こんな僕に彼女は必要なのだろうか?   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 最近投稿ペースが落ちてきてますね…何とかせねば

 リアルが忙しいんですよ!ゲームの誘惑に耐えきれなかったり、本当に忙がしい時もあるんです!

 まぁ、モチベも低下してきてヤバイなとは思ってますよ。書く意欲が下がってきて…でもこれや新作の方は打ち切りたく無いので無理にでも書いて見せます!
 次回はもう少し早ければ良いね。ボソッ

 それでは!

 どうぞ!


第25話 ツッコミ放棄宣言!?

side優也

 

「あのなぁ…暇さえあれば俺んちに集合するのやめね?俺んちはハ〇公じゃねーんだよ」

 

 今日は冬休み最終日。今日くらいはのんびり過ごすぞ~!と、意気込んでたのも束の間。結羽を初めとし、悠真や白波さんが押し掛けてきたのだ。

 

 くっそう…いつも俺の家を某有名な集合場所と勘違いしてるんじゃないか?

 

「まぁ、それよりもさぁ!雪合戦しようぜ?」

 

 と、悠真は親指を立てながら言ってきた。

 

「なんだ?そのサッカーしようぜ?的なノリは」

 

 お前は某超次元サッカーアニメの主人公か!!

 

 と、俺は心のなかで突っ込んだ。

 

 なに?皆、俺の突っ込み待ちなの?ねぇ?突っ込んで欲しいの?

 

「雪合戦しよう!優也くん」

 

「もう疲れたんでそれで良いです…」

 

 と、俺は白波さんの言葉に適当に返す。

 

 なんか悠真と白波さんが俺の左右に居るんだが、左右で俺の方向に身を乗り出してきている。それを見て結羽は苦笑い。

 

 結羽…お前だけだ分かってくれるのは…グスン…

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 と言うわけで雪合戦をすることになったのだが

 

「おい!なんだこの悪意を感じるチーム分けは!」

 

 そう。とてつもなく悪意を感じるのだ。

 

 このチーム分けを見れば誰だって悪意を感じるだろう。

 

 なぜなら俺が一人で他3人が相手、3対1なのだ。

 

 ねぇ?なにこれ、俺っていじめられてたんだっけ?

 

 てっきりさぁ悠真の事だから面白がって結羽と俺を一緒にすると思ったんだけど?

 

 ねぇ、ふたを開けてみたらあら不思議。合戦と言うよりリンチですね?分かります。わかりたくないけど分かります。

 

 悠真、てんめぇぇぇっ!おぼえてろよー!

 

「じゃあ、よーい!スタート」

 

 そして開始された。

 

 予想通り俺に雪玉が集中的に飛んでくる。

 

 当然ながら俺には避けて雪玉を投げるなんて高等テクニックなど無いので逃げ回る事しか出来ない。

 

 なんか結羽だけ何もしていないがそれが唯一の救いだろう。

 

 責めて戦力が分散してくれれば良いんだけどな。

 

 そして俺は逃げることしか出来ないのだ。結羽…ただ苦笑いしてるくらいなら俺に加勢してくれると嬉しいのだが…

 

 そんな感じで俺らの雪合戦は幕を閉じた。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「はぁ…ひどい目にあった…」

 

 俺はあのあと流石に普段筋トレをしていると言ってもそこまで外に出ないと言う行動のせいで体力の無さが浮き彫りになり、捕まった俺は雪玉をぶつけられたのだ。

 

 そして俺は今、近くのベンチにて結羽と一緒に座っている。

 

 悠真と白波さんはどうしたかって?あの二人…元気だよね。あれだけ走り回ったのに…俺が体力が無いだけなのだけれども…

 

 俺は徒競走的なのは瞬発力が高いってだけですぐに体力が切れてしまう。

 

 走り込むべきなのだろうか?いやいや…昔からこんな怠惰だった訳じゃないよ?うん。ちゃんと運動をやってましたとも。ジュニアサッカーチームだっけ?メインでは無かったけど補欠として頑張ってました!

 

 キック力だけは高かったんだぞ?

 

 悠真(あいつ)はまだやってんのかな?俺は勉強に本格的に力を入れ始めたときに同時に辞めてしまった。

 

 まぁ、そんな訳で、あの元気いっぱいの二人は今、雪だるまを作って遊んでんのかな?

 

 結羽は隣で自分のバックから出したお茶を飲みながら二人の様子を見ている。

 

 と言うか俺の隣にずっと居るけど、結羽は遊ばなくて良いのかな?せっかくだし遊んだ方が良いと俺は思うんだけど。

 

 と、そんな感じで俺が結羽を見ていると俺の視線に気が付いたのか、俺の方を向いて優しく微笑む。

 

 その笑顔を見ているとこのままで良いかな…と思ってしまう。

 

 と、ふと向こうの二人を見るとなんか二人でこそこそと話し合っている。

 

 そして先程二人が作っていた雪だるまを見ると、大小二つの雪玉があった。

 

 大きい方は体の3分の2もある。でけー

 

 ってか乗せてないみたいだけど、そんなにでかいの乗っけられるか?小さい方だって半分あるんだから…

 

 持ち上がんないだろ…

 

 と、そう思ってると悠真が持ち上げ始めた。おいおい、嘘だろ?

 

 と、思ってると雪玉を投げた!

