ハイスクールD×D サイヤと奏でる悪魔の軌跡   作:厄丸

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第10話 サイヤと登山とfightingと

オルスvision start

 

 

「ねぇ!ちょ、2人とも行くのが早い!」

 

「道はこっちであってますよね?こんな道軽い軽い、なんならその荷物も全部持ちましょうか?俺にとってはいいトレーニングです」

 

「俺は兄ちゃんのトレーニングに毎日付き合ってますから、全然楽勝ですよ」

 

俺達は焼き鳥君が来たその日の次の日、つまり今日は山登りをしている、正確には山登りではなくグレモリーさんの別荘に行くのが今日の目的でそこでトレーニングをするらしい

 

「おぉ、ここですかね?」

 

「そ、そうよ・・・ゼェゼェ…ここが私の・・・ハァハァ・・・別荘で・・・ンッハァ・・・みんなで鍛える場所よ・・・」

 

「一誠君達早すぎるよ・・・ッ」

 

「もうちょっと・・・ゆっくり行っても・・・良かったじゃないですか・・・」

 

「・・・」←アーシアちゃん

 

みんなだらしないないぁ・・・こんなんでへばっていたら焼き鳥君に勝てないだろうに、まぁ俺にとってはいつもの修行を更に激しくすればいいだけだからね

 

「と、取りあえずはついたわ・・・ふぅ、さて、取りあえずみんな着替えましょう!私たちは2階で着替えてくるわね」

 

「分かりましたよー」

 

そう言って俺達男性陣は残った、木場も浴室の方に行って着替えを始めるようだがヒョコっと現れてこう言い放つ

 

「覗かないでね?」

 

「「覗かんわ」」

 

さて、俺達はいつもの格好で修行をするから関係ないけど・・・どうしようかな

 

「みんなを待っているのは暇だから先に俺達でトレーニングを初めてようよ!」

 

「その案いいね、んじゃ俺達は先に行こうかな」

 

俺達は外に出る、2人して簡単な準備運動を始める、俺達が簡単な準備運動をしてやることは1つだ

 

 

 

 

 

ドヒュウウウウウウウウウウウウウウン!!!

 

バシュンッ!!!!!

 

 

 

 

 

【本気の気の鎧】(オーラメイルverフルパワー)

 

【神滅具:赤龍帝の籠手】(ロンギヌス ブーステッド・ギア)

 

俺達は口角を上げて同時に言い放つ

 

「「さぁやろうか、今の俺はちょっと強いぞ?」」

 

 

 

瞬間、大気が震えた

 

 

 

オルスvision fade-out

 

 

リアス・グレモリー vision start

 

 

な、なんなの・・・あれは・・・?

 

「いいぞ一誠君ッ!この前よりずっと強いじゃないか!」

 

「兄ちゃんだって!本気を出してないくせによく言うぜッ!!!」

 

私達が着替えて外に出ようとするとテーブルに乗っていた水の入っているコップが震えているのが分かる、その瞬間いきなり衝撃波が飛んできて何事かと思って外を見てみれば・・・

 

「お、オルス君とイッセーってあんなに強かったの・・・?」

 

「しかもあれでお互い本気じゃないらしいですわ・・・」

 

私達・・・本当に追いつけるのかしら・・・心配になって来たわ・・・

 

「と、取りあえず部長、僕達も外に出ましょうよ」

 

「そうですよ、私は絶対にオルス先輩に追いつけるようになります」

 

み、みんなぁ・・・そうよね・・・部長の私がくよくよするわけにはいかないわよね!

 

「分かったわ!みんな一緒にがんばりましょう!」

 

『『『オーッ!!!』』』

 

 

リアス・グレモリーvision fade-out

 

 

オルスvision start

 

 

『Boost!』

 

「また2倍強くなったのか!いいねぇ!最高に燃えてくるよ!!!」

 

「さぁ兄ちゃん!verフルパワーだと俺の方が速いな!兄ちゃんの本気を俺に見せてよ!」

 

一誠君も言うようになったねぇ・・・なら俺だってその期待に応えようじゃないか・・・ッ!

 

 

 

 

 

ドヒュンッ!!!!!!

 

 

 

 

 

【本気の気の鎧第二段階】(オーラメイルverフルセカンド)ッ!まだまだヒートアップして行くぞ!!!」

 

「俺だって負けるもんか!!!」

 

『Boost!Boost!Boost!』

 

「そこまで!」

 

「「え・・・?」」

 

誰だよ・・・俺達の戦いの邪魔をする奴は・・・!

 

「それ以上やられると私たちが鍛えることが出来なくなるわ」

 

「た、確かに・・・ヒートアップしすぎたね・・・ちょっと抑えようかな」

 

そういって俺は【本気の気の鎧第二段階】(オーラメイルverフルセカンド)から【本気の気の鎧】(オーラメイルverフルパワー)へと出力を下げる、やっぱり本気に近い力を出すとサイヤ人の血が騒いで仕方がない、本当に抑えられなくなりそうだ

 

「よし、ならもう決まっているようなものじゃないのかな?」

 

「と言いますと?」

 

その言葉に姫島さんが問いかけてくる、だって相手が相手でもう決まっているようなものだしなぁ・・・

 

「まずはグレモリーさんと姫島さんで組手、2人とも攻撃魔法だったよね?まずは自分の魔力がどれぐらいあるかを把握しないと、木場君も小猫ちゃんもアーシアちゃんも同じ、自分の本気をまず知らないとね」

 

「確かに・・・それは言えているかもしれないね」

 

「てことでみんな俺と勝負ね」

 

『『『『『え・・・?』』』』』

 

え?なんでみんな困惑した表情でこっちを見るの?俺なんかおかしいこと言ったかな・・・

 

「兄ちゃん、兄ちゃんこそみんなとの力の差を考えようよ・・・汗」

 

「大丈夫大丈夫、勝負と言ってもみんなの得意分野だよ、木場君とならここの外を同時に走ってスピード勝負、アーシアちゃん達となら俺は気を、アーシアちゃん達は魔力を全力で高めてもらう」

 

「な、なるほど・・・」

 

「確かにそれなら私でも出来そうな気がします!」

 

そうと決まれば早速やらないとね、さて・・・いっちょ始めますか!

