PERSONA XANADU / Ex   作:撥黒 灯

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 閲覧ありがとうございます。
 遅くなった理由は最新、そして1つ前の活動報告に書きました。
 洸コミュ9話。よろしくお願いいたします。


10月11日──時坂 洸(魔術師)(Ⅸ)──伝えるべきことがあるとすれば

 

 

 放課後。授業が終わってから、少し時間が経っての今。先程までは何とも思っていなかったのに、気付けば陽が赤くなった程度の時間帯。

 思いのほか時間が掛かってしまったことを反省しつつ、せめて残った時間を有効的に使おうと、境内へと伸びる階段を1歩1歩登りながら、思考に耽る。

 内容は、時坂 洸と岸波 白野の違いについて。

 そもそも何故自分たちが、似ていると言われるだろうか。端から見たら似ている自分たちが、実際のところどう違っているのだろう。

 ずっと気にはなっていたけれども放置してきたこと。それを彼との話し合いの前に今一度確かめておこうと思い、共通の友人たちに一通りのリサーチは済ませてある。

 思いのほか聞き取りが難航……はしてないけれども、聞く人数が多かった関係で、時間が掛かってしまった。とても多くの縁に支えられていることを改めて実感できたのは嬉しかったけれども、約束の時間に遅れ気味になってしまったのは反省点。得られた情報を纏めたいけれど、思考に割いて足を止めている暇は、流石にない。

 目に見える景色に、段々と境内の景色が映り込み始める。

 その左端。民家を囲む竹垣の前に、時坂 洸は立っていた。

 

「すまない、待たせた」

「いや、別にそこまで待ってねえ。それより……なんつうか、この前は悪かったな」

 

 ばつが悪そうな顔を浮かべた彼が、開口一番で謝罪の言葉を述べてくる。

 恐らく時間を経たことで本心を曝け出したことを冷静に振り返ったのだろう。あの時は勢いで言ってくれたが、その心の内を明かすのには大きな力が必要になったはず。

 だけれど、謝られたところで、無かったことにする気はない。

 

「謝ることなんてない。それよりも、謝るということはこの前の発言を覚えているんだな」

 

 自分の言葉を聞いた彼は、一層顔を顰めた。

 責められているとでも思われたのだろうか。そういうつもりではなかったのだけれど。

 それとも、話題を引っ張られることを嫌ったのか。

 ……いつもなら空気を読むべき所だろうが、せっかくの機会だ。色々な人に助力を願っているし、引き下がるわけにもいかない。

 

「ああ、そりゃあ、まあな」

「じゃあ、それに対する自分の発言は?」

「あー……対策を立てるって言ってたやつか?」

「そうだ」

「……ってまさか、今日呼ばれたのって」

「お察しの通り」

 

 対策を立ててきた、と言い放った自分に対し、洸の眼が若干見開かれる。

 何に焦っているかは前回判明した通り。正体不明の焦りと、それを解消する為の焦り。それらが上手くいかないことと、上手くいっているように見える岸波白野に対する嫉妬。

 ……まあ、対策は対策でも、荒療治にも程があるような行き当たりばったり手だけれども。まあそこは今の彼に知る由のないことなので、伏せておこう。

 

「ど、どんな対策なんだ?」

「単純な話で申し訳ないけれど、自分に対して嫉妬心を抱いているのなら、自分と戦ってみないか? という提案をしてみようと思う」

「……は?」

 

 本当に単純な話だ。戦って分かることもあるだろう。

 まあ言ってしまえば、璃音と明日香がやったことの焼き直しだ。

 向かい合って、拳を交えて、腹を割って話そうというだけのこと。

 まあ正直、他にも色々と方法はあるはずだけれど、気持ちの整理という意味では一番“正解”のような気がするのだ。

 特に、何かしらの負い目を感じているというのであれば、尚更。

 

「集合場所をここにしたのも、手っ取り早かったからだったりする」

「……そういえば、何で神社集合なのか疑問だったんだよな。てっきり修行の続きかと思って納得してたが」

「ちなみに、師範代には立ち合いをして欲しいと相談済みだ」

「根回し済みかよ」

 

 提案者だし、それくらいはする。

 ともあれ、宗介さんを待たせたままだ。洸自身納得していないだろうけれど、強引でもさっそく移動してしまおう。

 

 

────>九重神社【九重道場】。

 

 

「確認だが、立ち合いを務めるだけで良いんじゃな?」

「はい。場所を貸して頂いて、ありがとうございます」

「なに、見届けさせてもらおう。存分にやるとよい」

 

 頼んでおいて何だけれど、随分と好き勝手にやらせてくれるな。

 これが大人の余裕というものなのだろうか。

 そんなことを考えながら、借りた胴着の襟元を引っ張り直す。

 

