俺は、スーパーザンクティンゼル人だぜ?   作:Par

64 / 78
番外編です。通常よりもキャラ崩壊と二次創作独自の設定や解釈があるのでご注意ください。

この話に限り、後半から台本形式に近いSNSっぽい会話を行いますので、その点もご注意ください。
また星晶獣も”文字上”で会話を行いますので、苦手な方は、こちらもご注意ください。
知ってる方は、知ってるかもしれませんが。SNSでよく見かけた架空のトークソフト系グラブル二次創作な感じです。

ミリン加入『SAMURAI GIRL』以後のどこかの時系列の番外編となります。
ゆる~いアナザーなストーリーを書きたかったのです。



少し違う空編 Ⅲ
アナザーストーリー 星晶戦隊(以下略)デジタル革命!!


 ■

 

 一 “団内で過去の超技術を利用したガジェットが流行した“の巻

 ■

 

 ある日の事、シェロさんに「頼みたい事がある」と呼び出された俺達は、待ち合わせの島に向かった。

 島であったシェロさんは、いつも通りのニコニコ笑顔。その傍には大きめの木箱が置かれていた。

 

「突然お呼びして申し訳ありません。団長さん達の所が頼みやすい事でして~……」

「気にせんで良いですよ。それよりどんな依頼です?」

「依頼、と言えば依頼なんですがぁ~」

 

 シェロさんは、木箱を開けるとその中から薄い金属製の板を取り出した。

 

「これを団長さんと団員の皆さんに使ってほしいんですよ~」

「これを? いやそれよりもなんですかこれ?」

 

 一枚受け取ったその板は、見慣れぬものだった。金属製のボディにガラスの面がある。

 

「上のスイッチを押してみてください」

「スイッチ……これっすか?」

 

 言われるがままにスイッチらしき出っ張りを指で押す。カチともポチとも違う感触で押し込まれたスイッチ。すると急にガラスの面が明るく輝いた。

 

「おおっ!?」

 

 ガラスの面は、明るいだけでなくなんと絵まで浮かび上がりだした。

 

「シェ、シェロさんこれは……」

「詳しく説明すると長いんですがぁ~……──」

 

 シェロさんが言うには、この板──“タブレット端末”と呼称される物は、断片的に遺された星の技術、更には月の技術等を流用し作られた物だという。

 驚いた事に写真のように風景を写し取り、それだけでなく同じ端末を持つ人間とそれを共有し“チャット”と言う簡単な連絡のやり取りまで出来ると言う。

 そしてここにあるのは、シェロさんがいろんな技術者と協力して作った試作品群とのことである。

 

「機能としては話した通りですが、まだ通信に関しては精々騎空艇内が精一杯でして~……。量産の目途が立って将来的には、空域内の島々にタブレット同士を結ぶ中継スポットを設置して離れた島での連絡も可能にしたいところですねぇ~」

「いやいや、十分すげぇっすけど」

「とりあえず団長さん達で暫く使って感想を聞いてみたいというわけなんですよ~」

「暫くと言うと?」

「そうですねぇ~……皆さんが操作に慣れて、諸問題がわかる程度ですからぁ~……一月ちょっとと言う所でしょうかぁ~」

「ふむ」

 

 成程、と頷く。つまりはお試し、テスターになってくれと言う事だろう。

 

「それは良いんですけど……うちの連中こう言うの最悪壊しますよ? 俺弁償とか勘弁したいんっすけど……」

「そこは大丈夫です~! これを作られた方達も団長さんをご指名でして~。なんでも「星晶戦隊(以下略)が使って問題ないなら大丈夫だ」らしく、余程意図的に破壊したなどでない限り、壊れてもそれは“改善すべき問題”という事で済みますから~」

 

 それは何がどう大丈夫なんだ……。

 

「それと一応試作品ですから、あまり色んな騎空団に貸し出しも出来ないのでぇ……すでにジータさんの所にも貸し出してるんですが、今のところジータさんの所と団長さん達の所が一番信用できると言う理由もあるんですよ~」

「……まあ特に損もない事ですし、わかりました。引き受けましょう」

「助かりますぅ~!」

 

 てなやり取りがあったりしたのだ。

 

 ■

 

 二 デジタル革命

 

 ■

 

「ちゅーわけだ。人数分あるから各々好きに使ってくれ」

「雑ダナ~説明ガ~」

 

