今回はラブコメ要素がすごく多いです!
注意して読んで行って下さい!
それでは本編行きましょう!
では!
第7話スタート
一週間後
俺はこの一週間…ひたすら机に張り付き猛勉強をしていた。
なぜならそれは
一週間後に期末テストがあるから
ちょくちょくあいつらは、
悠真「おーい!サッカーしようぜ!」
とか
結羽「い、一緒に近くの公園で遊ばない?///」
おい!口ごもるな!なに照れてんだ!照れんならやるなよ!
と言った感じで来るが毎回追い返している。
俺は最近ろくに勉強をしていなかったため、今ここで取り戻さなければならない。遊んでいる暇はないのだ。
しかも俺達が入学した高校、伊真舞高校の中間・期末テストには
その訳は、直前まで楽勝だぜ!と言っていた生徒がテスト後にはぐったりとしてて「もうだめだ」と呟いていて惨敗していることが多々あると言う話だ。
この摩訶不思議な出来事を生徒の皆はこう呼んでいる。
学校七不思議の1つ【
こう呼ばれ恐れられている。
テストに潜む魔物か…それを
そのためにも猛勉強だ!
RPGも強い敵と戦うときはレベルを上げて挑むだろう?今はそのレベル上げだ。
修行を積んで必ず討つ!
カリカリカリ
シャーペンの音が部屋に響く。
部屋を静寂が支配するなかその音だけが響き渡る。
その時
ピンポーン
何だ?
優也「はーい!ってお前らか!」
悠真「来たぜ!」
結羽「一緒に勉強をって思って…分からないところは教えてもらいたくて」
まぁそれくらいなら良いんじゃないかな?
優也「はいれ」
悠真「じゃまするぜ!」
結羽「おじゃまします」
優也「砂糖どれくらいが良い?」
悠真「話の流れがつかめません!」
唐突過ぎたか!
じゃあ、主語を持ってきて
優也「コーヒーの砂糖どれくらいが良い?」
悠真「そう言うことか!一個で!」
結羽「私は二個!」
結羽は甘い方が好きなのかな?
優也「お待たせ!」
悠真「お前の家、コーヒーメーカー置いてるのか!スゲーな!」
まぁ俺が豆から作ったコーヒーが好きだからな。
結羽「あれ?優也は砂糖入れないの?」
優也「俺はブラックが好きなんだ」
そう言いながらコーヒーを飲む。
悠真「大人だな」
結羽「ねー」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
数分後
悠真「優也!」
はいはい
結羽「優也!」
はいはい
「「優也!優也!優也!優也!」」
優也「ってお前ら!どんだけ分からねーんだよ!」
悠・結「強いて言うなら全部!」
息ぴったり過ぎんだろー!
こうなったら自棄だ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
優也「つ、疲れた…」
なんとか教えたぜ!
結羽「優也!」
優也「はいはい」
そして結羽に近づく。
優也「どこが分からないんだ?」
結羽「ち、近いよ」
優也「ん?」←疲れて頭が回ってない
結羽「う、うぅ~///」
なんか悠真がニヤニヤしてるような。
そしてなんか結羽がこっちを向いて目を瞑っている…気にしないようにしようか。
優也「これはな…って何で結羽さんは怒っているのでしょうか?」
結羽は頬を膨らませて怒っていた。
結羽「にぶちん!」
マジでわけわからん!
結羽「ラノベ主人公そっくり!」
まてまて!
優也「俺はそこまで耳は遠くない!」
悠真「確かに」
お前は分かってくれるか!
悠真「ラノベ主人公だな!」
お前もか!
悠真「純粋な女の子の気持ちは考えたことあるのか!」
優也「わけわからないよ!」
悠真「これだからラノベ主人公は!」
優也「お前はもうラノベ主人公って言いたいだけだろ!」
マジで体力を使い果たしそう…
悠真「でも、にぶくない優也なんて気持ち悪いけどな!」
なに勝手に想像して気持ち悪いとか言ってんだ!
結羽「確かに!」
お前ら!俺のHP削り切る気か!
そんなこんなでこのような一週間が続いた。
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「なに優也、魔物と戦う前に瀕死なんだよ!」
優也「俺にとっての魔物は友だったわ…」
「ご愁傷さま…」
先生「それではテストを開始します!」
1時間目…数学
2時間目…社会
・
・
・
春海「すべてのテストが終わりました!なので明日テストを返却します!」
終わった…やっと…
周りを見ると殆どの人が魔物にやられたようだ。
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そして今、廊下を歩いていた。
「やあやあ!君!お疲れのようだね!」
なぜか俺に気さくに話しかけてくる女性が一人
優也「そうなんです!なので俺を厄介事に巻き込もうとしないで下さい!」
俺は早々に立ち去ろうとした…しかし、神はそれをさせてくれなかった。
悠真「優也!こんなところに居たのか!」
結羽「おーい!」
悠真と結羽が駆け寄ってきた。
「あの二人は君の友達?」
優也「魔物です」
「「ひどい!」」
こう言うときだけ息ぴったりなんだからな…
悠真「あ、あなたは!」
優也「なに?この人を知ってるの?」
悠真「知ってるもなにもその人は生徒会長の真依先輩じゃ無いですか!」
マジで!この人が!
