Skull   作:つな*

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俺は考える。


skullの勧誘

過疎化で町がすっかり(すた)れてしまったこの頃、俺はとても驚いていることがある。

 

「…スカル……」

 

ポルポが、喋った。

 

「……スカル…」

 

若干覚束ないけれど、ちゃんと俺の名前を発音し始めている。

あれ?タコって喋れたっけ?

いやまずコイツ絶対にタコじゃねぇよな。

だって人間の言葉発してるし。

どうなってんだ。

 

「おなか…す、いた」

 

わあ…これは、マジで…人間の言葉を理解してらっしゃる。

迂闊にポルポの前で下手なこと言えねーな。

取り合えずお腹が空いているようなので消費期限が過ぎそうなやつからポルポにあげていく。

こ、こいつ…マーガリンをパックごと食いやがった。

胃腸どうなってやがる。

まだお腹が空いているようだったので、仕方なく森の方に行かせた。

自力で狩って食べるだろ。

森は最近物騒だから行かせたくないんだよね。

謎の巨大生物の話で持ち切りだし、最近じゃ被害が拡大してるって聞くし。

警察隊が謎の巨大生物の捕獲で出動したが失敗してますます警戒態勢が敷かれている。

あー、明日出勤したくねー。

 

 

 

「やっと、会えましたね…狂人の運び屋スカル」

 

現在俺は嫌な嫌な長い一日の仕事を終えて、帰ろうとしていたところ変な人に声を掛けられた。

何だコイツ…髪型がパイナップルだし、ていうかその運び屋の異名マジで人違いなんだけど。

これ本気で間違って伝わってる感じか…そんな中二臭い名前は死んでも嫌だ。

それよりも目の前のパイナップルさんは何で小さくなった俺がその人違いのスカルの方だと思ったのか。

 

「いえ、今はカルカッサの軍師でしたね」

 

完全に俺を別人のスカルさんだと思ってる。

マジでその狂人のスカルとやらに会ってみたいわ。

 

「私は初代ボンゴレ霧の守護者、D(デイモン)・スペード…一度は聞いたことがあるのでは?」

 

誰だ。

でいもん……閣下とお呼びした方がいいのかな。

って、待てよ、ボンゴレ?コイツ今ボンゴレって言わなかった?

競争相手の企業が俺に何の用だ?

それもコイツ今初代っつってたから、多分結構古参メンバーってことだろうし。

 

「ここ数年、弱小カルカッサは今やボンゴレに次ぐ巨大なファミリーとなり、あなたのその手腕にはこの私でさえ目を見張るものがあります」

 

いや俺何もしてねーから。

 

「あなたのその手腕、ボンゴレに生かしてもらえたら…とね」

 

なるほど、引き抜きか。

企業間の引き抜きって本当にあるんだなぁ。

ドラマの世界だけかと思ってた。

 

「立ち話もなんですし、どこか座れる場所へ行きませんか?」

 

これはブラック企業の脱出ワンチャンあるか?

なんにせよ、まだボンゴレがブラックかそうじゃないか分からない時点で決めるのは失策、じっくり見極めねば。

っていうかこれどっちにしろニートになれねーじゃん。

なにコレ悲しい。

一応パイナップル閣下の後をついて行くとこじんまりした人があまりいないカフェに入る。

 

「あなたのことだ、金をいくら積んだところで容易にこちら側に回ってくれるとは思っていませんよ」

 

ボンゴレがブラックだったら本末転倒だしな。

 

「まず私の身の上から話しましょうか」

 

これ長くなるパターンだわ。

かれこれ十数分、ナッポー閣下の長ったらしいお話を聞いてて思ったことがある。

あなた今いくつ?

確実に3桁いってるだろおい。

あれか、どっかの黒っぽい組織が開発した若返る薬でも飲んでんのか。

 

「今のボンゴレはぬる過ぎる…このままでは弱体化するだけ…そう思いませんか?」

 

生産縮小とかそういう意味?

なるほどもっと手を広げるべきだと思っているけど、今の社長は保身的ってことなのか。

俺んとこの社長少し前に海外進出しちゃったし、ライバル企業の生産拡大に焦ったのかな?

それでライバル企業の従業員引っこ抜こうと。

 

「九代目になってからというもの、ボンゴレの間に漂うあのぬるい空気に嫌気が差します」

 

この人めっちゃ野心家だな。

いやまぁ大企業だし当たり前か。

 

「私はボンゴレを正しい在り方へと戻さなければいけない…そこで必要になってくるのがあなたです」

 

俺?マジで何もやってないんだけど。

 

「ボンゴレのボスに相応しい者をその座に()えた暁に、軍師としてあなたにはボンゴレに尽くしてもらいたい」

 

ここでも軍師かい。

待て、いきなり出てきた新顔に指揮官面されるとか、俺恨まれない?