 配られたタブレット端末を見ながらティアマトがブツブツ言う。だが俺だってこの機械について知ってる事など大してない。

 

「俺が皆に望むのは、ただただ“壊すな”それだけだ。それ以外は、俺だってよく知らんもん。だから説明しようもない」

「まあ、船内限定とは言え離れてても連絡できて、このレンズで……カメラにもなるってことよね?」

 

 タブレットを受け取ったマリーちゃんが、不思議そうにそれを見ながら確認する。

 

「シェロさんの話ならな。確か……なあコロッサス」

「(´・ω・`) ウン?」

「ちょっとピースして」

「ン? (*´・ω-)y コウ?」

「そうそう……ほい、一枚」

 

 “カシャ”と、レンズが落ちる音がした。すると直ぐにタブレットの画面にピースサインをするコロッサスの姿があった。

 

「こんな感じ」

「おお~~っ!! なにこれすっごいじゃん!」

「ナンカ (*´ω`)ゝ テレル」

 

 思いの外鮮明に映ったコロッサスの姿を見て、カルバさんが興奮した様子で身を乗り出した。

 

「容量がどーとかで、保存できる枚数は大体二、三十枚が限度ってとこらしい。あとは、画面を操作すると内レンズに切り替えれるとか……で、自分を撮る事もできるとさ。“自撮り”って事だな」

「なにそれ、ァガるっ!! ちょぉ~ぃぃじゃんっ!! ねね、だんちょ、それどうゃんの、どうゃんのぉ~!! (。≧∀≦)ノノ」

「落ち着きなさい」

「は~ぃ!」

 

 食い付きそうと思ったクロエちゃんが案の定食い付く。好きだよねこういうの。

 

「枚数制限あるのね……絵の資料とか溜めれると思ったけど」

「試作だしね。ただ撮影した写真を“印刷”する機械も作ったらしいっすよ」

「それ本当?」

「まだ小型化が難しいのとそっちも試作なもんで、まだまだ品質が保証できないらしいけどもね。一応それでいいなら、シェロさんのとこ立ち寄って印刷してくれるらしいです」

「それは……ぜひお願いしたいわね」

 

 絵描きにとって願ってもない機能だったのだろう。ルナール先生の目は燃えていた。

 その後タブレットの操作説明書を配りながら、シェロさんに聞いた操作方法を説明する。

 

「各々使い方は大体把握したね? わからんきゃ説明書読むか分かるやつに聞いてな」

「も、文字の打ち込みが……た、大変だねこれ……」

「そこは慣れだ」

 

 “キーボード”と言う文字盤が画面内に表示されるが、それを操作して文字を打ち込むことになる。殆どが初めての操作なのでセレストなんかは、結構苦戦してる様子だ。

 

「団長、船内での連絡については?」

「おっと忘れてた」

 

 コーデリアさんに指摘され、一番重要なことを言い忘れていたのを思い出す。

 

「みんな“ホーム画面”に“シェロチャ♪ ”ってマークあるのわかる? それ押してみ」

 

 皆が俺に言われた通りそれを押すと画面には【シェロチャ♪】とロゴが表示された。

 

「なあ団長はん……これ」

「シェロさんのとこで開発したトークソフ……ソフト? の意味は、よくわからんけど“シェロチャ♪ ”って言う、これで短文書き込んでお喋りするトークツールだそうです」

「シェロはんは何でもやるなぁ……うちも負けてられへんわ」

 

 シェロさんの手の広さにカルテイラさんは、ライバル心を燃やすのと同時にちょっと呆れてた。

 

「んで、みんなのタブレットは大体設定済みだから……開いた画面の“グループ:星晶戦隊”選んで」

 

 予め作ったグループのアイコンを押すと、画面が何もない通話画面に移り変わった。すると画面には、一斉に俺の【団長が入室しました】を始めとして皆の名前で“入室”表示が映りシャルロッテさんが首をひねった。

 

「これはなんでありますか?」

「ここがグループのトーク、通話の画面。今俺達はここに“入室”したわけです。んで、試しに俺が適当に……えーと“テスト”“見えてますか”っと」

 

 二言単語を入力しそれを送信。すると数秒たって全員のタブレットから“シェロンッ♪ ”と音が流れた。

 

「……今のなんなん?」

「通知音だそうです」

「シェロはんの声やったけど」

「テストで入れたとか。音声は消したり切り替えもできますよ」

「ようやるわ……」

「それで、みんな俺の文字見えてる?」

 

