原作未プレイが幻想入り   作:セメダイン広住

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十五話 vs魔理沙

 

魔理沙「調子に乗るなよ!」

 

俺「...」

大量の弾幕...華仙さんとの修行では2発だったがここで諦めては華仙さんに面子が立たない...大丈夫だ 俺は半分不死身、少しぐらい被弾してもどうってことない

 

俺「オラァァ!」ブンッ

 

俺は刀に霊力を込めて思いっきり抜刀する、すると斬撃は弾幕に変わる

 

ビュン!

 

ボンボン!!!

 

魔理沙「...相変わらず威力だけは高いな」

 

俺「褒めないで下さいよ 照れるじゃないですか」

俺の弾幕は魔理沙さんの放った弾幕に当たり 激しい爆発と共に打ち消しあった...

 

魔理沙「調子に乗るなって言ってるだろ?」

 

俺「怒らないで下さいよ 可愛い顔が台無s」

魔理沙「死ね」ボンッ!

 

俺「うおっ!?あぶねっ...忿!」

不意打ち気味の弾幕は拳で打ち返す...これは修行で学んだことだ

 

魔理沙「...爆発系の弾幕は駄目か...ならば」キュイイン

 

俺「ちょい×2何 人が喋ってるときに攻撃するんですか!」

 

魔理沙「くらえ」ボンッ!

 

俺「ん?何だ?あの色...」

次に魔理沙さんが放った弾幕は先程の弾幕とはうって変わって どす黒い色の弾幕を放ってきた

 

俺「速い弾幕...ならば拳で...」

魔理沙「」ニヤッ

 

俺「忿!」

いつもの様に腕に霊力を集中させ、どす黒い弾幕を殴る、すると...

 

グニャッ

 

俺「!?」

普通の弾幕なら打ち返せるはずのだが,どす黒いは簡単に言うならば 水風船を殴った感覚 に近かった

 

パンッ

 

俺「何!破裂した!?」

 

魔理沙「♪」ニヤニヤ

 

どす黒い弾幕を殴った瞬間それは爆発し、中から謎の液体が飛び出て腕にかかる

 

俺「何だこの液体は...!?」

 

魔理沙「フフッ♪やっぱり単純な戦い方で助かるぜ」

 

俺「う、あああああああああ!!!!う、腕がァ!」

液体が掛かった腕に激痛が走る...熱い,指が動かなくなってくる 俺は即座に腕を見る、すると...

 

俺「う、腕が...腐って...グッ」

 

魔理沙「そうだ 流石は初代様がくれた力...今放った弾幕は毒の弾幕...液体が掛かったらそこから腐りだし全身に回って死ぬ たしかお前毒は普通に効くんだよな?」ニヤニヤ

 

俺「グッ...魔理沙さん...本当に殺そうと...グアッ」

 

魔理沙「言ったろ?邪魔をするやつは殺すって」ニタッ

 

俺「クソッ...腕がどんどん腐って!」

話してる間にもどんどん腕は腐り、手首までだったのがもう肘辺りまで侵食している

 

魔理沙「諦めろ 後数分で全身に回る、そうだ最後に遺言を聞いてやろう。霊夢に伝えてやr」

 

ズシャッ!

 

俺「ぐああああああああ!」

再生力が高い程度の能力、それゆえに使える戦法だ

 

魔理沙「!? お前!腕を自分で」

俺「切り落とした...大丈夫ですよ すぐに生えてきます」

全身が腐る前に患部を切り落とす...中々にイカれた方法だがそれしか回避方法が思い付かない

 

俺「フゥ...フゥ」

驚異的な再生力だ...肩から切り落とした筈の腕は既に肘まで再生している

 

魔理沙「...お前、イカれてるな」

 

俺「お相子ですよ...こんな弾幕...本当にどうしちゃったんですか」

 

魔理沙「私は変わったんだよ 初代様によって」

 

俺「だから初代様って誰ですか...」

 

魔理沙「...生憎無駄話は止める様に言われてるんでな、そろそろ少し本気で行くか」

 

俺「(来る!)」

 

魔理沙「くらえ!」ボンボン

 

俺「!? 不味い!」

先程の毒弾幕を魔理沙さんは再度放った...しかし

 

魔理沙「さっきのは一発だったからな 幕 では無かったな、だが安心しろ今度はちゃんと弾幕だ」

 

軽く見て20発以上の毒弾幕が俺めがけて降ってくる

 

俺「クソッ こんな大量の弾幕 どうすれば...」

恐らく衝撃を加えると爆発して毒を撒き散らすタイプの弾幕だろう...

