俺は、スーパーザンクティンゼル人だぜ?   作:Par

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コルワ、魔晶などに関してキャラ崩壊と二次創作独自の設定や解釈があるのでご注意ください。


またも、ガロンゾで出会おうぞ

 

 ■

 

 一 後日談と続いてく話

 

 ■

 

 一人の悪徳商人の起こした騒動も、何とかけりがつき一夜が明けた。

 ドレス盗難から始まりホテルでの魔物の群れの出現など、その日一日の間に起きた騒動としては、かなり大きな騒ぎになってしまったが、しかし大きな怪我をした人間も出ずに終える事が出来たのは幸いである。

 何時もの事とか言ってはいけないのだ。

 コルワさんに必殺のニードルスレイダーを決められた悪徳漢は、「ほげほげ……」と呻き声を上げながら、担架に乗せられて秩序の騎空団に運ばれていった。その哀れな姿にちょっぴり同情しない事もないが、しかしやった事が事だけに結局は自業自得だろう。

 そして問題のドレスだが、こちらは無事に男の屋敷より回収されたと聞かされた。ララさんが島に来た時に持っていた衣装カバンにしまわれたままの状態で保管されていたようで、ドレスその物は乱暴にはされておらず特に損傷はないそうだ。

 しかし後の調査でわかったが、男はこのドレスを酷く忌々しく思っていたようで燃やしてしまう心算でもあったらしい。実はギリギリ危なかった。

 ホテルはロビーを中心に滅茶苦茶になったが、営業再開は早いとされている。と言うのも若様が今回の事件で迷惑をかけたからと言って、すばやくホテルの支援に乗り出していた。

 彼は全く悪くないのだが、若様は「良い悪いではなく、やるべき事をするだけだ」と言っている。“ノブレス・オブリージュ”とでも言えばいいのか、あの捕まった男に爪の垢でも飲ませてやりたいものだ。

 そして、そんな若様に本日改めて屋敷に呼ばれた。

 場所は若様邸の応接間。色々終わってセレスト達の所に帰ろうかと思ったら若様に呼び止められ「是非今回助けてもらったお礼がしたい、明日まだ島にいるようなら食事でもご馳走したいから改めて屋敷へ来てくれ」と言われてしまう。しかもセレスト達も全員呼んでいいとまで言った。

 今回の依頼料やらの話もあり、あと一日はいる予定であったので特に断る理由も無かった。なのでお言葉に甘え、今日皆で約束の時間に屋敷を訪問したら付き人の方が現れて「準備がもう少しで終わるから待っていてほしい」と言われ応接間へと通された。

 応接間には俺とハレゼナ、B・ビィにゾーイ、それにコルワさんが居る。それ以外のメンバーは準備が終わるまで別の使用して良いと言われた娯楽室でのんびりしたり、何人かは手入れのされた庭をみに出かけたりと自由に過ごしていた。

 

「依頼料が貰えて更に食費も浮いた……うひひ」

「ひゃはっ! 団長が変な顔してるぜぇ~?」

 

 ハレゼナが面白そうに俺を指差した。確かに思わず破顔したが、変な顔とはなにか。

 

「まあ相棒は金銭がらみだと、緩い表情筋が通常の三倍緩むからな」

「うむ、団長は実にわかりやすいな」

 

 続けてB・ビィとゾーイにまで笑われる。真に遺憾である。

 

「ふんだ。ほっとけ」

「ほらほら、拗ねないの団長さん!」

「ぎゅえ」

 

 わざとらしく拗ねて見せたら、後ろに立ったコルワさんが手を伸ばし俺の両頬を引っ張った。体を包み込む上等なソファーがやわらか過ぎるため上手く動けず、無抵抗のまま俺は両頬をムニムニと伸ばされてしまった。

 

「やめふぇくらはいよ……」

「万事解決してハッピーエンドなんだから、暗い顔しないの! 笑顔が一番、じゃなきゃせっかくのハッピーが逃げちゃうわよ!」

 

 俺が日頃トラブルに巻き込まれるのは、笑顔が足りない所為なのでしょうかね。逃げないで俺のハッピー。

 しかしコルワさんの言う事も一理ある。よくばあさんが“笑う門には福来る”と言っていたものだ。他ならぬばあさんの所為で笑えん自体になってもいたが、精神衛生上よろしくないので思い出すのを今は止めておく。

 

「て言うか凄いわねこの頬っぺた。凄い伸びるわ」

「やっぱり表情筋が柔らかいんだな」

「うるふぁい、ふぉーい」

「あはは、何言ってるかわからないなぁ」

「うけけ! のぉ~びのびラ~ブリィ~!」

「やふぇんふぁ」

 

 ついにはハレゼナにまで頬をつままれ伸ばされ出してしまう。

 喋り難い事この上ないが、別に痛くはない。なんだか猫にじゃれ付かれるような感覚を覚えていると、廊下からバタバタと誰かが走る音が聞こえた。

 

