ハイスクールD×D サイヤと奏でる悪魔の軌跡   作:厄丸

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第7話 サイヤと強化と堕天使(笑)と

オルスvision start

 

 

「オルス君……なぜあんなことしたのかしら?」

 

俺とアーシアちゃんが部室に入ってくるとグレモリーさんが俺の心配をしてくれる、そんなに危ないものだったのだろうか?

 

「兄ちゃん本当に大丈夫だったの?アーシアも堕天使になんかされてなかったか?」

 

「大丈夫大丈夫、それに心配するなら俺じゃなくてさ―――」

 

「」ピクピクッ

 

「あ、アーシア?!」

 

やっぱり大丈夫じゃなかったかぁ・・・一般人があの速度に耐えられるわけがないからね・・・ん?だったらその速度で笑ってられる一誠君とか松田君とか元浜君ってすごくない?

 

「と、取りあえずその子はソファーに寝かしてあげましょう、ね♪」

 

姫島さんの言うとおりアーシアちゃんをソファーに寝かせる、アーシアちゃんが寝ている間に俺達は先ほどの事について話し合うことにした

 

「それで?あの子はどうするつもりかしら?」

 

グレモリーさんが言っていることはアーシアちゃんの事だろう、一誠君に聞けばアーシアちゃんは教会の、しかもシスターって話じゃないか、グレモリーさん達悪魔にとっては天敵と言える存在だろうしね

 

「大丈夫です部長、この問題については俺と兄ちゃんが解決します」

 

「な、何を言っているの!ダメです、許可できません!」

 

うーん、グレモリーさんは何か勘違いをしてないかな・・・

 

「部長、忘れましたか?俺は悪魔じゃありません」

 

『『『・・・』』』

 

一誠君の言葉でみんな黙り込む、だが間違ってることは言ってはいないのも確かなんだよね・・・

 

「俺はこの部活を()()()()()()()()()()

 

「そ、そんな?!」

 

「一誠君それは流石に言いすぎだよ、でもまぁ、一誠君がこう言っているので、俺達は帰らせてもらいますね」

 

そういって俺はアーシアちゃんを起こす、ぐっすり眠っていたから起こすのは少し忍びなかったけど・・・俺達の家でゆっくり眠ってもらおう

 

「ちょ、待ちなさい!」

 

「グレモリーさん、待てと言われて待つ馬鹿はどこにもいませんよ?」

 

そういって俺達は家にゆっくりと歩みだす、歩いている最中でアーシアちゃんは一誠君の方を見ながら話をしだす、うん、俺は先に帰ろうかな

 

「俺は先に帰るよ、あとは2人で楽しみながら帰ってね♪」

 

「////////////???!!!!?!」

 

「に、兄ちゃあああああああああああああああああああああああん!!!!!」

 

俺は急いで家に帰ろ―――としたが少しやることができた

 

「おいおい、人の弟の恋路を邪魔するとは言い度胸してるじゃないか、ん?」

 

「な、何故ばれたの・・・!」

 

俺の目の前にいたのはこの前俺達を殺そうとした2人、そして新しく見た子だ

 

「君たちは懲りないねぇ・・・今度はこの前みたいにはいかないよ?」

 

「ふっふっふ・・・はっはっはっは!!!」

 

この前ドーナシークと呼ばれていた男が高笑いをする、え、いきなり笑い出して怖いんだけど

 

「何がおかしいんだい?」

 

「俺ちゃんがいるからだよぉおおおおおおおおおおお!!!」

 

「この前も言ったでしょ、気づいて―――ガハァ・・・?!」

 

腹を見ればなんと切り裂かれていた、ま、まさかさっきの俺の動きを見て覚えたっていうのか?!なんて成長速度だ・・・!

 

「やっと来たわね!」

 

「君もかぁ・・・さっき俺の弟に負けたのを忘れたかい?」

 

「俺は負けず嫌いでさぁ、さっきの弟君がいないなら代わりにお兄様のあんたが相手をしてくれよぉ!!!」

 

フリード君が俺に突進してくる、後ろからも3人の堕天使が俺を殺そうと光の槍を構えてこっちに飛んでくる

 

「4対1?そりゃないんじゃないの?」

 

 

 

 

 

ドヒュンドヒュンドヒュン!!!