殴ってもダメ 斬撃でも目の前で爆発してダメ 避けても地面に着弾した時点で地面は毒の海になる...ならば

 

 

俺「スペルカード発動!」

 

魔理沙「来たな!」ニヤッ

 

 

俺「剛符...」

 

俺「多弾・風神突き!」ブンッ

 

ゴォォォ!!!!

 

スペルカード発動後 爆風が吹き荒れ毒弾幕は爆風によって魔理沙さんの方に進行を変える

 

俺「ハァ...ハァ...せいぜい自分の弾幕で自爆するがいい」

先程までの斬撃等に加え、再生したての腕でのスペルカード発動...霊力がそろそろ限界を迎え始めている

 

魔理沙「フフフ 自分の弾幕ぐらい自分で避けられるぜ!オラッ食らえ!」ボンッ!

全ての弾幕を綺麗によけ 新たに新しい毒弾幕を放つ

 

魔理沙「スペルカードを撃ったばかりのお前にこれが防げるかな?」

 

俺「クッ!舐めるな! オラァッ!!!!」ブンッ

精一杯の抜刀...斬撃は弾幕へと変わり 魔理沙さんが撃ったばかりの毒弾幕にクリーンヒットする

 

 

パンッ!

 

魔理沙「クッ!危ねぇ...危うく自分の弾幕で死ぬとこだっただぜ しかしまだ弾幕を撃てるとは...」

 

俺「ハァ...」ガクッ

足元がおぼつく...駄目だ霊力を使いすぎた だが...これで

 

魔理沙「ふぅ そろそろ限界の様だな...これで終わりd」

パンッ!

魔理沙「!?」

 

俺「どうやら俺も運が良い...」

 

パンッ!パンッ!

 

魔理沙「ちっ!何だこの音は!」

 

パンッ!パンッ!パンッ!

 

俺「後ろだ...」

 

魔理沙「後ろだと?...まさか!」

 

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

 

 

俺「そうだ...自分の弾幕を避けるのは結構だが後始末もしなくちゃ駄目ですよ」

先程俺が放った弾幕の破片が魔理沙さんの後ろに漂っていた弾幕の1つに当たり、それが爆発を起こして他の毒弾幕に当たり、連鎖反応を起こし次々と爆発を起こした

そして大量に爆発した毒弾幕は周りに大量の毒を撒き散らす

 

魔理沙「ちっ!小賢しい!こんなの飛んで避ければ」

 

俺「周りに注意しないと危ないですよ」

 

魔理沙「あ? !?」

パンッ!

魔理沙「!? ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

風に煽られた一つの毒弾幕が魔理沙の体に当たり割れた

 

俺「爆風はすぐには治まりませんよ まだ俺のスペルカードは終わってません」

 

魔理沙「ああああああ!!!!」フラッ

 

全身に毒が掛かった魔理沙さんは箒から落ち、地面に落下する

 

ドスッ

魔理沙「あああ!!!!体がぁぁぁぁ!!!!」ジタバタ

 

俺「ハァ...勝った...の...か」

全身に毒が掛かったのだすぐに生き絶えるはずだ...

魔理沙さん...すみません

 

魔理沙「アアアアアアア!!!!...」

 

俺「?」

魔理沙さんの叫び声が消える...死んだのか?

 

 

魔理沙「フフフ」

 

俺「!?」

 

魔理沙「フフフ...ふはははは!!!」

 

俺「...な、何故 確かに全身に毒が掛かった筈...」

 

魔理沙「いやぁ~ やっぱり初代様の力は素晴らしい! 忘れたのか?今回の異変の妖力の効果を」

 

俺「効果だと...まさか!?」

 

魔理沙「あぁ、そうだ その妖力にあてられた者は幻想郷の妖力や魔力に耐性が付く...勿論私の魔力にもなぁ!」

 

俺「...ま、さか」

 

魔理沙「私の毒弾幕の毒も私の魔力から出来ているからな そんなのが私に効くと思うか?」

 

絶望だ...何なんこれ チートだろ

もう霊力も殆ど残っていない...たが相手はほぼ無傷...ここで俺は腐って死ぬのか?

