Below that sky. あの空の下へ   作:月湖

12 / 15
第12話

「ちょっと、ユーチャ……!」

 

 眠りの雲を使用するつもりだったフィリスは、邪魔をされて困惑した。

 

「え、ユーチャお姉さん、なんで前に?!」

 

 制止するレジィナの声も聞き流し、ユーチャリスはそのまま入口の前に立ち塞がり、マルキを見つめる。

 

「さて、マルキさん。貴方がこのまま大人しく捕まって下さるなら、何もしません。むしろ、逃亡は無理としても多少は罪科を軽減するように便宜を図るように口添えもしますよ。ですが……このまま抵抗し続けるというなら、それ相応の覚悟を持ってくださいね?」

 

 何を言うのかと身構えていたマルキは、一瞬、呆気にとられたような表情をした後、弾かれたように笑い始めた。

 覗いていたフィリスとレジィナはぎょっとするが、マルキが笑い出すのも無理は無い。

 警告しているのはフードを被った華奢な女であり、戦力らしい戦力は背後にいる女二人。しかも、どちらも冒険者としても駆け出しだろう。他は傷つき倒れているのだから、魔法を撃ちこめば殲滅は可能である。

 唯一、気がかりなのは、発言した女の装束が他の仲間に比べ、格段に上質なことぐらいだった。

 

「……ハ、――――――いや、笑わせてもらった。今の状況でまだそんなことを言えるのか?」

 

「私は無駄なコトをしたくないだけです。とはいえ、その態度では提案は無駄だったようですが」

 

 マルキが手を掲げ、魔法を使う動作に入る。

 ユーチャリスの眼には彼の手には発動体らしきものがないように見えるが、大通りの一件の時にも素手であったことから、恐らく彼の発動体は指輪のようだ。

 そんなマルキを冷たく一瞥し、ユーチャリスは一瞬何か迷う素振りをした後、そのよく通る声で詠唱し魔法陣を描く。

 

「『万物の根源たるマナよ、彼の者の気力を奪い我に転換せよ』」

 

 周囲に漂うマナが引き寄せられ、風が吹いているかのように彼女のローブをはためかせる。その姿に実際は何も変わりはしないというのに、彼女の背後に黒いオーラを幻視させた。

 

「な……うわぁっ!?」

 

 マルキよりも早く完成した魔法陣から、まるで闇の精霊のような黒いもやが湧き出し、大きく広がってマルキを包み込むと、哀れな犠牲者の叫びとともに闇の中から淡い青い光がユーチャリスのもとへと飛び、彼女の身体へと消えていく。やがて、闇が晴れるとそこには無傷であるが、気絶したマルキが倒れていた。

 

 それを確認すると、ユーチャリスは安心したように大きく息を吐いた。

 

 彼女が使用した魔法は、スティール・マインドという古代語魔法である。

 スティール・マインドは、対象の精神力にダメージを与え、与えたダメージ分自分の精神力を回復するという――もちろん、対象の残り精神力以上はダメージを与えられないし、自分の精神力以上に回復することもないが――6レベルの魔法だが遺失魔法であり、ユーチャリスもエリオルトに知り合ってから覚えたものだ。

 

 しかし、この魔法はプレイヤーのユーチャリスの十八番とも言える魔法だった。もちろん、この世界のユーチャリス本人にとっても。

 

 スティール・マインドは、敵の精神力を削り取り、精神力を回復する。そして、ユーチャリスはプリースト技能も所持しており、神聖魔法には精神力を仲間に分ける魔法トランスファー・メンタルパワーがある。

 つまり、この魔法を習得していれば、敵から精神力を補給し、供給できるのだ。

 

 和マンチと言われていたユーチャリスがこれを利用しないわけがなく、幾度となくえげつない魔法運用をしたことは想像に難くない。

 

 先程、使用時に一瞬迷ったのは、ライトニング・バインドとこの魔法のどちらを使用するか悩んだためだった。

 ライトニング・バインドは電撃の網で絡め取って相手の動きを封じ、なおかつ電撃ダメージを与える魔法で、人間サイズの相手ならば、ほぼ確実に無力化できる魔法だ。

 しかし、彼女がこれを選ばなかったのは、ひとえに与えるダメージが大きすぎるためだ。

 ライトニング・バインドは8レベルの古代語魔法だけあって基礎ダメージが大きい上、ユーチャリスの高い魔力では、マルキを殺してしまいかねない。

 ならば、スティール・マインドで精神力を削りきって気絶させたほうが良いと彼女は判断したのだ。

 

 マルキの罪状から考えれば甘いともいうべき判断だったが、狙い通り事が運んだので、ユーチャリスは二重の意味でホッとしたのである。

 

