我がカルデアのゆるやかな日常   作:100¥ライター

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この前のスマブラ回がやけに伸びていて驚きを隠せなかった作者です。

かなり間が空いた投稿でしたが、応援してくださりありがとうございます。


セイレムはとっくに終わらせたのでこちらも数を増やしていきます!


女王メイヴ襲来

「よし、ウィークリーミッション達成!」

 

 

「先輩、この時期になるとこたつ戦争が起きると聞いてます。くれぐれも気をつけてください」

 

 

「いやいやいや…こたつ戦争なんて都市伝説だろ?じゃっ、俺は早速ダヴィンチちゃんのところで交換行ってくるわ」

 

 

俺はアビゲイルがピックアップされたら必ず手に入れるんだ。我がカルデアには尊い幼女が足りないんだ。見ているだけで微笑ましい気分になれる幼女は必須なんだ!!

 

 

 

 

「なぁ、姫ちゃん。ゲームしない?」

 

 

「いいよー、何やる?」

 

 

「スマブラ」

 

 

「ふーん、いいんじゃないー?」

 

 

「つーか、心なしかやる気なさそうな気がする。疲れてんのか?」

 

 

「うん、セイレムの最後とか姫大活躍だったじゃん」

 

 

一番活躍したのはフレのメルトリリスだったんだが、更にやる気を削がれたら困るから黙っておこう。

 

 

「よし、それじゃあ始めー」

 

 

「お館様、こたつに入らせていただいてもよろしいでござるか?」

 

 

あっ、その声はパライソか。大歓迎です。

 

 

「いいよ、ロック解除するから勝手に入ってきて。こっちこいよ。」

 

 

「有り難き幸せでございまする。マスター」

 

 

むっ、何か違和感があるような…いや、気にするまでもー

 

 

「かかったわね!!」

 

 

「お、お前はメイヴ !?」

 

 

メイヴが声真似だと!?だけど何の意味がー

 

 

「ほらほら!こっち来なさいよ」

 

 

「っ…!!」

 

 

「ぎゃっ!」

 

 

なっ、こいつ!刑部姫をどけたと思いきや俺をこたつの中側に引きずり込んで…

 

 

「待て待て待て!ライダー助けて!」

 

 

「ふふっ、ライダーは私よ?」

 

 

「マスター、最近寒そうにしているし…せっかくだもの。人肌で暖めてあげるわ」

 

 

「待て、メイヴ。わざわざそこまでしなくても…」

 

 

「ひ、姫のまーちゃんに何するの!?まーちゃんも惚けてないで早く追い出して!」

 

 

ひ、姫ちゃん!お前の所有物になった覚えはないが…いや、待て。姫ちゃんは現状を理解していないのか?

 

 

「姫ちゃん、俺が何故助けてくれと言ったか分からないか?」

 

 

「うん、さっぱり。抵抗するなら早く出てきてよ」

 

 

それが出来ないからこもっているんですが。やっぱ説明が必要か。

 

 

「メイヴは俺に※ゲッシュをかけた。つまり俺はメイヴにハメられたんだ。俺は今全身こたつの中に入っているが、こたつからほんのちょっとすら顔を出せない」

 

 

※ゲッシュとはH×Hで言う制約と誓約みたいなものです。

ケルト神話の人間はこれを与えたり、自らに課することによって大きな力を得ますが、破れば災いが降りかかります。

メイヴはクー・フーリンのゲッシュを利用して死に追いやりました。

 

 

発動させたのは恐らく最初。一緒にこたつに入っていいか?と言った時に言質を取った。そこでやられたと思われる。

 

 

「とりあえずこの部屋の暖房を全て切れ!長期戦で奴を出させる!」

 

 

「わ、分かった!」

 

 

「ハメただなんて心外ね。別にセイレムも終わったし…ちょっと労ってあげようかなぁ〜って話だけど」

 

 

フツー強制力をわざわざ発動させてまで労いに来るか?

