お久しぶりになりました!
作者は風邪で倒れてましたが無事?に生還しました!
「腹減ったな‥‥」
隊長こと陸軍大尉はある問題に直面していました。
それは、食糧問題である。
この島は元無人島で民間人はその施設の整備などを受け持つ業者などで建物は採掘基地と軍関係の施設しかない。それらを破壊された為、助けが来るまでどうやって生き延びるかが問題となった。
「腹が減っては戦は出来ぬ、まずは食料を得なければ!ユウ、お前も腹減って‥‥」
隊長は後ろにいるはずのユウを見ます。
するとユウは、
「ボリボリ ボリボリ」
廃墟に転がっている鉄や弾薬を食べていました。
「ごくごく ごくごく」
そして、最後に車両用の燃料を飲んでいました。
「おぁぁぁい!何食べてるんだよ!」
「(゜.゜)?」きょとんと
あ、あれ?何ともないの?あれを食べて?
深海棲艦だから?そういえばアイツらは大砲とか積んでるから補給どうすんだろうと思ったけど直接食べてたのか‥‥、てことは、ユウにとってはこれが普通の食事?
彼のパイロットとしてのカンが瞬時にこういう結論に至らしめた。
しかし、鉄とかが美味しいわけがない。
いくら深海棲艦とはいえどもこんな小さな子がこんなものを口にしているのを見るのは俺には耐えられなかった。
「待ってろ!俺がそんな物よりも旨い物を食べさせてやる!!」
「( -_・)?」
隊長達は海に来ました。
隊長は何故かふんどし姿で片手には在り合わせで作った銛が握られています。
「(゜Д゜)」ポカーン
「待っていろよ!今旨い魚をとってくる!!」
彼は念入りに準備体操をしたのちに、
「行くぞー!!!海へ!ドーン!!」
隊長は掛け声とともに海にダイブしました。
ここからは隊長と海の生物達の戦いが幕開けです。
隊長がまず目に付けたのはカラフルな魚。
よーく狙いをつけるも‥‥、魚は銛に気付いて逃げてしまった。
仕方なく次に狙ったのは岩影に隠れているやつだ。
そーと近づいて銛をはなった。するとやつは銛に刺さっていた。逃げようと抵抗するものの銛は外れず、隊長はそのまま海面に上がり、
「捕ったどー!!」
と、叫び銛を高くあげました。
銛の先にはあきらめてぐったりとしたタコが墨を吐いていました。
タコを仕留めた隊長は陸に上がりました。
「久々の素潜りで疲れた!」
しかし、タコ一匹では俺はおろかユウが満足できるとは思えないな。ならばもう一度潜りに行くか。
「はぁ~」
しかし、それを見ていたユウはスタッと立ち上がりました。
「ユウ?どうした?」
ユウの回りが突然光だしました。
そして、ユウは浮遊要塞の球体を召喚していました。
そして、彼女の肩などには高角砲のような物が装備されていました。
ユウは近くにあった漂着ゴミの網を拾うと球体に乗ると海に出ました。
「な、なにやってるんだ?」
そして、ユウは球体の口から数機の爆撃機を発艦。
十分離れた所で爆撃機は爆弾を投下。
海中で爆発が生じました。その爆発で何匹かの魚が浮いて来ました。それを先程拾った網で掬い上げました。
「え、ええ?!」
大の男がいたいけのない少女に負けたと感じました。
たくさん魚を捕まえて来たユウは魚を入った網を隊長に渡しました。
そして、なぜか急にもじもじしはじめました。
「(//_//)」もじもじ
ユウは何を何をしたいのだろうと思ったが彼のパイロットのカンが答えを導きました。
これは子供が誉めて欲しい時のやつに違いないと。
「ユウ大手がらだなぁ!お疲れ!」
隊長は誉めてあげてついでに頭に手を置いた。
「(゜.゜)」‥‥。
はじめはユウは無反応でしたかが少し考えて、
「(//∇//)」にっこり
とても嬉しそうににっこりしました。
その後は、捕まえた新鮮な海の幸を火で焼いて召し上がる事にしました。
「ほれ、暑いからな。」
隊長はいい具合に焼けた魚をユウに手渡します。
「(゜.゜)」じー
ユウは食べた事がないのか魚をじっと見つめます。
そして、意を決してのか、がぶりと魚にかぶりつきます。
「もぐもぐ」
「どうだ?旨いか?」
ぽたり
ぽたり、ぽたり
「(T▽T)」ぽろり ぽろり
ユウは涙をこぼしていました。
とても幸せそうに
「ゆ、ユウ?!だ、大丈夫か?!」
隊長は突然の事に戸惑います。
そのあとも他の魚やタコにかぶりつく度に嬉し泣きをしてしまったので驚いた半面、喜んでもらえた事に対する嬉しさを感じる隊長だった。
なお、後日隊長は魚を諦めて貝などに狙いを変更したのである。