アマゾネスCEOって今後も出てくるんですかね…?亜種特異点とかのシリアスなムードで来られたらシリアスブレイカーみたいになりそうですがw
もし今後沢山出るならエルバサちゃん持っている人は勝ち組に…?
アマゾネスCEOは最初ちょっとだけ出ますw
最近エルドラドのバーサーカー…ではなく、アマゾネスCEOをよく見かける。
「また会ったな。刑部姫のマスター」
「あっ、この度は姫ちゃ…じゃなく…刑部姫がいつもお世話になっております」
「刑部姫が注文したピザとゲームだ。印鑑かサインをくれ」
ん?待て、何かおかしいような… 俺が知る限り刑部姫はこれからピザを貰うって時に席を外したことは一度もない。そしてそのピザが入っているダンボールはクール便。他にも大きさからしてかなりの量を頼んでいる。買い溜めている可能性もあるが、明らかに刑部姫が食べる量じゃない。
「刑部姫が頼んだのは本当にその冷凍ピザなのか?」
俺の記憶が正しければ刑部姫ならエミヤのピザの方を注文するはずだ。何故あえて冷凍を?
「いや、注文には確かに冷凍ピザだった。今回に限った話ではなく、過去に何度か注文を受けている。その事は本人に確認を取れば分かるはずだ。アマゾネスCEOなら注文を間違えたりしないからな」
「そ、そうなのか?」
「そうだ。スピーディーかつアキュレイト!そしてチープこそがアマゾネス・ドットコムのモットーだ」
あれ?お前らのモットーってフレキシブルな対応じゃなかったか?いや、もうこの際そこはいいとしよう… 問題はそこではない。
一番の問題は…チープなのは値段だけなんだよな?
頭良い人アピールのはずが頭悪い人アピールになってんぞ。
「ちょっと指摘させてくれ。安いという意味でチープは普通に通じるんだけど良くない意味とも取られやすいから日常会話とかならいいけど広告に書くべきではないかと」
「そ、そうなのか!?」
「そうだよ。はい、印鑑」
ちょっと気がかりな点はいくつかあるが、刑部姫が頼んだというし、いつも来ているアマゾネスCEOを無下に返すわけにもいかない。
とりあえず受け取って後から本人に話を聞くとしよう
「それでは、刑部姫によろしく言っておいてくれ」
「そしてさ…お前、ウチに来る気はないか?」
ふと思い出したが、やつはバスター強化においては中々の逸材だ。今のカルデアはアーツパ関係のサーヴァントが多いので手に入るならぜひ欲しい。
「あぁ、考えておこうではないか」
あっ、これ絶対来ないやつだ。俺知ってる。
「それじゃあな」
すっかり刑部姫はお得意様だな…。でももしかしたら今後俺もお世話になるかもしれないし、仲良くなっておくに越した事はないな。
「…エアライド…勝手に開けたら怒るかな?」
ヤバい、懐かしすぎてまたやりたくなってきた。早くやりたい。
…いや、抑えろ。抑えるんだ。
「人様のものを勝手に開けるべきではない。大人しくバーサーカーの修練場に行こう」
「今から修練場に行くメンバーに募集をかける!敵はバーサーカーばかりだからクラスは問わない!来れるやつは来てくれ!」
「はっ!お館様!!」
「早っ!まずパライソちゃんは確定。他は…」
今回の目的は素材確保兼ちょっとした絆上げ。最近幕間消化に回っているためピースの枯渇が特に問題となっている。中級を何回か回ってみるか。
〜
朝のノルマ達成。一定量を確保したからとりあえず今日の修練場は終わり。一旦休憩を挟んでから残りは宝物庫だな。
「…あれは…アルトリアオルタ?」
「もっきゅもっきゅ…」
いつもエミヤが作る彼女専用のジャンクフードしか食わない事で有名なアルトリアオルタさんじゃないか。今食べているのは…
「ふむ、この冷凍ピザとやら…相変わらず美味だ。私はアマゾネス・ドットコムとやらはさっぱりでな、感謝するぞ。刑部姫」
「ははっ!お褒めに預かり光栄です!!」
何だこの光景。あのアルトリアオルタさんが冷凍ピザを食べている。
エミヤのピザではなかった理由はそもそも注文したのがアルトリアオルタだったからか。
何かあると思っていたが、どうやら俺の杞憂だったみたいだ。
「さて、昼飯でも食べるか」
「さて、どうしたものか…」
「エミヤ?」
エミヤは非常識なサーヴァントが数多くいる中、恐らく最も常識人に近いサーヴァントである。それ故彼が頭を悩ませることもしばしば。
