PERSONA XANADU / Ex   作:撥黒 灯

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9月15日──【鳥篭の回廊】友達

 

 

「っ」

 

 鈍い音が響き、衝撃によろめいた柊が、尻餅をつく。

 

「……?」

 

 何が起こったのか、柊も出来ていないようだ。

 隣で見ていたはずの自分もよく分かっていない。

 唐突に璃音がやって来て、頭突きをしたこと以外、本当になにも分からない。

 

「?」

 

 柊の視線が自分と璃音の間を忙しなく行き来する。

 いや、こっちを見られても分からないから。

 見ないでください。

 

「思えば、だけど」

 

 長い時間が経過したかのように錯覚するような静寂と気まずさの中、不意に声が響いた。

 璃音が口を開いたのだと気付く。

 

「あたし達ってケンカとかしたこと、なかったよね」

 

 あたし達、というのは、璃音と柊のことだろう。

 確かに、喧嘩らしい喧嘩をしている姿は見たことがない。というか、揉め事すら起こしていた記憶がなかった。

 自分たちと柊が起こした揉め事として記憶に新しいのは志緒さんの件。色々あって自分たちは柊と意見を衝突させていたが、その際も璃音はこちら側に付かず、柊に寄りそう立場を選んでいた。別に自分たちも敵対という敵対していたわけではないけれども、それでも璃音の方が柊に寄り添っていたように見えたことだろう。

 

「しよっか、ケンカ」

「……はい?」

「ケンカ」

 

 ……これは、止めたり、間に入った方が良いのだろうか。

 しかし、璃音にも考えあっての発言だと思う。

 ……そうだな、もう少し彼女を信じてみよう。

 

「きっと、今までの関係が心地よ過ぎたんだと思う。苦境を共にし始めたこともあってか、何気なく、きっかけなく仲良くなった。だから甘えてた部分もあったんじゃないかなって」

「何を言ってるかが分からないわ」

「やり直そうって言ってるの。友達として、もう一度ね」

 

 関係性を一旦清算しようと、彼女は言う。

 彼女が言うことは、少し極端だろう。しかし、言っていることが間違っているとも思わなかった。

 だからこそ、仲間という関係性を柊は蔑ろにした。蔑ろ、というよりは、軽く見ている、というべきだろうか。

 それが許されると思っている節があり、それで良いのだと感じているところがあったのだろう。

 そこをまずは、正さないといけない。

 ……ということを言いたいのだと思う。

 

「さっきから聞いてたらさ、来るべきではなかったとか、踏み込んでこないでとか、ぶっちゃけ友達に言うことじゃないでしょ。実際頭に来てるんだよね」

「……そんなの」

「うん、アスカにはアスカの仲間に求めてるものがあるんだと思う。それは分かってるつもり。多分ここですれ違っちゃったのは、あたし達があたし達の思う仲間への想いを共有してなかったから」

「……」

「合宿でも、お泊り会でも、なんでも良かった。ただ思っていることを打ち明けて、お互いが納得できる落としどころを見つけて、胸張ってお互いが仲間だって、トモダチだって言い張れる仲になるべきだった!」

 

 ……それは、璃音の後悔でもあるのかもしれない。

 彼女の言ったことが本心なら、璃音自身、胸を張って友人であると言えなかったということだろう。

 それがどういうことかは、自分には分からない。彼女の中で、何かが足りなかったのか、何かを求め続けていたのか、それは彼女にしか分からないことだ。

 そしてそれは、柊にも言える。

 

「アスカは、あたし達に何を求めてるの? 何を求めたかったの?」

「……私は、別に」

「ウソ。求めてなかったら、仲間なんて必要としなかったはずだよ。何で最初、あたし達を追い返さないで、異界攻略の基礎を時坂クン越しに教えようとしたの?」

「それは、貴方たちに自分の身を守ってもらうためでっ!」

「なら、彼にリーダーとしての修練を積ませたのは?」

「それは……タイプ・ワイルドの力を」

「必要としてたから、じゃないの?」

 

 

 柊がリーダーを任せると言った時の発言を、思い出す。

 

────

 

「岸波君、それと玖我山さん。端的に言って、貴方たち二人には強くなってもらう必要がある」

 

「あらゆる状況に対して万全の策を取れるのが、タイプ・ワイルドの特性。時坂君だけならまだしも、玖我山さんにも経験を積んでもらう以上、サポートに回せる力は多い方が良い。単純に、埋もれさせるには正直惜しい力なのも理由の1つ」

 

────

 

 ……他には。

 

────

 

噂に聞く程度の存在(ワイルド能力者)。その戦いぶりがどの程度なのか、実際に後ろで見て判断したいというのもあるわ。加えて、その力に求められるものは、判断力や統率力、協調性。貴方の力の成長の為にも、私のことを気にせずに挑戦して欲しいの」

 

────

 

 

 今思えば確かに、育てようとしていた意図を感じなくもない。

 知識にしかないワイルド能力者の価値を測り直し、育て上げ、利用したい本音があった?

