我がカルデアのゆるやかな日常   作:100¥ライター

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復刻のクリスマスイベント!?

女神ピックアップ以来のイシュタルがピックアップされましたね…


それと前回聖杯を入れたサーヴァントを教えていただき、ありがとうございます。


皆さんの愛が伝わってきて、見させていただいたこちらもなんだか嬉しくなりました。


今回は暇を持て余していたらクリスマスイベントが来た時のお話です


やる事ないと思っていた時期が俺にもありました

「やる事ないねぇ…」

 

 

「やる事ねぇなぁ…」

 

 

「どうする?暇だね〜」

 

 

「暇だな〜」

 

 

こんな何も生産性のない会話をしながらゲームを数時間。次のイベント!早く来てくれ!そしてジャンヌオルタもピックアップしてくれ!

 

 

 

 

 

「先輩!新イベントの告知ですよ!」

 

 

「よっしゃぁぁ!新イベント来た!!行くぞ!」

 

 

「ぎゃぁぁぁぁ!新イベントの告知だぁぁぁ!!」

 

 

片や新イベントに狂喜乱舞し、歓喜の声を上げ、片や新イベントに意気消沈し、悲鳴をあげる。

 

 

同じオタク同士なのに何故このような差が出たのだろうか。

 

 

「…はい。分かったよ、行くってば」

 

 

〜イベント前会議

 

 

「さて、主要メンバーのみんな。来てくれて感謝する。今日は今回のイベントを改めて確認する」

 

 

『今回のイベントは前回のクリスマスイベントの復刻。ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィが手に入るイベントだね』

 

 

『このイベントは回数制限はあれどボックスガチャを引ける。交換で使えるアイテムは対象のサーヴァントやイベント礼装を上手く使えばアイテムも増やせる』

 

 

『今回の目標はとりあえずサンタ・リリィ宝具マ作成。次にボックスガチャ完走。そしてイベントで貰える礼装【聖夜の晩餐】を凸らせる。くらいかな?』

 

 

※作者は去年のこのイベントに参加しておりません。

 

 

相変わらずのタブレット越しだが、要点とやるべき事のみをスマートに伝えるのは評価が高い。だが…

 

 

「刑部姫、いい加減部屋から出る気はないか?」

 

 

『ダメです』

 

 

そっか…だが、ゆっくり時間かけて俺の部屋に来る以外の目的で外に出れるようにさせていかなくてはな。

 

 

「ウチの特攻はエミヤとジャンヌの二人がメインとなる。ガチャはあまり引く予定がないから少しばかり出撃回数が増える。申し訳ないが、よろしく頼む」

 

 

「えぇ、任せてください」

 

 

「あとはいつも通りやっていく。高難易度はこれから情報を得られ次第、高難易度攻略会議で対策を練っていこう。何か質問あるやつはいないか?」

 

 

さて、これで短時間ながら会議は終わー

 

 

「ん?メイヴ。どうした?」

 

 

「今回のピックアップ。イシュタルでしょ?星5だし、三騎士。おまけに少し前、ボーナスで石20個貰ったじゃない?ガチャしないって正気?」

 

 

なるほど。イシュタルが言わんとしている事は伝わる。だが…

 

 

「メイヴ。お前は俺が女の子のピックアップが来たと分かり次第、頭の悪いやつのごとく単発連打で引きに行くマンだと勘違いしていないか?」

 

 

『そうじゃないの?』

 

 

誰だ、被せたやつ。…だが、あまり否定出来ないからこれ以上反論するのはやめとこう。刑部姫やメイヴはそれで当てたし。

 

 

「…天草PUはまだ終わっていない。だからピックアップ後に何かヤバいやつを引き連れて来る可能性が高い。イシュタルはあくまで予兆に過ぎないのではないか…と、俺は思う。だが、10連可能圏内を確保してから余った石が出たら引いてもいいかな。程度には考えているよ」

 

 

『…』

 

 

「先輩、熱はありませんか!?ごめんなさい!先輩が苦しんでいた事にも気づけず!」

 

 

「マシュ、俺の健康状態は間違いなく良好なんだが」

 

 

「いいえ、私は明日と明後日のイベント開始前まで先輩の出撃回数を減らす事を提案しー」

 

 

「大丈夫!大丈夫だから!つかあんなので健康を害していたら人理修復の時はもっとおかしくなってたから!」

 

 

俺が人理修復のため各特異点で旅を続けるという過酷な環境に置かれながらも俺が今、何事もなくいられるのも俺のメンタルケアをしてくれたマシュやサーヴァントみんなのおかげだと思う。

本当にありがとう。

 

 

「そ、そうですか…?本当にそうであれば私からは特に言いませんが…もし、辛いと感じたのなら無茶をせずにすぐ言ってください」

 

 

「あぁ、ありがと。じゃっ、今回はこれで解散!イベント頑張ろう!」

 

 

この時の俺は知らなかった。イベント前にあんな事が起きるなんて。

 

 

 

 

「まーちゃんがそんな人だなんて思わなかった!もう知らない!!」

 

 

「あっ、おい!待てって!」

 

 

俺の制止も聞かず、刑部姫は自分の部屋へと引き篭もってしまった。

 

 

 

「はぁ…やっちまちったな…」

 

 

「マスター、あの刑部姫ちゃんがあんなに感情的に怒る様…私は見たことがありません。マスター、何をしたんですか?」

 

 

俺に声をかけたのは玉藻の前だ。言葉だけを見れば怒っている風にも感じ取れるが、声色を聞く限りは怒りの色を感じない。玉藻はただ真実を知りたいだけらしい。だが、真実…ねぇ…

 

 

「いやぁ、まさかあの会話からこうなるとは思ってなかったかな…」

 

 

『ただ今ボイコット中!入ってくんな!特にまーちゃん!!』

 

 

これからイベント前で凄く忙しくなるっていうのに俺は自分のサーヴァントにボイコットされた。




復刻クリスマスイベント!…なのにフルーツケーキを増やすにはイベント礼装とジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ以外のサーヴァントを使うとしたらイシュタルか天草しかないって鬼畜ですかね…

あとショートケーキを増やすはずなのにジャンヌ・オルタは復刻しませんし…


まぁ、それでも作者は頑張ります!ボックスガチャ制覇します!
それでは!!

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