「ん?マスターか」
「どうした?何か悩んでるように見えたけど…今回は何があったんだ?」
「それがだな…最近あの騎士王が私のご飯を食べなくなったんだ。何か心当たりはないか?マスター」
あっ、それ絶対あの冷凍ピザじゃないか。早くも弊害が出始めたか…
確かにエミヤはアルトリアオルタに彼女専用のジャンクフードを作ってはいるが、栄養面も極力偏りすぎないように配慮している。
それができなくなるのはやっぱ色々と困るよなぁ…
「アルトリアオルタは最近アマゾネス・ドットコムから来ている冷凍ピザをもっきゅもっきゅしてる。恐らくそれかと」
「冷凍ピザ…だと?私なら石窯を使った本格的なピザが作れるのに…」
石窯を使ったピザ…夏の無人島でピザ窯を作ったのが懐かしいな。
つかエミヤのレパトリーは底なしか。
「でもさ、流石に何度も食べていればいずれは飽きて…」
そこまで言いかけて俺は思い出した。新宿でのアルトリアオルタは常にハンバーガーを食べていた事を。そしてそれは決して嫌々ではなかった事を。
「…すまん、楽観視しすぎていた」
「いいや、マスターが謝ることではないさ」
何かないだろうか。アルトリアオルタにまたエミヤのご飯を食べさせる方法…
「あっ、そうだ。アルトリアのためにピザを作らないか?俺も可能な限り手伝うしさ」
「待て、マスターまで手伝う必要は…」
「この件は俺の責任でもある。それにサーヴァントの悩みを解決するために動くこともマスターの務めだと俺は思うな」
「…分かった。頼むぞ、マスター」
「そうと決まれば…」
「我々もお手伝いするワン!」
タマモキャットにブーティカさん!これは勝ったな!
「材料の貯蔵は充分か?エミヤ」
「あ、あぁ…もちろんあるさ」
一瞬エミヤが微妙な顔をしていたが…俺が何か変な事を言ってしまったのかもしれない。
「それでは、始めようか。マスター!」
〜
「今日はピザがあるみたい!ピザを食べるなんて久々だわ!」
みんなやたら美味しそうに食べてくれているな。マリーも美味しそうに食べてくれているし、何よりだ。
その近くでピザが似合いそうな某セイバーがピザをむしゃむしゃ食べていたが、その光景があまりにも似合いすぎたので見なかったことにしておいた。
「何だ。このピザは」
「何か不満でもあったか?」
「いや、実に美味だ」
「そうか。ならば我々と…マスターが努力した甲斐があったな」
「む、マスターがか?…なるほど。通りで美味いわけだ。あとで礼を言わなければな」
「おや…反転した君がそんな事を言うとは珍しい日もあるものだな」
「私がマスターに感謝の言葉を送るのはおかしいか?」
「…いいや、素直な君も良いものだと思っただけさ」
〜
後々話を聞いたところ大成功だったらしい。上手くいったみたいで本当に良かった。
さて、刑部姫とエアライドでも…
「おせち!おせち!おせちを予約〜!まーちゃんと二人前〜!」
「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!」
俺はおせちを連呼しながらアマゾネスCEOでおせちの予約を取るという奇行に走ろうとした刑部姫をすぐさま止めた。
「どうしたの?まーちゃん。姫はただおせちの予約を取っていただけだよ?おせち!おせち!」
「姫ちゃん、まずはおせちを連呼するのをやめてくれ。知ってるネタを思い出すから」
「分かった。で、おせちを予約する事の何がいけないの?まーちゃんおせち嫌い?」
もちろんおせちは好きだ。ただ悲劇を繰り返してはならないだけだ。
かつての俺はおせちの事を何も理解していなかった。
「おせちは嫌いではない。むしろ好きだ。でもな…おせちは我がカルデアで作ってくれるんだ。前はタマモキャットが作ってくれたし。今年はエミヤやブーティカさんも一緒に作るかもしれない。だからおせちを予約なんてしたらいけないんだ」
「うん、分かったよ。それならクリスマスケーキの予約取るね」
「それもだめぇぇぇぇ!!」
おせちの予約ってもうやってるんですね…某デパートにあったチラシを見てびっくりしました…
正月には福袋で来た星5サーヴァントとおせちを食べる話なんてのを書きたいと考えてます
次回も…というよりはイベントがない内は我がカルデアの中から誰かをピックアップして話を書いていく予定です!それでは!!