 動作に問題がなければ今俺が送った文字がみんな見えているはずだ。

 

「はい、問題なく見えております!」

「凄いな団長っ!! どうやって俺の方に文字を送ったんだっ!!」

「うん、俺も良くわからんから技術的な質問はやめてな」

「フェザー殿、この板の中に誰でもすぐ書き込めてすぐ見れる掲示板がある思えばいいかと」

「なるほど……! 何となくわかったぜっ!!」

 

 ユーリ君は、理解が早くて助かる。フェザー君は、返事が元気だけど本当にわかってんのかな。

 

「これで船内なら誰でも文字での情報のやり取りができるわけ。誰かが見たら、見た人数分”既読“がつくんで、見た事は確認できる。でね……これ、画面下の四角、写真のマークだけどこれ押せば……ほいっと」

 

 続けて俺は先ほど撮ったコロッサスの写真をグループに送る。すると皆のタブレットにもコロッサスのピース写真が映し出された。

 

「こんな風にな」

「わ、わわっ!! 自分の画面にもコロッサスさんが写ってるです!」

「(つω`*) テレルヨォ~ゥ♪」

「悪い悪い。けどま、こうやって写真も共有できるって事さ」

 

 勝手に写真を使ったのを詫びながら、グループ上からコロッサスの写真を削除すると、そこには俺の打ち込んだ文字だけが残った。

 そして会話を打ち切り、グループを出ると皆の画面には【団長が退室しました】と出る。

 

「これが“退室”。またみんなに連絡したいことがあれば入室すれば良いし、自分達でグループ作って話したりもできる。だから趣味のグループ作るのも良いし色々できるわけ。それじゃ各々好きに使ってな。ただし最初に言った通り壊すなよ」

「よろず屋ハ、壊シテモ大丈夫ッテ言ッタンダロ」

「だからって壊していいわけあるか。わざわざ壊すなよマジで」

「ウイウイ」

 

 大丈夫かなこの星晶獣(笑)……。

 

「まあ同じ艇だから態々これ使ってグループで集まる人数多かないだろうが、感想や問題点言える程度には、使用してくれ。壊しさえしなきゃ遊び感覚で良いから」

「ね、念押すね団長……」

「押すさ……そりゃぁ」

 

 ともあれタブレットは配った。後は皆が操作に慣れて問題なく使用してくれるのを俺は祈るのみだ……。

 

 

 ■

 

 三 グループ1星晶戦隊(通常グループ)

 

 ■

 

【マリーが入室しました】

 

マリー   「やっほー誰か見てる?」

 

【団長が入室しました】

【B・ビィが入室しました】

 

団長    「ん」

B・ビィ  「ん」

マリー   「んってあんたら……」

団長    「ごめん、とりあえず返事した」

B・ビィ  「オイラも」

マリー   「まあいいけど」

 

【ガルーダが入室しました】

 

マリー   「あら、意外なのがすぐ来た」

団長    「操作大丈夫か?」

ガルーダ  「ガルダです。台ジョブです」

マリー   「のじゃちゃんが、のじゃのじゃ言わないっ!?」

団長    「まあ画面越しだし」

B・ビィ  「あとちょい誤字&脱字ってるぞ」

ガルーダ  「僧ですね。住みません」

マリー   「……それにしたって違和感凄いわね」

団長    「誤字った上に予測変換入れたな。入力して出てきた文字押したろ?」

ガルーダ  「配送です」

B・ビィ  「笑うわこんなん」

マリー   「やばい、真顔でのじゃちゃんが片言で喋ってる風に見える」

ガルーダ  「違い増す」

マリー   「予測変換やめてっ!!」

ガルーダ  「肺」

団長    「わざとかな?」

ガルーダ  「わざとジャスティス」

マリー   「ジワるから止めてっ!!」

 

【メドゥーサが入室しました】

 