 だとしたら、そこに。

 

「言う必要がない? 違うでしょ。言って拒絶されるのが怖かったとか?」

「……違う」

「……そもそも言う勇気がなかったんじゃないの?」

「違うッ!」

「なら言ってよ! 怖くないなら! 恐れてないなら! その想いをあたし達にぶつけてみてよッ!!」

 

 ……恐らくだけれど、璃音は悔しかったのだろう。

 友達が、本音をぶつけてこないのが。

 ……璃音の所属しているグループ、SPiKAのことを思い出す。

 あそこには確かな友情があった。信頼感があった。

 少し関わっただけで、培われた絆の深さが見て取れるほどには。

 そんな関係性を築ける彼女だからこそ、歯痒いものがあったのかもしれない。

 

 なら、璃音の後悔とは、しっかりと本音でぶつかり合わなかったことか。

 それが、彼女が今大粒の涙をこぼしている理由か。

 

 

「……」

 

 唖然と、泣きながら激情をぶつけてくる璃音を見上げる柊。

 自然と、彼女の瞳も潤い始めた。

 だけれど、彼女はまだ、何も言わない。

 口を動かすだけで、何も発さない。

 

「まだ、言えないっていうの!?」

「……ッ」

「……なら、良い! あたしが一方的に押し付けるから!!」

 

 流れる涙を拭い払い、璃音はまっすぐ柊を見詰めた。

 

「あたしはアイドルとして復帰する為に、この活動をしてる! 自分のチカラを完全に制御して、ステージに戻る為に! みんなを笑顔に出来るような、最っ高のアイドルになる為に!」

「……」

 

 それはいつも、彼女が言っていることだった。

 久我山 璃音の夢であり、目標。

 

「……けど、最近はそれだけじゃないんだよね」

 

 そしてここからは、彼女のぶつけてこなかった本音。

 

「“目の前の悲劇から目を逸らさずに、自分と同じような目に合う人を無くすために”あたしは闘うことを決めたの! だから杜宮で起こる問題はすべて解決するために全力を出すし、いつか杜宮が平和に訪れるように戦ってるつもり! その為にはリーダーである彼も! 時坂クンもソラちゃんも四宮クンも高幡先輩もミツキ先輩も必要! そして勿論、アスカだって!」

「っ」

「あたし達より、経験があって! 強くて! 頼りになるアスカが! 色々なっ、努力を、怠らない! 真面目なアスカが!」

 

 もう、息継ぎなしでは言えないほどに、璃音の叫びには嗚咽が混じっていた。

 それほどまでに、ダイレクトで感情を押し付けている。

 名前を呼ばれる度、柊の目が潤んでいくのが分かった。

 

「いつだって! みんなのこと! 考えて! 無事でいられるよう、気を張ってくれてるアスカが!!」

 

 顔がどんどん、俯いていく。

 

「こうやって! 1人でも活動して! 人知れずとも! 杜宮を守ろうと、頑張れるアスカがっ!!」

 

 地面に付いた手が、握られていく。

 

「あたしの夢には必要なの!!」

「ぅ……っ……」

「だから! だからぁ……っ!」

 

 そこから先は言葉にならなかったのか、嗚咽を漏らして目元を拭うだけだった。

 そんな彼女を、柊はもう一度見上げる。

 そして目を逸らし、逸らした先で自分と目を合わせた。

 

 逃げないでくれ。

 向き合ってくれ。

 

 そう願わずにはいられない。

 これだけぶつけた想いから、目を背けないでほしかった。

 

 そして彼女は、また璃音を見詰め直し、俯く。

 

「……し、だって……」

 

 しかし、それは、逃げではなく。

 一瞬前、璃音を見詰めた時に宿った瞳の炎は、彼女の本気を映していて。

 

「っ」

「私、だって!!」

 

 柊が口を開き、怒るような、引き裂かれるような、泣くような、そんな大声を発した。

 

「私にだって! 為したいことが! 貴方たちとやり遂げたいことがあるわよ!」

「「!!」」

「貴女が、貴女たちが思っている以上に、私は、私は貴女たちのことを、大切に想ってッ!」

「いやそんなの知ってるから!!」

 

 柊が仲間を大切に想っていることなんて、知っている。

 そこに居心地の良さを感じていたことも、その快適さに恐れを抱いていたことだって。

 

────

 

「慣れ合うだけの関係に、成長はない。って考えているだけよ」

「慣れ合いでここまでやってきたわけじゃないと思うが」

「今までは、そうね。だからこそ今仲良くしていることで、これから先そのバランスが崩れる時が来てしまうのではないかと、心配になるの」

 