「さて洸、準備は良いか?」

「ん……ああ」

 

 こちらの会話に聞き耳を立てながらも、黙々と準備運動を熟していた洸を呼ぶ。

 

「それじゃあまずは、本番前に軽く組み手をするか。あと軽く投げ合う感じで」

「ああ、しっかりアップすんのか。了解」

 

 互いに5本ずつ、アップと称して軽く投げ合いをする。

 投げ合いと言っても、詰める練習と受け身の練習みたいなものだ。真剣に試合をする以上、慣らしておく必要はあるだろう。

 お互い本調子でないと困るし、“最後の調整”も必要だったからな。

 

 そして、遂に練習時間が終わり、本番の時を迎える。

 自分と洸が向かい合い、構える。

 間に師範代が立った。

 

「では、改めてルールを確認する。試合は1本勝負。洸は岸波くんを投げる、もしくは1撃を急所に当てれば勝利。岸波くんは試合時間内に洸が勝利条件を満たせなかった場合にのみ勝利とする」

「──は?」

「制限時間は20分じゃ。なお、場外のルールは岸波くんにのみ適用される」

「いや、ちょっと待て」

「待ったなし。始め!」

 

 師範代の手が振り下ろされ、自分は間合いを測る為にも足を小刻みに動かし始めた。

 一方の洸は、まだ試合条件を飲み込めていないのか、動かない。

 

「洸、20分しかないぞ。良いのか?」

「いや、結構十分長えだろ」

「そうか? 自分は20分間ならお互いの集中力が持つと思ってこの時間にしたんだけれども。“それ以上粘ったら、洸の方が辛いだろう?”」

「……いや、でも流石にフェアじゃ──」

「洸」

 

 彼の言い分を、遮る。

 試合時間20分は、まあ確かに長いだろう。ルールだけを見れば、洸が有利だ。

 けれども、彼は敵が自分だと言うことが、まだ、分かっていないらしい。

 

「自分はこれでも、洸のことをよく観察してきた方だと自負している」

「ん? お、おう」

「後ろから洸の姿を見てきたんだ。今では動きを合わせることだって可能だ」

「……」

「分からないか? 通常の洸の動きであれば、見切れる自信があるって言ってるんだ」

 

 最初の頃は覚束なかった連携は、彼らの動きを把握することで出来るようになった。

 つまり、大体の動作は起こりさえ見てしまえば予想できる。

 すべて、命を賭けた戦いで磨かれてきたものだ。決して、侮られて良いものでもない。

 それに、微調整は先程済ませた。

 

「後ろから見ている洸と、対面した時の洸との刷り合わせは、さっき済ませた」

「!?」

「それでも、自分を捉えられると思っているなら、来ればいい。さっさと終わらせれば良いだろう」

 

 挑発だ。

 けれども、事実しか言っていない。

 先程のは準備運動だ。自分の“眼”の。どうしたって認識に差が出るし、距離がある通常の援護と試合とじゃ、感覚に誤差が出るのは必須。

 そのズレは先程の5本ずつ、計10本の立ち合いで解消させた、気分だ。まあ正直なところ全部が全部刷り合わせられる訳ではなかったけれど。

 まあでも、ここまで発破を掛ければ、乗ってくるだろう。

 

「……分かった。後悔すんなよ」

「そっちこそ、今無駄にした1分を後悔しないと良いけれどな」

「言ってろ!」

 

 まず前提として、掴ませない距離を保つのが必須だ。

 かと言って逃げ回っているだけでは、場外になる可能性があるし、何より疲れる。

 だから適度につかまれつつも投げられないよう足に留意しつつ、逆にカウンターを取って投げていく。

 当然勝利ルールにこちらの投げは含まれないので、距離を取って再開となるわけだけれども、一回区切る手としては使える。

 

「そこっ」

「──くっ」

 

 2度目の投げによる中断。当然仕切り直しの間は時計が止まっている。

 まあ胴着を直す暇さえもらえずに、またすぐに再開するけれど。

 

「くそっ、なんでだ……!」

 

 1回目は掴まれないよう結構粘ったから、3回目の立ち合いとなる今回でもう折り返しの時間は経過している。

 残り時間が半分を切ったことを確認し、洸にも若干の焦りが見え始めた。

 当然、仕掛けが雑になるので振り払いやすくなるのだけれど、そこは流石に経験者。2、3度払われた後、すぐに呼吸を正して立て直してくる。

 立て直された際の一瞬の油断を突かれ、掴まれた。

 拮抗する。

 

「なんで、と言うけれどな」

「は?」

「当然だろう。自分は修行の最初から、ずっと洸の動きを観察していたんだか、ら!」

「ッ」

 

 空いた隙で投げようとしたけれども、踏みとどまられた。

 なるほど、投げられないための努力。こうして相対してみると、よく分かる。厄介だ。

 