メドゥーサ 「タワシが来たわよっ!!」

マリー   「誤字っ!!」

B・ビィ  「畳み掛ける誤字の嵐」

団長    「台所用品司るな」

メドゥーサ 「は? 何言てrr」

メドゥーサ 「違うから」

メドゥーサ 「アタシ!! アタシが北だからっ!!」

B・ビィ  「十二神将志望かな?」

団長    「狼狽える姿が目に見えるようだ……」

メドゥーサ 「忘れて」

メドゥーサ 「ねえこれ消すのどうやんのよ!?」

団長    「タワシを司る偉大なる星晶獣」

B・ビィ  「活躍は台所」

マリー   「世の奥様に人気」

ガルーダ  「頑固な汚れに強い」

メドゥーサ 「わーすーれーてーっ!!」

メドゥーサ 「アタシはタワシじゃないのっ!! あんた達、なに息そろえてんのよ!?」

メドゥーサ 「て、なによ? のじゃ子も来てるじゃない。操作大丈夫なのあんた」

ガルーダ  「兵器です」

団長    「もう無茶苦茶だな」

マリー   「……メドゥ子ちゃん?」

団長    「来たと思ったら急に途絶えたな」

ガルーダ  「どう舌んでしょうね」

マリー   「だからっ!!」

メドゥーサ 「すみませんメドゥーサ笑い転げてます」

マリー   「……ん?」

団長    「ん?」

ガルーダ  「ん?」

メドゥーサ 「みなさんの会話見て、ガルーダさんの言葉で笑ってる」

マリー   「え、誰?」

ガルーダ  「名前はメドゥ子に鳴ってる」

団長    「……もしかしてメドゥシアナ?」

マリー   「は?」

メドゥーサ 「はい」

マリー   「えっ!?」

メドゥーサ 「鼻先や尻尾で画面打ってます。これ楽しいですね」

ガルーダ  「器用ですね」

メドゥーサ 「皆と会話できる楽しいです」

マリー   「あらやだ、かわいい」

団長    「メドゥシアナはいい子、俺は知ってた」

メドゥーサ 「照れます」

 

【ミリンが入室しました】

 

ミリン   「ござる!」

マリー   「ござる!」

団長    「ござる!」

B・ビィ  「ござる!」

ガルーダ  「ござる!」

メドゥーサ 「ござる!」

ミリン   「あわわ!? すみません合わせてもらって」

団長    「いいよ、楽しいから」

ミリン   「ありがとうございます! それで、これ使い方あってますか?」

マリー   「平気よ。ちゃんと見えてるから」

団長    「ちなみにみんな、今自室?」

ミリン   「そうです!」

メドゥーサ 「こちらもそうですね」

ガルーダ  「肺」

B・ビィ  「オイラは相棒といるけどな」

マリー   「私は食堂。一息ついて試しにいじってる」

団長    「なら通信状況は悪くないか」

ミリン   「あれ? ところでメドゥーサさん達言葉遣いが違いますか?」

マリー   「のじゃ子は、操作慣れてないのよ。あとメドゥ子のは、メドゥシアナ

      が操作してる」

ミリン   「そうなんですか!?」

メドゥーサ 「そうです。ござるさん」

ミリン   「ござるさん!?」

メドゥーサ 「あ、今メドゥーサ復活しました。順番変わります。またよろしくお願

      いします」

団長    「よろしく」

マリー   「またねー」

メドゥーサ 「アタ酢が戻ってきたわよっ!!」

マリー   「だから誤字ぃっ!!」

団長    「笑い殺す気かお前は」

メドゥーサ 「何よ、もう間違ってないで」

メドゥーサ 「なんでよっ!?」

ミリン   「新しいお酢ですかね」

団長    「酢って茶渋洗う時たまに使うんだよね」

B・ビィ  「やはり台所用品の星晶獣だったか」

メドゥーサ 「違うっ!!」

ガルーダ  「メドゥ子わ落ちくわ突くべきです」

団長    「おめぇもだよ」

ミリン   「ちくわ突くんですか?」

マリー   「追い打ち止めてぇ!!」

ガルーダ  「落着きまSHOW」

B・ビィ  「スゲェなこいつ」

団長    「天才かよ」

 

【ルドミリアが入室しました】

 

ルドミリア  「やあやあ、何か食堂でマリーがお腹抱えて楽しそうにコレをいじって

       るけど、どんな感じなんだい?」

団長     「あ」

団長     「マリーちゃんルドさんを」

マリー    「無理、もう履歴見て痙攣してる」

団長     「遅かったか」

B・ビィ   「文字とは言え、貴重な素面のルドミリアが秒で退場したな」

ミリン    「だ、大丈夫ですか?」

団長     「俺行くわ。ごめんねせっかく入室したのに話中断して」

ミリン    「いえいえ」

ガルーダ   「大した話もしてないです」

メドゥーサ  「ちょっと、アタシせっかく来たのに!」

団長     「後で話してやるから」

マリー    「ごめんちょっと早く来て、なんか痙攣の揺れ幅やばい」

 