 

 

オルスvs木場 祐斗

 

 

「さぁやろうか木場君、本気でやらないと俺のスピードは越せないからね?」

 

「望むところですよ・・・先輩相手に手を抜くなんてもったいないです!

 

 

ready……fight!!!

 

 

ファイトの合図で一気に駆け出す、うん、なかなかのスピードだね

 

「良いスピードじゃないか、でもそれが君の本気かい?」

 

「まだ・・・まだッ!」

 

おっと、更にスピードをあげたか、俺の今の状態、【本気の気の鎧】(オーラメイルverフルパワー)についてこれるなんてね・・・手合せした時より早くなっているようだけど・・・これは相当特訓したようだね

 

「でもねぇ―――」

 

 

 

()()()()()()()()()()()()

 

 

 

「ッ??!!!」

 

俺は気を高めて【本気の気の鎧第二段階】(オーラメイルverフルセカンド)に一瞬で切り替える、結構疲れるけど一瞬で切り替えることぐらいは出来るからね。

 

「んじゃ俺は先に行かせてもらうよ、じゃあね♪」

 

ドヒュンッ!と音がして一気に木場君を追い抜く、俺がゴールした時には木場君は10秒ほど遅れて来た、でもこれぐらいならまだまだ強くなれそうだね

 

「流石オルス先輩・・・【騎士】(ナイト)の僕をあんな簡単に追い抜くなんて・・・」

 

「そうだねぇ・・・でも木場君はまだ強くなれるよ、それは俺が保証するさ♪」

 

「ッ・・・はい!」

 

さ、次は・・・グレモリーさん達かな?

 

 

WIN 兵藤オルス!

 

 

オルスvsリアス・グレモリー&姫島朱乃&アーシア・アルジェント

 

 

「よし、んじゃ始めましょうか」

 

「あらあら、オルス君はあの鎧は着ないのかしら?」

 

「確かに・・・私たちを見くびっているのかしらね?」

 

ん?どうやらお二人さんは勘違いしてるようだね・・・

 

「あれは俺がスピードや力、つまり接近戦をするときになる形態の1つなんです、気を高め合うこの勝負だとかえって邪魔になるんですよ、見くびっているわけではありません」

 

「なるほど・・・」

 

さぁ始めようかな・・・俺はゆっくりあげて最後に一気に上げる形でいこう

 

 

Ready・・・fight!!!

 

 

「ハァアアアアアアアアアアアア・・・ッ!!!」

 

「行くわよ2人とも!力を合わせてオルス君に勝つのよ!」

 

「はい!」

 

「行きますよぉ♪」

 

俺が高めたと同時に3人で魔力を高め合う、でもそれが間違いだって気づいていないようだね

 

「な、何故なの?!」

 

「ち、力が抜けますぅ・・・」

 

「あらあら・・・おかしいですわね・・・」

 

「当然、そもそも3人は魔力の性質が違うんですよ、グレモリーさんは消滅、姫島さんは雷、アーシアちゃんは回復、表面だけの融合じゃ合体は出来ません」

 

俺のアドバイスで3人は別々に、高めることに決めたようだ、でも3人に分散しても結局は俺に勝てなかった

 

「や、やっぱり負けてしまったわ・・・」

 

「悔しいです・・・」

 

「どうしたら勝てるのかしら・・・?」

 

「俺は【()()()()()】としか言ってません、もっと深いところ、つまり自分の魔力の根源ですね、元は同じ魔力なのでそこに到達出来れば俺に勝つことも出来ますよ」

 

なるほどと言って3人はそれぞれの特訓に取り掛かる、次は一誠君と小猫ちゃんかな?小猫ちゃんには俺と一誠君の試合をゆっくりでいいから読み取れるようにしてもらいたいな

 

 

WIN 兵藤オルス!

 

 

「さ、次は小猫ちゃんと一誠君だよ」

 

「やっと俺の番だ!絶対に勝つぜ!」

 

「待っていました、手取り足取りお願いします」

 

一誠君は滅茶苦茶やる気に満ちている、でも一誠君には悪いけど小猫ちゃんを鍛えるほうが先決なんだよね・・・

 

「えー?!そりゃないよ兄ちゃん!」

 

「まぁまぁ、今夜俺と一緒にやり合おうよ、そこでさっきの決着を付けようね」

 

一誠君をなだめて俺達は構えを取る、良い構えだね、これはやりがいがありそうだ

 

「それじゃあ小猫ちゃん、俺達の動きを少しでもいいから読んでみるんだ、まずは本気じゃなくてこの状態、俺は普通の、一誠君は神器を出すけどBoostは3回までの勝負で大体互角ぐらいだからね」

 

「分かりました」

 

「行くぜ兄ちゃん!」

 

こんな調子で俺達の特訓が始まった、最初の1日目はこんなもんでいいだろう、2日目はもっと激しく行く予定だけど大丈夫かな・・・

 

俺はそう思って眠りについた、起きた後に昨日の夜に一誠君がなんか吹っ切れたようだけどあとで聞いてみようかな・・・

 


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