っていうかこの人もしかして下克上狙ってる感じ?

こわ、ボンゴレこわ。

 

「それと、あなたの実力を見込んでボンゴレを正しき在り方に戻す為の下準備を手伝ってもらいたいのです」

 

下準備?いやその前に俺の、姿、赤ちゃんだよ!?

何も出来ない赤子に何やらせようとしてんだコイツ。

 

「勿論報酬は十分な額を払いますし、成功した後の地位も確保します…どうです?不満がありますか?」

 

不満って言うか、赤ちゃんの俺に何かをさせようとしている時点で社長と同じ人種の匂いが…

それに今の企業勝手に辞めたら後ろから刺されそう。

 

「まぁボンゴレの軍師の件はその時にもう一度あなたに聞きますので今すぐに決断しろとはいいません…ただ、下準備の方は依頼という形で受けて欲しいのです」

 

うぼあ

待って待って、何か嫌な予感が…依頼、って言葉が怖すぎる。

っていうか良かったこと一度もねーし。

 

「あなたは今のその地位で物足りる程の男ではないでしょう?なに、ボンゴレが今以上に強くなればあなたの求めるものが必ずや手に入る」

「では、連絡用としてこちらの端末を預けておきます」

 

ナッポー閣下は小さな端末をテーブルに置いたまま、立ち上がってレジの方へ向かう。

にしても引き抜きかぁ…

ボンゴレって企業も中々ブラックそうだけど、どうなんだろう。

相手も別に気長に待ってくれる感じだし、じっくり考えようかな。

まぁ一番の望みはニートライフなんだけどな。

家に帰ると、留守番をしていたポルポがソファに座りながらテレビを見ていた。

コイツ段々と人間臭くなってきたなぁ…

 

「お…かえ、り…スカル…」

「ただいま」

 

ポルポは一体何を見ていたのやら…

 

『見て下さい!この子供のライオン!とーっても可愛いですよ~』

 

動物ふれあい番組か。

やっぱり一匹だけじゃ寂しいのかな。

近いうちに海に遊びに行くか

 

 

 

 

 

 

 

D・スペードside

 

 

最近、弱小であったハズのカルカッサファミリーが勢力を拡大しているという情報を耳にした。

私はというと、ボンゴレの者に憑依しながらボンゴレをより強大になるよう画策していた。

今は穏健派の九代目のお陰で目立った動きが出来ないのがとても腹立たしかった。

ボンゴレに穏健などいらない。

より強大に、強力に、脅威として全世界に君臨しなければ。

そんな中で名を広めていくカルカッサに、少々興味を持つ。

あの、弱小ファミリーが如何にして中堅どころになったというのか。

カルカッサファミリーを調べてみれば理由を突き止めるのは容易かった。

狂人の運び屋スカル、今現在マフィア界に恐怖の対象として名を広めている男がカルカッサの専属として動いていたのだ。

カルカッサファミリーからしたら、強力な武器を手に入れることが出来たと言えよう。

そしてその武器はあまりにも強すぎて、あまりにも凶悪すぎたのだ。

スカルの手で葬られた命は数え切れず、ボンゴレでさえ手を出しかねている。

その事実に私はスカルという男に興味を持った。

あの残虐性は敵にしたならば果てしなく脅威ではあるが、味方となればこれ以上とない武器だ。

ボンゴレに欲しい、と純粋に思う。

それから何度か彼とコンタクトを取ろうとしたが、如何せんスカルの用心深さと警戒心は私の想像以上であったのだ。

まず彼の声、そして顔を知らない。

それは私だけに限ったことではないものの、スカルは自身を特定出来るような情報を一切与えようとしない。

雇い主であるカルカッサのボスですら、スカルの名前しか知らないだとか。

そして、彼は姿を見せることが少ない。

殆ど本部にはいないし、いるとしても依頼をカルカッサのボスから受け取ると直ぐに出ていく為見かけることすら珍しいというほどだ。

彼の後をつけようとしたが敢え無く失敗する。

彼が速過ぎて追えないのだ。

仕方なく、彼とのコンタクトは機会を狙うしか出来ず、私は手をこまねいていた。

そんな中、カルカッサの勢いは段々と加速し、遂にはイタリアンマフィアの一角を担うほどとなっていた。

だがそれだけでは終わらず、ある日、スカルは運び屋を退きカルカッサの軍師となった。

私は理由が分からずすぐさまカルカッサに潜入すると一目瞭然だった。

彼は呪いを受け体が縮んでいたのだ。

運びは難しいであろうその体で軍師に落ち着くのは自然な流れと言えよう。

カルカッサの脅威がなくなった、と、この時の私はそう思ってしまったのだ。

だがそれが大きな間違いであることに気付かされるのは直ぐのことだった。

カルカッサの勢力拡大は緩まることを知らず、今までの比にならない程急速に世界へと広まっていった。

その事実に、漸くボンゴレの頭の固い上層部が動き出すほどだ。

私も、ボンゴレとの差を縮めてくるカルカッサに焦りを見せ始めた。

何十年、いや、百年余りの年月をかけて強大にしてきたボンゴレに僅か十年弱で追いつくなどと、そんな事実があってたまるかと、もはや意地でもあったのだ。

そして意地と共に私の中では、狂おしい程の脅威への渇望があった。

 