【団長が退室しました】

【マリーが退室しました】

 

ミリン    「団長さん、大変ですね」

B・ビィ   「ゆっくりトークも出来ねえんだなぁ」

メドゥーサ  「アタシを放っておくとは言い度胸ねアイツ」

ガルーダ   「タワシをかまう暇はないと重います」

メドゥーサ  「違ぁうっ!!」

ガルーダ   「態度もトゲトゲC」

メドゥーサ  「アンタそれはもうワザとでしょ!?」

 

──そして、後日。

 

「メドゥ子、ちょっと食器洗うの手伝ってくれ」

「なんでよ。今日アタシ当番じゃないでしょ」

「いや、得意かなって」

「はぁ? 何言って……あんたねえっ!?」

 

 誤字を普段の仕返しにからかわれ、わちゃわちゃ戯れる団長とメドゥーサがいた。

 

 

四 グループ2 星晶獣グループ

 

 

【ティアマトがグループ“星晶獣”を作成しました】

【ティアマトが入室しました】

 

ティアマト   「みんなあつまれー」

 

【コロッサスが入室しました】

【リヴァイアサンが入室しました】

【ユグドラシルが入室しました】

【シュヴァリエが入室しました】

【セレストが入室しました】

【B・ビィが入室しました】

【ゾーイが入室しました】

【ガルーダが入室しました】

【メドゥーサが入室しました】

【ミスラが入室しました】

 

