Fate/Imaginary Boundary【日本史fateホロウ】   作:たたこ

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夜③ 世界を造った者たち

 暗闇に覆われた春日、その中の碓氷邸。

 

 明はアーチャーに告げた通り、キャスターを追うために、一成たちを待つために庭に出ていた。蒸し暑さはいつもの通り、夏の春日の夜そのもの。

 うっかりすると、明でさえ本当にここが結界の中であること忘れそうになる。

 

 結界内であって碓氷邸は春日の拠点であるため、アルトリアには留守居を頼んであるので、彼女は屋敷の中だ。一緒に待つヤマトタケルも終始無言で、明も気詰まりだ。

 セイバーヤマトタケルが無表情なのは今に始まったことではないが、彼の考えていることがこれほどわからないのも久々だった。

 

「? 雁首そろえてなにやってんだお前ら」

「!? アサシン!?」

 

 碓氷邸を取り囲むブロック塀の上にのって、首をかしげているのは金襴褞袍を纏ったいつものアサシンだった。

 庭でただずっと突っ立っている明とセイバーを見て不審に思うのは当然である――明らの雰囲気が決して明るくないことも、不審の一因だろう。

 

「……何しに来たの?」

「おう。ホラ、聖杯戦争が再開したって話だったろ。何か進展あったら教えてもらおうと思ってな」

「……」

 

 基本、一般人の悟の家に間借りしているアサシンは、それは一成のようにぐいぐい首を突っ込んでこないために事情にも疎い。それでも一応心にかけていたのか、それともアーチャーやアルトリアのように、彼自身も気になる何かがあったのか。

 

 既に知っていることを他サーヴァントにも話した手前、アサシンにだけ隠す理由はない。

 

「シグマのやつに聞いてもよかったんだが、アイツはアイツで胡乱なところがあるだろ。ちゃんと姉ちゃんに聞いた方が確実だ」

「……? シグマがどこにいるか知ってるの?」

「あいつなら何でかしらねーが、悟の家で転がってるぜ? 今日はいねえけどな」

 

 明はその言葉に唖然とした。それならそうともっと早く教えてほしかったと言う気持ちに加え、アサシンの様子からして、シグマは誰にも害を与えることなくノホホンとやっていることに驚きを隠せない。

 

「……そう。まあいいや……私はこれから出かけるから、詳しい話は中にいるアルトリアから聞いて」

「おう。ところでどこ行くんだ?」

「まだわからない。一成たちも行くけど」

「なんだそりゃ。俺もついてくぜ」

「それはやめて。多分アルトリアの話を聞いてからじゃないとわからないこと、話すし」

 

 ブロック塀の上に乗ったままのアサシンは、じっと黙り込んで明の顔を見つめた。夜とはいえ碓氷邸には外灯が等間隔に並んでいるため、表情が読めないことはない。

 

「……わーったよ。留守番してら。姉ちゃん、あんま怖い顔すんなよ、死にそうだぜ」

 

 ひょいっと塀を乗り越えて屋敷内に入ったアサシンは、軽く手を振りながら自分の家のように、邸の玄関に向かった。彼が霊体化したとき、門の向こうから待ち人の姿が現れた。

 言うまでもなく、一成、アーチャー、理子の三人組である。彼等の表情も明るいとは言い難かった。

 

 明は指を鳴らすだけで門を開くと、彼らを招き入れた。一成は神主服、アーチャーは衣冠束帯、理子は春日には巫女服は持ってきていないのか、普通のパーカーと半ズボンだった。一成はなんと話しかけていいかわからない様子だ。

 

「よ、よう」

「よく来る気になったね」

「……ほんとう、なのか。俺たちが宝具……この結界の一部で、本物の俺は別にいるって」

「多分ね。そう考えるのが一番つじつまがあう。現実の春日の人間をつれてきたって理屈じゃ通じない部分が多すぎる。サーヴァントがいることだけじゃない。聖杯戦争で死んだはずの人間が、普通に生きてるし」

 

 ――己の握ったナイフが、神父の肉体を貫く感触。あまりにも生々しく思い出すことができるその記憶は、ウソだと言われるよりもずっと腑に落ちてしまった。

 そして、こちらは神父の記憶ほどの生々しさはないが、アーチャーが己の左腕を斬り落とした記憶。

 まだ自分は全てを思い出したわけではないと思うと、よりおぞましい記憶がまだ眠っているかと一成は不安になった。

 隣に立つのは、自分を裏切ったとかいうサーヴァント。

 

 アーチャーがケロッとした顔をしているのが腹立たしくもあったが、よそよそしくされるのも気詰まりで、何とも言えない気分だった。せめて何故彼が裏切り、どう自分は受け止めたのかくらいは思い出したい。

 