「何より私は、私の剣を鈍らせるのが、何より……いいえ、なんでもないわ」

 

────

 

 すべて、柊の内面へ踏み込んだあの日、彼女自身が語ってくれたことだった。

 そうだ、知っていた。彼女が何かと戦い続けていることを。その上で、この関係に悩みを抱いていたことも。

 そうか、その恐れが、今回の件に関係していたのか。

 剣を向ける先……つまりは、あのシャドウが。

 ……なら尚の事、自分たちの関係が、マイナスでないことを示さなければならない。

 

「分かってないから言ってるのよ!」

「ぜったい分かってる! あたしがどれだけアスカのことを見てきたと思ってるの!?」

「知ってるわよずっと見てきたことくらい! 最初に距離を詰めてきたのも貴女から! いつだって真剣に話を聞いてくれたし、雑談を振ってもくれた! 一番最初に名前を呼んでくれたのも貴女!」

「……そうだっけ?」

「そうよ!! でも、まだ貴女は分かっていない!」

「そりゃ分からないに決まってるでしょ! 黙ってられたら、何も!!」

「それは!」

 

 なんだか、そのまま取っ組み合いになりそうな雰囲気だった。

 止められる場所に居るけれども、本当に喧嘩が起こったとして、止めるべきなのだろうか。

 それとも、見守るべきなのだろうか。

 

「それは……ごめん、なさい」

 

 その心配が杞憂だと気付いたのは、柊の発した言葉が謝罪だということを理解してからだった。

 

「今、謝った?」

「…………その確認の言葉は性格が悪いと思うけれど」

「謝ったよね?」

「………………そうね」

「あたしの勝ち?」

「……今の会話のどこから勝ち負けが湧いてきたのかしら?」

 

 自分も意味が分からなかった。

 まあ、言い合いになった相手が非を認めたなら、勝ちといえなくも……ないのか?

 いや、それでもこういうのに勝ち負けとかはないはずだけれど。

 ……これはあれか。咄嗟に何言えば良いか分からなくなって、口を出てきた言葉がこれだったとか、そういう勢いによるものか。

 

「ふ、ふふん。なら、これからはもっとちゃんと話してよね」

「……まあ、善処するわ」

「は・な・し・て」

「……分かったわ」

 

 よしっ、とガッツポーズを作る璃音。

 というか、何の話だった?

 ああ、どうして置いていったのか、という話だった気がする。

 しかし関係性の回復は見込めるようになった。

 なら良いのか?

 

「それで、どうするの? これから」

「来てしまったものは仕方がないから、協力して事を済ませるとしましょう。力、貸してくれるのよね?」

「勿論!」

 

 ……それで良いみたいだ。

 最初に想像した、本来の柊であれば言いそうなセリフも言ってくれたことだし、彼女の中で何かが乗り越えられた、ということだろう。剣が鈍るとかいう話も、きっと解決している。

 だとしたら、これで良かったに違いない。

 詳しいことはいつかまた聞ければ良いし。

 

「あ、そういえば結局アスカがあたし達に望むことってなんなの?」

 

 そろそろ戦闘に合流しようかと考えだした所で、璃音から最後の問いが放たれた。

 そういえば、璃音の話だけ聞いて、柊の口からは聴けていなかったな。

 ……すべて璃音に説得を任せておいて、聞き出すのは申し訳ない気もするけれど。

 

「……」

「ここまで来てだんまり!?」

「……まあ……その」

 

 ちらりとこっちを見る柊。

 自分に関係があるのか?

 いや、単に聞かれたくないだけかもしれない。

 しかし、仲間になる為に打ち明けるというのに、自分から席を外すのはおかしい気がする。

 

「……やっぱり殴り合うしか」

「所々で脳筋な思考を持ってくるの止めてもらえるかしら?」

 

 はぁ。と溜息を吐く柊。

 溜息を吐きたいのはこっちなんだけどとジト目でその姿を見る璃音。

 その視線を受けた柊はといえば、いつもの勝気な表情に戻っていた。

 

「……ここまで言ったのだから、当然今日の“夜”は空いているのよね? “リオン”さん?」

 

 言われた言葉を理解するのに、璃音共々、数瞬を要する。

 しかし、口に出された単語の意味。そして呼び方の変化に気付き、歓喜の気持ちが抑えられず、璃音の方を向く。

 

「……!! 勿論! 何徹でも付き合うよ!!」

 

 璃音の表情にも、笑顔が咲いていた。

 

「いや、そこまでしなくても……」

「今夜は寝かさないから!!」

「貴方さっきから勢いで会話してないかしら!?」

「「……ふふっ」」

 

 視線を合わせたまま、笑いあう2人。

 何処となく、殻が1枚割れたような。壁が取り除かれたような絆が、そこにはあった。

 

 

「話は終わったみたいですね」

 