B・ビィ    「星晶獣専用グループのじかんだよぉ!」

リヴァイアサン 「どういうノリだこれは」

セレスト    「これ私入れてるよね?」

シュヴァリエ  「問題ない、見えてるぞ」

コロッサス   「ヤホ (*´ω`)」

メドゥーサ   「アンタここでもそういう感じなのね」

ガルーダ    「じゃがここだと不思議とマッチしてるのう」

B・ビィ    「ガルーダ、操作慣れたのか?」

ガルーダ    「うむ、普段通りに言葉を打ち込めておる!!」

ゾーイ     「しかし、話し言葉を打ち込むのは大変じゃないか?」

ガルーダ    「こっちの方が妾と分かりやすかろう。それにこっちで考えた方が文字

        を打ち込みやすいのじゃ!」

B・ビィ    「前みたいな誤字は止めろよ?」

ガルーダ    「のじゃ」

ゾーイ     「ガルーダは何かしたのか?」

ティアマト   「あの前、ルドミリアの腹筋ぶっ壊した戦犯の一人」

B・ビィ    「もう一人はメドゥーサ」

メドゥーサ   「アタシは、関係ないでしょう!?」

ガルーダ    「反省しておる」

リヴァイアサン 「気になるなら“星晶戦隊”のグループ履歴見てみろ」

ゾーイ     「ああ、後で見てみよう」

ゾーイ     「ところでみんな今どこからコレ使ってる? 団長には、使用場所確認

        しとけと言われたが」

ティアマト   「全員自室の筈。集まれるタイミング狙ったからな」

シュヴァリエ  「ところで若干二名発言がないが、大丈夫か?」

コロッサス   「ア、ユグドラシル ( ´・ω・) アト、ミスラ」

リヴァイアサン 「操作出来るのかミスラは、あの身体で」

メドゥーサ   「それアンタが言うか……」

リヴァイアサン 「我は口や鰭でやれる」

メドゥーサ   「うちのメドゥシアナだってできるわよ!!」

セレスト    「それより二人は?」

ユグドラシル  「大丈夫です!」

ティアマト   「おおっ!!」

B・ビィ    「きゃ──!? 喋ったアアァァ──っ!?」

リヴァイアサン 「だから何だそのノリは」

セレスト    「けど新鮮だね。活字とは言え、こうやってユグドラシルとコミュニケ

        ーションとるのって」

シュヴァリエ  「何時も意思はわかるが“フィーン”だけだからな」

ユグドラシル  「団長に、操作、教えて貰いながらうてますです!」

メドゥーサ   「は?」

ユグドラシル  「この機械、使うの難しい。けど皆と文字で喋るの、楽しい! だから

        頑張るですっ!」

メドゥーサ   「あのバカ人間アタシに何にも使い方教えなかったんだけど」

ティアマト   「お前頼んでないだろ別に」

シュヴァリエ  「そもそも「アタシにかかれば余裕よ!」とか言って、主殿が教えよう

        としたけど誘い蹴ってなかったかお前」

メドゥーサ   「むむむ」

B・ビィ    「なにがむむむだ」

ユグドラシル  「ミスラも、一緒教えてもらてる。今文字教わってる」

ティアマト   「ほう」

ミスラ     「テスト。今からミスラが文字打つから(団長)」

B・ビィ    「早速来たな」

コロッサス   「キタ━━☆゚・*:。.:(゚∀゚)゚・*:.:☆━━━!!」

セレスト    「ドキドキ……!」

ユグドラシル  「ワクワク!」

ミスラ     「ミミミミーン!!」

リヴァイアサン 「待て待て待て待て」

ガルーダ    「メドゥ子達の部屋から笑い声が聞こえるのう」

ゾーイ     「ミスラここでもそれなのか?」

ミスラ     「ミンミミミミンッ!! ミンッ! ミーンミンミンッ! ミミミンッ!! ミンッ!!」

リヴァイアサン 「いや待て、マジで待て。活字にされると本気でわからない」

B・ビィ    「話し言葉以前に擬音じゃねえか」

ミスラ     「ミーン?」

ゾーイ     「省エネ個体が若いからか? 星晶獣的なアレを使えない活字では、意

        志の言語化がまだ巧く出来ないのかもしれないな」

ユグドラシル  「ミスラ、違う。こうやって文字打つよ」

ミスラ     「ミーん、み?」

ゾーイ     「おお、いいぞミスラ」

ミスラ     「こう? ここモジ? でる?」

B・ビィ    「いいぞいいぞ」

リヴァイアサン 「うむ、出来始めてるな。いい感じだ」

ティアマト   「やっと治まった。笑い死ぬかと思った」

ミスラ     「ミミーーーーンッ!!」

ガルーダ    「また部屋から笑い声が」

B・ビィ    「あーもう無茶苦茶だよ」

リヴァイアサン 「コロッサスの鎧が軋む音が聞こえるな」

ゾーイ     「褒められて嬉しかったんだなぁ」

リヴァイアサン 「これはもう、今日無理だろ」

ユグドラシル  「ちょっと話せた! 十分出来たからヨシッ!!」

ミスラ     「ミンッ!」

ゾーイ     「追々ミスラは、団長やユグドラシルと文字の練習をしような」

ユグドラシル  「がんばユグユグッ!!」

リヴァイアサン 「待て待て待て待て」

ガルーダ    「ユグドラシルよ、それなんじゃ?」

ユグドラシル  「こう言うの言いたかった!」

ガルーダ    「そうなのか」

ゾーイ     「ならば私は……頑張るゾーイ!」

ガルーダ    「む! ならば……頑張ルーダッ!!」

B・ビィ    「頑張るビィ!!」

リヴァイアサン 「二名ほど別の世界の奴じゃないか」

B・ビィ    「また会いたいよな。それより最後お前な」

リヴァイアサン 「は?」

ユグドラシル  「ワクワク!」

B・ビィ    「チラ!! チラッ!!」

リヴァイアサン 「……頑張リヴァイアサン」

ユグドラシル  「ヨシッ!」

ミスラ     「ミンッ!」

 

 ──この時、団長は会話を見ていたため流れ弾に当たり、腹を抱えていた。そして“がんばユグユグ”が流行った。このような利用方法で、徐々に星晶戦隊(以下略)ではタブレットの利用頻度が増えていくのだった──。

 

 

 




番外編です。しかも台本形式、トークソフト風。
前書きにもありますが、SNSで流行ってた作品形式がかなり好きだったので、自分でも一度やりたかったのです。
まだまだ使いたいネタがありますが、今回はこんな感じにおさめます。また番外編で続きを出したいです。
もちろん本編も書きながら。

そしてクリスマスキャラね。これ書いてたら、ミリンですよ。まったくグラブルは急に俺の好みをついてくる。

更にもう12月……ええっ!? って感じの速さ。残り僅かの2020年、頑張って乗り越えたいです。

そしてオチは、いつもの思い付きの小ネタです。

 ■

 小ネタ 二匹のネズミ! お空の世界ででたらめチューズデー!!