「おい、大変じゃぁ! すごいぞ、あっちの部屋に御馳走があった。酒もあったぞ!」

「アンタ達もそろそろこっちに……んっふっ!?」

 

 バタバタと“メドゥのじゃ”コンビが部屋に駆け込んで着た。食事の用意ができた事を知らせに来たらしいが、部屋に入った瞬間コルワさん達にいじられ放題の俺の顔を見て笑い出した。

 

「あははっ! なによそれ、変な顔ねぇ!」

「ビヨンビヨンじゃっ! ほっぺがビヨンビヨンじゃっ!」

「うるへーふぁ!? ふぁらうなっ!」

「にょほほっ! 何言ってるかわからぬのうっ!」

「ちょっと、アタシも混ぜなさい! もっと面白顔にしてやるからっ!」

「ふぁがやろう!?」

 

 冗談ではない。メドゥ子が同じ事しようとすると、絶対髪の毛を蛇にして噛み付いてくるからコルワさん達と違い結構痛いのだ。流石にそこまで好き勝手される覚えはない。両頬を引っ張るコルワさんとハレゼナの手を払い除けソファから立ち上がる。

 

「ウケケ! モチモチが逃げた!」

「誰がモチモチだこら。よっぽどB・ビィの方がモチモチだろうが」

「ばっか野郎!? 余計な事言うな相棒!」

「ウヒッ! イィグザクトリィ~!! トカゲはさいっこぉーにモッチモチだからなぁ~!」

「ぎゃあ!? 最近は大人しかったのにぉぐげえええぇっ!?」

「ケヒヒヒヒッ! ひっさびさにぃ~ラ~ブリィ~!」

 

 話をB・ビィに振った瞬間、ハレゼナはB・ビィへと抱きつき、もとい抱き潰しB・ビィはハレゼナの胸の中で蛙のような声をあげた。

 

「許せB・ビィ、俺の表情筋がこれ以上柔軟にならないためだ」

「微塵も悪いなんて思ってないでしょアンタ」

「さてな。それよりお前、ちゃんとのじゃ子にクッキーあげたか?」

「言われなくてもあげたわよ」

 

 依頼前にのじゃ子が食べようと思っていたクッキーを食べてしまい、最早子供の喧嘩レベルの争いを起こしたメドゥのじゃコンビ。今回の依頼の後、街でクッキーアソートをメドゥ子自身に選ばせ、彼女の小遣いで買わせてのじゃ子に渡させた。

 

「むっふっふ! 名前書いたメモも張って、もう取られんようにしたからのっ! これからちょっとづつ食べるのじゃぁ~」

 

 ご満悦の様子ののじゃ子。こっちも一先ずこれで落ち着いただろう。喧嘩が長引かずに済んだ事にほっとしつつ、俺達は部屋を移動する。

 そして所変わって場所は大広間。扉を開いてみるとそこには、今まで見た事の無いような料理が所狭しと並んでいるではないか。

 

「やあ皆さん! お待たせして申し訳ない」

 

 あまりの豪勢さに魂消ていると、キッチリ決まった姿の若様が現れた。

 

「あ、いえこちらこそ呼んでいただいて……というか、そのこれは」

「いやぁ、昨日の今日で用意出来たのは、これで精一杯ですけど……しかし味は保証しますし、もちろん量もあります。お好きなだけ食べていってください!」

 

 金持ちって凄い、俺は改めてそう思った。

 

 ■

 

 ニ おかわりもいいぞ!

 

 ■

 

「ひゃっは────ッ! 取っても取ってもなくならネェ~~っ!!」

「あ、ああ……! シュヴァリエ、また手一杯にお皿持ってる……ず、ずるい……!」

「はっはっは! 戦いも食事も手数なのだよ!」

「俺も負けてられねえ! まだまだ食うぜっ!」

 

 ドンちゃん騒ぎである。

 

「はむはむはむ……っ!」

「やべえっ!? ゾーイが本気を出しやがった!」

「あは、あはははっ!? み、見る見るうちに皿の上の物が……くふふっ! きえ、消えていく……くふっ!?」

「ルドミリア殿、落ち着くであります!? 無理して食べると気管に入ってしまいます!」

 

 ドンちゃん騒ぎである。

 

「酒ガウマァ~~イッ!! オカワリ、モウ一杯ダッ!」

「ちょっとのじゃ子、そっちの方が肉多いじゃない! もうちょっと分けなさいよ!」

「他の取ってくればいいじゃろう!? 何故態々わらわのを奪おうとするんじゃお主は!?」

 

 ドンちゃん騒ぎである。

 

「クロエチャン (*´ω`)っ ヤサイモタベナイトネ」

「ぁーとん、コロ助~(人´3`*)」

「お、美味しい……こんなの、幽霊になる前も食べた事がない……」

 

