20XX年○月※日
今日、俺はようやく会社でのデスクワークを終えて会社を出て、いま家に向かって帰っていた。
「はあー、疲れた。まあ早く終われたし、さっさと帰ろ。」
大量にある書類が一段落して残りは後日にできるので、家に帰ってゆっくりと溜まった漫画やアニメ見ることにしようと思う。
「そういえば、本屋の袋にいれたままの本も何冊かあったな。」
サラリーマンとして就職して只ひたすら毎日毎日書類作業や処理。
学生の時はそれほどではなかったが、漫画やアニメが好きで本屋によったり、レンタルショップでアニメのDVDを借りることはあった。
でも、社会人になってからはそんな時間は減り本屋に寄って本を買っても読まずにベットに横になって寝てしまうことがよくある。
その為か次々と出る新刊を買ってしまい溜まっていく一方なのだ。
だが、今日は早いこと終わって余裕があるので帰ってゆっくりするのだ。
そして俺はいつものように家に帰るとき、突然後ろが悲鳴やら何やらが聞こえて騒がしかった。
「どきやがれ!」
振り向くとそこにはナイフを持った大柄の男がすぐそこにいて、こちらに向かってきた。
俺は本能で危険と感じて巻き込まれないようにすぐさま後ろに下がるが、運が悪いのかちょうど俺が避けた場所の近くにある店の中から出てきた男の子が男の前に出ていく。
「邪魔だガキ!そこをどけ!」
大柄の男が手に持っているナイフを子供に向かって振りかざす。
俺のいる場所が男の子の場所に近かった為か、
その時、俺は咄嗟に体がいてしまい子供を庇うように覆い被さった。
そして、俺の背中に強い衝撃が響き地面へと転がった。
「うう、だ、大丈夫か?」
俺は男の子の心配をして男の子に声を掛ける。
「お、おじちゃん・・・。」
男の子は泣きそうな顔をしており、いまにも涙が流れる寸前だった。
「おいおい・・・。そんな泣きそうな顔をするんじゃないぞ。それと俺はまだおじちゃんじゃないぞ。」
俺はまだ29歳なのだ。
たぶん、まだおじちゃんじゃないはずだ。
なぜかわからないけど、まだおじちゃんには早い年齢だと俺は思う。
あ、やばい意識がもうろうとしてきた。
緊張で頭がフラついたのかな?
「だっ、だって・・・、おじちゃんの背中に、背中に・・・ナイフがぁ・・・。」
えっ?
なにいってるんだ?
背中にナイフなんて・・・。
俺は背中のほうへと視線を向けると俺の脇腹あたりには金属のナイフが刺さっており俺の背中は真っ赤に染まっていた。
「えっ?・・・・・・ぁ、」
俺は頭の中が真っ白になり急に痛みが身体中を駆け巡って俺の体は力が入らなくなり地面を横になって倒れこむ。
それからなのか、周りの声が聞こえてきて俺が刺されたことに騒然となっていた。
「お、おい救急車!あと警察も呼んで!」
周りが騒いでいるなか俺は重くなった目を開けて目の前にいる男の子を見る。
そういえば、怪我してないかな。
男の子を見ると悲しそうな顔をしていて、涙を流していた。
でも男の子には怪我は無く無事だったようだ。
安心したのか俺の目は重くなり再び目を閉じる。
「おじちゃん?おじちゃん!」
だから俺はおじちゃんじゃねぇよ。まだお兄さんだよ。
というか、何で拘ってんだろうな俺は・・・。
でも、漫画とかだったらこんなときはヒーローが現れるのが醍醐味だよな。
ヒーローと言えば、家に置いてある漫画まだ途中だったな。
怪我が治ったらみようかな・・・。
それを最後に、俺の意識は深い闇へと落ちていった。
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・・・というのが、さっきまで俺が体験したこと。
どういうわけか分からないけど、気がついたときにはすでに天国に来ていて神様のような人にあった。
というか神様本人。
~天国~
「ここは?」
「ようこそ天国へ。」
「あなたは?」
「儂は神様じゃ。」
「神様?」
・・・・・・へ?