 フィリスやレジィナは驚きで言葉も出ない。

 ドジなエルフだと思っていたユーチャリスの意外な行動に頭が働かなかったのだ。

 

「ユーチャ……貴女、今の魔法って……」

 

 少しして、気を取り直したフィリスが不信感満載で問いかけてきた。

 

「あー……」

 

 ユーチャリスは左の人差し指の先を顎に当てて少し考える。どう説明したものか……と。

 その仕草は素の彼女ならば、とても可愛らしいのだが、フードを深く被っている今はあやしさを助長しかしない。

 

「えと……それより、人を呼びに行ってもらえませんか? 気絶したマルキを縛り上げないといけないし、傷ついてる皆を手当しないと……」

 

「あ……ああっ、そうだった! 急いで呼んでくるっ」

 

 レジィナがハッとして、慌てて『すみませーん!』と階下に向けて叫びながら、廊下を走って行き、残されて意識があるのはフィリスとユーチャリスのみになった。

 沈黙したままの空気は重く、ユーチャリスへのフィリスの視線はきつい。

 

「ねえ。詠唱呪文が上位古代語の魔法って、あたし初めて見たわ」

 

 フィリスはユーチャリスのフードの奥を見つめる。

 

 この世界の古代語魔法の詠唱呪文は、基本的にバリエーションが豊かで自由である。

 それは師匠や学院などから学んだ共通語による詠唱呪文をそのまま使用する者、アレンジを加える者、独自の内容に変える者……と魔術師によって個性が現れる場所だからだ。

 唯一の共通点は、詠唱呪文の内容は自分がよく知る言語で、魔法の効果を説明するものにすることくらいである。古代語魔法は、複雑な身振り(発動する魔法それぞれの魔法陣を構築するため)と発動体が正しいものであれば、それで発動するためだ。

 TRPGには本来無い法則であるが、数多にあったフォーセリア世界が舞台の小説の詠唱は確かにこの法則に則っている。そして、ユーチャリスは記憶のおかげで違和感なくこれを使いこなしていた。

 

 しかし、今回ユーチャリスが使用したスティール・マインドは詠唱呪文全てが上位古代語で発動していた。

 これは理由だけ見れば、わりと単純なことなのだが……指導したのが古代王国の魔導師の生き残りである、エリオルトであったためだ。

 彼の詠唱呪文が上位古代語であったことから、そのまま書き写していたユーチャリスの詠唱呪文も上位古代語だった。そして、極度の面倒くさがりのユーチャリスはアレンジを加えず、そのままその詠唱呪文を利用していた。プレイヤーであるユーチャリスは、特にそれを不思議とも思っていなかったため、フィリスにとっては違和感だらけの魔法になったのである。

 

「あの魔法陣は見たことがない。何ていう魔法? 効果は詠唱から推測はできるけど」

 

「…………スティール・マインドと言う魔法です。遺失魔法の一つですから、御存知なくても仕方ないかと」

 

 しばしの無言のあとに困ったようにユーチャリスが首を傾げると、フードがずれてその美しい顔が見えた。

 

「そう……薄々思っていたのだけど……やっぱり、貴女の魔法の腕前はかなり上なのね。導師の私の父すら軽く超えるくらい」

 

 フィリスの顔から、表情が抜け落ち、無表情のようにこわばる。

 

 そもそも、おかしいと思ったのだ。

 初めて会った時に、一瞬でスリの少年を無力化したこと。

 フードを目深に被り、眼鏡すら掛けて素顔を見せないこと。

 賭博場での支配人らしい男に顔を見せただけで、強張らせたこと。

 導師であるフィリスの父よりも研鑽が積まれ、洗練された魔法構築と見たこともない魔法。

 

「……今考えれば、あのスリの男の子に掛けたのは麻痺(パラライズ)。最初の時とその後の報酬決めの際にクナントンの態度がおかしかったのも、貴女の正体を知っているから――――よね?」

 

 そう、クナントン。彼の学者もユーチャリスの顔を初めて見た時、硬直していた。

 あれは、彼女の正体を知っているせいだろう。

 

「ねえ、貴女は……一体ナニモノなの? まさか……」 

 

「何者って言われても……私は私。それ以外の何者でもないですよ?」

 

 聞かれても、ユーチャリスはそう答える他ない。

 中身は確かに、ここ(・・)に生きていたユーチャリスではないかもしれないが。

 

 やがて、お互いの顔を見つめ合っているうちに、レジィナが下の冒険者達を連れて戻ってくると、話はそこで打ち切られたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後から来た冒険者達はとりあえず、怪我をした者達に応急処置をするとマルキを縛り上げて、階下へと連れて行った。

 パイロンの厚意で一時的に休養をとるために貸してもらっている客間は、重い空気が漂っていた。

 フィリスはユーチャリスに聞きたいことがあるものの、空気を読んで黙っている。

 