 こっちはちょっと平和である。

 大広間での食事会、むしろその食事の量と質を見ると最早パーティーであるが、えらい大騒ぎだ。

 ティアマトは酒を飲みまくり、ゾーイとフェザーが飯を食いまくり、ルドさんは痙攣し、メドゥのじゃコンビは山盛りのミートボールスパゲティーを向かい合って取り合っている。

 

「まったく落ち着きのない奴らである」

「皿に多量に肉盛りながら言うなよ」

 

 皿一杯にローストビーフを盛っていたら、おっさんに突っ込まれてしまった。

 

「いや、次何時こんな料理食えるかわからないし……」

「みみっちい事言うなよ。稼げよ、騎空団」

 

 おっさんにからかわれ、ドスドスと腹を突かれた。痛いから止めろい。

 

「しかしガロンゾの皆に悪いなぁ。俺達だけ美味いもん食べちゃって」

「ラムレッダなんかは、酷く拗ねそうだね」

 

 ティアマトなんかはワインをガブガブと飲んでいる。その内ボトルで飲みだしそうな勢いだ。

 俺はまだ酒は飲め無いし、特に魅力も感じないが、明らかに高級である事はわかる。コーデリアさんの言うとおり、この場に来れなかった事をラムレッダが知れば、かなり拗ねそうだ。

 

「その代わり僕達が参加してるわけだけどね~。アハハッ! ラッキーだねぇ」

 

 皿に盛った料理を頬張りニコニコなのはドランクさん。あの二人もこの場に呼んである。彼等は別に仲間じゃないのだが、一時とはいえ行動を共にしている以上呼ばない訳にもいかないので呼んだ。

 スツルムさんは「馴れ合いはしない」と遠慮していたが、ドランクさんによる怒涛の説得(我侭とも言う)により彼女の方が折れた。尤もドランクさんは、何度か尻を刺されたがね。

 

「はしゃぎ過ぎだドランク……」

「こういう場ははしゃぐもんだってスツルム殿ぉ~。美味しい料理に美味しいお酒、騒ぐなって言うのが無理な話だよぉ」

 

 なんであればドランクさんが一番楽しんでないだろうか。俺が言えた義理ではないが、もっと緊張感を持つべきじゃないのかこの人は。

 

「いえいえ、楽しんでいただけているなら何よりですよ」

「若様の言うとおり! ハッピーな場はハッピーな気分で過さないとねっ!」

 

 そして幸せな人と愉快な人、若様とコルワさんの二人。

 

「こちらこそ、今日は改めて招待してもらってありがとうございます。ほんと、こんな御馳走を……」

「気になさらず。あなた達がいなければ、私だけでなく彼女も無事ではなかったでしょう」

「そうだ。あの御令嬢ですけど具合の方は?」

「何も問題は無いそうです。念のため医者には診てもらったそうですが、外傷も無く怪しげな術にかかった様子も無かったですから」

「そうですか……そりゃあ良かった」

「ええ。しかし、魔晶でしたか……あの男は帝国と取引したと証言したらしいですね。今日秩序の騎空団から聞きました」

「うむぅ……」

 

 悪徳男が持っていた魔晶。それは男が裏で帝国の人間と取引して手に入れたものであるらしい。奴の商売の一つである他島との交易のルートには、表に出ない裏ルート、すなわち帝国との関係があったわけだ。

 古くから帝国と交易を行っていた島は多いが、昨今の帝国による過激な侵略行為を受けてその交易を取りやめるか規模を縮小する事も珍しくなくなっている。

 そんな中でこの島と街の責任者や秩序の騎空団等に一切帝国との取引を報告しなかった男である。その取引の内容は、ろくなものではなかっただろう。

 だが“よりにもよって”である。個人であの魔晶を手に入れるとは思わなかった。以前ドラゴンを魔晶で従える盗賊団がいたが、奴らは偶然手に入れたと言っていた。だが今回の事である程度帝国と関係を持ち、かつ対価となる資金を持っている場合であれば、あの忌まわしい魔晶を比較的容易に手に入れる事が出来るとわかった。

 卑しい盗賊の奴らにそんな取引が出来る伝手があるとは思えない。だが今回の男のように取引で手に入れた魔晶が更に別ルートに流れ、それを偶然に手に入れたのかしたのだろう。

 一方で誰でも簡単に魔物を呼び出し魔術を使える魔晶であるが、その力を使う事に一切デメリットが無いわけが無い。

 今回男に現れた症状に著しい体力低下と倦怠感がある。あの男はいい気になって魔晶を使い続けたが、その代償に体力や精神力を奪われていた。ただでさえ男は魔法に関しては“ど”の付く素人だ。魔晶から溢れる力の効率の良い絞り方を知らない。魔晶の力を純粋な自分の力と勘違いし、更に使い続けたためその代償は大きく、コルワさんの必殺技で受けた傷以上に魔晶が原因で暫く入院生活が続くそうだ。その時間を使い男の屋敷に借金を理由に無理やり雇われていた女性や、脅された人間達の救済活動も進んでいる。