 そしてさらに、目の前に立つ馴染んだ姿の碓氷明は、本当に碓氷明なのか。

 

「……色々思い出してるみたいだけど、思い出しているってのは言葉として正しくないね。一成たちは、春日記録装置の記録を元に、都合の悪い部分を改竄して再生成された別バージョンって感じだから、その改竄部分が元々の記録と齟齬って馬脚を現しているってのが正しい。本来は死んでいる人、本来は居なかった人ほど、その齟齬は大きくなる」

 

 大体、この世界創造は色々と雑と明がぼやいた時に、顔を強張らせた理子が口を開いた。

 

「……碓氷」

「何?」

「あなたがその気になれば、この世界をすぐさま消せる……」

 

 楔である虚数使いの碓氷明が居るからこそ、固有結界は虚数空間にて保たれている。それはつまり、一成たち、今ここにいる春日の人々すべての命は、碓氷明の掌の上というわけだ。

 硬い表情の理子を見て、明は軽く笑った。

 

「今更そんなことしないよ。本当に不満なら、とっくの昔に消してるんだから」

 

 明は一同を見回し、溜息をつきながらも笑った。

 

「じゃあ、結界を作ったサーヴァントに会いに行こう。榊原さんが来るなら真神三号じゃなくて、一号の力でもよかったけど」

「ワン!」

 

 いつの間にか、明の足許には白い犬――真神一号と意思疎通する眷属がまとわりついていた。

 

 

 

 

 *

 

 

 

 ハルカとキャスターは、徒歩で教会裏の墓地を通りかかっていた。

 最初は教会に訪れたのだが、電気がすべて消され、人の気配がまるでなかった。神内御雄そのものがいなかった。

 

 完全に梨の礫となった彼等が移動がてら通りかかったのが裏の墓地だった。死者の名を刻んだ重々しい石が、整然と並んでいる。

 僅かに凪ぐ風が、ここが生きた世界だと感じさせる唯一だった。世界そのものが作り事である以上、生きたも死んだもないのだが。

 

 さて、神父が見つからない以上どうするべきか、とハルカが考えていると――墓地から、生者の気配どころか、複数の魔術師とサーヴァントの気配を察知した。

 

「……貴方たちは……」

 

 墓石と墓石の間に立つ、人の気配。殺意を感じなかったが、ハルカは警戒しながらゆっくりと墓地に足を踏み入れた。墓地に街灯はないが、月明かりで十分顔を把握できた。

 

 現れたのは、先日戦ったアーチャー――衣冠束帯の中年男性と、高校生とおぼしき男女二名。それに加え、初めて見るサーヴァントらしき精悍な男に、そのマスターと見えるすらりとした女性だった。

 その女性に、ハルカは古くも見覚えがあった。

 

「……もしかして、アキラ……?」

「……どうも、お久しぶりです、ハルカさん。碓氷明です」

「……大きく、なりましたね。私が碓氷邸にお邪魔したのはもう十年以上は前ですから、私のことは覚えていないでしょう」

 

 ハルカと面識と交流があるのは、明ではなく父影景である。十年以上前に、ハルカは影景に招かれてここ春日の地を踏んだことがある。その際に、まだ少女だった明とも出会っている。

 しかしハルカが碓氷邸に来たのはそれっきりで、明とは交流らしい交流はない。

 

 その明からも戦意のようなものは感じない。高校生と見える男女二人も、前回は気力のある顔つきをしていたが、今は複雑な――信じがたい事を知って呑み込めていない、そんな顔をしている。髪を二つに結った女子高生――榊原理子が尋ねた。

 

「……ハルカ・エーデルフェルトさん、でしたか。ここで何を」

「あなたがたこそ、何を」

「俺たちは……貴方たち、いや、キャスターを探していました」

「……? 何故彼女を」

 

 彼等は前に会った時も、最初はハルカと戦おうとはしなかった。今もサーヴァントを引き連れているとはいえ、戦意は見られない。ならば話をしに来た、情報収集をしに来たのだろう。

 

 ――もしや、彼らもこの春日がキャスターの宝具によって造られたものであることを知っている、または感付いているのか。

 だとしても、今更隠すことではない。

 

 明はハルカよりも奥、彼に隠れたキャスターを見据えていた。ハルカはそこで初めて振り返ったが、キャスターも嫌がってこそいないものの、色を失っていた。

 

「……キャスター、聞きたいことがある。この春日は、貴方が作ったもの。それは間違いない?」

「……そうです」

「何で作ったの?」

 

 ハルカには、今の状況が呑み込めない。

 何故碓氷明が、キャスターに問いを投げかけているのか。碓氷明とキャスター、二人は初めて出会うはずなのに、どこか知己のような雰囲気を感じる。

 