ちょ、ちょっと待てよ・・・。
まさかと思うけど、まさかと思うけど。
俺もしかして・・・。
「うむ。ついさっき亡くなった。」
ガーン!?
「そんな・・・。」
「ちなみにお主の死因じゃが、大きなナイフが背中から心臓を貫いて出血多量で死亡じゃ。というかサバイバルナイフで貫かれればそりゃ死ぬわ。」
「え?じゃあ俺がここに来たのって、」
「だから、お主が死んだからじゃ。」
「そ、そんな・・・。」
俺はあまりの悲しさで膝から崩れ落ちて落ち込む。
そりゃそうだ。
まだやりたいことがあったのに死んでしまったのだ。
悲しくないはずがない。
「まあ、ショックなのは分かるがここで悲しんでもなにもならんぞ。」
「ぐすっ、それじゃあどうすれば?」
「まあ、ここに来たからにはお主は転生できるの。」
「転生?」
転生って、あの転生?
自分のいた世界とは違う世界に生まれる奴?
「その転生じゃよ。」
「いや、神様。人の心読まないでくださいよ。」
「そりゃ無理じゃ。ここでは人の考えなんて丸見えじゃ。」
「プライバシーが丸見えじゃないか!?」
恥ずかしいことやあんなことまでみられたらたまったもんじゃないぞ!
「天国に来た時点でそれも無理じゃ。そもそも、危ない奴は地獄に落ちるからの。」
ん、そうか。
そうしないと危ない奴を天国にいくことになるからな。
「まあ、相手が変なことを考えても見てみぬ振りをするのも暗黙の了解じゃな。」
「やっぱりただ漏れじゃないか!」
「ほれ、そんなことより転生の準備をせねば。お主が話を逸らしたせいで時間がなくなるぞ」
俺のせいなのか?
「ところでなにをすればいいんだ?」
「簡単じゃ、転生する際に何が欲しいかだけじゃ。」
「え?それだけ?」
「それだけじゃ。ただ限度はあるぞ。前に来たものは核を無限に撃てる力や宇宙を思い通りにとか言った奴は転生の特典はなしにしてやったわ。」
やっぱ限度はあるんだね。
というかその力持ったらあっという間に世界が終わるんじゃないか?
「それで、お主の願いはなんじゃ?」
転生の特典か・・・。
俺は漫画で『ジョジョの奇妙な冒険』が好きだったので。
「ジョジョのスタンドを下さい!」
「よかろう。種類は何がいいかな?」
「えっと、どれにしようかな?スタープラチナもいいし、クレイジー・ダイヤモンドもいいけど、それか、ザ・ワールドにしようかな?」
あの時止めの能力は魅力的だ。
あのDIOが持っていたから魅力的に見えたのかもしれないがあの能力がいいのだ。
だが、他にも魅力的なスタンドはある。
「おっと、時間切れじゃ。ではお主の願いはそれで決定じゃ。」
「へっ?」
俺がスタンドを考えているとき神さまが唐突に時間切れと言ってきた。
そして俺の体は白く輝き始める。
「すまんのぉ。他の者もいるので時間が決まっているのだ。」
「待ってください神さま!まだ決めてないですよ!?」
「では、次の世界でも頑張るのじゃぞ。」
「神さまぁぁぁ!?」
神様の言葉を最後に俺の視界は白くなり体が包まれていくのであった。
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・・・という感じでこの新しい世界に転生して赤ん坊として生まれた。
時崎停翔(ときさき ていと)。
それがこの世界でもらった俺の新しい名前。
俺が転生した世界は"個性"と呼ばれる能力を所持している人は特殊な力を持っている世界で。
その力で正義のヒーローや悪の組織といったのがいるみたいだ。
まるで漫画の世界みたいだな。
そして今。赤ん坊の俺を抱いている親はイケメンの父と美人の母親だった。
ここまで美形だと羨ましく思える。
ちなみに母親の顔を見て危うく惚れそうになったのは内緒だ。
いやいや、だって考えてみてくれ。
前世の記憶があるからこの人が自分の母親だなんていまだに信じられない。
「この子泣かないけど大丈夫かしら?」
「ときどき静かな子もいるっていうけど・・・実際に見ると不安になるな。」
お父さん、お母さん!大丈夫ですよ!