 もし今回のことが無ければ、男は魔晶を使い続けその身を滅ぼしただろう。体力を失い倒れるか、精神力を奪われ発狂するか……。

 

「……俺が考えても仕方ないか。魔晶も秩序の騎空団が回収した。後は秩序の騎空団に任せよう」

「そうしな。別にそれがお前の使命じゃあねーんだからな」

 

 悶々として考えるのは俺の悪い癖だ。おっさんの言うように、俺には魔晶の問題を解決する使命なんてない。強いて俺に使命があるとすれば、借金返済と悠々自適な生活を夢見てイスタルシアを目指す事だ。

 もしまた魔晶の問題にぶつかるようなら……何時も通りぶち壊すだけだろう。

 

「はいはい、難しい話はそこまで! 貴方ももっと食事を楽しみましょう!」

「……そっすね。俺もまだ食い足りないし」

 

 今はただこの賑やかな食事を楽しもう。

 

 ■

 

 三 我われはこの“流れ”を知っている!

 

 ■

 

 事件から三日目の朝。事件は大変であったが、昨日の食事会も十分に楽しみ、依頼の支払いも結構な額だったので、なんやかんやでホクホク気分でいざガロンゾに帰る。帰るぞ、もういい加減。

 

「今回は助かりました」

「本当にありがとうございました」

 

 船着場に姿を見せたのは、ララさんにロロさん、若様。そしてコルワさん。

 

「ドレスの方も無事で私達の仕事は終了です」

「色々と肩の荷が下りました」

 

 ホッとした様子でララさん達。もう最初出会った時の様な緊張した様子は無かった。

 

「想定外の事ばかりでしたからね。ほんと、お疲れ様です」

「いえいえ、しかし団長さん達と会えたのは良かったです。噂通り“騒動起きても、早期解決”ですね」

「ほほーう? 俺その噂は初耳だぞぉ~」

 

 なんだそのトラブル専門業者のキャッチコピーみたいな噂。うちの騎空団を何だと思ってんだ世間は。ちくせう。

 

「お二人はこれから?」

「この島での仕事は終わりましたから、私達はこれから工房のある島に戻ります」

「団長さんには、今後も何かと頼りにするかもしれません。よろず屋さんの繋がりで依頼も出しやすいですからね」

「さっきの噂はともかく、これでも騎空団ですからね。お仕事であればなんでもどうぞ。……なるべく星晶獣関係以外で」

「あはは、仕立てやの依頼で星晶獣が絡むとは思いませんけどね」

「で、ですよね」

 

 自分で言っておいてなんだが、星晶獣やらの騒動が多すぎて変なこと言ってしまったな。確かに仕立て屋からの依頼で星晶獣関係ってなんだよって話だし。

 

「まあ本当に何時でも連絡下さい。逆に俺の方から服に関して、お二人にお願いする事があるかもしれませんね」

「ふふ、ではその時はよろしくです」

 

 うちは女性団員が多い、何かと相談させてもらう事もあるだろう。

 

「若様も今回はお疲れ様でした。暫くはまだ大変でしょうけど……頑張ってください」

「ありがとう。なに、この程度普段の仕事に比べればどうって事は無いさ」

「頼もしい言葉ですね」

「伊達に父の事業を継いだわけじゃないからね。また島に寄ってください、是非ゆっくりと空の話を聞きたい」

「こちらこそ是非」

 

 この人はこれからあの御令嬢と深い繋がりを持つだろう。次にどんな関係になった二人を訪ねる事になるのか──きっとそれは、喜ばしい光景だろう。

 

「コルワさんも今回は色々とありがとうございました」

「こちらこそ、貴方達と組めてよかったわ。よろず屋さんに頼んで正解、運が良かったわ」

 

 運が良かった……のかなぁ? 自分に考えるのも空しいが、俺に来た依頼ってドタバタと始まりドタバタと終わるからなぁ。それを運が言いか悪いかと言われると、実に微妙な気持ちである。まあ本人がそう思ってるなら何も言うまい。

 

「それでコルワさんはこれからどうするんです? ララさん達みたいに工房に帰りますか?」

「うーんとねぇ……まあ最初はその心算だったんだーけーどー……ね?」

「……うん?」

 

 なんだぁ、その獲物を定めた獣の目は。なぜこっちを見るんだコルワさん。なんだ、この急な悪寒は。

 

「貴方達との旅って……とっても刺激的で面白そうだって思うの!」

 

 ちくしょう、この流れは身に覚えがある奴だ……。

 

 ■

 

 四 団長の帰還

 