 しかし、それもそうだ。ハルカの知る限り二人は一度も出会っていないが――もしかしたらハルカの寝ている隙に出会っていたのかもしれないが――二人のどちらか失くして、この世界は成り立たない。

 既に結界の始まりを聞いたハルカには理解できる。

 

 結界の生み出し手であるキャスターと、修正力を受けない虚数空間を提供する碓氷明。2人が土御門神社で出会ったときから、この世界は始まった。

 

 明は、軽く手を振った。「ああ、いや……責めてるわけじゃないというか、私も共犯だし……。でも、理由を知りたかったから、ここに来たんだ。戦うためでもない」

 

「……この方……ハルカ様を助けるために、そうするしかないと思っただけです。私は、現実世界の春日の壊れた聖杯から召喚を受けました。編纂事象の弟橘媛の伝説の皮を戴いた、喪われた世界の弟橘媛である私が……」

 

 編纂事象の弟橘媛は、伝説は濃く今も受け継がれているが、魂は座に存在しない。今ここに呼ばれた者は、同じ弟橘媛でありながら、異なる世界の彼女である。

 

「今更です。分かりにくいので……私のことは、大橘媛とおよびください」

 

 聖杯の記録――聖杯戦争の最終局面、ライダー神武天皇とセイバー日本武尊の戦いにおいて破壊された宝具は、弟橘媛の櫛。

 その記録自体が触媒となって、異なる弟橘媛を呼んだ。

 

 編纂事象の弟橘媛は座に記録が存在しない――そして、剪定事象とはいえ「編纂事象の世界において記録が残る大橘媛」。「弟橘媛」は座に記録がなくても、神話がある。「物語」として信仰を得た、人々が思い描いた「弟橘媛」であれば現界もしえたかもしれないが――結果として、大橘媛が現界した。

 

「召喚は成った。でも、聖杯は壊れていた。私一人を呼ぶのが精いっぱいで、私すらも影でしかなくて。けれど、土御門神社で療養していたハルカ様が、私と契約してくれました。それで私はなんとか実体を保てていたのですが、ハルカ様の願いを叶えることはできなかった。現実のハルカ様は、まだ意識もなかったけれど……聖杯戦争をしたいとずっとおっしゃって、ずっと、そればかりを」

 

 今度こそ、誰かを助けない。かつては、助けられなかったから。

 だから今度こそ、命を賭して誰かを助けたいのだ。

 

「そんな時に、あなたは来た。碓氷明さん……土地の管理者であるあなたは、私を排除しようと。私は、私が消えることはどうでもよかったのです。でも、ハルカ様をこのまま放っておけない。とにかく、この場を凌ぐことを考えて……」

「聖杯の魔力を駆使して、とにもかくにも危機を脱しようとこの結界を創り上げた。そのタイミングと、私があなたを消そうとする虚数魔術のタイミングと奇跡的に被った」

 

 キャスターは浅く頷いた。今思い出しても、自分はあの時、必死だった。

 一度助けを求められたなら、今度こそ助けてみせると誓ったのだ。

 

 現実世界で明が神社にやってくるまで、影のキャスターはハルカの願いを叶えるべく試行錯誤していた。自分の宝具を使えば聖杯戦争時を再現した世界を構築できるが、長続きしない。

 早くしなければ、聖杯から穢れた魔力を得ている自分は正気さえも保てなくなる。

 

 そんなときに現れたのが、聖杯の残滓とサーヴァントを始末しに現れた碓氷明だった。

 

「……この結界も、急ごしらえなのでぐちゃぐちゃなんです。とにかく逃げなきゃって、でもハルカ様は聖杯戦争やりたいっていってたし、参考にできるのは碓氷さんの記憶装置だけで……」

 

 混合結界(アマルガム・ファンタズム)――固有結界と空想具現化の合いの子の力。もしより時間とまともな魔力があれば、もっと精緻に聖杯戦争を再現できたのだろう。だがしかし、急に迫られて創造も構想もうまく働かず――せっかくの神霊に等しき身となった力にしてはあまりにもお粗末な体たらくに、彼女自身も呆れた。

 

「だからサーヴァントはいるけど、みんな聖杯戦争は終わってるみたいな感じになってしまったんだね」

「……そうです。しかも、あなたをハルカ様から遠ざけるのに必死で、それには成功したけれど、ここにいるのは現実のハルカ様ですらなかった。その、土御門さんや榊原さんと同じ、記憶からの再生体」

 

 ここにいるハルカが再生体だとわかったのは、キャスターでさえ今日――正確に言えば、土御門神社でライダーも交えて真相を伝えたときだった。

 自分がキャスターの宝具なしでは動けない状態であることを信じようとしないハルカに信じさせるために、ずっとかけっぱなしであった宝具の使用をやめたのだ。

 

 そうしてハルカは身動きできなくなる――はずだったのだが、彼は普通に行動することができた。それこそ、彼が現実のモノではない証だった。

 

