シュウ「マサキが女体化すれば私もホモ呼ばわりされなくなるのでは?」マサキ「ふざけんな」 作:久保サカナ
これからも精進していきますのでよろしくお願いします
またまた超難産でした、戦闘描写難しい…
ここのマサキは前前世➕ランドールの前世➕マサキの現在で実年齢は100オーバーです、精神年齢もかなりのものです
「ジャオーム 出るぞ!」
格納庫から外に飛び立つと街中に魔装機とテロリストのものらしき機体が見えた。
「誰だ!ジャオームに乗っているのは」
と声をあげるのはまだディンフォースに乗っているヤンロン、何気に魔装機神以外に乗ってるヤンロンってなんだか新鮮だな。
「マサキ!?安全な場所に待ってて言ったじゃない!」
とファルクに乗っているテュッティ、心配してくれる所悪いがあのまま彼処にいても操者だと思われてたと思うぜ。
「 悪りぃな、 待ってるのは性に合わねぇんだ。助太刀させてもらうぜ!」
と叫ぶなりディスカッターを鞘から抜き放ちテロリストの機体を一閃、返す刀でもう一機も撃墜、見ていた操者達から感嘆の声があがる程見事な太刀筋だった。
(長いこと実戦から遠のいていたがやれるな、テロリスト位なら楽勝だ!)
更にスラスターを噴かせて敵へ向かって行くと、どうやらテロリスト達は撤退の構えを見せている。
( そういやこいつら原作通りなら金で雇われてたんだったな。)
その後、結局テロリスト共を深追いするよりも人命救助や建物の消火、瓦礫の撤等などの復興に重点を置くことになった。
魔装機操者達も治安局に集められ俺という新入りもいることだし…と自己紹介と現在の状況確認という流れになった。
「僕はホワン・ヤンロン、中国人だ」
「私はシモーヌ・キュリアン、フランス人よ」
「マサキ・アンドー、日本人だ。なんというか国際色豊かなメンバーだな」
「魔装機操者は世界中から集められているからね」
そう言いながら現れたのは黄緑髪に高貴な印象を持つ人物だった。マサキはその姿に何処となく見覚えを感じたと同時に、何とも言えない危うさを感じた。
「 私はフェイルロード・ グラン ・ ビルセイア、このラングラン王国第一王子にして治安局次長を務める者だ」
(ビルセイア…ゲインやフェリーヌの子孫ってことか、通りで既視感が有るはずだぜ)
「だが固苦しいのは嫌いでね、フェイルで構わないよ」
そういうとマサキの方に向き直り、
「マサキ、初めての実戦でありながら見事な戦いだった。その腕を見込んで頼みがある。しばらく我々に協力してもらえないだろうか」
マサキにとって願ってもない話である。ラ・ギアスを守ることが使命とするマサキにとっては渡りに舟であった。
「あぁ、いいぜ。やってやらぁ」
「あら、マサキそんなに簡単に決めちゃっていいの?拒否することも地上に帰る事もできるのよ」
「別に地上に帰っても1人だしな、家族もいねぇし丁度いいぜ」
「 そう…貴方も独りなのね… 」
悲しげな顔をするテュッティにマサキは内心
(ルビッカの奴か…見つけ次第始末しておかねぇと…、リカルドは殺させねぇぜ)
と物騒なことを考えていた。そうしているとテュッティは話を変えるように
「じゃあ、寝泊まりする所が必要ね、ゼオルートさんに話を通して置くわ」
「 ゼオルート?」
「 王宮の武術指南をしている方よ、あなたのことも見てくれると思うわ」
そうしてマサキは久々の実戦を終えたのだった。