 犠牲者が出ていたのだ。

 

「……まさか、アーチボルトさんが死亡するなんて……」

 

 ユーチャリスは顔を手で覆い悔しそうに呟く。彼女にとって、これは全くの想定外である。

 

「鎖帷子を着込んでいたせいで、電光が致命的になったんだろう……本当にすまん。私が余計な一言を言わなければこんなことには」

 

 頭に包帯が巻かれ、見た目は割りと痛々しいスイフリーが、自嘲するように言う。

 

 雷が金属を熱し高温になり、下に布の下着があっても更に追加で熱ダメージを受けたのだ。

 これがゲーム上の致命的(クリティカル)処理に当たるのかもしれないとユーチャリスは思う。

 

「スイフリーさん……貴方のせいじゃありませんから、気に病まないで下さい」

 

 ――むしろ私のせいです。と、ユーチャリスは心の中で小さく付け加え、落ち込んでいた。

 

 プロテクションもカウンター・マジックも使用していたのだから、死ぬはずがないと思っていたのだ。

 本来ならこの戦いで死亡したのはグイズノーだ。しかも、二度魔法を受けてからだ。

 それが、たった一度のライトニングボルトでまさかアーチーが死ぬとは。

 これこそ、自分の悪手が原因であり、如何に慢心していたのかわかるというものだ。

 

 大怪我をした男性陣は、治療を受けて怪我は回復しているものの、精神的疲労から床にそれぞれ座っったり、寝ていたりしていた。

 床と言っても一応は絨毯を引いてあるため、ただの床よりはマシである。

 女性陣で怪我をしたのはフィリスぐらいで、その彼女の怪我も治療してあった。

 

 これは、応急手当を受けたグイズノーがキュアー・ウーンズで治療したおかげ……となっているが、実はひっそりとユーチャリスも同じ魔法をタイミングをあわせて使っていたせいだ。

 神聖魔法が、己の信仰心と祈りの言葉のみで発動できることをユーチャリスは心から感謝している。古代語魔法のように複雑な魔法構築がいらないので、目立つことがないのだ。

 

 ゲームの時であれば、彼女が神に祈ったところでプレイヤー達はチェンジリングだと、すでに知っているので問題は起きないが、現実になった今はエルフであるユーチャリスが神聖魔法を使うということはチェンジリングであることを教えるも同然である。そのため、ユーチャリスはプリースト技能を持っていることは、余程のことがない限り言うつもりはなかった。

 

 そして、今回唯一の犠牲となってしまったアーチーは、手を組んだ形で少し離れた場所に寝かされていた。

 

「アーチーが死んじゃったこと……家族に知らせたほうが良いよね……?」

 

 レジィナが、寝かされたアーチーの亡骸を見た。

 顔の部分はきれいなものだが、首から下は火傷がひどく爛れている。

 

「そうね。学院に所属していたみたいだし、クナントンに頼んで知らせてもらうしかないわよね……」

 

 フィリスは、意気消沈気味にパイロンから渡された手持ちのコモン・ルーンを見る。

 

「どうしたものですかねえ」

 

 グイズノーは、アーチーの亡骸を見ながら呟いた。

 

 アーチーは装備や身なりから考えれば没落貴族か、貴族の庶子ではないだろうか。

 まあ、貴族の嫡男が冒険者をするなど聞いたことがないが、万が一貴族の息子なら死んでしまったことで、大騒ぎになるだろう……そんなことを考えたのだ。

 

 実際には庶子どころか、学者貴族の跡取りである一人息子なのだがグイズノーはそんなことは知らない。

 

「う~ん……あ! なあなあ、グイズノー」

 

 パラサが寝転んだまま唸っていたが、何か思いついたのか、そばに座っていたグイズノーに転がって近づく。

 

「はい? なんですか、パラサ」

 

「蘇生魔法ってどれくらいかかるんだにゅう?」

 

「蘇生……魔法ですか……?」

 

 思いつきもしなかった言葉にグイズノーは面食らったように言葉が詰まった。

 

「うん。ものっすごい高価なのは知ってるけど、実際いくらくらいなのかなあと」

 

 パラサは一応セージとしての心得もあるため、多少の魔法の知識を持っていた。そのため、神聖魔法の大儀式に蘇生魔法があることを思い出したのだ。

 

 元々、蘇生魔法のような高位の儀式魔法を受けるには神殿へのコネが必要であり、一般的に必要な寄付金額は知られていない。この魔法を必要としているのは貴族や各ギルドの幹部と名の知られた相当に高位の冒険者くらいのものだからだ。

 そのため相場というものがわからないため、神官であるグイズノーに質問したのである。

 

