オルスvision fade-out
「んあ……朝かぁ・・・ふぁ~」
目が覚めて俺は布団をたたむ、時間は4時で外が暗く日が出ていなくて気温も寒い
「さて、今日もトレーニングしますかね」
俺の朝はこれだけ、あとは一誠君が一緒に来るぐらいかな、そのほかは母さんの朝ご飯を食べて学校に行く、これが俺のいつもだ
「一誠君は今日の調子どうだい?勉強の方は分からないところはある?」
「大丈夫だよ、兄ちゃんこそ体壊してない?」
「大丈夫大丈夫、それよりも部室に行こうよ」
学校が終わって部室へ向かう、あれ?この気は覚えがないなぁ・・・だれだろ、まぁ入れば分かるよね
「こんにちはー」
「うっす」
「あら、オルス君にイッセーじゃない」
中にはいつも通りのグレモリーさん達、そして見たことはある……えーっと……確か……生徒会の人たちだったようなぁ……うん、分かんない
「こちらは生徒会長の
「初めまして支取さん、俺の名前は兵藤オルスと申します、以後お見知りおきを」
「丁寧にありがとうございます、先ほどリアスが説明してくれましたが私は支取蒼那と言います、よろしくお願いしますね」
支取さんは丁寧に挨拶をしてくれる、、その隣には男の子がいる、一誠君と同い年だろうか?凄く不機嫌そうだけど・・・
「どうも、俺の名前は匙元士郎、2年で会長の
「こちらこそよろしくね、俺の名前はさっき聞いたよね?」
「俺は兄ちゃんの弟、兵藤一誠だ」
俺と一誠君が自己紹介をすると匙君は握手を俺に求めてくる、え?大丈夫だよね?いきなり呪い殺されたりしないよね?
「よろしくお願いしますよセンパァイ……」
「うん、よろしくね、でも1つ聞きたいんだけど何で君は俺の手をギリギリと強く握りしめてるのかな?痛くないけどさ」
「いやぁなんでもないですよ、先輩も思いっきり握り返してくれてもいいんですよ?」
ニヤニヤしながら匙君は言う、え?本当にいいのかな、トマトみたいに潰れたりしない?
「んじゃ遠慮なく」
「んぎッ?!イデデデデデデデデ??!!!」
「全く・・・サジ、あなた何やっているんですか」
あらぁ、やっぱりこうなるよね、さりげなく気を送って直しておこう
「あ!ごめんね?!君の手潰れていない?!大丈夫??!!!」
「だ、ダイジョウブデスヨ・・・ハハハ」
聞く人が聞けば煽っているようにしか聞こえないだろう、しかし性質の悪いことにこのサイヤ人は言い放っていることは全て本心からの声だ、責め立てようにも出来ないだろう
「お、お前ら・・・本当に【兵士】か?!その力おかしいだろ?!」
「?君何か勘違いをしていないかい?俺達はグレモリーさんの眷属じゃないよ」
「はぁ?!」
あれ、何でこんなに驚いているんだろう
「ま、まぁ、取りあえず今日はこれぐらいにしておきましょう、帰りますよサジ」
「はい会長!!!」
そういって2人は新校舎へと帰って行った、今日の部活動はこれで終わりらしい、取りあえずは家に帰った
~数日後~
今日の学校は盛り上がっている、今日という日は球技大会、周りはみんな盛り上がっており意気込んでいる様子だ
「あれ?グレモリーさんは?」
「部長なら部活対抗の種目を見に行ったよ、結構楽しみにしていたようだし」
そんなことを一誠君と話し込んでいると向こうからグレモリーさんが向かってくる、何やあら不敵な笑みを浮かべておりその顔は悪魔と呼んでも多分大丈夫だろう、多分
「ふっふっふ・・・勝ったわ!この勝負勝ったわよ!!!」
「そんなに自信があるんですか?一体どんな種目だったんです?」
俺の言葉に更に口元をニヤリと上げる、そして大きな声で種目名を言った
「ドッジボールよ!!!」
うん、もう察した
少し時間がたち俺達のクラス、俺たちがやっているのはサッカーで俺のポジションはなんと
「さあみんな!気張って勝ちに行くぞコラァッ!!!」
『『『『『応ッ!!!』』』』』
俺の一声でみんなが声を上げる、さぁ、
「いけオルス!お前の必殺シュートをかましてやれ!!!」
「あぁ!ハァアアアアアアアアアアアア!!!!」
足に気を込めて一気にボールに流す!そうすることで俺の蹴りこんだボールは光を帯びる!
「必殺!
『出たぁあああああ!!!あれぞオルス選手の必殺技!どこぞの超次元サッカーの真似をしたいという理由で生み出した
その後は他の人が見ればイジめに近いだろう、俺が9割シュートを撃ちこみ18対0と俺のクラスが圧勝だった
「うーん、兄ちゃんやりすぎ」笑
「まぁまぁ、勝負はいつでも本気でやらないとね、そういえば一誠君達はいいの?部活対抗ドッジは」
「大丈夫だよ、そうだ!兄ちゃん俺いい事考えた!耳を貸してよ!」
一誠君のアイディアを聞いたけど面白そうだ!さて、先生たちにそれを出してこよ
オルスvision fade-out
一誠vision start
兄ちゃんは相変わらずやると思った、まぁ体育の授業でも
「イッセー避けて!」
おっと、危ない危ない、今は生徒会のみんなとドッジボール中だ、てか匙の野郎が俺ばっか狙いやがる、嫌がらせか?てか俺もやり返してやろう、な!
『あぁ、そうだな相棒、こちらとしてもやられっぱなしは性に合わん』
そう、真夜中にトイレに行ったら心の中から声が聞こえてきてな?いきなり精神世界?に飛ばされたから色々と話していたんだ、こいつは俺の【神滅具】に宿るドラゴン、
『よし、ならば聞こえないように内側で倍加してやろう、3回でいいな?そこで一気にあの黒いのに撃ちこめ!』
よっし!んじゃ行くぜ匙め!
「喰らえ匙ィ!兄ちゃんの真似事だが必殺だ!
「え、ちょ、はや―――んおぉおおおおおおおおおおおおおおお??!!!」
俺の放ったボールは匙の体にめり込む、赤い閃光となったドッジのボールは当たった瞬間燃え尽きた
「ちょ、一誠君力込めすぎ!ボール燃え尽きちゃってるよ?!」
兄ちゃんから注意の声が飛んでくるが俺達のドッジボールは終わった、しかし何とアナウンスで驚くようなことが放送される
一誠vision fade-out
オルスvision start
「さてさて、俺も準備しようかな」
格好を戦闘スタイルに変えてグラウンドへ出る、そこにはドッジボールを終えたばかりのオカルト研究部と生徒会役員がそこにいた
「さぁ、君たち覚悟はいいかい?俺と勝負ね♪」
『『『はぁあああああああああああああああ??!!!!!』』』
オカルト研究部と生徒会役員の声がグラウンドにこだましたが関係ない、ちなみに勝負は俺の圧勝だった
オルスvision fade-out