 現実のハルカは、今も土御門神社で眠っている。誰も救われはしない。

 ここでハルカが何をしても、現実にフィードバックされないのだ。

 

 明は話を聞き終えて、笑うことなく頷いた。自分はこの結界が消えても、しばらくは生き残る。結界の創造主で現実世界の聖杯の残滓から呼ばれたキャスターも、生き残るのではあるが……彼女の終わりを、宝具を思えば……。

 

 風もなく、他に人気もない。お互いの気配と息遣いだけがある、温い夏の夜。

 しかし空気は地の底よりも重い。ただ終わるにしても、すべてを了解してから終わるべきだと――今度はキャスターが尋ねる番だった。

 

「私からも聞きたいことがあります、明さん。私がここの存続を願ったように、何故貴方もここの存続を願ったのですか」

 

 碓氷明は、微笑む。「……楽しかったから。魔術師の碓氷明はこんなことしないけど、現実世界ではないのなら(ここが虚数世界なら)、違う碓氷明でもいいでしょう」

 

 ぴくりと、今まで黙っていたセイバーが顔を上げた。だが、彼はそれ以上の反応を見せない。

 他に聞くことはないかと、明が眼で促すと、キャスターはどこか居心地悪そうにした。

 

「――あと、ひとつだけ。とても恥ずかしいんですけど……」

「何?」

「私は、何でこんなに正気で元気はつらつなんでしょうか? 聖杯の魔力――呪われた其れをずっと使い続けているのに、何もないんです」

「……えっ? あの、アヴェンジャーのヤマトタケルは?」

 

 明をはじめ、キャスターとハルカ以外の面子は首を傾げた。

 アヴェンジャーは、自分は呪いの捌け口とされるために呼ばれたと言っていたではないか。だが、明たちの反応に、キャスターが訝る。

 

「はい?? え、えーっと、編纂事象のヤマトタケルさんはそちらに……」

「いやこっちのセイバーヤマトタケルじゃなくて、アヴェンジャーの。ここには二人ヤマトタケルがいる……って、知らないの? え? 何で?」

 

 ここに至り、キャスターが嘘をつく意味はないと思われる。

 とすれば、嘘をついていたのはアヴェンジャーということになる。今となっては、アヴェンジャーの目的だけが不明なのだ。

 明がアヴェンジャーを頭に想い描いていると、何かに思い至ったのか、キャスターが震えていた。

 

「……いや、まさかソンナー。……明さん、あの、アヴェンジャーさんには、どうやって会うことができますか?」

「……一応、あれから用があるときには使えって言われた鈴を持ってるけど、鳴らしても必ず来るわけじゃないよ」

 

 もう自分には不要だと思っている鳴らない黒い鈴を、明はポケットから取り出した。

 それをキャスターに手渡したとき、話は終わったと見做したらしいハルカが割って入った。

 

「あなたたち、シグマ・アスガードの居場所を知っていますか」

「シグマ? いや知らない……あ」

「何か知っているのですね」

 

 先程のアサシンの衝撃発言でシグマの居住地はわかったわけだが、そこは一般人の悟の家である。

 現実の聖杯戦争におけるシグマとハルカのいきさつを知る明は、ハルカが何をしようとしているのか薄ら察したが、見るからに殺気のある男をそのアパートへと行かせるのには気が進まなかった。

 

「私はシグマによって聖杯戦争に敗れました。しかし既に戦争が終わっていても、今からでも打ち負かさねばならないのです」

 

 その言葉に対して一成たちが浮かべていたのは、困惑だった。

 だってこの春日は造られたものであり、造られたものは街だけではないから。ここで彼女を倒しとして、覚えている者は誰もいない。彼自身でさえも。理子が、重い顔つきのまま問うた。

 

「……このウソの春日でも、それはやらなければいけないんですか?」

「やります」

「……ハルカ様……」

 

 キャスターは、気が進まなかった。ハルカを救うためにと作った結界だったが、もう意味がない。彼女は、彼がヤケになっているのではと不安だった。

 

 様々な理由から、明たちが回答を渋っていた時――遥か頭上から声が響いた。

 いや、頭上ではない。この墓地の表、つまりは春日教会の屋根の上――!

 

「マスターがやると言っているのだ。お前がやらないでどうするんだよ」

「……!?」

 

 今のは、ハルカ以外のここにいる誰もが聞いたことのある男の声。

 しかし決定的に何かが違う――声。教会の屋根に佇む、黒い影と狼の群れ。

 

「……アヴェンジャー!」

「……ッ!!」

 

 明が声を挙げ、キャスターが息を吞む。

 

「死ぬ気で防げよ。死なないからな――我は鉄打つ、製鉄の天皇(おう)

 

 


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