レムがゼロから始める異世界(日本)生活。(タイトルは仮)   作:桃音@まゆすきp

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5000字は最低欲しいと言われたので、努力しますが、今回は3500字で勘弁してください!
多分体力が持たないので凄く投稿が遅れます!
早くお届けできるように頑張るので見捨てないでー!

誤字報告ありがとうございました!

ちなみにこの小説のモットーは「R・M・T!(レムりんマジ天使」です。
そして作者はノリと勢いとレム教への信仰心で生きています。


「おかえり」

「昴…?どうしたの?」

 

お母さんが目の前にいる。

俺の家の前だし、遭遇の確率が高いのも理解はしている…!

 

してるんだけどさー。なんか、もうちょっと感動の再会っ!的なのないかな?そこんところ、どうよ、まいまざー。

いや、状況から単純に考えるとまさかとは思うけど…。

 

「お母さん、俺がコンビニに行ったのって何時?」

「昴が行った時間は知らないけど…でも、そんなに時間は過ぎてないわよ。」

「スバルくんのお母様ですか?」

「何この子、めっちゃ美人!え?まさか昴の彼女?お赤飯炊かなきゃ!?」

 

そんなに時間は経っていない、と。

てかお母さん、レムに今気づいたのか…。

 

「あ、え…えと、メイザース家当主に代わ……もごっ。」

「そういう堅苦しい挨拶はしなくていい!(小声」

「え、で…でも!」「でもじゃなーい!」

 

ヤバい、お母さんが怪訝そうにこちらを見ている。

 

「あ、あははー。この子、厨二病ってやつでさー!」

「ちゅーにびょー?」

「あ、昴と似たような子なのね…(可哀想な子を見る目」

 

いやいやその扱いはねーよ!?

 

「とにかく家入っていいかな?」

「そうねぇ、家の前で立ち話もアレだしねぇ。」

 

やっと家に入れる…。

お母さんが走ってリビングの方へ向かう。

 

「スバルくん、スバルくん、ここでは靴を脱ぐんですか?」

「おう、そうだよ。」

 

そういや、レムはメイド服のまんまだ。

端から見れば、美少女メイドを連れたドラ息子のお帰り?

 

「父ちゃんがどんな反応をするのやら…。」

「こんな反応だーーーーーっ!このドラ息子めっ!こんにゃろこんにゃろっ!」

「ぐぇ!?」

 

不意うちでヘッドロックをかけられる。いてぇし、苦しい…父ちゃんからの愛情がミシミシ…つ、伝わってくるぜ。

 

「スバルくんに何をしてるんですか…?」

 

レムから伝わる殺気で、父ちゃんの力が緩む。

 

「このバカ息子!どんだけ心配させりゃ気がすむんだよ!!」

「す、すまねぇ。」

 

え、お母さんさっき、そんなに時間は経っていないって…。って、お母さん泣いてるし。

 

「昴、おかえり。」

「しかも帰ってきたかと思えば、メイドさん引き連れて帰ってくるし…本当に親不孝もんがぁっ!」

 

痛い痛いっ!

 

「スバルくん、ご両親を心配させるのはダメですよ?」

「そうだそうだ!お嬢ちゃん、もっと言ってやってくれよー!」

「本当にすみませんでした!もう苦しいからやめて!?」

 

やっと解放されたー。

 

「ごめんね、昴。本当はずっとずっと探していたのよ。

 

昴が居なくなってから1年と半年。」

 

 

 

1年と半年、その言葉を聞いて少し呆然とする。

そんなに時間は経っていたのか。

 

 

「昴、無事に帰ってきてくれてありがとう。」

 

お母さんの顔は少しやつれていた。父ちゃんなんか頬が少しこけて、目の下にはクマがある。

こんな両親の姿はみたことない。

 

 

 

「心配させて……本当にごめん。ごめん…なさい。」

 

 

気がつけば俺は泣いていた。

 

「本当にごめ…んっなさ…い。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思いきり泣いてようやく落ち着いたころ、レムについて聞かれた。

 