 

 そして上手いこと乗っかった。

 

 悠真は「ふぃ~っ」と額の汗を袖で拭く動作をする。

 

 俺はあまりの光景に立ち上がり、開いた口が閉まらなかった。

 

 い、いつものことだよな?こいつらがちょっと常識を踏み越えてるのはいつものことだよな?

 

 うん。そう言うことにしておこう。

 

「ゆ、優也…き、気持ちは分かるけど気にしないでおこう?…ね?」

 

 と言うか結羽の優しい言葉で俺は我に帰る。

 

 そして俺は結羽を見る。すると、やはりと言うかなんと言うか、結羽の笑顔もひきつっていた。

 

 もう知らねーぞ?俺達は気にしないことにした。いちいちツッコんでるとこっちの体力が持たないんだよ!

 

 と、俺は心の中でツッコミ放棄宣言をする。

 

 結羽も気にしないことにして、何も無かったかのように本を読み始める。

 

 なんかさ、可愛い女の子ってなにやっても絵になるよね。うん。

 

 でもヤンデレはやめてほしい。あれが演技だとしたらすごいよ?

 

 その後数分間遊んでいた二人だが、流石に疲れてきたらしくこちらに寄ってきた。

 

 俺は二人に事前に買っておいたスポドリを投げ渡す。

 

 そして二人は上手いこと胸の前でキャッチし蓋を開けて飲み始める。

 

「そろそろ帰らね?もう夕方だし」

 

 俺は提案する。

 

「そうだな」

 

 と、悠真

 

「そうね」

 

「そうだね」

 

 白波さんと結羽も同意する。

 

「そう言えば今日も優也のお父さんは遅いんだよね?ご飯作るよ!」

 

 と、言ってくる結羽。ありがたい。だが、毎回作っててもらっては申し訳なくなる。

 

 なんかお礼をしたいな。こう見えて俺は借りは返すタイプの人間だからな。

 

「おい!優也!今日もって言ったか?今日もって!いつも作ってもらってんのか?完全なるフラグ立ってんじゃん!」

 

「たまにだけど。ってかフラグってなんだ?何のフラグだよ!」

 

 マジで意味わからん…ってか料理を作ってもらって立つフラグってなんだよ!

 

 と、俺が返すと皆がやれやれ…と言った表情でこちらを見てる来る。なんだ?その目線は!どんな意味が混もってんだよ!

 

「今に始まったことじゃないから別に気にしてないよーだ」

 

 と、いかにも怒った口調で言う結羽

 

「そうだ!今から結羽の家にお邪魔しても良いか?」

 

 と、俺が言うと、頭に?を浮かべた様子で一瞬間があった。

 

 そして結羽は「良いけど」とうなずく。

 

「じゃあ普段作ってもらってばかりだから今日は俺が作るよ」

 

 と言うと結羽は顔を赤くして顔をそらしてしまった。

 

 他の二人はにやにやと期待が混ざったような視線でこちらを見てくる。

 

 そして結羽は顔を赤くしながら何かを呟いている。何?何か俺、おかしなこと言ったか?

 

 最近は俺、料理してないし、忘れられがちかも知れないけど一応人並みには料理出来るんだぜ?なのにこの反応っておかしくないですか?

 

 結羽は理由を聞いてきた。

 

 すると、二人が結羽に近づいて何かを耳打ちする。

 

 そしたら結羽の顔が更に赤くなっていく。

 

 何か変なこと吹き込んでないよな?

 

 そしたら結羽はこちらを向いて小さくうなずいた。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 あのあと二人と別れ、俺は結羽と一緒に結羽の家に来ていた。

 

 今日は偶然結羽の母親も遅いらしい。そのため結羽と冬馬と俺しか今、この家に居ない。

 

 ってか料理は久々だな。結羽と出会う前はほとんどコンビニ弁当だったし、気が向いて作っても簡単な朝食みたいな夕食になっていた。

 

 そして俺は今、炒飯を作っている。

 

 ジューと言うご飯を炒める音が食欲をそそる。

 

 しかしまぁ、結羽ほどの料理のバリエーションは無い。

 

 あれはすごいわ。

 

 今、俺が作っているような炒飯に、チンジャオロース、プルコギ、餃子(手作り)、ハンバーグ(手作り)、オムレツ、オムライス等々、挙げたらキリがないほどのバリエーションの料理を作っていたんだ。結羽ってすごいよね。手間を惜しまない結羽には感心するよ。

 

 そして俺はフライパンを振る。

 

 すると、炒飯が宙を舞い再びフライパンの中へ

 

 そして出来た炒飯を三枚の皿に盛り付ける。

 

 その皿を結羽と冬馬が待つテーブルに置く。

 

 そして置き終わって俺も席につく。

 

 そして頂きますを合掌して食べ始める。

 

 結構好評だった。よかった。まずいとか言われたらどうしようかと思った。

 

 なぜか途中で結羽があーんをしようとしてきたが俺は華麗にスルーした。

 

 すると、結羽は頬を膨らまして俺の腕をぽかぽかと叩き始めた。

 

 冬馬はと言うと気にしないで黙々と食べていた。

 

 食べ終わって別れの挨拶をして自分の家に帰った俺は疲労がピークに達していたためベットに飛び込むや否やの〇太並の早さで眠りについた。




 はい!第25話終了

 今回で冬休み終了です。

 次回からは三学期に突入です!

 それでは!

 さようなら

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