 

あの男が、欲しい

 

 

そうすればボンゴレは、今よりも、きっと、さらに、強大に——————…

 

 

決意した私は直ぐに行動に移す。

まず別人の皮を被りカルカッサに潜入し、軍師として前よりも比較的本部にいるであろうスカルと接触を図った。

彼が本部に訪れるのは週に一回のみで、全ての戦略はその日で大方決まる。

スカルの軍師としての姿を見た私は、素直に関心した。

沈黙な性分であるにも関わらず、誰もが彼の意図を理解し行動していた。

周りは彼の意図を必死に理解しようとして、彼もただ単に指示するだけでなく彼らに考える猶予を与えている。

故にカルカッサは全体的に思考力、理解力、計画力が高い。

これも全てスカルの思い通りなのだとすれば、彼は極めて頭の切れる軍師だ。

これではますますボンゴレに欲しくなってしまった。

私は進んで彼に話しかける。

 

「スカルさん、この計画はどうしましょうか」

「スカルさん、狙撃訓練に足を運んでみてはどうですか」

「スカルさん、これお飲み物です」

「スカルさん、———————」

 

演技ではあったが、我ながら驚くほど献身的に彼に接していた。

何度か昼食を誘ってはみたが、彼がその首を縦に振ることはなかった。

やはり顔を見せることはないか。

余程特定されると困る人物なのか、はたまた別の理由があるのか。

このままいけば彼の情報の一つ二つくらいはと思っていた矢先だった。

 

「この前、警察からのスパイをスカルさんが見つけたってよ、そのまま殺されたらしいけど」

「ああ、聞いた聞いた、殺されたっつうか自殺っつうか……まぁスカルさんらしいよな」

「スパイ…?すみません、その話、詳しく聞いても?」

 

下っ端の者達の話を聞くと、スカルが警察側のスパイを見つけたらしい。

スパイは機密情報を手に本部から逃げることは不可能ではなかったが、手にしている自身の組織の情報を無理な脱出でカルカッサに漏らすことを懸念し、その日が穏便に終わるまで待つつもりだったのだろう。

だがスカルはその人物をスパイと分かっていて泳がせ、バレていることを匂わせながらも、逃げられないように彼自らがスパイの近くにいることによってカルカッサに縛り付けた。

その間僅か半日だ。

たった半日で、スパイは発狂し、自ら命を絶った。

何故捕まえて拷問しなかったのか、誰もがそう思ったが、誰もが彼を理解することは出来ないと知っていた。

いたぶるように、じわじわと、相手の精神を削っていき、果ては狂わせた。

まるでそれを楽しんでいるかのような様子だ。

スパイの遺体は、無残なものだと誰もが口にした。

苦しさからか、恐怖からか、首を掻きむしり肉が抉れており、眼球は自身でくりぬかれていてぽっかりと空洞となっていた。

スカルは一体何がしたかったのか。

殺人を快楽と捉えているのか?そんな馬鹿な。

ただの悦楽であそこまで人間が狂うものか。

謎めいた狂人に、私の興味が尽きることはなかった。

そして、組織内で、裏切りに対しての処罰を知らしめるという点で、今回の彼の行動は凄まじいほど影響を与えただろう。

なるほど、とても参考になる。

理解出来ないという、やや危険な思考を持ってはいるものの、やはり彼はボンゴレに必要だろう。

だが、これ以上彼の側にいたとしても何かを得ることは出来ないと思い、私はカルカッサへの潜入をやめる。

そして対等な交渉をして、スカルをボンゴレへ引き入れようと考えた。

ボンゴレが強くあれさえすれば、狂っていたって構わないのだから。

 

 

「やっと、会えましたね…狂人の運び屋スカル」

 

彼がカルカッサ本部から帰るタイミングを狙い、声を掛けた。

彼は相も変わらず無言でこちらを見つめる。

 

「いえ、今はカルカッサの軍師でしたね」

「私は初代ボンゴレ霧の守護者、D・スペード…一度は聞いたことがあるのでは?」

「ここ数年、弱小カルカッサは今やボンゴレに並ぶ程の巨大なファミリーとなり、あなたのその手腕にはこの私でさえ目を見張るものがあります」

 