「どうせ最終的には洸と試合すると思っていたしな。こういう形とッ!? っと、とは思っていなかったけれど!」

「今のでも駄目か、よ!!」

「だから予習済みなんだって言ってるだろう!」

 

 ちょっとやそこらの奇襲では動揺しない。前回師範代に勝とうと、何度も挑む洸をただひたすら眺めていたのだから。

 

「なんでまたそんな段階から! 試合なんて!」

「いつだって洸は自分にとって、越えたい壁だからな!」

「意味が分からねえ!!」

「いつか絶対に訪れるであろう試合に、勝つための努力をしていたってことだ!」

 

 正直、自分にとっては洸の付き添いでしかなかった、今回の修行。

 まあ自分を見詰め直すというのも、魅力的な謳い文句ではあったけれど、何より洸と同じ土俵で直接対決ができることを楽しみに想い、彼の動きと、それを捌く師範代の動きを学んだ。

 ただ洸が投げられ続ける姿を見続けたのも、その為。どうすれば洸を投げられるか、それを考えていた。

 ……まあ、こうやって条件に当て込めて、逃げることと時間を稼ぐことに全力を出さなければ、疾うに負けていたのは自分だろう。そもそも試合でこんな消極的な動きをしたら注意が入るだろうし。

 真正面から戦って勝つことは、できない。だから“洸が攻め一辺倒になる状況を作り”、対応するべき幅を狭めた。そうすることで師範代に仕掛ける洸しかじっくり見ることが出来なかった自分の目を活かしきることに。

 

「それで洸! 1つ、聞きたかったんだ、が!」

「何だよ!?」

「洸はその焦りを解消した後、どうなりたいんだ!?」

「──」

「隙あり」

「!?──ぐっ」

 

 一瞬跳ねた彼の身体を強引に捕まえ、身を入れる。

 そのまま持ち上げ、すとんと投げた。

 ……人を綺麗に投げるのって気持ちが良いな。

 

「どうって」

「ただの目標の話だ」

「……いや、そういうのは」

「考えられない、と?」

 

 けれどそれは、違うだろう。

 試合再開の合図は鳴っているが、構わず話を続ける。

 

「時に洸、自分と洸が何で似ているって言われ続けたのか、理由って分かるか?」

「いや……人助けとかを積極的にしているからじゃねえのか?」

「それもあるらしい。あとはアルバイトとかの印象もあるとか。けれど、お互いしっかり縁を築いた相手は違うように思っていたらしいぞ」

「……それは?」

「その日その日を、必死に生きている感じがするから、だそうだ」

 

 または、目の前のことに全力を出して解決しようとしているところが、似ていたとか。

 まあ特に仲間内からはそんな声が多かった。祐騎なんかには、『行き当たりばったりっぽいところがそっくりだよね。生き急いでる感じがする』などと言われてドキッとしたけれど。

 一方、明日香は『見ていて不安になるところ』と言ってきたので、それはお互いさまでは? と思った。言わなかったけれども。

 けれども全員、2言目には、『まあ最近のハクノはそこまででもないけど』みたいなことを言ってくれた。

 それは何故か。

 単純に見つけたからだろう。自分が。

 夢とか目標とかの、切れ端のようなものを。

 

「詰まる所、今の自分と洸の差は、行動の結果に未来を、目標を持っているかの一言に尽きるのだろう」

 

 確かに杜宮へ来た当時、自分に焦りがあったことを覚えている。

 ……いや、過去形ではないか。

 成長しなければ、価値を示さなければ、何かを為さなければ、という焦りを今でも若干、感じている。

 感じているというよりは、忘れないようにしていると言っても良い。

 自分にとって、その感情の根源は、恩返しであるのだから。

 そして今の自分は、恩を返した先のことも、考え始めるようになった。恩の返し方についてはまだ考えているけれども、それと折り合いを付けられるような、何かを。

 

「ハクノは、持っているのか?」

「ああ。まあまだ漠然としているけれどな」

 

 目標についての話をするのであれば、この前からの修行だってそうだ。洸に勝ちたいという目標を持って取り組んでいた。

 異界攻略だってそう。リーダーとして、広い意味を含んだみんなでずっと何も失わず、元気に笑い合いたいと思って取り組んでいる。

 誰かの相談に乗る時だって、自分に問題を解決する力はなくとも、手助けをして、いづれ笑顔を浮かべてくれるようになることを願っていた。

 今の洸と話していることだって、またくだらないことで笑い合って、蟠りない関係性の友人で、仲間で、ライバルになりたいと願っているのだ。

 ただ目の前に問題が転がって来たからどうにかするのではなく、目標を抱いて解決に望む。そうして目標を立てて生きていくことの、夢を抱くことの重要性を、自分は色々な人との付き合いで学んできた。

