礎 遷形のヒーローアカデミア   作:Owen Reece

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第37話 談話Ⅰ

「……ぐっ………」

 

亀裂が走るステージの所々から割れたセメントが隆起している。

 

そこに倒れた飯田は暫くしてから、頭を上げた。

 

「…………………………立てるか?」

「…!(…彼は……)」

 

痛みの残る頭を摩っていると対戦した相手から声を掛けられた。

 

送られた言葉に反して飯田は驚き、試合終盤の礎の眼を思い出す。普段の彼の印象とは打って変わった目の動きは、飯田に獣のそれを思わせていた。

 

しかし──……

 

「…?」

 

見上げた先に居る礎の眼は、いつもと何ら変わらない。

 

「…あぁ」

 

飯田は小さな溜息をついた後に、差し出された腕の肘辺りを掴んで立ち上がった。

 

彼も自分の肘を掴む。

 

「悔しいな……」

 

立ち上がった飯田は俯き、視界に写る相手から目を逸らした。

 

しかし、礎は気にかけずに喋る。

 

「あの時、背後を取りに来るとは思わなかった。その後のレシプロ…あれ、首から上を吹っ飛ばされるかと思ったぞ」

 

「不意をつかないと君には勝てないとわかっていたっ!…全力で打ったのに君には有効ではなかったが…」

 

「…戦闘中に俺に触れれる奴はそういない。…結構……焦っ………た……」

 

自分への返事もそこそこに礎は横を向いていた。

 

彼の視線を辿るとそこには──…

 

「'ホホ〜〜ッ青いわ〜〜…っ'」

 

頬を紅潮させたミッドナイトが立って、こちらを見ていた。

 

 

 

「あぁ…またか、あの人は……飯田、席に戻ろうぜ。早めにな」

 

「…………あぁ」

 

(そうだな…君は……君はそういう人だった)

 

ステージを後にする飯田は訝しげな顔で先に行けと急かす彼を見て、僅かに片頬を上げた。

 

 

 

「…礎っつっえぇな~…殆ど鉄壁だぜあの守りはよ…」

 

「飯田のスピードに間に合わせるなんてマジヤッベェ…!!」

 

先程の闘いを見て目を丸くする瀬呂と上鳴、真後ろで飯田の超スピードを体感した上鳴は殊更にだ。

 

 

 

一方で実況席に居る相澤は驚きよりも疑問が勝っていた。

 

(飯田相手に礎が間合いを詰めるとは…轟にしろアイツ体育祭(これ)を通して変わってきてるな…)

 

会場内にいる殆どの人が気がつかない礎の僅かな心情の変化を、彼()は見逃さなかった。

 

〔…………………〕

 

 

 

 

……………

………

 

 

 

 

「チユ〜〜〜!!!__...」

 

「...とりあえず 歩けるくらいの治癒は進めたよ」

 

「ありがとうございます………ッ…」

 

「………()()は短期間で酷使しまくった報いね」

 

緑谷は包帯や湿布だらけの身体で、息切れる。轟との対戦で殆どの体力を使い、さらに治癒による消耗は安いものではなかった。

 

加えて__...

 

「その歪んじまった右手を戒めにするんだね」

 

__...規格外の力を使い過ぎた結果、彼の右手は指の関節部が歪み皮膚には痛々しい傷痕が刻まれていた。

 

「…それから、今後こう言った怪我は治癒しない」

 

「「っ!」」

 

「こんな破滅的な方法じゃなくて、この子のやれる別の方法を模索しなさいっ」

 

 

 

 

……………

………

 

 

 

 

『芦戸さん場外!常闇くんの勝利!!』

 

ミッドナイトが鞭を鳴らし勝敗をつけ、芦戸を押し出した黒影(ダークシャドウ)が彼の元へと戻っていく。

 

 

 

「ッ芦戸も瞬殺かよ…!」

 

「常闇ちゃんの黒影…すごいわ…ゲロ?緑谷ちゃんのことが心配?」

 

後ろから見ても分かるほどに俯く麗日に蛙水は声を掛けた。

 

「うん…手術って言ってたし……」

「手術って..マジかよ……」

 

「礎くん…!あれ?飯田くんは?」

 

試合を終えた礎が席へと一人で戻って来た。

 

「飯田か?あいつは電話があるって言って別れた、すぐ戻ると思うけど…というか緑谷は手術って?」

 

「うん…」

 

「リカバリーガールなんだから心配ねーって」

 

礎の問いに彼女は暗い声で答えるが、峰田がそれを補うように明るく言う。

 

「…………それもそうだな…」

 

彼の言葉に揺れた心に落ち着きを取り戻した。リカバリーガールには納得出来る信頼がある。

 

 

 

…………

……

 

 

 

「別の方法か……」

 

