カオス・ストラトス   作:caose

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 始めるときは礼から始める。


試験戦闘

 戦闘開始された時初めに仕掛けたのはサラだった。

 彼女は腰にマウントされているブレードを両手に備えて飛び出したところ

簪は腰に搭載されている荷電粒子砲「春雷」で撃ち落とそうとして撃ったが

寸でのところで回避され上空にへと舞うと背面部のアンロックユニットからサブアームが出た後その腕は銃をコールして射撃を行った。

 太陽を背にして射撃したため簪は対応が1瞬遅れたため何発か被弾するもその後簪は

肩部に搭載されている8連奏ミサイルポッド「山嵐」を信管を遠距離スモーク弾にして

発射した。

 サラはそうとは知らず当たりそうなミサイルだけを狙って撃つと煙幕が

出てきたのだった。

 しかもそれは只の煙幕ではなかった。

 ハイパーセンサーを起動させようとするとセンサーの表示が誤作動を起こしたのだ。

 「もしかしてこれは・・・センサージャマー粒子!!」

 この粒子はISの解析に伴い開発された特殊粒子でありこれが散布されている間は

あらゆるセンサーが機能不全を起こしレーダーすらも機能しないという

優れものである。

 更に簪は別のミサイルを拡張領域から引き出して装填するとそれを煙幕目掛けて

発射した。

 この粒子は敵だけではなく味方のセンサーにも影響するという弱点があるのだが簪はそれでもミサイルを発射すると煙幕の中でミサイルが分離して幾つものワイヤーが出てサラを縛るとワイヤーから電流が流れてきたのだ。

 「きゃあああああ!!!」

 このミサイルは「ワイヤーミサイル」と言いワイヤーの先端部分には特殊な電流が

流れるようになっているのだ。

 然しサラはそれから解放しようとしてある事をした。

 肩部から装甲が解放されるとそのパーツが皿に別れ4つの物体が現われ内部から

剣が出てきたのだ。

 それでワイヤーを切り裂いた後サラはそれを直すと煙幕から出てきたのだ。

 すると煙幕から出た瞬間サラは脚部のパーツから2つの爪、両腕からはハンドガンが出てきたのだ。

 「これが私のIS【レッド・シュトルーム】の第3世代兵装〈パージ・アサルト〉。

サブアームと装甲内にある武器で戦う思考兵装!!ここからが本番です。」

 そう言った途端簪は対複合装甲用超振動薙刀〈夢現〉をコールした後ミサイルを全弾発射状態にさせた。

 そしてここから彼女たちの戦いは更にヒートアップした・・・

 

 「しかしまさかあそこで先生に止められるなんて・・・」

 「不完全燃焼・・・」

 「いやあそこまで戦えただけ立派だろ。」

 あの後エドワード先生から強制停止され勝負は保留となった。

 そのことに2人は不満を口にすると刃更は2人に突っ込んだ。

 暫くするとサラは簪に手を差し伸べてこう言った。

 「次はまたいつか戦いましょう。」

 「・・・はい!」

 簪とサラは握手を交わした後刃更達の方を向いてこう言った。

 「皆ありがとう。ここまでできたのは皆のおかげです。」

 そう言うと刃更達は照れくさそうにしていた。

 

 更に暫く経ち掲示板にこう書かれていた。

 『今年の学年別個人トーナメントは2人1組で参加することとします。

 優勝者には・・・男子生徒【織斑 一夏、東城 刃更、シャルル・デュノア】の1日貸出件を与えます♡  生徒会長 更識 楯無』

 「・・・何考えてるんだ!!あのバ会長は!!!!!」

 刃更の怒号が出た瞬間でもあった。




 楯無「優勝賞品って大きいほうが燃えるよね。』
 虚「会長、そこ座れ。」(# ゚Д゚)

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