 

 

「嘘つけ。つまり俺は自分から今こたつから出られない。こいつをどうにかしない限りはな。令呪すら無意味だ」

 

 

「そもそもマスターは前のリベンジ以降、私の誘いを受けることで作動するゲッシュは今まで全て防いできたわよね?なのに今更やられるだなんて…マスターの落ち度でしょ?パライソだと思ったからって信用しすぎ」

 

 

「否定はしない。…そんで、要求は?」

 

 

「ちょっと肌重ねるだけ」

 

 

「も、もっと具体的に!」

 

 

姫ちゃん、中々踏み込むなぁ…

 

 

「セッ○ス」

 

 

 

今までの空気をたった一言だけであっさりぶち壊した。こいつはこの手の言葉を躊躇わないから恐ろしい。

 

 

 

「…は、はい?セ、セッ○ス?金、暴力の次に来るアレ?」

 

 

「お前がその手のネタを知っていることを知りたくはなかったが、そうだよ!今されそうなんだけど!?」

 

 

元はホモビですからね…。腐も範囲内にある刑部姫が知っていてもおかしくはない。…じゃなくて!あまりの動揺で刑部姫がやられた以上、こちらがなんとかするしかないな。

 

 

「いや、待って?許して?何でもするから!!」

 

 

よし、このまま謝罪して許しを乞おう。それしかない。

 

 

「じゃあ、これは別にゲッシュじゃないけれどこれからする私の要求を断るの禁止」

 

 

「えっ、それは…さすがにまずいだろ!」

 

 

抵抗しなきゃ何されるか…

 

 

「暴れないで」

 

 

暴れてもいけないのか。よし、ここは落ち着いて考えて…とりあえず遅延するか。

 

 

「なぁ、今までお前どれくらいの男とヤってんの?」

 

 

「…え?そんなの一々数える?…色々厳選はするけれど…3桁は確実じゃない?」

 

 

「マジですかい…」

 

 

やっぱすげぇな…ケルトの辺りではかなり有名なのも頷ける。

 

 

「あっ、そうだ。もし俺に何かあったら清姫に殺されるんだ!」

 

 

「そ、そうだー!きよひーが許さないよ!」

 

 

「何でそんな強気なのよ…でも、あの子。生前のようなことをまたしでかすような事はないと思うわよ?」

 

 

「いやいや!お前がやる事は必ず清姫に…」

 

 

「あの子の気がかりはマスターが身を固めるかどうかって話でしょ?特定の誰かとだけ肉体関係を持つのがダメならみんなとセッ○スすればいいじゃない。私、マスターがハーレムを作ろうと気にしないし」

 

 

は?お前どんな頭してたらそんな超理論に行き着くんだ、おい!

 

 

「もう埓が開かない!待ってて、まーちゃん!今すぐ風紀委員長を呼んでくる!必ず助けに行くから!!」

 

 

いや、もうダメだって!つーかアサシンのお前がいなくなったら今の俺が危ないだろ!

 

 

「安心しなさい?私、このカルデアのサーヴァントの中で一番セッ○スが上手いと断言するわ。マスターの初めては必ず失敗させない」

 

 

「いや、問題はそこじゃねぇよ!」

 

 

 

 

「…え?マスターって処○ちゅー」

 

 

「謂れのない風評被害撒き散らすのやめてくれませんかね!?つか無駄に間を空けるな!」

 

 

もし今度邪ンタとかが『あっ、処○厨トナカイさん!』とか言ってきたら問答無用でお前のせいにするぞ。

 

 

「あっ、もしかしてカルデアの職員からマスターは恋愛禁止とか言われてる?アイドル的な感じで。誰かと付き合ったら別れろ〜って脅されるとか!」

 

 

「いや、別にそうでは…」

 

 

「仮にそうなら私とマスターはセフレってことにすれば良くない?」

 

 

「それ付き合うより罪重いだろ!!」

 

 

