楯無が刃更と少し離れた後それは起きた。
鈴音が一夏に酢豚を渡した後こう聞いた。
「・・・ねえ一夏、あの時の約束覚えてる?」
「約束?」
「ほら小学校の卒業式にさ・・・」
鈴音は一夏にあの時の事を覚えているのかと聞くと一夏は少しずつ思い出そうとして思い出した。
「あーあれか?鈴の料理の腕が上がったら・・・毎日作ってくれるって言う?」
「そ、そうそれよ!!」
唯依と箒とマシュは食べ物がのどに詰まりそうになりそれを見たグリフィン達は持っていた飲み物を3人に出して大事には至らなかったのだが唯依達が何か言う前に一夏は更にこう言った。
「あれって・・・奢ってくれるってやつだよな?」
「・・・ハイ?」
その瞬間何かがひび割れる音が聞こえた。
「え、違うのか?だってお前の家中華料理屋だったからその味再現するための試食役に俺を起用していただろう。学校の給食時間に皆に振舞ってさ。」
そ、少しの家は中華料理屋の為クラス全員に少しずつだが店の食材で作ったものを出して味の判定をしていたのだ。(一夏には少し多め)
それの延長線だと思っていたのだ。
その後唯依達はそれを聞いた後こう思っていた。
「「「(そんなことすれば勘違い起こすわな。)」」」
しかし鈴音は肩を震わすとこう言った。
「あんたねえーーーそう言う意味で言ったんじゃないのよ!!何勝手にそういう風に解釈してんのよ!!!私のあの時の勇気を・・・何だと思ってんのよーーー!!!」
そう言いながら鈴音は酢豚が入っていたケースを一夏に向けて投げた瞬間一夏は本能的に躱そうとするが後ろにレインがいることに気づき持っていた弁当の蓋で防御しようとするも間に合わずそのまま・・・レインの顔にぶちまけたのであった。
「「あ」」
「ぶふ」
弁当箱はそのまま下に落ち、中の具材やたれは地面に落ちたり胸の谷間に挟まったりしたり髪の毛にもたれが掛かったため顔は赤茶色になっていた。
するとどこからか冷気が辺りに流れてきたので見るとフォルテが瞳のハイライトを
消してこっちを見ていた。
「先輩によくも先輩によくもせんぱいによくも
センパイ二ヨクモヨクモヨクモヨクモ。」
途中から人間が出せないような声を出しながら鈴音の方に歩いてきた。
「ちょ、ちょっと待ってよ!!怒るんなら一夏に怒りなさいよ!!あいつが避けなかったら・・・」
しかし鈴音の言葉が言い終わる前にいつの間に展開していたのか自身のISの腕を部分展開していてそれで鈴音をアイアンクローで黙らしたのだ。
騒ぎを聞いた楯無と刃更はその光景と経緯を聞いたあとフォルテをなだめようと
楯無が前に出た。
「フォルテちゃーん。怒る気持ちは分からないわけじゃないけどISの無断展開って
一応規則違反に・・・・」
「ああ!!(# ゚Д゚)」
「ご自由にどうぞ。」
「裏切り者ー!!」
宥めるどころか余計にヒートアップしそうになったので鈴音を生贄にしたので鈴音は大声でそう言った後そのまま屋上にバンジージャンプした後ISを展開して
何処かへと向かった。
「あのーすいませんレイン先輩、俺があの時避けなければ・・・」
「いいって気にすんなよ、こんな事で何がどうとか言わねえし。」
一夏はレインの顔を拭くために持っていたハンカチに近くの水飲み場の水で湿らした後顔を拭きながら謝罪するとレインは笑って許していたのだが一夏は目を背けながら言っていたことに疑問を感じたのか自分を見た後にやりと考えた。
「ははーん、もしかしてここを見ていたのか?」
「いやっ!!そんな訳・・・」
レインは自分の胸の谷間にある肉を胸で持ち上げながら一夏に聞くと一夏は慌てながら否定するも更にレインはこう言った。
「そういやこれお前のだからこのまま食べるか?私の胸で。」
「!!!!!!」
「「「ちょっと待てー!!!」」」
一夏がレインの言葉に驚くと箒達がそこに待ったをかけたのを見てレインは笑いながらこう言った。
「・・・ぶはははははは!!やっぱ今年の一年はおもしれーー。」
この人の冗談は色々危険だった。
その後が学園の裏側で用務員の人が氷漬けになった・・・鈴音がいるのを見つけた。
暫くの間彼女は風邪を引いた後震えながら
「氷怖い、氷怖い、氷怖い」と言っていたらしい。
冗談はほどほどにね。