ハイスクールD×D サイヤと奏でる悪魔の軌跡   作:厄丸

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第4話 サイヤとバトルとワガママと

オルスvision start

 

 

「君がオルス先輩かな?」

 

「君がグレモリーさんが言っていた使いだね?確か名前は・・・」

 

「僕の名前は木場 祐斗と言います、こんにちはオルス先輩」

 

見た目は金髪のイケメン、俺たちがこうして話していると女子たちから黄色い声が飛んでくる

 

『木場様とオルス様よ!これは受けが木場様攻めがオルス様ね!』

 

『何言ってるの!オルス様が受けよ!』

 

『あんたこそ何言ってるの!オルス様が攻めなのは譲れないわ!!!』

 

「・・・木場君、場所を変えようか」

 

「そ、そうですね・・・」

 

俺と木場君がドン引きしながらも取りあえず旧校舎へと向かう、旧校舎に続く道を歩いていると奥から一誠君と小猫ちゃんが歩いてくる、一誠君の方には小猫ちゃんが使いとして向かっていたようだ

 

「兄ちゃんの方にはイケメンが行っていたのか・・・!」

 

弟よ、確かに木場君はイケメンだが一誠君も変態発言を控えればイケメンだろうに・・・

 

「部長、ただ今連れてまいりました」

 

「入ってちょうだい」

 

木場君がドアを躊躇無く開ける、グレモリーさん本人はどうやらシャワーを浴びているようだ・・・ん?!部室にシャワー室?!

 

「えー・・・あー・・・俺は後ろを向いてるから着替えてくれないかな?」

 

「あらあら、オルス君は部長の裸体は興味ないかしら?」

 

「今すぐ旧校舎を吹き飛ばしてもいいですか?」

 

「兄ちゃん本音が漏れてるよ・・・」汗

 

ごめんよ、つい本音漏れちゃったんだ・・・

 

「旧校舎を?さすがに冗談だよね?」

 

「大丈夫だよ木場君、冗談だから」(すっとぼけ)

 

「いや冗談じゃねぇじゃん」ボソッ

 

一誠君なんか言ったかい?そんなことを話しながらグレモリー部長は着替えて出てくる、自分で招いておいてシャワーに入っているとは教育がなってないなぁ・・・

 

「ようこそオカルト研究部へ、歓迎するわ」

 

「一誠君帰るぞ」

 

『『『え?!』』』

 

そこにいたオカルト研究部のみんなが驚いた声を出してこちらを見てくる

 

「え?!何でだよ兄ちゃん!」

 

「自分で呼んでおいてシャワー浴びてるなど教育がなってない、話す価値なし」

 

「な、なんでよ!」

 

理由を言ったのになんでとは・・・いやマジで帰っていいかな・・・

 

「あらあら、逃がすと思いまして?」

 

「本当は嫌ですが・・・逃がしませんよ先輩」

 

「僕も黙ってみてるわけにはいかないね」

 

「あ、みんなやめておいた方が・・・」

 

一誠君が3人+αを止める、まぁ・・・どうってことないんだけどね、本当は争いごと嫌いなのに・・・

 

「いいよ一誠君、ワガママ娘を庇う必要はないさ」

 

「わ、ワガママ・・・ですってぇ・・・?」

 

後ろから殺気が漏れているが関係ない、仕方ない、面倒くさいことは嫌いだから仕方ないよね・・・?

