一話目の明日留美と話すと言っていてそれがありませんでした。
その場面を二話目に追加しました。三話を読むなら二話から読まないといけません。
すいません
私が奉仕部に入ってから数日が経った。今日は由比ヶ浜さんに誘われてファミレスに来ていた。
雪ノ下さんは由比ヶ浜さんに問題を出している。私は一人で勉強していた。
「落花生しかねぇのかよ、この県には」
比企谷くんが来ていた。由比ヶ浜さんはきっと(呼んでないのきちゃった)とでも思っているのだろう。顔に出ている。私は一言挨拶をして勉強に戻った。その後は雪ノ下さんが比企谷くんに悪意のありそうなことを言っていたがいつものことと流す。そのあと奉仕部の私を除いた三人で話している。まだ私はこのなかには入れないだろう。
「あ、お兄ちゃん!」
「おう、小町」
お兄ちゃん?ということは妹さんなのだろう。今の挨拶だけで仲がいいのがわかる。
「ここでなにしてんの?」
「いや友達から相談受けてて」
相談とは川崎大志くんのお姉さんでありクラスメイトの川崎沙希さんのことらしい。最近帰るのが遅く朝方に帰ってくるそうだ。その問題を解決したいらしい。雪ノ下さんの判断で川崎さんがうちの学校ということで奉仕部で解決する事になった。
雪ノ下さんはアニマルテラピー、猫を使って川崎さんの優しい心を取り戻す作戦。猫が好きらしい。いつも刺々しい雪ノ下さんが可愛く猫ににゃーんと言っているのを聞いたが凄く可愛らしかった。だが川崎さんは猫アレルギーらしく作戦は失敗となった。
次は戸塚くんの提案できょりの近い両親に言えないことでも教師になら言えるかも。ということで平塚先生に手伝ってもらったが川崎さんに痛いところを突かれあえなく撃沈させられてしまった。
由比ヶ浜さんは変わって悪くなったらもう一度変えれば良くなるんじゃないか?そして女の子が変わるのは恋らしい。葉山くんに協力してもらったが軽くあしらわれてしまった。
比企谷くんの電話が鳴った。電話の相手は妹さんで、川崎さんのバイト先はエンジェルなんたらというお店らしい。
私達は今エンジェルというメイド喫茶に来ている。
「僕あんまり詳しくないんだけどメイドカフェってどういうお店なの?」
「私も知らない比企谷くん知ってる?」
「いや、俺もよく知らん、だからまぁそういうのに詳しいやつを呼んどいた」
「おっほんまぁー! ようやく我の出番か」
「うっわぁ」
「自分で呼んでおいて何故そんな顔するのだー!?」
「いや相手すんのもめんどくせーなって思って」
彼は材木座義輝といって、以前奉仕部に小説の原稿を読んで感想を欲しいという依頼で知り合ったらしい。比企谷くんとは体育での準備運動のペアで、彼の中では比企谷くんとは盟友らしい。
結局川崎さんはいなかった。メイド喫茶では由比ヶ浜さんに無理矢理メイド服に着替えさせられた。その格好で比企谷くんたちの前に出ると頬を赤らめていた。こういう服が好きなのだろう。
瑠璃子さんから連絡があり私は比企谷くんたちと別れた。瑠璃子さんからの連絡は同僚と飲みに行くから瑠美をよろしくというものだった。瑠美はも家に来ているというので私も家に向かった。
「ただいま」
「お帰りなさい」
リビングに入ると留美がお出迎えしてくれた。その表情は最近は見なくなった留美の笑顔だった。
「留美、よかったね」
「――うん」
これ以上はこの話をしなかった。留美のこの笑顔でもうわかったから。
今回は文字数が少ないです