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 団長がさらわれてから“九日目”の昼。宿の食堂で昼食を食べるカルテイラ、ブリジール、ユーリ、マリーの四名。しかしその中でカルテイラは少し疲れている様子だった。

 

「カルテイラさん……だ、大丈夫ですか?」

「うん、平気や……ちょっとしんどいだけやから」

 

 ブリジールに心配されながら、一杯の茶をすすり一応は大丈夫だと語る。傍目からはあまり大丈夫とは言えない気がするが、一応は大丈夫らしい。

 団長がこの島から星晶獣(ガルーダ)にさらわれてからと言うもの、ガロンゾでの団のまとめ役は、彼女が全てを担当していると言っても過言ではなかった。

 決して他のメンバーが頼りないわけではない。ブリジールは力仕事は向かないが真面目に仕事をこなしている。ユーリもまた生真面目で受けた指示を的確にこなす。マリーもなんやかんやで常識人だ。その他の面々は一癖二癖の曲者揃いであるが、団長救出へと向かったティアマトやメドゥーサ、ルドミリア等の(笑)メンバーに比べたら大した事はない。

 ただカルテイラは不幸にもツッコミ気質だったのである。

 目下ガロンゾの職人達とユグドラシルの活躍もあり、信じられない程の作業効率で進むエンゼラ改修作業。

 だがその中で戦艦用エンジンだの、プロペラ数十基だの、果てはドリルだのと魔改造とも言える計画を持ち出される度彼女はツッコんだ。

 あるいは、「団長きゅんの無事を祈って断酒にゃ!」と気合を入れたラムレッダが、気合を入れてその勢いのまま普通に酒を飲んでしまいツッコんだ。

 カルバがどさくさ紛れにこそこそと「エンゼラの不思議なダンジョン化計画」を実行しようとしてるのを見つけてはツッコんだ。

 仕舞いにはガロンゾの住民の他愛無い会話にまでツッコミを入れそうになった。

 

「申し訳ございません、自分のツッコミが不甲斐ないばかりに……っ!」

「自分もです……もっとカルテイラさんのようにツッコミがとことん上手ければっ!」

「それそこまで悔しがる事?」

 

 カルテイラ一人に色々なストレスをかけてしまい、悔しさを表すユーリとブリジールであったが、そんな二人をマリーは呆れて見ていた。

 ブリジールは真面目だが如何せん濃いキャラにツッコミを入れるには弱い。ユーリも生真面目だが、その生真面目さがかえってツッコミを弱くする。マリーはまだこの団に入って長くないので、ツッコミに慣れていない。

 結局大体のツッコミ業務はカルテイラが行うことになる。正に休み無し、ノンストップツッコミガールの名を(したくもないが)欲しいままにするカルテイラだった。

 

「まあティアマトとかいないし、まだ良いほうでしょ? メドゥ子とかも残ってたら、この四人でも足りないわよ」

「マリーの言う通りや。あの(笑)主要メンバーが救出部隊に組み込まれてほんま助かった。そうや無かったら、今頃うちはツッコミで過労死必至や……」

 

 あの団長という存在は、(笑)達の起こす面倒や、自身が引き寄せるトラブルを一身に引き受ける。だが今彼がいない事で、メンバーを分けているとは言えその諸々の事を任されたカルテイラ。団長も頼りにするツッコミ常識枠ではあるが、しかしこの数日は如何せんツッコミ頻度が多すぎた。

 つまりは、“ツッコミ疲れ”なのである。

 早く帰って来い団長、この苦労を押し付──もとい、共に乗り越えるため、あとどうせ無事だろうけど、無事を祈りその帰りをカルテイラは待った。

 その時である。

 

「みなさ~ん。お揃いですかぁ~?」

 

 聞きなれたよろず屋の声。皆が声のした方を見れば、やはりそこにはシェロカルテがいた。

 

「なんやシェロはん、借金の催促ならお断りやで」

「うぷぷ~、違いますよぉ。カルテイラさん達にお知らせがありましてですねぇ~」

「お知らせぇ? またおっちゃんがドリルでも持ち出したんかいな?」

「そうじゃありませんよぉ~。実は先ほど島の入港管理の方から連絡がありましてですねぇ~、ガロンゾに向かって“瘴気を発する騎空艇が近づいている”そうですよぉ~」

「なんやて!?」

「瘴気の騎空艇……って事はっ!」

 

 ユーリが声を上げ椅子から立ち上がる。空広しと言えども瘴気発する騎空艇など一つしかないだろう。それはただの騎空艇ではなく、彼等にとってかけがえのない仲間である。

 

「もうそろそろ港に着く頃かと~。他の団員の方にも既に連絡しましたから、もう港に向かってると思いますよ~」

「急ぐであんたら! はよう、飯食べや!」

 

 団長の帰還、それを聞きカルテイラは急ぎ残りの昼食を口にかき込みだした。

 

