階層強化にはあの杖も使えるようで第六階層が作れるようになった。という事で第六階層‥‥彼らのすみかをつくる。
普通に部屋を作ろうかと思ったんだがアノール・ロンドで暮らしたいとオーンスタインが猛烈に抗議してきたからそっちにこれから来る人たちを住まわせる。
さぁ早速作っていこう。先ずはオーンスタインの指示にしたがって城を作っていく。入り口は色々と迷ったが【青聖堂】の裏から行けるようにした。
それと、あそこのボスをオーンスタインにやってもらうことになった。竜狩りはお役ごめんという事でエンマがいた催事場に待機してもらう。
さぁ外観はある程度完成した。オーンスタインも満足げにうなずいている。
「うむ、これで夕暮れに染まった景色が見られれば完璧なのだがな。」
さすがに無理です。さぁ内装を作っていこう。
先ずはオーンスタインに元々の騎士達の配置を教えてもらいその通りに配置する。さらに、屋上、広間には【黒騎士】を追加、正門の中には銀騎士弓兵団を六人追加したうえで、巨人衛士を計四体、さらに門の横には【バーニス兵】を2体配置して通す気がないような設計にした。
なお、現実でこうしなかった理由だが、
「うむ、王が、炉に旅だったあとに全兵団を解散したのだ。そのため、あの場にいた銀騎士は私の直属の部下とスモウのペットのガーゴイル達だけしかいなかったのだ。」
ということらしい。今はわからないため恐らくだが最初の火継ぎの王はそうして警備が少なくなったところを侵入したんだろうな。4騎士もオーンスタインを残してみないなくなっていたようだし。
「あぁ、ここの奥の間なのだがな。本来ならばグウィネヴィア様の寝室となっている為私とスモウで守っていたのだが、どうする?」
「あぁ大丈夫です。考えがあります。」
久しぶりに登場、主による本来この世界にいるモンスター召喚。
今回呼び出すのは、【クリムゾンブラッドドラゴン】真紅の体に黒い刻印があるかなり強力な竜である。
「うーむ、ヘルカイトに似ているな。」
と言っていたのでどうやらロードランにもにたようなのがいるらしい。さぁ、魔改造の時間だ。
取り出すのは錬成炉。今回使うのは【楔石の原盤】である。閃いたのだが。オーンスタインは楔石にソウルが宿ることでデーモンと貸すこともあるといっていた。
ならば、錬成で擬似的に作り出せるのではないだろうか。
【楔石の原盤】と【偉大なる英雄のソウル】、【雷の貴石】、【炎の貴石】を投入する。
するととんでもない音をたてて、中から一体のデーモンが飛び出してくる。
漆黒の体に強靭な筋肉と尻尾、そして手に持つ杖槍。
【楔のデーモン】が完成した。
次に主の力があがってできるようになった新機能。【魔獣合成】である。
【楔のデーモン】と【クリムゾンブラッドドラゴン】を錬成陣の中に配置して詠唱すると、2体が輝き、混じりあい新たな生物が誕生した。
【赤血竜のデーモン】というらしい。
見た目は楔のデーモンの各パーツを竜のものに変えたような感じだ。つまり頭のない竜人である。
しかし両手に杖槍と特大剣を持ちさらにもう一対の腕を生やしてそこに大盾と曲剣を持っている。
凄まじく凶悪である。
これを見たオーンスタインも少し顔がひきつっており
「古竜の陣営にこいつがいたらかなり苦戦したであろうな。」
と言っていたのでどうやらこれはヤバイらしい。
広間が広いのでどうせだからもう一体作成。
一対には大弓、もう一対には両手にクロスボウ、配合する竜を【ブリザードクリスタルワイバーン】にしたことで、巨大な羽があり、基本的に空を飛ぶデーモンが生まれた。こっちは【爆氷竜のデーモン】となった。
という事で守りは万全である。ここの奥にオーンスタインの言うとおり色々と配置して完成した。
‥‥ぶっちゃけちょっとやり過ぎた気がしないでもないけどまぁいいや。
さぁ、明日は何をしようか。
はい、実際に出てきたら鬼のようにクレームが来るであろうボス用意しました。スペックはその内出します。
【処刑者の指輪】
残虐な処刑者が王から渡された指輪。つけることで筋力が上がるが、代償に知性が下がる。
その残虐さから4騎士に選ばれなかった処刑者は、しかし誰よりも最後までその主の城を守り続けた。神喰らいが全てを破壊するその日まで。
効果 筋力10増加
理力5減少(0以下にはならない。)