取り残された軍人と潜水艦   作:菜音

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小説書きながら秋イベやってたらカ級の魚雷で駆逐艦が大破させられてあまりの事に驚いてたら間違えて投稿予定の小説を消しちゃった事件


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お酒はまだ早い 17日目

この生活が始まって45日目。

 

 

私の今の状況を説明しよう。

あぐらをかいている私の上にカナが乗り私の胸元に寄り添って寝ていて、さらに私の両サイドにも左にソラ、右にマシロが抱くようにして寝ていて私が彼女らの頭を撫でているような態勢です。

 

 

みんなぐっすりで起きる気配がない。

 

 

なぜこうなったかというと、

 

 

 

 

「お!これは。」

 

ウイスキー!

 

私は海猫荘の棚を整理しているときに偶然見つけたのだ。おそらくこの民宿の主の趣味だろう。

 

アルコールはこの島の基地に配属されてから飲んでいない。指揮官などの将校達ですら上物は飲めず安酒しか飲めないと嘆いていたそうだが、私達にとっては贅沢な悩みです。

 

しかし民間はその限りではないようだ。

 

 

「私がありがたく徴収しますね♪」

 

やったね。今晩は晩酌だ♪

ハイボールにしようかな。何か炭酸とかないかなコーラとかジンジャエールとか。

私はウイスキーのボトルをリビングのテーブルに置いたままにして何か炭酸飲料がないか探しに行きました。

 

 

 

軍人が出掛けた後、

リビングにマシロがやってきました。

 

「(゜.゜)」

テーブルに何かある。

 

丁度喉が渇いて何か飲みに来たところだった。

マシロはコップを用意してウイスキーのボトルを開けます。

 

そしてそのままコップに注ぎます。

 

「(  ̄▽ ̄)」ごくごく

 

そして、そのまま一気に飲みました。

 

「ひっく!」

マシロは少し顔が赤くなりました。

しかし、気分がいいです。

 

マシロは続いて二杯目に入りました。

 

 

 

丁度その時カナとソラがリビングにやってきました。

 

「Σ(゜Д゜)」

 

二人は少し顔が赤くてほろ酔いのマシロを見て驚きました。

 

「(//∇//)」ひっく

 

マシロは二人を見ると手招きしました。

一緒にどう?と。

 

 

カナはさすがに不味い気がしてリビングから立ち去ろうとします。

 

しかし、その時にはすでにマシロによって退路がたたれていました。

 

「(//∇//)」

通さないから~

 

「(ー_ー)!」はっ!

 

こうなったらソラと一緒に一気に突破しよう。

そう思ってソラを見るが、

 

「(///□///)」ろれろれ

 

時すでに遅し!既に飲まされて酔っぱらっていた。

 

こうなったら自分だけでも逃げよう。

カナは意を決して逃げようとしたが、

 

「(//∇//)」通さないって言ったよ

 

カナはマシロに取り押さえられます。

 

 

「(≧◇≦)」ひぇー

 

「(///ω///)♪」

ふふふ、捕まえた♪

 

 

マシロが手招きすると酔っぱらったソラがコップを持ってきます。

 

カナにはもはや恐怖しかありません。

助けは来ません。軍人はハイボールにあう炭酸探しに行って留守なのだから。

 

 

い、イヤだ、いや、いやぁぁぁぁぁ!!

 

もしカナが声が出たらこんな感じだったのではないだろうか。声にならない悲鳴をあげながらウイスキーを一気に飲まされました。

 

飲んだカナはだんだん頭がふらふらして来て意識が遠くなりました。

 

 

 

 

 

「ただいま~」

いやー、コーラは良いのが見つからなかったけどジンジャエールが大漁だよ。

 

これとウイスキーを割ったら美味しいだろうなぁ。

などと考えながら拠点に戻った軍人は異変に気付きました。潜水艦達が見当たらない。

 

それにこの匂いは‥‥

まさか!

 

 

軍人は慌ててリビングに入ると既に悲劇が起こっていました。

 

カナは完全に酔いつぶれ、ソラは大泣きして、マシロは笑っています。

 

(何、このカオスな空間。)

 

テーブルには空のボトルがありまして。

 

「やっぱり!て、まかさそのままで飲んだの?!」

 

子供にはアルコールは早いよ!?

 

 

「と、とにかく早く何とかしないと。」

 

まずはカナがはく前に袋を!

 

私はカナに水と袋をあげました。

 

それからカナを抱えて袋をカナに持たせると私は背中をさすってあげました。

 

「(×_×;)」うううっ

 

「カナよしよ~し。」

 

しばらくして、カナは大分落ち着いて、そのまま寝ちゃいました。これは明日は二日酔いだなぁ。

 

そのままカナを布団に連れて行こうとしたが、酔っ払った残り二人に絡まれて‥‥

 

 

「みんな寝ちゃいましたね。」

 

私がお酒をちゃんと管理していればこんな事には‥‥

 

 

 

これからはしっかり管理することを誓うと共に久々のアルコールを飲み損ねたことを少し悲しむのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 




筆者が思う苦労人ランキング


第3位 中尉(軍人)

この物語のメイン人物であり、3人も面倒を見ているが、端から見ればイチャイチャしている様にも見える。また実はかなりハードな事をしているがこの人のスペックが高く何でも出来ちゃうため苦労している様には見えない。


第2位 大尉(隊長)

戦闘機のパイロット。中尉に比べるとかなりハードモードでの生活を余儀なくされている。しかし、持ち前の男気でどんな困難にも立ち向かう。


第1位 クラウス

スイスの外交官。極秘の任務(ばれたらクビどころではない)、深海棲艦との会談(命懸け)、通常の職務(任務とは別にしっかりとある)、子育て(独身です)、上司からの嫌がらせ(大臣からのスモハラ、パワハラ)、休暇なし(残業手当なし)。ブラックです。



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