諸々の治療を終えた緑谷は覚束ない歩みを僅かに残った気力で進め、応援席へ戻ろうとオールマイトと一緒に歩いている。

 

「……………」

 

リカバリーガールの言葉を聞いた時、緑谷は自然と蛙水の言葉を思い出した。

 

〈礎ちゃんが"無茶し過ぎるな"って…〉

 

礎から送られた言葉には心配や不安の念が多分に含まれ、彼の気遣いが感じられた。

 

もし、あの戦い方を続けていれば自身の体を傷付けるだけじゃなく周りの人、母や友達に自分の血を見せ続ける事になるだろう。

 

「オールマイト………」

「ん」

 

「雄英の先生になったのは…元々、後継を探す為だったんですよね?」

 

彼は重く口を開き、その師は静かに返事をした。その問いは暗く、憧れの人の近くにいるとは思えない。

 

「…今回…雄英(ここ)で本気で全力で挑んで……皆 譲れない強い思いがあるのを肌で感じました……」

 

「………」

 

彼の言葉に浮かぶ罪悪感を感じ取り、オールマイトは無言になる。

 

「それで……………僕_「"後継になるべき人間が他にいるんじゃ?"って?」

 

「ッ!!………………ハイ………」

 

「……………成る程ね………」

 

「………」

 

無個性だったままに力を受け継いだ自分より優れた人を選ぶべきでは、という思い。

 

「…後継者探しの事だけどね…礎くん…彼が進学先を日本に決めた時──校長を通して雄英を勧めたのは私なんだ」

 

「ッ!!」

 

背中越しの言葉に驚きを隠せない、が心に出来た波紋は不思議な程すぐに落ち着いた。

 

何故なら薄々、自分の中にも"もしや"という思いはあったからだ。礎自身がそれを表に出さないが、同年代で本場の活躍を直に見た日本人はそういない。

 

それに──…

 

「キャプテン・アメリカから教えを受けて、ヒーローを目指す日本の子がいると聞いて私も興味を持った」

 

「……………」

 

「勿論、彼だけじゃない。

()()は素晴らしいヒーローの卵たちばかりだ。…ワンフォーオールは力の結晶。個性あるもの…例えば轟少年が引き継げば半冷半熱の上、超パワーを持ったスーパーヒーローとなるだろう」

 

「…っじゃあ……!「けどな」

 

「私も、"無個性"だったんだぜ」

 

後ろを振り向き、さっきまでの暗い表情は驚きによって搔き消えていた。目を見開く緑谷を前にオールマイトは話を続ける。

 

「君の世代程じゃないが"珍しい"部類だったよ。先代(マスター)は個性持ちだったが、それでも私を信じ育て上げてくれた」

 

「そんな話一度も…!」

「聞かれなかったからね。聞かれると思ってたのに」

 

あのオールマイトが自分と同じく無個性だったという真実。それを知った今、己に伸し掛っていた罪悪感は吹き飛ばされた。

 

「オールマイトも無個性だった…!?」

 

「Yeah!」

 

「最初はかつての自分と重ねていたよ…しかし、君は私の想像をもう何度も超えてきた。君に()()導き出せないものがあると、私は思ってるぞ」

 

「……すみません……!」

 

緑谷は改めて自分を選んでくれたことに感謝を表し、閉じた瞼に力を入れて頭を下げた。

 

 

 

………

 

 

 

「ンぬぅうッうおッッらぁ!!」

 

「ッオラァァ!!」

 

_SKLIT!

 

_BOOM!!

 

 

『カァウゥンタァ~~ッッ!!!』

 

 

切島の硬化した拳が爆豪の頬をかすめ傷を作り、爆豪が同時に繰り出した爆破が相手の腹に直撃する。

 

 

「ハッハァ!効かねーってのこの爆発さん太郎がぁ!!」

 

(っよろけもしねぇ…!さすがに固ぇだけじゃねぇな)

 

攻撃を受けて切島の服が抉れ煙を上げるも、彼自身には殆どダメージがない。

 

硬化した皮膚も僅かに煤けただけだ。

 

 

 

「切島ァ!アゴだアゴォ!!」

「昨日の敵は今日の友」

 

鉄哲の声援にも熱が入る。

 

 

 

 

緑谷は観客らの声援に引き寄せられるように観覧席を結ぶ通路を抜けて試合を見ていた。

 

「切島くんとかっちゃん…てことは…」

 

(礎くんと常闇くんが勝ち上がってる…!やっぱり…見たかった…!)