「レムは…この子は…なんていうか。俺の事を大切に思ってくれてる子。く、詳しくはあんまり話せねぇ。

あ、でもすっげぇいい子なんだぜ!掃除洗濯はもちろん、ご飯もうめぇ!その…しばらくうちに置いてくれない?」

 

しかし、こんな説明で許す程甘くないよな…。

 

「レムちゃん…だっけ?」

「は、はい。レムですっ。」

 

お母さんはレムに話しかける。

 

「ずっと、昴と一緒に居てくれたの?」

「えと、最初はエミリア様が…倒れて運ばれてきたスバルくんをお屋敷に連れてきてくれて…そこから先はレムは一緒でした。

 

でも、スバルくんは……レムの大好きな…ひ、人…です。」

 

ちょい待って!?俺の両親の前でそんな事を言われるとさすがに不味いというかなんというか!

 

「ねぇお父さん、どうしましょう?私、息子より娘が欲しかったのよねぇ。」

「息子を前にしてなにその告白!?」

「昴がお世話になってたみたいだし、いいんじゃねーか?

 

ただし!行方不明になってから今までの昴について、おいおい聞かせてくれよな。レムりん。」

「レムりん呼びは俺が先だったからな!?」

 

 

いや、異世界の話とか無理だろおい。

 

「わ、わかりましたっ!よろしくお願いします。

え、えっと。」

「お母さんでも、菜穂子さんでもなんでもいいわよ。おすすめはお母さんね!」

「俺はお父さんでも賢一でも、なんならお兄ちゃんでもいいぞ!」「ねぇ…お父さん…?」「父ちゃん、さすがにねぇわ。」

 

レムがくすっと笑う。

 

「わかりました!よろしくお願いします。お母さん、お父さん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

************

 

明日、スバルくんのお母さんとお洋服を買いに行く事になりました。

今、レムはスバルくんのお部屋でスバルくんを待ってます。

お母さんと夕食の支度をしているそうです。

 

スバルくんは、ずっと私達のそばに居てくれて…ご両親の事も全然知りませんでした。

 

「姉様…。」

 

ここに来てから全く姉様の声も意識も伝わりません。

 

 

"ここ"は一体どこなんですか?

 

大気中のマナが少なくて魔法すらあまり使えない、ここはどこなんですか?

 

スバルくんに聞きたいけれど、聞けません。

 

聞く事がなんだか怖いです。

 

「お姉ちゃん……レムは、どうすればいいんでしょうか。」

 

 

 

 

 

 

*********

 

「レムは、両親が居ないんだ。あ、ラムっていう姉様がいるんだけど、得意料理はふかし芋!それにマヨネーズかけるとマジで旨い!」

 

お母さんが一生懸命料理を作ってる後ろで父ちゃんと話す。

 

「エミリアた……エミリアは素直で優しくて、可愛くてほおっておけなくて…。俺の超大切な人。」

「レムちゃんが恋人じゃないの!?」

 

父ちゃんから関節技を決められる。ギブギブっ!

 

「浮気か!?浮気か!?いきなりハーレムしてんのかよ うらやましいな我が息子!!」

「マジでキツいからやめてね!?」

「えっと、マヨネーズ出しといてー。」

「そこで平然と要求できるお母さんさっすがー!」

 

冷蔵庫からそれぞれのマヨネーズを出す。

キャップ上にス、ナ、ケと書かれたマヨネーズ。

 

「レムちゃんの分はどうしましょう…?」

「レムには、マヨネーズ風呂で窒息させられかけた記憶があるが、まぁストックがあったよな?それ渡そうぜ。」

 

マヨネーズ風呂というワードに父ちゃんが眉を動かす。

 

「マヨネーズ風呂、あれは菜月家のロマンだ。

よくやった、レムりん」

「だからレムりん呼びは俺が先だったからな!?マイファザー!」

 

久しぶりの家族との会話。

気を張ってないと泣きそう。

 

多分、それはお母さんも父ちゃんも一緒で。

 

 

「スバルくん。ちょっといいですか?」

 

レムから呼ばれなかったら、また泣いていたのかな。

 

「じゃ、レムのとこに行ってくるわ。」

 

 

 

 

 

 

 

「スバルくん。重大な問題です。

 

全く文字が読めません。」

 

漫画を片手にレムが悲しそうな顔をする。

 

「よし夕飯終わったら文字の勉強!最初はひらがなから教えようか。」

「はいっ!スバルくん!」

 

 

 

 

夕飯として出されたのはグリンピース尽くしの緑の山でした。

おい、俺を殺す気か!?

