しないシンフォギアというよりかは、IFの要素も多く含んでいるため、ハ〇レン4コマ劇場的なタイトルにしました。
面白くないかもしれませんが、どうぞご覧ください。
それでは、どうぞ。
シンフォギア短編劇場(しないシンフォギア)
〇災厄の目覚め①
――ピシッ! ピシピシピシ・・・
バビロニアの宝物庫に封印されていたノイズの少女。シンフォギア装者たちが関わってきた事件の影響で、今、何千年もの時を超えて復活しようとしていた。
棺にひびが入り、それは全体へと広がっていく。それは、人類の天敵を縛る鎖が、砕けていく音でもあった。
――パリン…
そして棺は砕け、仲から人類に深い憎悪を持ち、駆逐することを決意したノイズの少女が現れる。
彼女が、目覚めた後に取った行動とは――!
⁅……眠い。あと50年……⁆
NI☆DO☆NEであった――!
〇災厄の目覚め②
人類に対して深い憎悪を持つ少女だが、流石に眠気には勝てなかったようだ。
だが、5時間ほど二度寝した後(さすがに50年はない)、さっそくバビロニアの宝物庫から出て人類を滅ぼそうとする。
⁅駆逐してやる……! この世から、一人残らず……!⁆
(寝ぼけ眼をひとしきりこすった後は)憎しみに彩られた瞳に火をともしながら、その劇場をあらわにした顔で宣言するノイズの少女。
そしてこの空間から外に出ようと……出ようと右手を上げて……上げて……
⁅……どうやって出ればいいんだろう……⁆
その後、自身の魂に刻まれたソロモンの杖の権能を使って出れることに彼女が気づいたのは、3時間後のことだった。
〇災厄の目覚め③
なんとか外に出る方法を把握したメリュデは、今度こそと気を取り直して人間たちをプチッ☆することにした。
⁅それじゃあ早速……ワァーーーーーーーーップ!⁆
そして、云千年ぶりに地球へと帰還したノイズの少女。そこで彼女が見たものとは……
――フンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッフンッ
――アオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッアオッ
真っ最中でした。
⁅………………………………………⁆
無言で再び転移し、バビロニアの宝物庫に戻ってくるノイズの少女。そして、何もない空間で体育座りをして動かなくなった。
彼女がトラウマを克服し、再び人類の天敵として目覚めるのは、それから5日後のことだったという……。
〇「奪われた歌」の最中にて①
装者たちの前に立ちふさがったノイズの少女。ノイズを使っているから敵だ!という理屈と、あとなんか目を見ただけで人類の敵だと分かったので、いつでも対処できるように態勢を整えている翼とクリス。
しかし響は、話し合いさえすれば分かるというモットーのもと、悲痛な顔で少女に呼びかける!
「どうしてこんなことをするの! 話し合えばきっとわかる! だから……!」
必死に説得しようとする少女に対して、人類の災厄たる彼女が返した答えとは……。
「!“#$%&‘()!」
「……え? 今なんて?」
「$$&%」)(&#“”$%&(‘&)!」
「い、言ってること、全然わかりません!」
そもそも、使っていた言語が全く違うため、話そうと思っても話すことができないので、響は、話すことをやめた――。
ちなみに、なぜ1期まで英語を使っていたのに、2期から急に日本語オンリーになったのかも謎である。
〇奪われた歌の最中にて②
歌を歌いながら、ノイズを順調に倒していく装者。ノイズの少女は、彼女たちが戦うことができる理由はその歌にあることに気づき、彼女たちに有効な一手を取ろうとする。
それは、ヴォカリーズ。歌の始祖である彼女が使える、「支配」を特性とした歌。
その歌によって装者たちの歌を支配し、フォニックゲインを奪ってしまおうという考えだった。
そして歌を奏で始める少女。その歌によって装者たちは……
「うわあああああああぁぁぁ!」
「うぐうううううううぅぅぅ!」
「あああああああああぁぁぁ!」
むっちゃ苦しんでいた。無理もない。歌の特性以前に、まるでジャ〇アンのような音痴だったからだ。
「み、耳が、頭の中が……滑走路じゃねえか……!」
「頭を内側から叩き壊されるような……! これが、この歌が……!」
『わー! 死ぬー!!』
ノイズの少女の目から、うっすらと涙が浮かんだように見えたという……
〇決戦前のブリーフィングにて
「それでは、次はノイズを操る少女についてだ」
シンフォギア装者たちの前で、弦十郎が話を進めていた。
「少女は、ノイズを生み出し、自由自在に操ることができる。さらに、装者の歌を支配し、そのフォニックゲインを奪う能力も持っていることが分かっている」
「相性で言うと、最悪っていう訳ね」
マリアが悔しそうにつぶやく。
「いつまでも名前がないのも不便だろうから、彼女のことは今後、ヴォカリーズを歌うことから『少女V』と呼称する」
「え? なんでVなんですか?」
響の言葉に、全員がそちらに目を向ける。
「だって、『ヴォカリーズ』なら、頭文字はBなんじゃ……」
だが、その言葉に目線を戻す。
「少女Vは強敵だ! 気を引き締めて戦うんだ!」
『はい!/おう!』
「ねえ! なんでVなのー!?」
〇決戦前のブリーフィングにて②
――エエ!? ヴォカリーズノカシラモジッテVナノ!?
――アタリマエダ! コノバカ!
「にしても、ヴォカリーズを歌うからVだなんて、少し安直じゃないかしら?」
「いや、分かりやすい分、名称としては適切だろう」
響がクリスから教えられてビックリしている一方、マリアと翼は少女の名前について話していた。
「でも、もう少し捻った名前の方が、かえって誰なのか覚えやすいと思うのよ」
「では、マリアならどんな名前を付けるのだ?」
「そうね……」
少女Vの写った画像をチラッと見るマリア。少女はあいかわらず吹くとは思えないほどのボロボロの布切れを纏っているだけだった。
「少女…………………………Hかしら?」
「マリアすまないあまり近づかないでくれないか」
「ちょっ!? 冗談に決まってるでしょ!! いいわよVでいいわよVで!」
終わり
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これが限界だったんです……すみません……。
ご感想があれば、お願いいたします。次回もよろしくお願い申し上げます。
オリジナルキャラの挿絵などもあった方がよろしいでしょうか?(作者自身が描くが、画力は期待しない方がいいレベル。描くならペイントか手描きの二択)
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挿絵はあった方がいい(ペイント)
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挿絵はあった方がいい(手描き)
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挿絵はない方がいい
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どちらでもよい