原作未プレイが幻想入り   作:セメダイン広住

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二話(後編) 楽園の素敵な巫女

ゴクゴク...

俺「プハァー...旨い」

やはりあれだけ歩いた後に飲むお茶は最高だ

あの後俺は霊夢さんに案内されて縁側でお茶を飲んでいた

 

霊夢「どう?少しは落ち着いた?」

 

俺「あ、はい もう大丈夫です。すみませんお茶まで頂いて」

 

霊夢「お賽銭くれたし別にいいわよ」

 

お賽銭をあげなかったらお茶すら貰えないのか...

 

 

霊夢「それで、あなたの事なのだけれど...」

 

俺「あぁ、そうですよね 詳しく説明します」

 

~少年説明中~

 

 

俺「...とまぁそんな感じで今ここにいるんですよね」

 

霊夢「話は大体分かったわ」

 

霊夢「にしても東方プロジェクト?だっけ?ただの偶然にしては出来すぎてるわね...」

 

俺「ははは...俺もびっくりですよ まさか幻想郷が存在するなんて」

 

霊夢「幻想郷事態は何百年も前から存在してるわよ 外の人間達が知らないだけで」

 

俺「はぇ~...紫さんが幻想郷を作ったんですよね?」

 

霊夢「まぁ、そんなところかしら それにしても本当に詳しいわね」

 

俺「幻想郷の事は大体知ってますよ」

 

霊夢「説明が楽で助かるわ。で,あなたが幻想入りした原因なんだけど...その様子なら分かってるんでしょ?」

 

俺「まぁ、幻想入りする直前に聞こえた声といい...やっぱり紫さんですかね?」

 

霊夢「でしょうね...全く何をやってるのやら」

 

俺「紫さんはちょくちょく外の人間を幻想入りさせてるんですか?」

 

霊夢「まさか、自殺願望を持った人間が偶然幻想郷に来ることは希にあるけど紫本人が外の人間を招き入れるなんてまずないと思うわ」

 

俺「...じゃあ、何で俺は幻想郷に来れたんでしょう?」

 

霊夢「それは、本人に確認してみるしかないわね」

 

 

霊夢「...いるんでしょ?紫?」

 

俺「!!え?マジですか?何処!」

すると目の前の空間に亀裂が走り穴が開いた

その謎の空間から よく知る女性が出てきた

 

???「はぁーい♪霊夢何かしら?」

 

霊夢「 何かしら? じゃないわよ!勝手に外の人間を幻想郷に誘い込んで!何を考えているの!」

 

紫「まぁ、そんなにカッカしない 最近異変も無くて暇だったでしょ?だから少し刺激を加えようと思って♪」

 

霊夢「......ハァ」

 

紫 チラッ「ところでそこの人間さん?よく無事にここまで来れたわね。誰かに案内でもしてもらったのかしら?」

 

 

俺「...」アングリ

 

紫「人間さん?」

 

霊夢「...ズズ」オチャノミ

 

 

俺「...美しい」

 

紫「⁉️」

 

霊夢「ブフォ!」オチャフキダシー

 

 

美しい...これしか出てこない。先程の会話を聞く限りこの目の前の人物が 八雲 紫 で間違いない無いだろう

それ以前にこんな能力を使えるのはこの人しかありえないのだが...

っとそんな事はどうでもいい

美人過ぎる...よく二次創作でBBAとか言われて遊ばれてるがそんな事を考えた奴は 目の前の本人を目にしても同じ事を言えるのだろうか?

少なくとも俺は言えない 今まで見たどの女性よりも美しい...

ハリ○ッドからオファーが来ることは間違いないだろう

 

 

 

紫「」プルプル

 

 

俺「!?」

震えている!?不味い!何か変なことを言ったか!?

 

 

紫「」プルプル

 

俺「あ、あの...紫さん?」

 

紫「プププ...」

 

俺「?」

 

紫「あはははは!」

 

俺「ビクッ!?」

 

 

紫「私を初めて見た第一声が「美しい」なんて...プププ」プルプル

 

俺「え?...え?」

 

紫「あなた、中々面白いわね」

 

霊夢「そうよぉ~紫なんてもうBBa(ドゴォ!」

紫さんがスキマを使い霊夢さんの腹にパンチを食らわした ...

霊夢さんそれは言っちゃあかんですよ

 

俺「...」

 

俺「...あ、あの紫さん?」

 

紫「何かしら?」

 

俺「話を戻しますけど、俺を幻想入りさせたのは何となくなんですか?」

 

紫「ん~...半分本当で半分違うわね」

 

俺「と言うと?」

 

紫「あなた言ってたじゃない」

 

俺「へ?」

 

紫「忘れたの?私はちゃんと聞いたわよ「幻想郷に行きたい」って」

 

紫「どうせ幻想入りさせるなら無理やりじゃなくて本人の意思も尊重しようかなぁ~って思ってね。嫌だったかしら?」

 

俺「と、とんでもないです!」ウルウル

 

紫「ウフフ♪それは良かった」

 

嗚呼...なんたる偶然だ...たまたま呟いたいつもの言葉を偶然にも紫さんが聞いてて幻想入りするとは...