「むぅ…ずっと気になっていたのだけれど…どうしてそこまでして私を拒むの?貴方、本当は私のこと好きでたまらないのでしょう?私に対して必死に抗うマスターをどうやって完璧に屈服させて傅かせてやろうかと考える今もそんなに悪くないけれど」

 

 

自分のことが好きだという確信まで持っているとは…そこまで来るといっそ清々しいな。

 

 

「…そうだよ。俺はメイヴが大好きだ。だから福袋でライダーまで確定しておきながら来なかった時は悲しかったし、ピックアップされた時は必死になって引いたし、お前が来てくれた時は…とても嬉しかった」

 

 

「…それなら、我慢しなくてもいいでしょう?私もマスターは好きよ?マスターは私が好きな条件を十分満たしているし…セッ○スぐらい良くない?」

 

 

確かに。俺はメイヴが好き。そのことは変わらない。だけれど…

 

 

「良くない。誰かしらと肉体関係持ったら次から誰かと肉体関係を持つのに抵抗がなくなりそうな気がしてな。お前は俺が誰と関係持とうと然程気にしたりしないんだろうけど…俺には大事にしたいやつもいてさ」

 

 

例えるなら一度課金したら二度目以降は一度課金したんだからと課金に対しての抵抗が大幅にダウンするようなもの。…だと思う。

 

 

「ふぅーん、あの子。相当大切にされてるのね」

 

 

「そうか。分かってくれ…」

 

 

「理解はしたけど納得はいかない」

 

 

「…じゃあ、どうすー」

 

 

ればいいんだ。と言い切る前にメイヴによって阻止された。

 

 

彼女の唇で。

 

 

「お、お前…!!」

 

 

「っ…はぁ…今回はこれで良しとするわ。ゲッシュはもう解除した。マスターが順序を気にするならその通りにしてあげる。…でも、一番最後はマスター、貴方の身体をいただくわ」

 

 

「そ、そうか。まっ、俺もお前にペース握られっぱなしってわけにはいかないな」

 

 

「何?私から主導権を奪うつもり?」

 

 

「覚悟しとけよ?」

 

 

「…じゃっ、それなりに期待しておくわ。そういえばさっきキスした時、反応薄かったわね。そっちはもう経験済み?」

 

 

「い、一応…事故だったが、人理修復中に…」

 

 

「ならやっぱ舌入れるべきだったかしら」

 

 

「強がりました。すみません。これ以上は理性が保てなくなるのでやめてください」

 

 

「ねぇ、今寒くない?」

 

 

「そりゃ、全て暖房切ったし、こたつもスイッチ切ったからな」

 

 

「ちょっと抱きつかせて」

 

 

「え?急に何をする!?」

 

 

「ふふっ、そろそろかしら…」

 

 

メイヴが何か小声で呟いたが、全く聞こえなかった。まさか、何か企んでー

 

 

「こ、こたつ警察です!こたつ戦争は直ちに止めー」

 

 

何も知らないマシュがこたつの中を覗き、薄着で抱き合っていた俺とメイヴの姿を目撃した。

 

 

しまった。計画通りってか?メイヴめ…

 

 

「ま、ま、まさか…メ、メイヴさんとそ、そのような関係になっていたとは…」

 

 

「いや、マシュ。話し合おう。俺には弁護士を呼ぶ権利があるはずだ。もちろん俺は全力で無罪を主張し、抵抗するで。しっかり段取りを立てて話そう!な?なぁ?」

 

 

こんな時、我がカルデアにいて良かったよ、訴訟王。あいつがいたら負ける気がしない。さぁ、勝ち取ろう!無罪を!!

 

 

「先輩最低です!!」

 

 

逆転裁判編に続く…?




源 頼光(槍)

我がカルデアの風紀委員。彼女がいるからカルデア風紀は守られる。一切粛正。粛清対象が多すぎるので気苦労が絶えない。

女王メイヴ

我がカルデアのケルトビッチ。彼女がいるからカルデアの風紀は乱れる。一切放蕩。ビッチは褒め言葉

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