「ええ!? まだ結構あるわよ!?」

「残すと勿体無いやろ! 冷めても味落ちるし今食ったら急いで港行くで!」

「み、水で流し込むか……」

「早食いは体に悪いと思うです……」

「あらら~……では、私は先に港へ行きますので、焦らずにまた後で~」

 

 困った様子のシェロカルテは、一先ず先に港へと向かっていった。

 カルテイラ達は昼食を全て完食すると、重たい胃を抱えて走りシェロカルテより数十分遅れて港へとたどり着いた。

 

「勿体無い以前に……あんな、急いで食べちゃ……! どの道味なんてわからないじゃない……っ!」

「く、空腹時の訓練は経験したが……満腹で走るのは……キツい……!」

「と、とことん……苦しいですぅ……」

「それでも……なんとか、間に合ったわ……!」

 

 走ったのと胃の重さの所為で息を切らせる四名。既に港についていた他の仲間もカルテイラ達の下に近づいて来た。

 

「にゃぁ、これで皆揃ったみたいらにゃぁ~」

「ラムレッダ殿、団長達は?」

「あーしょーこー、見てみるにゃぁ~」

 

 おそらく真昼間から飲んでいたラムレッダが空を指さした。その方を見れば、遠くからゆっくりと港に向かってくる一隻の艇、一体の星晶獣。瘴気を発し、飛んでいるのも不思議なボロボロの幽霊船。間違いなくセレストの姿だった。

 

『なんとか戻って来れたか』

「特に連絡も無かったけど……多分団長は確保出来たんでしょうね」

「無沙汰は無事の便りだねぇ」

 

 九分九厘団長が無事である事は確信していた面々。フィラソピラの言うように特に便りも無かったが、だからこそ深刻な心配は誰もしてなかった。逆に下手に連絡でもあれば「あの団長でも対処出来ない問題なのか?」と余計心配になる。決して団長を疎かにしたわけではない。

 その一方、便りが無く苛立ちを募らせている人物が帝国の艇に居るのを、この時点では誰も気が付いていない。

 そうこうしている間にセレストが寄航した。

 セレストが船体を寄せた場所の周りには、ガロンゾの島民達が集まっていた。一週間前の出港の時、そのガロンゾで話題になった幽霊船の姿を見ようと集まっていた。

 

「仕方ないけど一々目立つわね……」

『当事者が目立たないあたり、最早あいつの宿命だな』

 

 きっとこの場に居る人間の殆どは、幽霊船に注目して降りてくる団長の印象が残る事は無いのだろう。ルナールがそんな事を考えていると、セレスト昇降口が開きタラップが降りた。そして直ぐ目の前の船体から響くような声が聞こえた。

 

「み、みんな……ただいま……」

「お帰りセレスト。大変だったわね」

「えへへ……大丈夫、団長も連れて帰ったよ」

 

 艇の姿のまま話すセレストをルナールが労った。セレストが居なければ今回の救助作戦はもっと遅れていただろう。しかしまだセレストの役目は続いている。船内に居る連れ帰った仲間達を降ろすまでが彼女の仕事だ。

 そして直ぐにタラップからその仲間達が降りてきた。

 

「ミンナ ヽ(*´∀`)ノ゙ タダィマァ♪!」

「戻るのに九日か……体感ではもっとかかった気もしたな」

「ソウダナ、九ヶ月グライカカッタキガスル」

「……? ティアマトとシュヴァリエは何の話してるんだ?」

「気にすんなゾーイ、メタい話だから」

「あんたも良くわかんない答え言うんじゃないわよ」

 

 コロッサス達星晶獣が。

 

「皆久しぶりだね」

「ヒャッハーッ! カムバックだぜぇ~っ!」

「待たせたなみんなー! 団長連れ帰ったぞぉーっ!」

「なんだか、非常にガロンゾが懐かしく思えます」

「あははっ! 無事に戻って来れてよか、うふっ! よかった、はははっ!!」

「おめえは落ち着け。また引き付け起こすぞ」

 

 コーデリア達頼もしい団員が。

 

「やー疲れた疲れた。まずは戻って、直ぐ黒騎士殿に報告だねぇ」

「報告の手紙は出したが、それなりに待たせたからな。小言の一つ二つは覚悟しておけ」

「手紙……あ」

「……お前、まさか」

「待ってスツルム殿、話聞いて!? 違うの、わざとじゃな、いったああっ!?」

 

 スツルムがドランクの尻を刺しながら。

 そして最後に──。

 

「やっと戻れた……」

 

 疲れた様子の団長が姿を現した。

 

「団長はん、やっぱ無事やったな! たくもぉ、心配し──」

「うむ、出迎えご苦労じゃ!」

「誰や!?」

 

 団長に続き、悠々とガルーダが現れた。

 

「みんな、御行儀良くするんだぞ」

「──!」

「誰やっ!?」

 

 続けてフェリとジジ達が現れ。

 