事実は小説よりも奇なり...かな? (は?

 

 

俺「となれば、住む家はどうしましょう」

 

紫「あぁ確かにそうね、どうしましょう」

問題は家だ、幻想郷に来たのは良いが家がなければそのうち妖怪に食われて終わりだ...肝心な事を忘れていた...どうしようか

 

俺「う~ん...」

 

霊夢「そんなのうちに住めばいいじゃない」イタタ

 

俺「!?」

 

俺「え!良いんですか!」

 

霊夢「だって住む宛あるの?」

 

俺「いや...ないですけど」

 

霊夢「じゃあ別にいいじゃない。その代わり家事とかは手伝ってもらうわよ?」

 

俺「も、勿論です!ありがとうございます!」

やったぜ まさか博麗神社に住める事になるとは...

HAHAHA!友人よ!見ているか!俺はこれからの余生、博麗神社で暮らす事になったぞ!

テンション上がってきた!

 

俺「あ、あの!紫さん一つ聞いても良いですか?」

 

紫「あら、何かしら?」

 

俺「その...俺にも何かしらの能力って身に付いてたりしてませんか?」

 

霊夢「能力の事まで知ってるのね」

 

俺「勿論ですよ 霊夢さんが空を飛ぶ程度の能力、紫さんが境界を操る程度の能力 ですねよ?」

 

霊夢「...本当に何者よあなた」

 

俺「ごく普通の人間ですよHAHAHA」

 

霊夢「そ、そう...(そんなに此処(幻想郷)に来れたのが嬉しいのかしら)」

 

俺「で、どうなんですか?何か能力とか授かってませんか?」

 

 

紫「う~ん...今のところそんな気配は感じられないわね」

 

紫「まぁ、これからの生活の中で身に付くかもしれないし、もしくはもうすでに身に付けてるけど地味すぎて分からないか...」

 

俺「ははは、まぁそんなに都合よくいきませんよね...しかし幻想郷での生活...慣れるまで大変そうですね」

 

紫「まぁ観光でもしながらゆっくり慣れればいいわよ

まずは人里でも見てくれば?現代とは全く違うから見てみるだけで楽しいと思うわよ」

 

俺「人里ですか、じゃあ早速...霊夢さん案内お願いしても良いですか?」キラキラ

 

霊夢「勿論いいわよ。どうせ暇だし」

 

紫「ウフフ♪いってらっしゃい気をつけてね」

 

霊夢「じゃあ案内するから着いてらっしゃい」フワッ

 

俺「あ、あの霊夢さん」

 

霊夢「? どうしたの?早くついてきなs...あ」

 

俺「俺...飛べないです」

 

霊夢「...」

紫「...」

俺「...」

 

 

 

???「おーす!霊夢ー遊びに来たぜー」

 

霊夢「!?」

紫「!?」

俺「!?」

 

そこに突如現れたのは箒に乗った白黒のドレス?を身につけた少女...箒に乗った...と言うことは...

 

霊夢「魔理沙!良いところに来たわ!」

 

魔理沙「ん?なんだ?紫までいて...それにそこに居るのは...服装から察するに外来人か?」

 

霊夢「そう!さっき幻想郷に来たんだけど人里を観光したいらしくてあなたの箒に乗せてって欲しいのよ!」

 

魔理沙「成る程...何だか面白そうだな!いいぜ!ならこの私が案内してやるぜ!」

 

魔理沙「私は 霧雨 魔理沙 普通の魔法使いだ!」

 

俺「初めまして今日幻想郷に来ました 堂本 実弦 です普通の人間です(...魔理沙さん可愛い)」

 

まさか幻想入り初日でこんなにも多くの住人と会えるとは何て俺は運が良いんだろう

神様ありがとう...

神奈子「ベックション!!(...風邪か?)」

 

魔理沙「おう!宜しくな!じゃあ早速案内してやるから私の後ろに乗るんだぜ」

 

俺「あ、はいお願いします」ヨイショ

...嗚呼...いい匂いがする

 

魔理沙「おっと、落ちたら大変だからもっとよく掴まれよ」

 

俺「あ、ハイ」ヨイショ

...近い、凄いドキドキする

本人はいたって気にしてない様子だが...この性格では友達も多い訳だ この何気ない行為によって何人もハートを盗られたんだろうな

 

魔理沙「よし!じゃあ、飛ばすからな!気を付けろよ」

 

俺「あ、あの安全運転で 魔理沙「魔力最大出力だぜ!」ちょ、やめtアアアアアアアア!!!!」キラーン

 

.......

 

 

 

霊夢「さて、私も行きますか...」ヨッコイショ

 

紫「霊夢」

 

霊夢「んー?」

 

紫「今日の夜話があるわ」

 

霊夢「...分かったわ」

 

紫「そう、じゃあいってらっしゃい♪」

 

霊夢「ん、いってきます」フワッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「......」

 

 

 

紫「大丈夫よ...きっと」

 

 

 


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