 

「………通せよ」

 

威圧に気を乗せて放つ、気合砲に近い使い方だが相手にダメージを与えるような技ではない、どちらかと言えば―――

 

『『『ッ・・・!』』』

 

こうやって相手を黙らせるのに適している、さて、帰ろうかな

 

「ね、ねぇ兄ちゃん・・・話だけでも聞こうよ、ね?」

 

「えぇー・・・まぁ・・・いいけど・・・」

 

俺は気を乗せた威圧『気合眼』を解く、オカルト研究部のみんなは鎖が外されたみたいにその場に座り込む

 

「さ、話を聞かせてもらいますよ、グレモリーさん」

 

「え、えぇ・・・」

 

話を聞いてみれば俺達を襲ったやつらは堕天使と呼ばれる者達らしい、俺が適当に着けた名前がまさかまんまだったとは・・・

 

そして堕天使達を退けた俺達は今後堕天使達に襲われる危険性がある、そして一誠君に宿っている【神器(セイクリッド・ギア)】という超能力みたいなものが宿っていて更に危険だ、だから私たちが守ってやると、簡単に言えばこんな感じらしい・・・

 

「はぁ………俺らのこと見くびってませんか?グレモリーさん」

 

「な・・・だってあなたたちは人間なのよ?!それに私達といればあんぜ―――」

 

「リアス様、いえリアスさん、やっぱりあなたは兄ちゃんの事を見くびってますよ、多分、いえ絶対ここにいる3人じゃ兄ちゃんには勝てません」

 

「どうしてそんなことが言えるんだい?人間が悪魔に―――」

 

そこまで言って小猫ちゃんが言い張る

 

「じゃあ戦ってみましょうよ、それなら分かります」

 

あの小猫ちゃんがそんなこと言うなんて・・・でもその一言でみんなやる気満々になってしまったようだ、はぁ…争い事は嫌いだと言っているのに

 

オルスvision fade-out

 

 

一誠vision start

 

そして俺と一誠君、オカルト研究部のみんながグラウンドに出る

 

「今結界を張りましたわ、ちょっとやそっとじゃ壊れませんよ?♪」

 

「そうですか、果たして結界を維持しながら俺と戦えるか見ものですね」

 

「やばい、兄ちゃんにスイッチは入ってしまった・・・」

 

兄ちゃんのスイッチ、それは兄ちゃんが自分で言っていた【戦闘民族サイヤ人】の血が関係しているだろう、本当の兄ちゃんは争いなんて好まない、だけど戦いになった時にスイッチが入る、()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「さぁ、誰から俺とやる?」

 

「僕から行かせてもらおうかな、先輩のその自信満々の強さが気になるしね」

 

「そうか、まずは木場君だね、小猫ちゃんカウントを取ってもらっていいかい?3秒カウントを取って0になった瞬間が試合の始まりだよ」

 

小猫ちゃんは「分かりました」と言ってカウントを取る、俺?俺はガードしてるよ、だって兄ちゃんのトレーニングの内容には―――

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

ドヒュウウウウウウウウウン!!!!!

 

俺は気を気を腕と足に纏わせる、トレーニングで生み出した新しい気の使い方【気の鎧IN腕足(オーラメイルverアームレッグ)】だ、木場君ならこれで十分だろう

 

「オルス先輩からどうぞ」

 

「へぇ、騎士道精神ってやつかな?ならお言葉に甘えさせてもらおう、まぁ―――」

 

 

 

 

それが仇にならないといいなぁ?

 

 

 

 

バゴンッ!!!

 

聞こえた音はそれだけ、兄ちゃんが動いたと思ったら木場が朱乃さんが張った結界まで殴り飛ばされる、まぁ、兄ちゃんならやって当然かな

 

「さ、あと3人、いや2人かな?これでもまだやるかい?」

 

リアスさん含めた3人を見ると顔が青ざめている、兄ちゃんの力の鱗片が見えたのかもしれない、え?堕天使の時に使えばいいじゃないかって?その時はまだ()()()()()()()()()()、堕天使達が逃げた後、そのあとに考え付いた

 

「あらあら・・・あの時の事を見ていましたけどその技は見たことがありませんね・・・」

 

「俺は性格に似あわず()()()()()なんだ、自分が強くなるためには人を犠牲にするまでにはいかないが手段は択ばないぞ?」

 

これでみんな分かったはずだ、兄ちゃんの・・・【戦闘民族サイヤ人】の力が・・・

 

 

一誠vision fade-out

 


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