 

 

 

 

「オラ!オラ!オラァ!!」

 

 

『切島の猛攻に中々手が出せない爆豪!』

 

彼の連続攻撃を躱しきる爆豪だが爆破も効果薄ではどうしようもない。

 

 

 

「あのかっちゃんが防戦に…!!」

「……緑谷」

 

「っ!礎くん…!」

 

振り返るとそこには後継者候補だった彼がいた。突然の事に返事が少し遅れてしまった。

 

「…?手術は成功か?良かったな」

 

「うん、ありがとう」

 

珍しく歯切れの悪い彼の返事に礎は疑問を持ったが、さほど気にせずに続けた。

 

「悪かったな直ぐに行けなくて…」

 

「ううん、大丈夫だよ。僕も皆に心配を掛けちゃったし…それより、礎くんはどうやって飯田くんに勝ったの?」

 

「ステージを叩き割って飯田の機動力を奪った。でもその後、レシプロを食らいかけてな…アレは本当に速い」

 

「でっでっ?その後は?」

 

両目を大きくさせて緑谷は話の先を聞きたがる。

 

「重力で飯田を捕らえて勝った。……悪い そろそろ行かないと、話せて良かった。また後でな」

 

「う…うん…!」

 

話し終えると礎は緑谷に背中を見せ、背後の通路を歩いていく。

 

 

その時、

 

 

「礎くん!」

「ん?」

 

「次は…その…轟くんとだねっ……」

 

「……………」

 

何を言うべきか分からないのだろう。先程以上に、言葉を詰まらせる。そんな緑谷の胸中を悟ったのか礎は口を開いた。

 

「…緑谷………俺…轟とお前が話してんのを聞いていたんだ」

 

「えっ……」

 

友人の突然の告白に戸惑いを隠せない。

 

「盗み聞きをするつもりは無かった、本当だ。んでその…轟の過去を思うとお前が何をしたかったのか試合を見て何となく分かったよ」

 

「………うん」

 

「緑谷。お前があの試合で何を為したのか、それで轟がどう変わったのか。闘えばわかる。だから──…」

 

「…………」

 

緑谷は黙って礎の話を聞く。彼の言葉に重さを感じる、聞いてしまった彼自身も思うことがあったのだろう。

 

「─…だからうまく言えないけど…お前の想いも全部 汲んでアイツと闘うよ」

 

「うん…!!」

 

真っ直ぐに見返す彼の瞳には強い意志を感じさせる。彼の思いに呼応するように力強い言葉で返した。

 

「…じゃあ行ってくる」

 

軽く手を振って向こうへ走る彼が消えるまで見送ると、緑谷は再び眼前の試合に目を戻した。

 

 

 

…………

………

 

 

_BOOM!!

 

切島の猛攻を躱す最中に、爆発音が響いた。

 

 

『ンア゛ァーー!!爆豪 再びのカウンタァー!!__...』

 

 

「……ッテ…!」

 

最初に受けた攻撃の反対側、左脇腹が黒く変色し微かな傷を作り、切島の体が爆風と痛みで仰け反った。

 

 

『__...ってなんだぁ!?さっきと違って効いてる!!?』

 

 

「てめぇ全身ガチガチに気張り()()()んだろ。

その状態で速攻仕掛けてちゃ──いずれどっか綻ぶわッ…!」

 

_BOOM!!

 

歯を剥き出しにして笑みを露にする爆豪は勝機を得たと確信していた。

 

「グッッ……!」

 

_BOM!BOM!BOM!BOM!!!!!

 

連続の爆破によりステージは味気の無い色から赤々とその顔色を変えた。

 

「ングッ……!!この…!」

 

「止めェッ…!!ッ死ねぇ!!!」

 

_BOOOM!!!

 

一層に大きな炸裂音が相手を吹き飛ばして意識を奪った。

 

「……まぁ俺と持久戦やらねぇってのもわかるけどなァ…ッ」

 

 

『切島くん戦闘不能!爆豪くんの勝利!!』

 

『爆豪エゲツない絨毯爆撃で準決勝進出!!これでベスト4が出揃った!!』

 

ミッドナイトが勝敗をつけプレゼント・マイクの声が会場に響いた。

 

 

 

 

礎は緑谷と別れて階下の控え室に向かって歩いていた。

 

 

先の2試合と同じ行動をしていたが、この時は勝手が違う事を失念していた。

 

 

だから衣服で覆っていない顔や腕が熱を感知してからでは遅かった。

 

「っ!!?(エンデヴァー…ッ!)」

 

次の対戦相手の父。No.2ヒーローのエンデヴァーその人が顎と肩、それから目元に炎を揺らして目の前に現れた。

 

「…!ここに居たか…」

 

「(ここに?俺を探してたのか?)…っ初めまして。エンデヴァーさん…」

 

言葉に混濁が浮かぶ。キャプテン・アメリカやオールマイト、多くのヒーローを直に目にして尚、礎に緊張が走る。

 

炎のマスクから覗く細められた目。

 