息子は元気ですよ!
「あ、ああ~う」
「あ、喋ったわ!」
「本当だ。」
くそ!赤ん坊だから言葉喋れないじゃないか!?
それに母親に抱かれているから自由に動くこともできない。
とにかくなにもできないな。
あ、そうだ。
神様からもらったスタンド使えるかな。
というか、俺はなんのスタンドをもらったんだ?
俺は目を閉じて意識を集中してスタンドを呼び出す。
集中すると少しずつ靄みたいな状態だが何かの姿が見えてきて、数分経ったら何とかスタンドを出せた!
やった!
成功だこれで俺も・・・って!?
そこにいたのはDIOが持っていたスタンド。『ザ・ワールド』だった。
(マジかよ!?まさかのザ・ワールドかよ。)
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~回想~
「えっと、どれにしようかな?スタープラチナもいいし、クレイジー・ダイヤモンドもいいけど、それか、
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(あれかぁぁぁ!!?)
俺が最後にザ・ワールドを言ったので神さまがそれを叶えてしまったのか。
まあいい、俺がザ・ワールドを出せたのはいいが、だが、ひとつ問題があった。
俺が出したスタンドは体が小さいザ・ワールドだった。
赤ん坊だからスタンドがちゃんとした姿で出てこれないのか。
あれかな?
アニメでポルナレフが小さくなったらチャリオッツが小さくなったのと同じようにいまの俺は赤ん坊だからザ・ワールドも小さいのか。
まあ、大きくなるのは成長してからのお楽しみで、後はザ・ワールドの能力の時止めが使えるか試さないとな。
(ザ・ワールド!時よ止まれ!)
ザ・ワールドの能力で辺り一体が動かなくなり全てが静止した世界になった。
しかし1秒が経つと自動で解除された。
(今は1秒が限界か。うう、なんだか体が重い。)
時止めの効果がなくなったあと体に倦怠感が出て、眠くなる。
「あら、停翔?寝ちゃったのかしら?」
俺は力を使い果たしそれから眠ってしまった。
それから何日か使ったが、やはり体に負担があるようで使い終わったら眠ってしまう毎日だった。
そしてこのザ・ワールドを赤ん坊の時に使うことはなかった。
まだ使うには早いのだろう。
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それから五年。
あれから俺の体も大きくなり、今ではスタンドを出すのは問題なく使える。
肝心の時止めはまだ1秒しか使えないということ以外。
赤ん坊の時は眠くなってしまったが、いまは時止めをしたとき反動で体に疲れが出てくるので恐らく体が鍛えられてないので時止めが体に負担が掛かるためストッパーとなっているようだ。
その為、まずは鍛えようと思う。
ただ前世はただのサラリーマンだったので鍛えると言っても何をすればいいのか分からなかった。
だが、意外なことに適切な人がすぐ近くにいた。
俺の母親だ。
お母さんはプロヒーローで名前はミス・スピーディー、高速移動が得意とする個性らしい。
ちなみにお母さんはヒーローだが、お父さんは普通の人だ。
お母さんがヒーロー活動しているとき偶然お父さんを助けたのがはじめの出会いだったらしく、それから縁があったのかお母さんとプライベートで偶然出会い、それから二人は恋人になり、結婚して俺を産んだらしい。
なので俺は母親に相談して鍛えてもらおうと思ったのだが・・・。
「そんなの駄目よ!!」
お母さんに反対されました。
「ど、どうして!?」
「もし、あなたに何かあったらどうするの!もし停翔に何かあったら私・・・。」
「お母さん・・・。」
このお母さん。
どうやら相当心配性のようだ。
俺は鍛えたいのでこれは少し困る。
でも、前の母親は家にいることは少ないキャリアウーマンみたいな人だった。
だからこんな風に心配されるなんて俺は内心嬉しかった。
できればこんなにいい母親の為に何かしたいが、俺のザ・ワールドを使えるようになるには鍛えなくてはならないのだ。
「ありがとう、お母さん。でも、やっぱり俺も強くなりたいんだ。」
「停翔・・・。グスッ、
・・・分かったわ。なら、私の特訓は厳しいからしっかりついてくるのよ。」
「え、えっと。はい・・・。」
・・・大丈夫かな俺?
