刃更が学年別個人トーナメントがタッグマッチになった事(賞品にされたことに対しての苦情)に対しての意見を聞くために生徒会室に行った後一夏は今最大のピンチに
差し迫っていた。
それは・・・
「「「「「織斑君!私と組んで~~~!!」」」」」
「待て待てーーー!!!」
今一夏は多数の少女達に追われているのだ。
然も走っている間も増え続けているためいつ捕まるかわかったものではないのだ。
そして一夏は外に出ると近くの茂みに入り彼女達を監視した。
「織斑君何処?」
「近くにいるはずよ。」
「見つけて申し込もう!!」
彼女たちはそう言うとそれぞればらばらになって探し始め、暫くすると彼女達は何処かへと消えてった。
そして一夏はそれを確認した後茂みから出てこう文句を言った。
「まったく生徒会長は何考えてるんだよ?俺達を賞品にしやがってさ。
こっちの身にもなってほしいよ。」
ぶつくさ言っている中一夏は誰か気配を感じたため再び隠れるとアリーナで見かけたあの少女がいた。
「(あれって確か・・・ロランツィーネ・ローランディフィルネイだったよな?何でこんな・・・まさか俺を捕まえるために!!??)」
一夏は疑心暗鬼にさらされているため正常な判断ができにくくなっていたのだ。
するとロランは一夏がいる茂みを1瞥した後近寄ってきたのだ。
一夏は息を押し殺していたのだがロランは更に近づくと少しして外に向けて
こう言おうとした。
「皆聞いてくれ!!ここに一・・・」
言いかけたところで一夏はロランの口を塞いで茂みの中に押し込んだのだ。
ロランは突然のことで分からなかったが後ろを見ると一夏がいたので大声出そうとすると一夏はロランの顔に近づいて小声でこう言った。
「ロラン今は黙ってくれ。後で何でもいうことを聞くから。」
暫くすると声を聞いた女子たちが来たのだがその内に姿を消した。
「ごめんな。ちょっと強引だったけどこうするしかなくて・・・本当にごめん!!」
一夏はロランに土下座で謝るとロランは少し考えてこう言った。
「確か何でも言うこと聞いてくれるんだよね?」
「おお、男に2言はねえ!」
「それじゃあ・・・ワタシと組まないか?」
「げ!!」
「大丈夫だよ私は君とそう言う仲になりたいんじゃないよ。」
「それじゃあ・・・何のために?」
一夏はロランに対して聞くとロランは胸を張ってこう言った。
「ファンのためだ!!」
「ファン?」
「私は劇団に入っているため男役が多くてなそれをしているうちに女の子のファンが増えているんだが私は誰か1人だけを選ぶわけにはいかない・・・そこで君が浮かんだ。君はまだ誰とも組んではいないし君と組めば優勝は確実だし何より・・・ファンが悲しまないだろ!!」
ロランの理由に一夏はぽか~んとするしかなかった。
そして一夏の近くまで顔を覗かせるとロランはこう耳打ちした。
「もし断れば・・・私を引き込んだ時に・・・胸を揉んだことは黙ってやるよ。」
「!!!!」
一夏はその言葉である事を思い出した。
ロランを茂みに引き込んだ際に片手に何か柔らかい物を掴んだことを。
「それじゃ一夏・・・イコウカ事務室へ。」
「・・・ハイ。」
こうして一夏の相棒が決まった。
弱みを握られて沼に嵌ったとさ。