 だから、教えるのだ。

 洸から人付き合いの方法を学んだ自分が、人付き合いの結果で得た物を、洸に。

 

「さっきは考えられないって言っていたけれど、洸だって目標を立てて動けるだろう!」

「いや、オレは」

「今回の修行は、自分を見詰め直そうとしたのは、焦りを解消するって目標を立てたじゃないのか!!」

「!!」

 

 洸はきっと、今の自分は焦りに対応するので精一杯だから、目標とかを考えることは出来ないとでも思っているのだろう。

 でも、それは違う。

 経緯はどうあれ、自発的に焦りを解消したいと動くことは、できたはず。だから、焦りを解消した先にどうしたいのかも、きっと願えるはずなのだ。

 

「焦りを解消することを目標としたのであれば、焦りを解消した後に何がしたいのかを考えるなんて、ついでのようなものだろう」

「……そのついでが難しいんだがな」

「手伝うさ」

「……至れり尽くせりだな」

「それでも、返しつくせないほどの恩は貰っているからな」

 

 ただの恩返しだ。

 初めてできた、同性の友人。色々な人と関わることに対しての、指針となってくれた彼への。

 

「目標を持てると、自分の行動1つ1つに意味が、想いが加わる。それを伝え合って初めて、充実というものを得るんだと、自分は思った」

「充実か」

「焦りとかからは無縁の言葉だからこそ、欲しくはならないか?」

「そりゃあ、できたら嬉しいがな……」

「洸にならできるさ。出来なかったら、自分や仲間たち、それに伊吹や小日向たちを頼れば良いじゃないか」

「……簡単に言ってくれる」

「簡単だと思って欲しいからな」

 

 焦りの解消は別問題でも、焦りとはまた別の行動軸を彼が見つけることができるようになれば、と思う。そのための協力を惜しむつもりはない。今日話した面々も、その為であれば力を貸すと回答してくれているし。洸には言わないけれど。

 

 ──と。

 

「そして洸」

「ん?」

「自分の勝ちだ」

「────はぁっ!?」

 

 いや、時間過ぎているし。

 時計を指差すと、彼の首がぐるんと回った。

 一瞬こっちをにらむようにして、視線がまた再度ズレる。

 

「言ってくれよジッちゃん!」

「ただの立会人に何を求めてるんじゃ」

「ああ、クソ! 納得行かねえ! ハクノも分かってて会話伸ばしてただろ!」

「そんなことない」

 

 そんなことあるけれど。

 だから20分だったわけだし。

 説得にはちょうど良いかな、と。

 

「もう1回だ! 口で負かされて、試合に負けたんじゃ立つ瀬ねえからな!」

「……口の方は負けを認めるんだな」

「あんなの負けだろ! 悔しいが納得しちまった!」

 

 そうか。

 ……そうか。届いたか。

 

「だからもう1試合やるぞ!」

「ああ。……ああそうだ、洸。終わったら温泉でも行かないか?」

「いいな! 今する話でもねえけど!」

「ゆっくり話をする時間も取れるだろう。あ、ちなみに九重先生からは、あまり遅くならなければ大丈夫と、洸の外出許可をもらっている」

「…………そこまで行かれると、最早どこから突っ込んで良いのかわからねえ」

 

 九重先生にわざわざ許可を取ったことか。

 あらかじめそこまで根回ししていたことか。

 何人この話に噛ませているのかとか。

 まあそこら辺だろう。自分が洸の立場で突っ込みを入れるのであれば。

 

「答えが出るまで何時間だって付き合う覚悟だ」

「……まさか、夜は泊る気か?」

「外泊の許可取る相手は自分にいないしな。洸が認めるなら泊れるけれど、許可出すのか?」

「出さねえよ!!」

 

 行くぞ、と構えを取り、開始の合図を師範代にお願いする洸。

 その顔が少しばかり明るかったのを見て、緩みそうになる頬を引き締め、こちらも臨戦態勢をとる。

 話し合いのお陰か、洸との縁が強まった気がした。

 さてそれでは、どこまで負けないで行けるか、挑戦してみるとしよう。

 

 

 

 

 結局今日は泊まらずに帰ることになった。

 夕飯は帰りに志緒さんの所で食べたけれど。洸の奢りで。

 別に気にしなくても良いと言ったが、お礼と言って押し切られてしまった。

 ……汗をかいて、流した後のカツ丼は、最高と言って良いな。

 

 

──夜──

 

 

 温泉にも入ったし、今日は早く寝るとしよう。

 

 

 

 

 洸や小日向たちとゲームセンターでエアホッケーをして遊ぶ夢を見た。

 

 

 




 

 コミュ・魔術師“時坂 洸”のレベルが9に上がった。

 

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