「コンチャ~ッスッ☆(´ゝ∀・`)ノシ! クロエちゃんでーす!」

「誰やっ!?」

 

 明るい様子でクロエが現れ。

 

「へぇ~、あの人達が残りの仲間なのね。楽しそうな人達じゃないの!」

「誰やっ!? って、いい加減にせぇーよ!?」

「すんませ、へぶッ!?」

 

 最後の最後にコルワがゆったりと降りてきた。

 思わずカルテイラは、ハリセンを取り出し団長の頭を叩いたのであった。

 

 ■

 

 五 やあ (´・ω・`) ようこそ、星晶戦隊(以下略)へ。このテキーラはラムレッダのだから、気にしないで落ち着いて欲しい。うん、「また」なんだ。済まない。 仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。でも、この新しい仲間達を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。 殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい そう思って、仲間に迎え入れたんだ。 じゃあ、注文を聞こうか。

 

 ■

 

「はい、はい……そういうわけで、その。別に最初から増やそうとか思ったわけじゃなくて、行き当たりばったりと言うか、なんと言うか……」

「つまり、何時も通りっちゅー事やな?」

「あ、はいそうです。すんません」

 

 ぞろぞろ見知らぬ面々を連れ帰って来たため、ガロンゾに着いて早々カルテイラさんにハリセンで叩かれてしまい、お説教と言うか小言と言うかまあ色々と言われてしまった。

 

「そら“犬も歩けば”なんて言うけども、あんた島移動するたび仲間増やしすぎやで」

「はい……」

「別に仲間増やすなゆーとるわけやないで? 騎空団なら仲間が増えるのはむしろええ事や。それにうちかて、まあ……半ば押しかけるように仲間になったわけやからな。人の事言えんのはわかっとる。せやけど……自分さらった星晶獣と幽霊の女の子、それに村娘と服飾デザイナー……なに、なんなんこのラインナップ?」

「返す言葉もございません……」

 

 改めてあの面々の特徴を並べれらると、本当にわっけわかんねえな。特に後半二人。

 

「まあ今後きぃつけぇや。犬なら当たるのは棒ですむかも知れんけど、あんたの場合棒やのーて、星晶獣にぶつかるんやからな」

「ぐうの音もでねえ……」

 

 けどそれ自分では気をつけようがないと思うのです。だって向こうから来るんだもん、こっちが避けてるのに。

 どうなってんの?

 そんな感じで俺がしょんぼりしてると、カルテイラさんはため息を一度だけ吐いた。

 

「ん、以上! まあともかく無事で何より!」

 

 そしてカルテイラさんは、一転して笑みを浮かべた。それを見て俺もホッとする。

 

「はい、ご心配おかけしました」

「かまへん、かまへん。無事ならええねん、結局そこや」

「それにカルテイラさんには、ガロンゾでの団員のまとめ役もしてもらって」

「特に面倒な奴らはそっち行かせたから、まあ何とかなったわ」

 

 そうカルテイラさんが言うと、「面倒とはなんだ!?」と何人かの(笑)達の抗議が聞こえるが無視する。そういうとこだぞ。

 

「しかしまあ、また妙な面子仲間にしてからに……星晶獣のガルーダと、幽霊の嬢ちゃんはまあええわ。それで、あのクロエっちゅう嬢ちゃんは?」

「騎空士、と言うかヒーローに憧れてる子でして……親御さんにもよろしくされちゃって」

「またそんな……いや、それよりコルワはんやって、あれが一番わけわからん」

「あ、やっぱり知ってましたか」

「当然や! うちかて服を商品にする事だってある。そうしとったら自ずとその名を聞くっちゅうもんや。そんだけ有名やで」

 

 俺の後ろの方では、新しい仲間がガロンゾ待機組の仲間達と自己紹介をして交流していた。その中で微笑みを浮かべ語り合うコルワさんを見る。

 昨日、結局あの後コルワさんは俺達の旅に同行する事を決めた。決めたと言ってもかなり急であった。なんせ港で島を発つ直前である。

 理由としては「面白そう」と言う一言に集約される。何かあの一連の事件での俺達の活躍を見て、同行すれば愉快で刺激的な旅が出来ると思ったらしい。その刺激が新しい服のアイディアになるのだとも言っていた。

 だが流石に職業服飾デザイナーを団員には出来ない(既に絵師とかいる事は気にしない)。当然「無理です。つーか、危ないです」と断ったが、「部屋貸してくれれば、自分の身は自分で守る」と言われる。「お仕事の方もあるだろうし……」と言うと「工房でしか仕事できないなんて二流よ。部屋さえあればOKよ」と言われる。

 まったくしょうがないお嬢さんだぜ。と、俺が折れるのも仕方ないだろう。

 決して、決してその後「部屋はレンタルするんだから、当然お金も払うわ」と言う言葉を聴いた所為じゃないですとも、ええ決して。

 

