのはそこを決めてからだ」
「えぇ、それでは早速。商談を始めましょうか」
【12月7日 同刻 マシュの部屋】
「貴方がこちら側に協力してくださるというのは本当ですか?おまけに何の対価もなしに」
「あぁ、こちらにも事情があってな」
「…そちらの話はよく分かりませんが、お力添え助かります」
「世界の抑止力として必ずマスターは止める必要がある。それだけだ」
裁判編に続く…
アビーの素材にピースやモニュメントを一切使わないことは驚きましたww
予定では土曜日にちょっと多めに周回してティテュバと一緒に育てる予定です!
今年のクリスマスイベントの高難易度なんかでしっかり使えるよう、最低でもクリスマスイベントの最中には90にします!
それでは!