それから数日後。
そして場所は変わり広い広場。
しかもただの広場ではなく自然、街、岩場、海と色々な環境がある広場だった。
「ここは、ヒーローが個性を訓練するための訓練場よ。」
「へぇー。よくこんな所貸してくれたね。」
「ええ、愛する息子の為よ。少しばかり向こうに
・・・あ、何でもないわ。」
おい、お母さん。一体何をしたんだ!?
「まあ、それはいいとして、まず停翔、あなたの個性はどんなのかしら?」
いいのかな?
まあ致し方ない犠牲として、それより個性だ。
スタンドを見せてもお母さんには見えないからどうしようもないし、ましてや時間停止なんてむこうが気づくはずがない。
現にお母さんと会話しているときもザ・ワールドを出しているが、お母さんは気づくことはなかった。
ザ・ワールドなんて名前の個性もおかしいしとなると、誤魔化しだが仕方がない。
「僕の個性は超能力だと思う。」
「超能力なの?」
「うん、見てて。」
俺は近くにある石をザ・ワールドに拾ってもらう。
その石を掴んで持ち上げれば、スタンドの見えないお母さんにはまるで超能力で浮かしているように見えるはずだ。
「本当だわ。あとその個性は浮かばせるだけなの?」
ザ・ワールドはあと格闘が使えるから何かを殴ることぐらいか。
「あとはこの超能力でものを壊すことはできるよ。」
俺は近くにある大きな岩に向かってザ・ワールドは殴り始める。
ザ・ワールドのパンチは強く、大きな岩はあっという間に穴だらけになった。
「すごいわね。これなら個性には問題はないわね。
となれば、問題は停翔自身の体を鍛えないといけないわね。」
「能力はいいの?」
「ええ、どんな個性でもまず体が鍛えられてなかったら意味がないのよ。ヒーローはまず動くことが前提なのだから。そしてその体力に個性をプラスすることで能力はさらに強くなるのよ。」
なるほどさすがプロヒーロー。
経験があるから何が必要なのかをわかっているみたいだ。
「わかったお母さん。それじゃあまずは鍛えないとね。」
「ええ、それじゃあ軽く準備運動から始めるわよ。」
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それから数年。
中学生を過ごしながらもお母さんと特訓を続けていた。
訓練の最初は本当に筋トレとかから始めてが時間が経っていくと徐々に組み手とか実践的な内容になってきた。
「さて、準備はいいかしら。」
「いつでもいいよ。お母さん。」
「それじゃあ・・・、はじめ!」
お母さんの合図と同時にお母さんは高速移動を始めて俺の周りを中心に回る。
「さあ、停翔!この攻撃は見切れるかしら!」
お母さんは俺に猛スピードで接近して攻撃を仕掛ける。
俺は咄嗟に避けてお母さんの横に位置に着き、こちらも攻撃をする。
「おっと、危ない危ない。」
「くそ、もう少しだったのに。」
スタンドは見えない。
それはいまでも変わらないがこの母親はスタンドの攻撃がまるで見えているかのように攻撃を避けるのだ。
最初はお母さんもこのスタンドの攻撃は予測できないようだったが特訓しているうちにスタンドの攻撃が当たりにくくなっていた。
お母さん曰く、
「勘で避けているわ。」
・・・とのことらしい。
これもプロヒーローの素質なのだろうか?