 声に振り返ると、美月がにこにこしながら立っていた。

 

「あ、すみません、あたしたち、戦闘中に大きな声で」

「いいえ、青春でしたね」

「その茶化し方止めてくれません!?」

 

 璃音が真っ赤にした顔を両手で隠すのを見てから、美月は視線を柊へと向ける。

 戦闘は……順調みたいだ。少し空と祐騎に疲れが見えるが、途中から入った洸が上手く援護していた。

 

「あの時と同じですね」

「はい?」

「四宮くんの件で、生徒会室に来てくれたメンバーと同じですから」

「……そんなこともあったな」

 

 なんだか遠い昔のことのような気もする。

 あのギスギスした感じを忘れたかったのもあるけれど。

 

「あの時は当時の件についてのみの情報共有として、協力の第一歩を踏み出せたわけですが、そろそろその先についてもお話したいと思いまして」

「……そうですね、あの時は、というより、今まですみませんでした」

「……? 何についての謝罪ですか?」

「私が、くだらない意地を張り続けたことに関しての謝罪です。それと、ここまで皆を連れて来てくれて、ありがとうございました。おかげで、友人と向き合う機会を、失うところだったので」

「……想像以上に素直で驚きました。何をしたんですか久我山さん」

「いえ、あたしは何も」

「真っ正面から気持ちをぶつけてきただけです」

「……ああ、岸波くんと同じですか」

「……ああ、北都先輩も」

「「いやいや」」

 

 遠い目で語ろうとする2人に制止を掛ける。

 いや、そんなことをしている場合でもないんだけれど!

 

「久我山さんが岸波くんに毒されてきているんですかね?」

「いえ、岸波くんがリオンさん色に染められたのでは?」

「お2人とも話を切り出しづらいのは分かったので早く本題に入って下さい」

 

 無言でサイフォンに指を近付けた璃音を全力で制止しつつ、美月と柊に話の続きを促す。

 

「……北都会長」

「はい」

「協力していただいても、良いですか? あの“悪夢”を打ち破る為に。そして、来るべき“可能性”に備える為にも」

 

「願ってもいないことです。……が、酷い言い方になってしまうことを承知の上で、1つだけ聞かせてください」

「何でしょう」

「それは、柊さん個人の意見ですか? それとも、“シャドウワーカー”としての柊さんの意志ですか?」

 

 シャドウワーカー……?

 それが柊が所属する組織の名前なのだろうか。

 以前に秘密結社みたいな話は聞いていたけれど、実際の名を聞くのは初めてだ。

 

「個人です。組織も先輩たちも関係なく、ただの柊 明日香として、この地の安寧を望む者としての、お願いです」

「いくらエースとはいえ、独断でそのようなことをしても?」

 

 所属する団体同士の問題は、どうするのかという質問。本人たちが納得していても、その母体が納得しないのであれば、結局問題になってしまう。

 実際にそうなった時、責任を取る覚悟が、彼女にあるのかと。その可能性があることを理解しているのかと問うような内容だった。

 それに対して柊が浮かべるのは、何とも穏やかな表情で。

 

「はい。誰が何と言おうと、押し通します。これはこの地を任された私の決断で、杜宮を守るために、必要なことですから」

 

 険悪さの欠片もない雰囲気の解答を聞いた美月は、こちらもまた、安心したような表情で応える。

 

「良かった。でしたら私は、“ゾディアック”としても、ただの北都 美月個人としても、そのお願いに応えます。……ふふっ、こうして南条所縁の組織と手を組める日が来るなんて思いもしませんでした」

 

 感慨深げに呟く美月。

 そこら辺の事情は、自分には分からない。

 ゾディアックという単語も初めて聞いた。それが北都の所属する団体の名前だろうか。話の流れからすると、そうだと思うけれど。

 シャドウワーカーに、ゾディアック、それと、南条? という組織の関係性も、分からない事ばかり。

 いつか話してくれるのだろうか。

 そんなことを考えていると、柊と目が合った。

 

「……いつかみんなにも話さないといけませんね」

「そうですね、近いうちに。ですが今は」

「ええ、目の前の問題を解決してしまいましょう。その後は、その後話せばいい。そうよね、リオンさん」

「え? あ、ウン。そうだね……?」

「あら、では私も?」

「ええ、せっかくだしソラちゃんも呼んで、女子会といきましょうか」

「……ふふっ、初めてお呼ばれされました。女子会ですか、楽しみですね」

「……なんだかよく分からないケド、取り敢えず、今からあのシャドウを倒してから夜は女子会ってことでオッケー!?」

「ええ」「はい」

「よし、行こう! ほらキミも、ぼさっとしない!」

「え、あ、ああ。よし、行こう!」

 

 流されるがままにソウルデヴァイスを構え、駆けていく。

 不思議と背後には温かさと安心感があった。

 

 


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