 ■

 ジータ達がお空の世界で緑の恐竜と赤い雪男と帝国の野望を打ち砕いたりしてるような時……。星晶戦隊(以下略)でも、奇妙な異世界からの闖入者である”二匹”と出会い、デタラメで愉快な日々を過ごすことになる。

「な、なあなあどうしよう!? どうしようぴかりぃ!? な、なんかここ俺達の知ってる場所じゃないみたいだよ!?」
「みたいだな、うん」
「俺達何時もの部屋で寝てたのに、気が付いたらここにいてさっ!? ふ、艇なのかなんなのかわからないとこに閉じ込められてるしぃ!!」
「そうだなぁ、うんうん」
「外の空に島は浮いてるし、も、もしかしてこれ異世界って奴なんじゃないかなぁっ!?」
「って事は……ついに俺達もコラボか」
「ちょっと待て……なんだお前コラボって。なんか知ってんのかぴかり!?」
「知ってるのかってお前……島が浮かぶ異世界に突然なんて状況、コラボ以外何があんだよ」
「やけに詳しいんだなぴかり……」
「当たり前だろ、俺だぞっ! 俺はお前ラ〇ライブ知ってるんだぞ俺は」
「お前他局の時、ゆる〇りのキャラを間違えてたじゃん!?」
「まあガチャポンとマックも来てるらしいし、当然のコラボだな」
「違う違う……ガチャピンとムックな? マックは、お前が家の壁に描いたやつ」
「それにアレだ……確かアレも今度コラボするんだろ? 2020年12月3日現在で」
「露骨な数字を出すなっ!! ……それで、なんだよアレって」
「アレだよアレアレ……『鬼めチュの刃』」
「鬼めチュて……まあ、確かに我々の方でパロディにすれば、そんな感じになるだろうけどもさ」
「あれな、流行した……全集チュー! って」
「いやまぁ発音的には、わりかしあってるけどもさ……」
「しかし子年も終わろうって時に俺達使うかね」
「いいからそこは! 導入ぐらい普通にやろうよ!?」 

 突然艇に現れた”二匹”のネズミ。果たして彼等は何者か――。

「はあ、ぴかりさんですか?」
「そう、俺はネズミの天才ぴかり」
「ネズミ……それで、その、そちらの方は?」
「僕? 僕はね――」
「こいつは普通のたなチョー」
「たなチョーさんですか」
「ちげぇよ!? それ小ネズミチュー子のレコードネタの時の奴だろ!? 誰が覚えてんだよ!!」
「ネタ?」
「あ、ごめんね。気にしないで団長君」

 天才ネズミと普通のネズミ。二人の織り成すデタラメワールドに、団長達はてんてこ舞い。

「あの、お気持ちは十分なので別に一緒に戦わなくても……」
「いいのいいの、こいつと違って俺は義理堅いから恩はちゃんと返すんだ」
「言い方が恩着せがましいよ。あとこいつと違ってってなんだよ!? 俺だって普段から騎空艇の家事手伝いで――」
「うるさいたなチュー、いいからいけっ!! そら、点火だぁっ!!」
「点火って……あっ!? お前俺のしっぽに!?」
「でええっ!? ぴ、ぴかりさんなにしてんすか!?」
「大丈夫だ! こいつの尻尾は導火線だからな!!」
「ちょっと意味が分からないんですがっ!?」
「いいからいいから! そら、いけたなチュー!」
「ま、まってぇ!? 久々に爆発は心の準備が……あ、ああ----っ!?」

 天才ぴかりの大活躍に、空の世界も大混乱。
 毎日がデタラメの連続っ!!

「お前ぴかり! ほんといい加減にしろっ!?」
「ま、まあまあ、たなチューさん……」
「いいや団長くん、これは言わないとだめっ!! 本当にぴかりお前はって奴は、この世界にきても本当にでたらめだなっ!?」
「……お前、お前今なんってった?」
「だから……でたらめな奴だって言ったんだ!!」
「……でたらめ?」
「でたらめ……?」

 ――でたらめぇ~~ッ!!

「え、あの二人とも……?」
「今日は騎空団のみんなと一緒!! 基本の1番!」
「1番っ!」
「えっ? え? ……ええっ!?」

 --チャッチャッチャッ♪

 どんなにハチャメチャ騒いでも、最後はみんなと踊って仲直り。
 天才ネズミに普通のネズミ。でたらめな人はここにいる!

「ごくろうさまでした」
「ごくろうさまでした」
「あ、えっと……ごくろうさまでした」

 二匹がいれば、どこでもでたらめチューズデー!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。