彼の興味が消えうせる前に、私は本題を切り出した。

 

「あなたのその手腕、ボンゴレに生かしてもらえたら…とね」

 

普通に勧誘したところで彼がこちらに乗り換える可能性はない。

ただでさえカルカッサは今勢力を拡大しているのだから、そのままあの組織にいた方が保身的でもある。

だが彼が保身などと人間味のある感情を持ち合わせているなんてこれっぽっちも思ってはいない。

要は、どちらが退屈をしないか、それだけだ。

それを彼に説かなければ。

 

「立ち話もなんですし、どこか座れる場所へ行きませんか?」

 

近場のカフェに誘い、私達は移動する。

何か頼むか聞いてみたが、彼があのヘルメットを脱ぐとは思えなかったし、彼も首を横に振っていた。

 

「あなたのことだ、金をいくら積んだところで容易にこちら側に回ってくれるとは思っていませんよ」

 

私はコーヒーを口にする。

 

「まず私の身の上から話しましょうか」

 

エレナのことは隠しながら大まかの流れだけ話した。

ジョットがこれ以上は過剰戦力と、ボンゴレの規模を縮小し、そのせいでエレナが死んだことはいつまでも忘れることはない。

ボンゴレは強くあらねばならない。

誰もが名を聞いただけで震えあがるほどのボンゴレを。

だからこそ一世の時代からボンゴレを見ていて、九代目で保守派になったことは実に残念でならなかった。

九代目はジョットと同じとまではいかぬが、穏健派だ。

あの老いぼれが死ぬまでにどれだけボンゴレが弱体化するのやら。

それに、あの九代目が選ぶ後継者に一抹の不安があるのもまた事実。

憤怒の炎の使い手であるザンザスならば申し分ないが、彼らは血が繋がっていない。

正直他のボス候補は誰一人として過激派ではない上にどちらかと言えば九代目のように穏やかな性格だ。

それはあってはならない。

今の内に腐り切ったボンゴレを立て直さねば。

 

「今のボンゴレはぬる過ぎる…このままでは弱体化するだけ…そう思いませんか?」

 

私の言葉に、目の前のスカルはただ無言で耳を傾けている。

 

「九代目になってからというもの、ボンゴレの間に漂うあのぬるい空気に嫌気が差します」

「私はボンゴレを正しい在り方へと戻さなければいけない…そこで必要になってくるのがあなたです」

 

あなたの的確な指示、そして教育、戦略で再びボンゴレは恐れられるだろう。

何よりも再びボンゴレに鋭さを取り戻させたかった。

 

「ボンゴレのボスに相応しい者をその座に据えた暁に、軍師としてあなたにはボンゴレに尽くしてもらいたい」

 

ボンゴレの闇は深い。

あなたの好む死が、狂気が、血が、蔓延っている場所だ。

 

「それと、あなたの実力を見込んでボンゴレを正しき在り方に戻す為の下準備を手伝ってもらいたいのです」

 

そう、今のうちに布石をと、既に目星は付けていた。

使い捨て出来るファミリーを私は知っている。

そして、使い捨てるには一番打ってつけであることも。

 

「勿論報酬は十分な額を払いますし、成功した後の地位も確保します…どうです?不満がありますか?」

「まぁボンゴレの軍師の件はその時にもう一度あなたに聞きますので今すぐに決断しろとはいいません…ただ、下準備の方は依頼という形で受けて欲しいのです」

 

あのファミリーを使うまでにいくつかやらねばならないことがありますからね。

こればかりは、彼が一番適任だと思うので依頼という形で雇うと決めていた。

 

 

「あなたは今のその地位で物足りる程の男ではないでしょう?なに、ボンゴレが今以上に強くなればあなたの求めるものが必ずや手に入る」

 

あなたが求める喜劇が見れるでしょうよ。

その後、彼には通信手段である端末を渡して、私はその場を立ち去った。

 

ああ、エレナ 待っていておくれ

 

もうすぐボンゴレは狂気を手に入れる

 

 

そして誰もが震えあがるほどのボンゴレを

 

 

 




スカル:ボンゴレかカルカッサか迷い中、なおスパイに関しては打算で親しくしてくれたモブ(D憑依)に懐いてしまい、間違ってモブ(スパイ)の後をつけていただけ、仕方ない社内制服がヘルメットとライダースーツだもん見分けつかねーって。

ポルポ:遂に喋り出した、食欲旺盛の時期

パイナップル閣下:ヌフフフフフフフフ。


ここでもフラグを乱立中のスカルに平穏は来るのか。


↓↓ここから危険地帯










※Dに夢見てる方、Dが推しキャラな方は絶対に見ないで下さい。

パイナップル閣下↓

【挿絵表示】


ごめんなさい、本当に、ちょっとした出来心っていうか……疲れてたんです。

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