結羽「デカイ」ボソッ
なんか結羽が生徒会長に嫉妬の視線を向けているんだけど!
優也「で、生徒会長さんはこんなところで何を?」
真依「生徒会長じゃなくて、
優也「じゃあ白波さんはこんなところで何を?」
真依「私はね、君に会うために来たんだよ~」
優也「真面目に答えて下さい!」
そしたら白波さんは仕方ないな…って顔をしたあとこう言った。
真依「ねえ!君は恋愛の事についてどう考えてるの?」
優也「俺は…恋愛は要らないと思います」
真依「だってさ!残念だったね」
白波さんは結羽の方に向かってそう言った。
結羽「な、何の事ですか?」
真依「そう言えば、皆の名前、聞いてなったんだけど!」
そうか!そう言えば自己紹介をしていなかった!
優也「俺は絆成 優也です」
悠真「俺は坂戸 悠真!」
結羽「私は柴野 結羽です」
そしたら結羽がペコリと頭を下げた。
不覚にも可愛いと思ってしまった。
真依「はい、よろしく!にしても、優也君!よく先日の体育祭のゴール出来たね!」
何で驚く!え?まさか!ゴールさせないつもりだったの?怖いよこの人!
優也「にしても、あなたは何ですか!とびきりのドS何ですか?」
真依「そうだよ!私はね、相手が嫌だ!とか思うことを考えたり実行するのが好きなんだよ!」
ひ、開き直った!
もうやだ!この人!自分がドS宣言したよ!
真依「特に、優也君の様な可愛い子には余計にいじめたくなるんだよね」
白波さんがそう言った瞬間、前に結羽が飛び出してきた。
結羽「だめ!優也をいじめるのは私が許さない!」
そう言っている結羽の後ろ姿は凛々しかった。
そして、ほんのり耳が赤くなってる気がした。
真依「分かってる!奪ったりしないから安心して?」
結羽「!」
二人は何の話をしてるんだ?
真依「じゃあ私はここらで仕事もあるからおいとまさせてもらうよ~!」
そして白波さんはすごい速さでこの場を去った。
優也「はぁ…なんかどっと疲れたからすぐ帰りてー」
結羽「同じく」
悠真(真依先輩と仲良くなれるかな?)
優也「約一名、なんか俺達と違うことを考えてるやつが居るんだが…」
そうして歩き出した。
悠真「ア、ソウダ、オレヨウジガアルカラサキカエルネ」
ものすごい棒読みで帰る宣言をしたあとものすごい速さで帰っていった。
優也「なんだったんだ?あいつ」
結羽(ゆ、優也と二人きり…///)
なんか、結羽が今にも爆発しそうな勢いで赤くなっている。
優也「じゃあ帰るか!」
結羽「ひゃい!」
優也「噛んだw」(ひゃいって可愛い!)
結羽「わ、笑わないで下さいよ///」
結羽は照れながら俺の胸をポカポカと叩いてくる。
優也「良いから帰るぞ!」
そして俺は結羽の手を引いていく。
結羽を見るとさっきより顔が赤くなっていた。
結羽「あと少しで一学期も終わりですね」
優也「そうだな!あっという間に過ぎていったな」
入学して、早々に俺が不幸を発揮して医療研究会に入れず、落ち込んでいたときに結羽と出会って友達になった。
あのときの俺は意固地になっていたから、友達が出来るんだよ!って言っても全然信じないと思う。
そして、悠真との再開と体育祭。
よく俺、落とし穴にはまらなかったな!
うん!色々あった!
そこそこ濃かったんじゃないかな?
結羽「これからも
よろしく…か
俺には結羽がどのような気持ちを込めて言った言葉かは分からない。
だけど回答は自然に出ていた。
優也「こちらこそよろしく!」
結羽「絶対通じてない…」ボソッ
優也「何だって?」
結羽「何でもない!ラノベ主人公!」
結羽はそう叫んで足早に帰っていった。
優也「あいつ、何怒ってたんだ?」
本当に意味が分からない。
はい!第7話終了
さすがラノベ主人公、絆成 優也!
さすが重要な所が聞こえてませんね!
それでは今回はここまで!
次回もよろしくお願いします!
ではでは!
さようなら!