「そうですね……担当が違うので自信がありませんが、蘇生魔法の寄付金額は……最低八千ガメルは必要だと思います。これは、その蘇生される人物の重要度でもかわりますし……それよりも神殿へのアポイントを取るためのコネが必要になると思いますよ」

 

 グイズノーは目を閉じる。

 

 蘇生魔法を行使できる高司祭は、五大神の大神殿にしかいない。そして、この大神殿もアレクラスト大陸には、各神ごとに一つもしくは、二つしかなかった。

 オランの場合、ファリス神殿(ファリス神殿の最大神殿は法王が治める隣国のアノス王国にあるのだが)とラーダ神殿がこの大神殿にあたるが、どちらも蘇生魔法となると神殿長以外は使えない。

 それというのも、神聖魔法を使用できない神官など、どこの神殿もそこそこ多いのである。それは、教義通りの生活をしたところで、神より啓示を受けて神聖魔法を使用できるようになるわけではないためだ。何よりも素質が必要なのである。

 一般的に神官、待祭、司祭、高司祭、最高司祭という神殿内の格付けだが、司祭程度までは神聖魔法を使用できないものも珍しくなく、神殿によっては高司祭にもそんな神官がいる。

 そう言う意味では、グイズノーは曲がりなりにも啓示を受け、魔法を使用できるために優秀と言えば優秀なのだ。

 

「蘇生を受けるなら、ラーダ神殿かファリス神殿以外に選択肢がありません……そこの神殿長様しか使えませんから。数年前なら、マイリー神殿にも戦乙女様がいらっしゃいましたが、あの方は今は国外にいるらしいですし……」

 

 そんなグイズノーの台詞を何気なく聞いていたユーチャリスは思わず肩を震わせるが、それに気がついた者はいない。

 

「……今ざっと計算してみたが、八千ガメルくらいなら、今回の報酬を全員分まるごと払い出せばなんとかなるぞ」 

 

 スイフリーが、少し見えたらしい光明に顔を上げた。

 

「むぅ、仕方ない。そういうことなら、今回はタダ働きでいいにゅう……」

 

「生き返らせることできるの? それなら、私報酬いらないから、そうしようよ!」

 

「本当に寄付金報酬で足りるの? 不安なんだけど、あたし」

 

 パラサは金額の大きさに顔をしかめ、レジィナはパッと顔を輝かせ、フィリスは逆に顔を曇らせてスイフリーを見る。

 

「寄付金がなんとかなるとすると後は神殿へのコネですが……その辺りは学院のほうで、どうにかしてもらうということでどうでしょう? たぶん、わたくしのいるラーダ神殿なら、融通が利くはずですよ」

 

「なら、遺体をラーダ神殿に運んでから、賢者の学院に行って交渉するしかないな」

 

 グイズノーの提案にスイフリーがそう言って、方針が決まった。

 それぞれ荷物を抱え、グイズノーとレジィナがアーチーの遺体を担架のようにしたシーツの上にのせ運ぶ事になった。

 

 ゲームルールでは、蘇生は死亡してから一日過ぎるごとに、必要な達成値が上がる。

 現実のここでも、そのために儀式が長くかかり、必要な神官の数が増える。できるだけ早く蘇生魔法を掛ける必要があるのだ。

 

 そうして、パイロンの屋敷を出た所で、ユーチャリスの足が止まる。

 

「――――すみません。先に行って頂いてもよろしいでしょうか?」

 

「何か用事でもあるのかにゅう?」

 

 パラサが不思議そうにユーチャリスを見上げた。

 

「ええ。ちょっと……すぐに戻りますから」

 

 右手を強く握りしめた彼女は、一礼するとそのまま街の喧騒へと消えていった。

 

 

 

 

 第二章 賢者の事情 完

 

        次回、第三章 干物魔術師の道につづく




 

 一段落? したので御挨拶と少し補足をこちらにて。
 御覧頂き、ありがとうございます。
 自己満足小説ではありますが、懐かしいと思ってくださる方がいらしたら幸いです。
 誤字、脱字の指摘感謝しております。 

 評価の方にダイス運というものを気にしすぎて爽快感がないという御意見を頂いたのですがダイス運はTRPGを語る上で一番重要だと思うので、こればっかりは許して下さいとしか言えません……爽快感がないのは、私の文章力の無さなので確かにそうだなと反省しております。

 ソード・ワールドのTRPGリプレイを元にしていますが、ソード・ワールドの短編や長編小説の設定を元にした独自設定が多少混じっております。(ハイエルフがエルフの王族とか、複雑な身振りが魔法陣構築のためとか、詠唱呪文の件とか)ですので、完全にTRPGのみが元になっているわけではありません。

 次回もどうかよろしくお願いいたします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。