その瞳の色は轟の片方と瓜二つで、写真や映像では判りかねない血の(えにし)を感じさせる。

 

「あぁ 挨拶はいらない、君の活躍は見せて貰ったよ。その個性を元に的確な戦略を生み出す思考力…身体能力も申し分無い……実に見事だ」

 

話す相手の胸中は知らずとも言葉は丁寧で、礎に身に着けた礼節を感じさせた。

 

しかし、

 

「(なんなんだ…何が言いたいんだこの人は…)光栄ですね、自分に何か御用ですか?」

 

咽にあった濁りを払拭して声に明瞭さを取り戻すが、未だに心音は鼓動を速まったままだ。

 

「何 君に聞きたいことがあってね……」

 

(来た…俺が彼と話せる事なんていったi_「君はキャプテン・アメリカの弟子なんだろう?」

「ッ!?」

 

クラスの皆と先生方は当然 知っているだろうが、彼に打ち明けた覚えが無い。

 

「(轟が話したのか?いや、あの話の内容じゃ仲は険悪な筈──…)なんで…その事を?」

 

「一年前、JFK空港にスティーブ・ロジャースが現れ少し騒ぎになったというニュースを目にした。それはどうでもいい 問題はその後、一般市民が彼を撮った写真だ」

 

「…………」

 

隠している訳でもないのに彼に威圧されて再び、緊張してしまう。礎は口を一文字にして彼の話に集中する、今のところエンデヴァーの話は全て事実だ。

 

「灰掛かった髪と目をした日系の子供が偶然、写っていた。気になって少々 調べてみると興味深い事が分かった。"C.H(ハモンド)にキャプテンから教えを受ける日本人がいる"とね…で、君の答えは?」

 

「……えぇ、その通りです」

 

「ほぉ……ッ!やはりか…」

 

返事を聞いた途端にエンデヴァーは禍々しい笑みを浮かべた。

 

(…………!!)

 

その顔を見た礎は再度 平静を失い、目を見開いた。

 

エンデヴァーの視線はそのままだったが、その目はもう目の前の自分を捉えてはいなかった。

 

そこにあるのは野心と渇望が綯い交ぜとなった何かだ。

 

「……ッキャプテン・アメリカの教えを受けた者とウチの焦凍が闘うッッ……是が非でも無い機会だ……聞きたいのはそれだけだ、君の健闘に期待している」

 

言い終わると彼は歩き始め、礎の横を通った。

 

「……エンデヴァーさん…!!」

「………っ」

 

奮い起こすような声で、それまで黙っていた者が自分を呼び止めた。

 

振り向くと彼は此方を見ていた。

 

「……俺には…俺には両親が居ないので知識でしか"親"というものを知りません。ので…大それたことなど言えませんが─…

親が子にできる事は()()()()()()()()()()()()()()()事だけだ…と思います。……そしてそれが本当に善なのかは── 子が決める事です」

 

「…!」

 

「失礼します…!」

 

頭を下げて早足で歩く彼を見て、眉間に皺を寄せた。

 

 

 

…………

……

 

 

 

「…もしもし…負けてしまいました、母さん。不甲斐ないです…」

 

次の準決勝を心待ちにした観客らの声が届く中、飯田は気落ちした声で母に結果を伝える。

 

しかし、母からの返事は彼の予想とは程遠かった。

 

『違うの!その事じゃなくて…ごめんなさいね、天哉。落ち着いて聞いて…天晴が…兄さんが(ヴィラン)に…!!』

 

 

 

 

 

………………

…………

……

 

 

 

 

 

保須市にて一棟のマンションの屋上に設置された貯水槽の上に一人の男がいた。

 

男は皺だらけのマスクを付け、首には赤いマフラーを巻いている。

 

「おまえらは気付きもしない…偽善と虚栄で覆われた…歪な社会。

ヒーローと呼ばれる者ども…

俺が気付かせてやる……」

 

眼科には警察が押し寄せ事件現場を調べている様子を嘲笑うかの様に喋る。

 

その時、

 

後ろに何者かの気配を感じ取り、背負っていた鍔のない刀の白刃を背後に回す。

 

が、

 

刃毀れが目立つ刃の先、その鋒は黒い靄の中に消えた。代わりに光る目が現れて此方を見て喋り始める。

 

「落ち着いて下さい…我々は()()……悪名高い貴方に是非とも会いたかった。

お時間少々よろしでしょうか……」

 

 

 

某所。

 

死柄木は画面に映る写真を見ていた。

 

撮影者が狙っていた人物はカメラに気付いたのか、単に動いていただけか建物で見切れていたが赤いマフラーとマスクを付けた後ろ姿を捉えていた。

 

「ヒーロー殺し……"ステイン"…」

 

 

 

 

 

 

 




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