 

「父ちゃん!息子の久しぶりの頼みなんだけどさぁ。」

「すまねぇ。俺は婆ちゃんからグリンピースだけは食うなと言われてんだ。」

「ちなみにお母さんもよ。」

 

そんな話初めて聞いたわ!

 

「スバルくん、好き嫌いはダメですよ?」

「そういうレムはグリンピース食えるのかよ!」

「食べれます(ドヤァ」

 

ドヤ顔で普通にグリンピースを食べてるレム。

 

「さて、レムのお手伝いはここまでです。かっこいいところを見せてください!」

「いや、絶対その台詞ここで使うところじゃないから!」

 

レムから応援されたところでグリンピースはマジで無理。

無理やり口に入れて飲み込んで

 

 

 

むせた

 

 

「グェッホゲホっ」

「丸呑みなんかするからよ?ほらお茶。」

 

グリンピースが気管に…。

 

「レムは信じています。スバルくんは好き嫌いなく食べれる人だって。」

 

レムのその言葉に父ちゃんが反応する。

 

「あー、俺もグリンピースっちゃおうかなぁ?」

「え?お父さん何を言ってるの?」

 

俺の皿からグリンピースを少し取って食べて

 

 

むせる

 

 

「グェッホゲホっ!」

 

お母さんから呆れた顔で見られる父ちゃんさすがだわ。

 

「マヨネーズ、やっぱりこの味だわ。」

 

俺は日本のマヨネーズを味わう。

レムも少し舐めてみて、

 

「ふむふむ。……で……すれば完璧でしょうか。

そしたらスバルくんも満足してくれて、撫で撫でしてくれる。と。」

「聞こえてるからね!?」

 

*********

 

「ごちそうさまでした。美味しかったです。」

 

スバルくんのお母さんのお料理は美味しくて、レムも頑張らなくては!と思います。

パジャマだけは持って来ていました。

それと鉄球さん。

スバルくんに何かあれば、なんとか応戦は出来そうです。よかった。

 

「レム、入っていい?」

 

鉄球さんを直して、パジャマをちゃんと着て言います。

 

「はい、大丈夫です。」

 

 

さぁ。スバルくんとの勉強を始めましょう。




先日、県外の某アニメショップに行ったところ
スバレムの同人ないかな~と思い、店員さんに「リゼロの同人誌ってありますか~?」と聞きました。



「すみません!ただいま、リゼロのBL本は在庫を切らしていまして!」
「とりあえずあの、スバレム本が欲しいんですけど。」

私はベーコンレタスを買いに来たんじゃないぜべいべー。
まぁ、リゼロの同人自体の在庫がなかったらしい。残念。R指定の奴すすめられたけど、好みじゃなかったから買いません。
ほのぼのしてていい感じのスバレム本見たら誰か情報くださいませませ。

あと余談ですが、以前レムりんで短編出してます。
よかったらどうぞ!

繋がってると言えば繋がってるし、繋がっていないと言えば繋がっていない微妙なラインですがw

1話目からお気に入り、感想、評価ありがとうございます!執筆の励みになります!
レムとの日常で是非やらかして欲しい事がありましたら、活動報告で募集してますし、メッセージも受け付けてますのでお気軽にどぞ!

感想でレムりんについて話かけられたらめっちゃ食い付きます。どうか引かないであげてくださいませ…


追記。
スバルの両親への説明の件ですが、散々迷った結果が今日の投稿です。
スバルの両親はなんとなくなんですが、何も言わなくてもレムを受け入れてくれそうです。
私達の知らない昴について教えてくれたらそれでいい。と一応条件付きで。
根掘り葉掘りは聞かないでしょう。
スバルが戻ってきてくれた事が一番嬉しいでしょうから。
という意味で少しあっさりとレムは受け入れられました。

あ、あと彼女居ない歴=年齢のスバルが女の子連れて帰ってきたら…ねぇw((

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