 

 

 

 

 

【気の鎧IN腕足第二段階】(オーラメイルverアームレッグmark2)、さあやろうか、今の俺はちょっと強いぞ?」

 

 

オルスvision fade-out

 

 

一誠vision start

 

 

「え?兄ちゃん?」

 

「イッセーさんどうしました?」

 

アーシアが俺の顔を心配そうに見る、女の子に心配かけちゃダメだよな・・・

 

「大丈夫だよ、ただ心配なんだ・・・」

 

「心配って・・・もしかしてオルス様が?!」

 

「いや、俺が心配してるのは―――」

 

この時、俺の予感は的中してるなんて夢にも思わなかった・・・だって、俺が本当に心配してるのは・・・

 

 

()()使()()()()()()()()()

 

 

一誠vision fade-out

 

 

オルスvision start

 

 

「オラオラオラァ!!!もっと熱くなれよ!お前らの本気を俺に見せてみろぉおおおお!!!」

 

「くっ・・・コイツ化け物か?!」

 

「おいおいぃ、イッセーとか呼ばれていたガキのお兄様強すぎだろぉ・・・!」

 

「つ、強すぎるっす・・・!」

 

俺の中の血がタギる、もっと戦わせろと血が騒ぐ、これ以上騒ぐと自分で自分を抑えられなくなりそうだ・・・!

 

「サンキューなお前ら・・・お前らのおかげで俺は更に次のステップに上がれそうだ・・・!」

 

「んな?!まだ強くなんのかよ・・・!」

 

「させないっす!!!」

 

ゴスロリ服装の少女が俺を倒そうと槍を投げてくるが・・・()()()()

 

 

 

 

 

ドヒュンッ!!!!!

 

 

 

 

 

【本気の気の鎧第二段階】(オーラメイルverフルセカンド)、どうする?俺はさっきより強くなってしまったぜ?さぁ、もっと俺を楽しませろぉおおおおおお!!!!!」

 

「このままでは不味い!一時撤退だ!」

 

押さえろ俺・・・殺しちゃダメだ・・・!堕天使でも・・・殺しちゃダメだ!

 

「行ったか・・・」

 

堕天使達が去った後に残ったのは俺の体への大きな負担、そして―――

 

 

 

 

 

睡眠のための時間が失われてしまったのだった

 

 

 

 

 

オルスvision fade-out

 

 

次の日 一誠vision start

 

 

結局兄ちゃんが帰ってきたのは次の日の朝だった、兄ちゃんの服はボロボロ、顔は疲労しきってまるで死人のような顔で本気でビビった

 

「ご、ごめんね一誠君・・・俺今日学校休むよ・・・」

 

「兄ちゃん?!え?!本当に大丈夫なの?!」

 

「私の神器では疲労までは・・・」

 

アーシアの神器、それは【聖母の微笑】(トワイライト・ヒーリング)と呼ばれる傷を治す神器だ、傷を治すことが出来るが疲れを取ることができないらしい

 

「ん~・・・そしたら今日は俺だけ学校に行こうかな・・・アーシアはどうする?」

 

「私は・・・」

 

アーシアが結構悩んでいたら兄ちゃんが「一緒に行っておいで・・・」と今にも死にそうな声で言ってくれた、それを聞いたアーシアは俺と一緒に行くらしい

 

「よし!それじゃあ朝ごはんを食べて学校に行こうぜ!アーシアもちゃんと食べろよ?じゃないと学校でぶっ倒れるからな!」

 

「は、はい!」

 

母さんと父さんにはもうすでに話はつけてある、俺達はゆっくりと朝ごはんを食べて学校へと向かっていった

 

 

―――放課後―――

 

 

「よし、部室に向かおうか」

 

「はい!」

 

俺達は部室に向かう、途中で松田ァ!と元浜に殺されそうになったけど軽くいなしておいた、ほら、あいつら俺と同じで女に飢えているからさ、アーシアと一緒ってことは・・・あとは分かるよな?

 

「来ましたよ部長さん」

 

「あ……イッセー……」

 

部長達は凄く困ったような顔でこちらを見る、昨日のやり取りがあったせいかやはり居づらいのだろう

 

「イッセーくん……部活はやめたんじゃ……?」

 

「兄ちゃんが言っていただろそれは言い過ぎだって、だからこうしてまた来たんだろ?」

 

「そ、そうですわね・・・」

 

そんな表情のみんなは放っておいて昨日の出来事を話す

 

「それって大丈夫だったの?!」

 

「はい、兄ちゃんは幸い疲れただけのようで大丈夫でした、ですけど俺が心配なのは堕天使達の方なのです」

 

「?それはなんでですかイッセー先輩」

 

小猫ちゃんは何故と聞いてくる、そりゃねぇ・・・

 

「この前の兄ちゃんの力を見ただろ?あれ見ても兄ちゃんが負けると思うか?どちらかと言えば堕天使達が心配なんだが・・・」

 

「あ~・・・確かに・・・」

 

木場が頷いて堕天使達を憐れむような目をする、まぁ、兄ちゃんの攻撃をモロに喰らったのは木場だけだもんなぁ

 

「と、取りあえず!この子を本当にどうするかを決めないと、ね?」

 

この日は結局部室で堕天使達をどうするかを話し合ったあと、部長は結局教会に行くのは許してはくれなかった、だけど結局俺はその日の晩、教会に行くことにしたんだ

 


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