ひゃっはー!久方ぶりのジーナたんとのデートだひゃっほおぉぉぉぉう!
最近はソーマに嫌われ、というか拗ねられつつ難易度6のアラガミたちと戯れ(比喩)、大きな猫ちゃん(ヴァジュラ)を可愛がり、時に可愛がられ(隠喩)、疲労困憊のなか仲間内ではっちゃけて(カレルとか)、いやあ実に楽しかった(皮肉)。
嘘です疲れまくってました。死ぬかと思った。いやマジで。
さすがのエリックボディでも難易度6にランク4武器は辛すぎる。ああいや、マスクドオウガになるエリックの身体って、むしろ弱かったりするのか…?( ・ω・)
ま、まあそのかわりというか、最近神機が手に吸い付いてくるくらいになってきたから良しとしよう。今日もリッカに整備して貰おうと渡そうとして、やけに離れないなーと思うくらいにぴったり来てたし。ぴったんこカン★カン?安住アナ大人気だよね。僕も好きだよ。
まあアナグラに来てからはずいぶん見てないけどね!というか見れないし。
とはいえ、悪いことばかりでもない。
コウタに頼めばバガラリーは見せて貰えるし、父に頼めばそれなりに娯楽品も流してもらえる。妹のエレナが不自由しないように頼んでいる以上、これ以上頼むことはなかなかないが。
それにしても、我が神機ながら最近思うことがある。丸みを帯びたフォーム。間抜けな銃口。パッとしない色合い。
…ダサい。
しかも最近は汚れが落ちないのか、なんか黒ずんで来ているような気がするし。
やー、やっぱり早いうちに強化したいなー。
ジーナたんとのデートで少しずつ堕鳥砲とか堕猿面とか堕龍角が集まってきてはいるものの、クロモリ鋼が出ないんだよね…。
物欲センサー恐るべし。
そういえば最近、ずっと支部長に苛められてたからわからないんだけど、今原作のどのあたりなんだろう?
この前アリサが(仕方ないとは言え)ボロクソに言われていた時についつい上田パーンチ!してしまったのは覚えているんだけど…。
あれはたしかアリサ復帰のタイミングくらいのはずだから、多分最近はユウ君とかと一緒にミッションとかかな?多分。多分(うろ覚え)。
だとすると、次は…なんだっけ?
わからないままうんうん頭を捻っていると、声を掛けられた。うん?この声は…。
廊下を歩いていると、うんうん唸っている
…ふむ。最近めっきり姿を見なくなったのが支部長に呼び出されてからだったから、支部長にバレたのかと思って心配していたが…。杞憂だったか。
「そんなところで何をしている」
あまりにもうんうん唸っているので、声を掛けるか少し迷ったが。結局、こいつもアナグラの仲間なのには変わりない。
それに、リンドウのためにいろいろやってくれたりもしたようだしな…。
声を掛けられたことに気付いたのか、ひょいっと顔をあげてこちらを見たエリックの顔は、やはりどこか間抜けっぽかった。
ただ。
「お前…少し痩せたか?」
そう思う程度にはやつれているようだった。草臥れた雰囲気、とでもいうのか。
ちゃんと飯くらいは食べているのだろうか。
「ああ、ツバキさん。お久しぶりです。
まあ、最近いろいろありまして…」
そう言ってファサッ…と前髪をかきあげるも、やはりどこかその姿には覇気がない。
「まあ、誰にしても何かはあるだろうさ。ただ、しっかり食え」
つい、そう言ってしまうくらいには。
「ええ、ありがとうございます。
…そういえば、アリサの様子はどうです」
そう言った時には、キリッと引き締まった表情をしていた。…少しは良い顔をするようになったか。
とはいえ、アリサのことは今いろいろと微妙かつ複雑なところだ。デリケートな扱いが必要になるくらいには。
「…本人は前向きに動き出している。お前もあまり派手に動かずに見ていてやってくれ」
以前、アリサのことを悪く言っていた二人と暴力沙汰になったのは既にアナグラ中に知れ渡っているところだ。あまり派手な、というか普通に暴力沙汰はやめてほしい。
そう言うと、うげっ、と言わんばかりの顔をした。…反省は一応しているのか。
「あれは、まあ…その…はい。まあ…」
ふっ。
思わず笑みがこぼれる。
真っ直ぐなところは、嫌いではないがな。
「ああ、そうそう。
リッカがお前を呼んでいた。後で顔を出しておけ」
そう言って、エリックの隣を通り過ぎた。
まったく、世話のかかる。