 

 

魔理沙「フフ 腐って死ねると思うなよ お前は私のとっておきの技で跡形も無く消し去ってやる」スチャ

 

俺「八卦炉...」

 

魔理沙「そうだ 私の代表スペルで死ねるんだ 嬉しいだろ?」

 

俺「...クソ 為す術なし...か」

 

魔理沙「あぁ さよならだ。じゃあな」

 

 

俺「嗚呼...」

 

魔理沙「恋符!」

 

 

俺「(霊夢さん...紫さん...すみません 異変...解決出来なくて)」

 

 

魔理沙「マスタースパーーク!!!!」

魔理沙さんが放ったマスタースパークは黄色に光る光線ではなく 所々どす黒く濁っていた、恐らく毒も含まれているんだろう...

 

ゴォォォォォォ!!!!!!!

 

どんどん俺とマスタースパークの先端の距離は縮まる

俺「(まだ幻想郷に来て一週間も経ってないのになぁ)」

 

魔理沙「死ね!実弦!安心しろすぐに霊夢にも会わせてやる!」

 

ゴォォォ!!!!!!!

 

俺「(魅魔さん...博麗の力...生かせなくてすみません)」

 

 

ゴォォォ!!!!

 

 

「全く諦めが早いねぇ これも現代人の悪い癖かい?」

 

俺「!?」

聞き覚えのある声...特徴的な声のトーン...間違いない魅魔さんだ

 

俺「魅魔さん!なんで!」

いつの間に居たのか隣には以前 話をした魅魔さんが余裕な表情で立っていた...

 

魅魔「おっと 私のことはどうでも良い あんたには20%の博麗の霊力があるのをお忘れかい?」

 

俺「博麗の力って言っても...」

 

魅魔「その刀...六代目の博麗の巫女は紫に似た技を使っていたんだよ、空間を操ったりね...」

 

俺「空間を...操る」

 

 

ゴォォォ!!!!

 

魅魔「さ、やってみな」

 

俺「ファッ!? やってみろって突然無理ですよ!」

 

魅魔「やらないとあんたの隣にいる私も死ぬよ」

 

俺「魅魔さんはもう死んでるんですが...」

 

魅魔「いいから ここで魔理沙を止めないと霊夢がどうなるか分かるだろ」

 

魅魔「自分を信じろ 大丈夫だ」

 

俺「...」

 

俺「...分かりました やってやりますよ!」

 

魅魔「よし!霊力を刀に集中させな!博麗の力をイメージしろ!」

 

俺「」

刀を持つ手が震える...大丈夫だ信じろ

博麗の力...博麗の......

 

ポワッ!

 

俺「!? 刀が!」

力を集中させると刀が突如青く光だす

 

魅魔「よし!やっぱり素質あるねぇ このままスペルカードだ!」

 

俺「スペルカード...」

 

ゴォォォ!!!!!!

 

魔理沙「終わりだ!」

 

魅魔「いけ!実弦!」

 

俺「...」カッ!

 

俺「スペルカード発動!」

 

魔理沙「!? 今さらスペルカードだと?だがもう遅い!」

 

 

俺「斬符!」

 

魅魔「...」ニヤニヤ

 

そして俺は思いっきり刀を振り下ろした

 

俺「時 永 斬 !!!!!」

 

その刹那 刀はとてつもない光を放ち自分でもびっくりするほどの現象を起こした

 

魔理沙「!?なんだあれは!」

 

魅魔「フフッ 空間を切った...か」

刀を降った斬撃は目の前の空間に穴を開け、マスタースパークはその開いた空間に飲み込まれていった...

 

 

魔理沙「そ、そんな...私の全力のマスタースパークが...そんな」ガクッ

 

俺「ハァ...ハァ...どうですか魔理沙さん まだやりますか?」←強がり

 

魔理沙「クソッ!まさか空間を切るなんて聞いてないぞ!これは一旦初代様に知らせなければ 霊夢は後だ!」フワッ

 

俺「...」ジロッ

 

魔理沙「クソッ!クソッ! お前もいつか必ず殺してやる!」ビューン

魔理沙さんは捨て台詞を吐き箒に乗って逃げて行った...

 

 

 

 

俺「...」

 

 

俺「ハァ...ハァ...み、魅魔さん 俺...やりましたよ」ガクッ

 

俺「(だめだ意識が遠く...)」

魅魔「よくやったねぇ 今は休みな」

 

俺「あり...がとう..ごさいます」バタッ

俺はここで意識を失った...

 

 

魅魔「...」

 

 

魅魔「...」

 

 

魅魔「...魔理沙...ったく馬鹿弟子が」

 

 


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