千冬「あのヤロ・・・コロス。」
刃更が大声を出した後大急ぎ(廊下を爆走)で生徒会室に向かい思い切り扉を開けてこう言った。
「ちょっとどういうことだ楯無さん!!??事と次第によっちゃ・・・
何してんですか?」
「刃更君・・・タスケテ 」
「刃更さんすいませんが私は今このビッチ猫を拷も・・・じゃなくて折檻してる最中ですのでもう少しお待ちください。」
「虚ちゃん!!今拷問って言いかけてなかった!!??」
「黙れ(# ゚Д゚)」
「・・・あい 」
現在の楯無は床に正座の上、足にはどこからか持ってきた段ボール1杯の書類を
2箱ぐらい積み上げていたのであった。
流石に刃更も虚のこの感情の乱れを見ると怒る気にもなれず扉の前に戻って
こう言った。
「じゃあ・・・終わったらまた来ます。」
「わかりました、後30分したら終わると思うのでそれまで待ってください。」
「ちょ、ちょっとこれ以上何する気なの虚ちゃん!!」
「じゃあ・・・また。」
「刃更くーーーんんん!!!」
無情にも自動ドアが閉まると同時に楯無は虚を見ると・・・良い笑顔でこう言った。
「さてとお嬢様・・・覚悟しろ。」
「い、いやあああああああ!!!!!!!」
それから30分後・・・
刃更が再び入るとそこにはストレスがなくなりルンルン気分の虚と・・・
真っ白になった楯無がそこにいた。
そして刃更は真っ白になった楯無を1瞥した後虚にこう聞いた。
「あの何で急に変えたんですかって2人1組ってどういうことですか?」
「それはですね。この間のクラス対抗戦の時に織斑君とマシュさんが急造のコンビで敵を退けたこととクラス内による他国のIS操縦者や1班生徒との交流、これからの襲撃があると仮定しての実践訓練を目的としたことでありまして特に織斑君や東城君、
シャルル君の事がありますので本来なら学園全員で行われる秋の全生徒入り組んでの
IS対抗戦を前倒ししての試みなのです。」
楯無の代わりに虚が丁寧に答えた後ある資料と布で包まれたナニカを出した。
刃更が資料の方を見ると険しい顔になった後虚にこう言った。
「この資料は真実ですか?」
「ええ真実です。それに行動するならば恐らく今日から近日中でしょう。」
虚がそう言うと楯無の方に向かった。
「お嬢様、早く起きないと簪様に・・・盗撮した写真の事言いふらしますよ。」
「それだけはやめて!!!!」
「盗撮って・・・こりゃ駄目だ。」
虚の脅迫に楯無が飛び起きたところを見て刃更は呆れながら言った。
「それとお嬢様・・・織斑先生がお目見えですよ。」
「え・・・」
虚の言葉に扉の前で悪魔のような笑顔をした千冬がそこにいた。
「やー、楯無。」
「織斑先生・・・」
「ん、どうした楯無。怖い物でも見たのか?」
千冬が現在の顔のまま聞くも楯無は顔を青くしたまま携帯の
バイブよりも震えていた。
「さあ楯無・・・逝こうか。」
「いやあああ!!!タスケテ虚ちゃん、刃更君!!」
「「どうぞどうぞ煮るなり焼くなり好きにしてください。」」
「嘘!!Σ(・□・;)」
ガーンと言う擬音が聞こえるように千冬は楯無をドナドナしながら連行した。
それを見た2人は溜息をつくと虚が紅茶とシュークリームを出して落ち着こうとした。
そして2人がシュークリームを1口齧った瞬間・・・ぽとっと落ちた。
「「ぎやああああああ!!!!辛い!!!!!!!」」
このシュークリーム、楯無がいたずら目的で中のカスタードを抜き取って代わりに
マスタードを入れたものだった。
そしてそれを悟った2人は心の中でこう誓った。
「(あのバ会長・・・絶対このシュークリーム完食させる!!)」
最後まで楯無に振り回される2人であった。
カスタード⇒マスタード
これって駄洒落?