「どうせ、部屋借りるからお金払いますぅ~、なーんて言われたんでコロっと許可したんやろ」

「俺の表情筋の馬鹿っ!」

 

 思わず自分で自分の頬を叩く。カルテイラさんはお見通しであった。無念。

 

「まー仲間にした事はええわ。まず宿で休めって言いたいとこやけど、あんまのんびりしてられんで」

「っすよねぇ~……こっち状況どうなってます?」

「大きい問題は無し。ただエンゼラの方に行って貰うのは当然として……あんた帝国の方どないするん?」

「あぁ~……」

「それについては私達も話がある」

 

 カルテイラさんが帝国の事を話し出すと、スツルムさんと尻を押さえたドランクさんが寄ってきた。

 

「話?」

「この馬鹿が定期報告を忘れていた。このままだと話が面倒になる」

 

 痛そうに尻を押さえているドランクさんを見る。なるほど、うっかりドランクさんであったか。

 

「あった事そのまんま言えばいいんじゃ?」

「さらわれた先で暴走した星晶獣と戦って星晶獣と幽霊仲間にして盗賊団倒して村娘仲間にした後悪党の騒動に巻き込まれてデザイナーを仲間にした経緯をか?」

「そのまんま言った方が混乱しそうやな」

 

 ほんとにね。信じられますかね、これ九日間に起きた出来事なんですよ。驚きだねまったく、あはは。

 

「せめて定期報告で小分けに情報を教えていれば混乱も少なくすんだんだが、なっ!」

「いってええぇぇっ!? スツルム殿ごめんてっ!」

 

 たぶん普段より気持ち強く刺されたのだろう。ドランクさんは、高く飛びはね悲鳴を上げた。

 

「それで俺にどうしろと?」

「一緒に黒騎士に会ってくれればいい。ある意味説得力が増す」

「あの、あの……その説得力って、その、どう言う……」

「聞きたいか?」

「……聞きたくないです」

 

 多分説明中あのハチャメチャな説明をされた時、相手も俺の存在を見れば「まあコイツだからなぁ」と納得される流れにしたいのだろうが……認めたくない、俺は認めたくないぞうそんな流れ、くそうくそう。

 などと考えているとふと此方に近づいてくる人の気配を感じる。敵意は無いがこの感じ……一度覚えたら忘れないようにばあさんに叩き込まれた“強者”の気配。

 

「心配しなくても此方から来てやった」

 

 黒色の鎧が噛み合い、鉄の音がする。兜の奥から見える視線は鋭く、怒りやら呆れやらが混ざり合う視線。そしてもう一人、ねこのぬいぐるみを抱えた女の子。

 

「行きといい帰りも突然だな貴様は……」

「……おにいさん、おかえりなさい……」

 

 七曜の騎士は黒を名乗る黒騎士。そしてオルキスちゃん。

 なんだかとっても久しぶりな二人を見て、この後また色々面倒が続きそうな気がする俺であった。

 




ガロンゾに戻れました。やっとです。あとはなるべく欲張らず、短い構成でガロンゾを発ちたいですね。

ついにやって来たサメッ!
サメですからね、何にも不思議じゃないです。そりゃあ、ああもなりますサメ。
え? サメは魚類? 普通”あんな事”にならない? なるほど……では奇妙に感じた人はまず当然ですが『ジョーズ』を観ましょう。初代だけでいいです。2以降は、一先ず他のを観てからお好みで。その後『ディープ・ブルー』を観ましょう。そして勢いで『シャークネード』シリーズを観ましょう。
基礎が固まりましたね?
そこから自分としては『ゴースト・シャーク』がオススメですね。驚異の多頭モノ『〇〇ヘッドシャーク』シリーズは、結局『ダブル』が丁度いいかも。『シャークトパス』シリーズも観れば、サメの可能性を感じ取れますサメ。
他にも当然有名(迷?)サメはいます。サメの魅力と可能性を感じれば、更に『THE MAY DAYS』が面白くなりますサメ。
なにはともあれ――
サ メ は い い ぞ

しかしサメのインパクトで忘れそうですが、ギアスコラボも良かったですね。と言うか、良すぎと言うか……スパロボマジックが霞むレベル。ギアス原作のあの時間軸から来たあのメンバーがあんだけ平和に出来るとか、もうね。
所で空の世界でもナイトメアフレームの整備維持が出来るそうです。特に、その充電費用がですね……。まあ場合によっては借金もする事もあり得るでしょうね。誰が誰にと言うわけではないけど。
あと空の世界ピザ浸透してないんだね。

コラボでエルシャダイコラボとかしてくれないかなぁ……。

そしてコーデリア&ブリジール(SR)とフィラソピラ(SR)と言うね。何時か出るとは思ったけど、こんな短い期間で出るとは思わなかったです。やったぜ。

あとフライデーのキャラ個人的に凄い好きです。

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