「あら、停翔?もうおしまいかしら?」
「まだだ!!」
余裕な雰囲気なお母さんに対して俺はもう一度ザ・ワールドを出して何時でも戦える体勢を作る。
「やる気あるわね。なら行くわよ!!」
お母さんは走りだし俺の周りをすごいスピードで駆け回り、肉眼では何かがいるのと、風が凄い勢いで吹き荒れ煙が充満しているぐらいにしかわからない。
下手に動けば攻撃の隙を与えてしまうので、俺は意識を集中させてお母さんの攻撃のタイミングを探る。
お母さんスピードは凄いが攻撃するには近接又は何か道具を使わなければならない。
なので近づいてきた瞬間が攻撃のチャンスなのだ。
勝負は一瞬。
「・・・そこ!!」
俺は目を見開かせて俺自身は後ろを振り向かずにザ・ワールドを後ろに向って拳を作らせて一撃を後ろに向けて放つ。
「・・・さすがね。でも残念。」
「あいてっ!?」
煙が晴れるとお母さんは後ろじゃなくて正面に立っており、俺の頭に軽くチョップを食らわせる。
「くそ~。前だったか。」
「いいえ、実際あなたが後ろに攻撃するときには後ろに居たわ。けれど攻撃するタイミングが少しずれていたわよ。」
どうやら勘は良かったみたいが、タイミングがずれて当たらなかったらしい。
くやしいな。
「でも停翔、ほんとあなたはここまでよく育ったわ。」
「お母さんの特訓のおかげだよ。」
「・・・ねえ、停翔。停翔はもう高校は決めたの?」
「うん。雄英高校に行くよ。」
「そう・・・。」
お母さんの顔は暗くなり悲しそうな顔を浮かべている。
お母さんは俺の事を本気で心配しているからな。
「ありがとうお母さん。でも、俺はただ正義の味方になりたいんじゃないんだ。」
「え?」
「お母さんやみんなを守れるような立派なヒーローになりたいんだ。」
「停翔・・・。もうお母さん嬉しい!!」
お母さんの目には涙が溜まっており、お母さんは高速移動で近づいて俺の頭を胸に抱きしめる。
お母さんの大きな胸で俺の顔は埋まり息ができなくなる。
「むー!むむむー!むー!」
「え?停翔、何か言った?」
お母さんが俺の顔を抱きしめるのをやめて俺はようやく息ができるが危うく窒息死しそうで、もうすぐで俺の意識が飛びそうだったよ。
「きゃー!?停翔!?一体何があったの!?」
あんたのせいだよお母さん。
あっ、もちろん柔らかかったよ。
何がとは言わないが。
そんな感じでお母さんと何ヵ月か修行を続けて俺の体は少しずつ成長して、体は少し筋肉で硬い感じがする。
というか、中学でここまで鍛えるなんて前世の俺からしたら想像はできないな。
そういえば、時止めはどれぐらいできるのようになったのかな?
俺は自分の部屋でスタンドのザ・ワールドを出して能力を発動させる。
『ザ・ワールド!』
俺の言葉と同時に世界は動きを止めて、いまこの世界で動いているのはおそらく俺だけだろう。
5秒たつと、時止めが自動で解除される。
以前みたいに1秒ではなくなり、特訓のおかげで5秒は持つようになった。
俺の個性は『ザ・ワールド』はスタンドとして現れ俺の思った通りに動いてくれる。原作と同じように格闘技が得意で威力は大きな岩などをあっという間に粉々にできるほどの威力。しかも有効射程距離は10mと長く中々の強さだ。デメリットというほどではないが『ザ・ワールド』の能力とも言える時止めが制限時間があり、今のところは5秒しか持たないのだ。
なのでいまの俺に必要なのはまだまだ体力作りが必要だということ。
やはり世の中甘くないようだ。
そして俺は今日も雄英高校への入試の為特訓するのだった。
他の作品も書きつつ更新します。
ちなみに主人公の名前は『時止めディオ』をもじったものです。
時止めディオ→時崎ディオ→時崎テイト→時崎停翔