シュウ「マサキが女体化すれば私もホモ呼ばわりされなくなるのでは?」マサキ「ふざけんな」   作:久保サカナ

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超難産でした。
実は魔装機神はⅡまでしかプレイしてません、プロットも考えてません
それでもスパロボと魔装機神の良さを皆に届けたいと思って書いてます
そんな作品でも読んでくれてありがとうございます





ラ・ギアスへ

(…サキ、…マサキ)

聞きおぼえのある声がしたと思ったら見覚えの無い部屋に居た。

ヨーロッパのような重厚な石作りの建物だとわかる、見たことのない巨大な機械もあった。

 

( この感じ!わかるぞ、ラ・ギアスだ!)

 

久しい魂の故郷に還って来た歓喜に身体がぶるりと震える、この喜びを今にも叫び出したいほどだった。

 

空気…風の匂いから違う、今にも精霊達の囁きが聞こえてくるようだ。

 

「あら、また召喚された人がいたのね」

マサキが悦に浸っている所に声をかけてくる人物がいた、白いスーツを纏った豊かな金髪を持つ美女だった。

 

「私の名前はテュッティ、テュッティ・ノールバックよ。貴方は?」

 

「安藤真咲…いや、マサキ・アンドーだ」

 

「マサキ…ね、ようこそラ・ギアスへ。ここは地球の中にある地底世界よ。ほら、窓から外を見てみてボールの内側みたいでしょ」

 

(原作通りだな砂糖の死神、17歳教徒さんよ。とりあえず話を合わせておくか)「な、なんだってー(棒)」

 

「…貴方全然驚いて無いでしょう」

 

「いや、ジオンがガンダムファイトでケリつけようとして来た時位は驚いた、というか日本人にとって剣と魔法の異世界に召喚されたり転生したりするのは安直な展開だからな、もうハーメルンとかなろうとか異世界転生ものばかりだぜ 」

 

俺もそーだけどなーというのは内心に留めておく。

 

「(ガンダムファイト?ハーメルン?)まぁいいわ、これから案内するからついて来て…」

 

とその時、テュッティの懐からコール音が響いた、取り出すと何やらやりとりをし始める、すると

 

「ごめんなさい、案内は後でね、貴方はここで 待ってて」と言うなり外に駆け出してしまった。

 

マサキにしてみれば「出るなよ、絶対出るなよ」というフリである、もう久々のラ・ギアスでウキウキが隠せないマサキはスキル方向音痴:EXでありながら知らない場所に出るという暴挙に出てしまった。

 

外からのテロらしき騒音を聞きつつマサキは格納庫をどっこかなーどっこかなーと探していると、その辺にいた兵士に話しかける。

 

「おい、魔装機操者なんだが格納庫まで案内してくれねぇか?」

 

「はい!こちらです、敵の数が多くて苦戦していた所で」

 

案内された先にあったのは青いボディと翼を持ち鋭角的な印象を持つ陽炎の魔装機ジャオームだった。

(おお!サイバスター程じゃあねぇけどこうして見るとカッケェな) 「ハッチとシャッター開けてくれ!このまま出るぞ!」

 

わかりました!、という兵士の声をよそにコックピットに乗りこんだマサキは3度目の人生初となる魔装機の操縦に取り掛かるのだった。

 

(原作通りなら座って両脇にある玉に手を乗せれば…わかるぞ!操縦法が頭に流れこんで来た!いけるぞ!)

 

地上のパイロット達からは「チートだ!」と罵られても仕方ないような方法で操縦法を体得したマサキは開かれたシャッターから戦場に向け飛び立つのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




方向音痴:EX
・迷っても引き返さない
・近道をすぐしたがる
・道を聞いても、方向ぐらいしか頭に入れない
・番地や地図よりも、直感を信じる
・距離感覚がおかしい
・来た道は、二回曲がると忘れてる
・迷っても何か楽しそう

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